ポケットモンスターミューズ   作:sunlight

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オリジナル設定かつオリジナル展開で、性格改変です。


廃校の知らせ

「おはよう! 穂乃果ちゃん!」

「おはようございます。 穂乃果」

穂乃果が外に出るとそこには穂乃果の幼なじみである淡い青色のロングヘアーで大和撫子という言葉がよく似合いそうな女の子とベージュの髪を上からまとめている優しそうな女の子が立っていた。

「おはよう! 海未ちゃん! ことりちゃん!」

朝食の後ときの暗い顔をひっこめていつもの笑顔に2人に挨拶する。

「「はぁ〜ん」」

穂乃果が笑顔で2人に挨拶すると2人は好きな人を見たような顔を赤くしてトキめいた表情になった。

「2人ともどうしたの? 顔が赤いけど風邪?」

疑問に思った穂乃果が首をかしげながら2人に聞くと「なんでもないよ!」と2人は慌てたように言った。

「? まあ、いいか」

穂乃果は不思議そうな顔をしたが2人に「早く学校に行こう」と言う。

「鈍感…」

「穂乃果だから仕方ないですね….」

2人はため息をつきながら呟いた。

「2人とも早く行こうよー!」

穂乃果が手を振りながら言った。

「あっ! 待ってください!」

「おいてかないでよ〜!」

2人は穂乃果を慌てて追いかけた。

 

 

 

 

「そういえば、ジョウトリーグが昨日あったんだよね! 新聞で私見たよ!」

学校に着くとことりが穂乃果と海未に言った。

「ああ、私も見ました、すごかったらしいですね」

海未も言う。1人青い顔になったのは穂乃果だ。

「でも、その優勝した人なんか身元を出すのははNGだって言ったらしくて遠目でしか写真には写ってなかったよ?」

「そうですよね、準優勝者はちゃんと写真に写ってたのに…」

「あーー! きっと、その人は恥ずかしがり屋なんだよ! 顔出しされるのが嫌な人だっているでしょ?」

話し合っている2人に穂乃果が慌てて口を挟む。何を隠そうその優勝した人というのは自分なのだから

突然大声を出した穂乃果にことりと海未は驚く

「ど、どうしたの… 急に…」

「その人がどんな人なのか知りたくはないんですか?」

ことりが戸惑い海未が聞く、何も知らない2人からの反応は普通だろう。穂乃果もそれに気づき

「い、いや… 知ったとしても私たちの知らない人だよ ほら! こんな話はお終い! 早く学校に行こう!」

穂乃果はこれ以上はボロが出ると思い強引にこの話題を切り替えた。海未とことりは穂乃果の態度に首をかしげたが深くは追求しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……」

学校に着くと穂乃果は机に頬杖をついて窓の外を見ながら何度目かわからないため息をついた。窓の外は雲ひとつない綺麗な青空だったが穂乃果の心は雲しかない曇り空のようだった。

(幼なじみで親友である2人に嘘をつくのは辛いけど仕方ないことなんだ)

穂乃果はそう心の中で思った。

実は穂乃果は自分の経歴やポケモンを周囲の人間や学校には隠している。穂乃果は知っての通り各地方のリーグをいくつも優勝しているいわばエリートトレーナーだ。リーグを優勝したトレーナーは普通は有名になるが穂乃果はそれを拒んでいる。穂乃果には自分のことを知られたくない相手がいるからだ。そのために穂乃果はリーグを優勝しても功績をたてても極力顔を出さず名前もださないのだ。リーグで優勝したトレーナーだとは言えマスコミも取材を無理強いすることは出来ないのだ。なので、穂乃果は謎のトレーナーと言われている。

ちなみにこの秘密を知っているのは穂乃果の家族だけだ。

「どうしたのかな…? 穂乃果ちゃん…」

「何かあったんでしょうか?」

ことりと海未がそんな穂乃果を心配そうに見ているとき、

 

 

 

ピンポンパンポーン♫

『全校生徒は至急体育館へ集まってください。』

ピンポンパンポーン♫

 

 

 

 

突然チャイムがなり放送が学校中にかかり、生徒たちは「なんだろう?」や「何かあったのかな?」といいながらそれぞれ体育館へ向かう。穂乃果も海未とことり一緒に体育館へ向かった。

 

 

 

 

 

 

体育館へ着きいつも通りの挨拶が終わり理事長が壇上に上がった。みんなが理事長の方を見る。

壇上に上がった理事長は全校生徒を見渡しこう告げた。

「えー、みなさん、我が伝統ある音ノ木坂学園は廃校になることになりました」

理事長の言葉に全校生徒がどよめいた。穂乃果もその1人だった。しかし、穂乃果はそんな中さっき全校朝会のときに挨拶をした生徒会長の顔が険しくなっていることに気づき穂乃果は「あー、あの人知っていたのか…」と呟いた。

全校生徒がザワザワ騒いでいるのを見ながら理事長は続けた。

「えー、動揺するのもわかります。しかし安心してください。実行されるのは今の1年生が卒業したらですので…」

理事長はそう言うと降段した。

 

 

 

 

全校朝会が終わって教室に戻ると廊下に『廃校決定』の張り紙がされており生徒たちもその話題で持ちきりだ。中には「廃校だなんて嫌だ」と言う人もいた。海未とことりもそうだった。

「本当に廃校になるのかな?」

2人を様子を察した穂乃果がことりに聞くと

「うん… お母さん、前から言ってたから…」

「母校が廃校だなんて嫌ですね…」

ことりが重々しく呟くと海未もその言葉に賛同した。

「あ、なんか廃校を取り消しになるようなことがこの学校にあれば良いんじゃないかな⁉︎」

再び重々しい雰囲気になり、穂乃果が雰囲気を変えようと慌てて話題を変える。

「「………」」

穂乃果に聞かれたが良い案が浮かばずことりと海未が黙る。

オトノキ地方は全地方の中で最も大きな地方で人口も最大である。大きな地方であるからに学校も多く廃校になることもないわけではない。さらにこのオトノキ地方では他の地方にはない法律もある。例えば同性婚が認められているので同性婚をする人も珍しくなく、一夫多妻や一妻多夫、さらには、一夫多夫や一妻多妻も認められている。話が逸れたが、穂乃果たちの通う音ノ木坂学園は正直あまり特徴のある学校ではない。偏差値も高くなく、部活動でもそんなに強い部活動はない。いわば普通の学校なのだ。だから廃校になってもおかしくない学校だ。

「何か、良い学校の宣伝があれば良いんだけど…」

ことりが呟いたとき海未の頭に名案が浮かんだ。

「そうです! ポケモンリーグに出場すれば良いんです!」

海未の意見に穂乃果とことりは目を丸くする。海未はそんな2人を見ながら続ける。

「ポケモン勝負が盛んなこのオトノキ地方のポケモンリーグに出場して上位に入選すれば良い学校の宣伝になると思います!」

「そ… それは良いけど誰が出場するの…?」

珍しく積極的な海未に若干引き気味になりながらことりが海未に聞くと海未が興奮しながら指差す。

「穂乃果! あなたです!」

「ええっ⁉︎ 私⁉︎」

いきなり海未に指さされた穂乃果が驚きながら海未に聞き返す。

「そうです! 穂乃果! あなたならリーグに出ても入選が出来るはずです!」

「そうだね、穂乃果ちゃんなら出来るね!」

鼻息荒く言う海未にことりが賛同し穂乃果は戸惑う。

「ち、ちょっと待ってよ… 私なんかが出ても…「「そんなことない(ありません)!!!!」」……」

穂乃果の言葉を海未とことりが遮って言う。

「でも… ポケモンリーグに出るには学校の許可が必要なんじゃ…」

「それなら今日の夜にでも、お母さんに言って許可もらうよ!」

「そして生徒会に明日許可を貰いに行きましょう!」

穂乃果が言うと矢継ぎ早にことりと海未が穂乃果に詰め寄る。

「「だからお願い(します)!! 穂乃果(ちゃん)!!!!!」

幼なじみで大切な親友である2人の頼みに穂乃果は断れずに「わかったよ…」と頷いた。その途端2人の顔が輝いた。

喜ぶ海未とことりをよそに穂乃果は全校朝会の時の生徒会長を思い出した。

(ポケモンリーグに出るなんてあの生徒会長が簡単に認めてくれるかなぁ……?)

穂乃果は心の底でそう思った。

 

 

 

 




ハーレムものは書いたことがないのでご指摘、感想よろしくお願いします。
少し性格改変しすぎたかもしれません…
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