動物殺しに特化しすぎてるこの個性をどうにかしたいと思ったけどやっぱりいいや、MI☆NA☆GO☆RO☆SHI 作:ゔりこんどりふぁ
ブラドキング。個性『操血』を持つヒーローだ。その自分の血を操る個性はとてもグロテスクに見えるが、
で、何でこんな話をしたかといえば俺、
もちろん欠点だってある。相手の傷口に直接触れなければいけないから、その辺に付着した血液を触るだけじゃ何も起きない。だと言うのにどいつもこいつも、やれ殺される、やれ近寄るな、やれ人殺しだの好き放題に言ってくれる。挙句、生みの親にまで悪魔扱いされる始末だ。
最初っから我慢しなかったわけじゃない。だけどもう疲れた。言われようのない罪が晴れないなら真実にしてしまおう。貴様らの戯言を実現させよう。己が過ち、悔いて死ね!!!
◇◇◇◇◇
今日、このクラスから悪魔が消えた。あぁ、悪魔っていうのはもちろん血動 初の事だよ。昨日の晩から行方不明らしい。だけどここに悲しむやつなんて1人も居ない。何しろあの人殺しが消えたんだ、噂では5人は殺してるらしい。そんな恐ろしいやつが消えてみんな清々している。今日からは気持ち良く授業が受けれそうだ。
おっと、もう終わりか。やつが居ないと一日が早く感じるよ。ほんと、居なくなってくれてありがとうだ。どっかのヴィランさまさまだね。そういえば、今日は塾があるんだった。春には受験が控えているし、勉強しないとね。もちろん、受けるのは雄英高校ヒーロー科さ。僕の個性『分析』は、相手の行動パターンを予測したり、弱点を見つけたり出来るんだ。相手との力の差があればあるほど分析は遅くなるけど、そこは雄英で鍛えていけばいい。実技試験だって学生相手なんだから死人が出るような試験にはしないだろう。
ふー、塾も終わったし後は家に帰るだけだ。いやー、あいつが居なくなってから、全てが順調な気がするよ。塾から帰るのが少し遅くなっちゃったなぁ。近道をすれば良いんだけど、あそこは暗くて危ないってママが言ってたから……いや、今の僕なら大丈夫さ。あいつが居なくなってからの僕には全てが味方している。怖いものなんてないさ。
ほらやっぱり、今の僕は無敵……!?
◇◇◇◇◇
あぁ、居た。やつだ。クラス委員長だったか。だが、そんなことはどうでもいい。あの学校にいる奴らは全員殺す。
お坊ちゃまがこんな暗い通り歩いてたら危ないだろぉ?
俺はやつに近づき、肩に手を置く。
「っ!?誰だ!!」
「いやだなぁ、忘れちゃったのかい?血動 初。君のクラスメイトじゃないか」
「な、な、な、何で!?お前だって行方不明だって!!!」
おーおー、随分驚くじゃないか。声をかけた甲斐がある。
「あぁそうだよ?家には昨日から戻ってない。もう辞めたんだ我慢することは」
「何言ってんだよこの悪魔!!!」
「悪魔、悪魔ねぇ。なあ、悪魔にあったやつの結末って大体知ってるだろ?」
「知らないよ!!僕はそんなものに興味を持つほど子供じゃないんだ!!!」
何かあればママー!と泣きつくやつの何処が子供じゃないのか教えて欲しいもんだよ。
「知らないか。なら教えてやるよ。悪魔に会った奴はな?例外なく……」
「殺されるんだよ」
仕込んであった針をやつに突き刺す。
「痛っ!?何するんだ……あぎぃ!!!???」
そして傷口に触れて個性を発動。やつの中の血液が質量を持って、皮膚を突き破る剣となる。
臓物は飛び出て、骨は丸見え、半分になった目玉がコロコロと転がっていった。串刺しになった後は個性が解けるから、辺りは血の海。死体は穴だらけ。
うわっ、気持ち悪ぃ……。これを発見した人は可哀想だなぁ。ま、いっか。もう俺には関係ないし。さーて、次は誰にしよっかなー。
ーーーーーーこれが後に犠牲者が日本の事件史上、過去最多となる『連続串刺し殺人事件』の始まりであった。
あー暗い。
そして子供っぽい笑