ニードレス・オーダー 【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか】   作:概念

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あいも変わらず設定ガバで進めていくのでご指摘等ございましたらよろしくお願いします

そして今回の話でマジか…と思うかもしれませんが弁明は後書きにて

自分の技術不足で伝わるかわからないので明言しますが、今回はベート視点です


.03

「さて、君にはマスターが世話になったようだ」

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()は頭を数回トントンと叩きながらその閉じていた目を開く。

 

その光景を見ていた奴はもれなく何も言葉を発せずにいた。

 

違う。先程までとはあまりに別人になっている。

 

体格や顔立ちはそのままだが、服装は黒と赤の衣装に変わっており、何よりもその立ち姿は比べものにならない程威圧感を放っている。

 

「てめぇ、何しやがった?二重人格の上早着替えの特技でも持ってやがんのか?ロキファミリアの試験なんて受けてねぇで曲芸師にでもなるべきじゃねぇか?」

 

男は不敵に笑みを浮かべる。

 

「そうキャンキャンと恐れるなよ。動揺を隠すためにとりあえず吠えて見せるのは良いが、こちらも少々込み入った事情があるのでね。早急に対処させてもらおう。」

 

恐れる?

 

俺が…恐れる?

 

何を?

 

目の前の男をか?

 

手を強く握るとじっとりと汗をかいている。

 

それは男が発した言葉を証明づけるように感じられて…その瞬間、己の中で何かがはじけるような感覚がした。

 

「舐めんなぁ!」

 

先程とは比べものにならない程早い一撃を軽々と回避しながら距離を取り、詠唱を唱え始める。

 

「I am the bone of my sword. ーーー体は剣で出来ている」

「うらぁああああああ!」

 

「Steel is my body, and fire is my blood. ーーー 血潮は鉄で、心は硝子」

「ベート!」

団長が声をかけて来るがもう止まれない。

 

「I have created over a thousand blades. ーーー 幾たびの戦場を越えて不敗」

攻撃は回避され続けそのことに更に苛立ちが募る。

 

「Unknown to Death. ーーー ただの一度も敗走はなく」

「備えろベート!」

備える?今更何を言って…

 

「Nor known to Life. ーーー ただの一度も理解されない」

「親指の震えが止まらない…」

 

「Have withstood pain to create many weapons. ーーー 彼の者は常に独り剣の丘で勝利に酔う」

「おそらく、その攻撃は…!」

 

「Yet, those hands will never hold anything. ーーー 故に、その生涯に意味はなく」

「…ッ!?」

 

瞬間、男を中心に何かが爆発する

 

 

「So as I pray,UNLIMITED BLADE WORKS. ーーーその体は、きっと剣で出来ていた。」

 

 

空には意味を失い回るが如き歯車が世界を埋めつくさんとばかりに浮遊し、地には数多の剣が刺さる荒野

 

館の前の風景は完全に吹き飛び、そこにいる人物は目の前の男と自分、レベル6の3人を加えて5人だけになっていた。

 

「ある程度賭けだったが、問題なく発動できたようだな」

 

男は何かの感覚を確かめるように手を握って開く

 

「先程の試験という言葉、敵意はあったが殺意は感じられない攻撃、相手であろう君に加えて力量が高い3人を引き込んで見たが、如何かね?」

 

あまりにも変わらない男の態度、それはこの空間に居ることが当然のようで、寧ろ今になっては先程まで館の前にいたことの方が不自然に感じられた。

 

「なんの魔法だ、コイツは…」

 

「ふむ、魔法ではないが君にそれを説明する義理はないな。」

 

そう言うと男は手をこちらに向ける。

 

すると何もない空間から一瞬で現れる。それも1つ2つではない本当の意味で数えきれない、無限にも思える数の剣が360度、己に対する空間を埋めつくさんと出現した。

 

「…っ」

 

「さて、君にはマスターと戯れてもらった借りもある。殺しはしないが…相応の報いは受けてもらおうか、覚悟はいいかね?相当痛いぞ。」

 

「う…らぁあああああああああああああああああ!」

 

「そうか、ではもう2度と相見えないことを願う」

 

男が手を握りしめた瞬間、意思を宿した剣はその一本一本が正確に襲いかかる。

 

その光景と激痛を最後に意識は暗闇へと引き摺り込まれた。

 

 

 

 




本文内で十分に伝わったかどうか不安ではありますが、英霊召喚ではなく憑依的なことになりました。

実は以前のルート分岐の時に
ヘスティアファミリアのルートであれば通常の英霊召喚
ロキファミリアルートであれば憑依的なものにする
という構成を決めておりました。

もしかしたら通常の英霊召喚を見たかった方がほとんどかもしれませんね…

具体的な説明等は今後物語に関わっていくことになりますが、この物語はこのように進めていかせていただきます。

追記
誤字修正をなさってくれた方々には感謝を、日本語までガバな自分です…
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