終わる幻想郷-Last Word-   作:くけい

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早苗のシーンを緑文字
妖夢のシーンを茶文字
アリスのシーンを青文字に変更してみた


【7月27日(2)】

【7月27日(2)】

 

 

 石室。

 冷たさを感じる岩盤の壁が色とりどりの小さき神霊の光で照らされている。

 部屋の中央。巫女と幼剣士の前に心霊に囲われた二人の人物。

 くせっけのある茶髪をした人物と、烏帽子を被った銀髪の人物。

 神霊は前者の人物を中心に集まっているようだった。

 後者の人物が二人の来訪者に気付き、

 

「太子様」

 

 と、神子に一歩近づき声を掛けた。

 

「――というわけです」

 

 神霊とのやりとりがちょうど終わったらしく――布都の目配せに呼応し、巫女と剣士を見た。

 

「これはこれは――」

「この神霊は、貴女の仕業?」

 

 柔らかな表情を見せる豊聡耳神子の言葉を遮り、赤白の巫女はきつい口調で問うた。

 

「神霊? ああこちら――」

 

 神子は周囲の神霊を、見渡す。

 物部布都は叩扉者の二人を黙ってみている。

 巫女に手で制された魂魄妖夢もまた、二人のやりとりを黙って聞いている。

 

「私のせい――でしょうね」

「一体、これから何をするつもり?」

「特にこれと言ったことは――門が閉まっていて出られなかったので――」

 

 神子は体を巫女の方に向ける。

 

「扉が封印されていたことは、分かりますか?」

「ええ……」

「そういうことです。だれが見かけませんでしたか?」

「……いいえ」巫女は短く返す。

「そうですか」神子は落胆する事なく、そう呟いた。

「それも気にはなるけど、まずは貴女の立場を確認したいわ――人か、それとも妖怪の味方か……」

 

 巫女の言葉に、神子は柔和な表情を崩す。

 

「私達は争いを望みません。それに大した力もありませんし……」

 

 続けようとした言葉を飲み込み、神子は再び話し出す。

 

「……随分と気を急いているご様子ですね……」

 

 妖夢は困惑気味に巫女と神子を交互に見る。彼女もまた、赤白巫女に対してそう感じていた。

 妖夢の背後で半霊がゆらゆらと揺れる。

 

「手が欲しければ、ご協力いたしますよ。まあ私は大した力はありませんが……」

 

 博霊の巫女はどう答えるのか、と妖夢は彼女を見つめる。巫女の後ろに立っている事と髪飾りがあるせいで、巫女の表情は瞳の部分しか見えない。

 

「私は少しばかり人より耳が良い、程度の特技しかありませんが、彼女は――」

「太子様」

 

 きつめの口調で、物部布都は豊聡耳神子の言葉を遮った。

 

「見ず知らずの者に、簡単に話すのは――」

「……わかりました。私の事なら、何でも話しましょう。その方が信用していただけるでしょうが……」

 

 一度言葉を切り、神子は言葉を再開する。

 

「それは道中でも、構わないのではないですか?」

「……わかったわ。一緒に来て頂戴」

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 アリスの暗い瞳が巫女を見つめる。表情はない。

 アリスが召還した六体の人形は、ランスを構え巫女に突進する。

 赤白少女は空中を右へ左へ、上へ下へと身を翻す。

 そして、アリスの白い手から青白い光弾が展開される。

 

「アリス、正気に戻って」

 

 博麗の巫女が叫ぶが、凍てついた瞳に変化はない。顔の表情にも変化はない。ただひたすらに巫女を攻撃する。

 

「あの子は、もっと獣のように吼えるかと思ったけど。違ったみたい」

 

 水橋パルスィの呟きに同意する者はいない。なぜなら、彼女の能力で、狂った者を見たことがないからだ。

 彼女は過去に人里に忍び込み、刃傷沙汰の騒動を引き起こした。

 口うるさく喚き散らす者。ただただ黙って凶器を振り下ろす者。この二つに分かれるが、共通するのは嫉妬した相手を屠ろうとする事だ。

 血塗れの凶状をケタケタと何度も眺めていたそうだが、博霊の巫女に見つかり調伏された。

 以降、パルスィは地下――地霊殿で暮らしている。

 ちなみに、相手を殺害し正気に戻った数少ない者達は牢獄に連れ込まれるか、自尽している。パルスィの術に掛かった者はこの暗い縦穴同様、暗く深い所まで堕ちていくのだった。

 青弾をかわし、アリスに呼び掛けるが、変化はない。

 赤白の巫女は周囲を見回し、気付く。

 結界が張られていない。

 四体の地下の妖怪は、ただただ遠くでこちら様子を伺っている。

 姿が見えない妖怪は相変わらず居場所がわからない。

 

「とりあえずは……」

 

 独り言のように呟いた巫女は、後ろに飛び人形を躱す。

 眼だけを動かし相手の位置を確認すると、顕現させた護符を水橋パルスィに向かって投げた。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 少女が撫子色の髪を揺らし、顔を上げた。髪の色より赤みがかった大きな瞳が二人の巫女をじっと見つめる。

 

「霊夢さん、知っている人ですか?」

「たしか……祭りの時に踊っていたような……」

 

 黒髪の巫女は顔をしかめ、記憶を探る。

 スカートを、髪をなびかせ、少女の体がふわりと宙に浮いた。少女の周りに浮かぶ面が揺れ動く。

 

「――を返せぇ」

 

 少女の声が二人の巫女に届いた。

 

「返せだって。あんた、あの子の信仰、くすねたの?」

「そんなことしていません。私、あの子には始めて出会うんです。山でも見かけませんでしたし……」

 

 少女が巫女の方へと近づいていく。

 

「面を返せぇ」

 

 呟く少女の声。次第にはっきりと二人の耳に届いた。

 

「面って、あの子に周りに漂っている? あれって、能で使う面でしょうか?」

「ああっ、それよ。能楽ってやつ。あの子は付喪神――面霊気だったかしら、確か」

「面を返せぇー」

 

 空中にオレンジ色の半透明の結界が展開された。

 

「え?」

「どうやら、相手はやる気みたいね」

 

 少女の背後から無数の面が飛び出した。どこに隠れていたのか、その数は十を軽く越える。

 鈴蘭スカートの少女、青白の巫女らを加工用に面が飛び交った。

 ブウンッと虫の羽音のような音を響かせ、浮遊する面が左右に振動した。その振動で面は青緑色と橙色の二色の面に分裂した。

 少女の周りには五つの青緑の面が、彼女を守るようにぐるぐると少女の周りを浮遊していた。

 

「早苗、能で使う面の数は知ってる?」

「いいえ、でもこの数だと五十はあるんじゃないですか?」

 

 早苗は少女との間合い取るため宙を蹴り、彼女に向かって護符を投げた。

 

 一つの青緑の面が少女をかばうように護符の前に移動する。

 護符は音もなく、その面に吸い込まれていった。

 

「え?」

「早苗」

 

 黒髪の巫女が早苗の襟首をぐいっと掴み、自分の方に引き寄せた。

 次の瞬間、早苗がいた場所に先ほど投げた護符が空を切って通っていった。

 

「橙色の面から出てきたわよ、あんたの護符」

 

 黒髪を揺らし、空中に舞う一枚の橙の面に向かって護符を放つ。面に護符が当たる直前に面の色が変わる。

 橙から青緑に――

 早苗の前方にあった青緑の面が色を変え、護符が飛び出した。色が変化した面の形は同じだった。

 

「どうやら同時に、絵合わせをしないといけないみたいね」

 

 ゆらゆらと揺れる面の中で少女の両手が光る。その青白い光が扇子を形作り、二人の巫女に向かって投げた。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 神霊と別れを告げ、博霊の巫女、豊聡耳神子と物部布都、魂魄妖夢の四人は地上に向かっていた。

 霍青娥と言う仙人から道教、そして錬丹術を学び、体を壊した事。

 尸解仙となる事を決め、実験台となった物部布都。そして自らもまた――

 布都は不思議そうに妖夢の半霊を見て、神子の説明を聞いていた。

 仏教と道教の対立。

 その騒動の中で彼女達はほとぼりが冷めるのを待つまで、仙人によってこの地に封印されたという。

 いつか再び、目覚める事を信じて。

 封印が半ば解かれた理由について、巫女は調べる方法があると言った。しかし、今すぐには出来ないとも言った。

 

 

 上へと続く縦穴を登り切り、古びたお堂に戻った。

 そして、陽光が照らすお堂の外へと出る。

 豊聡耳神子と物部布都は久方の地上に青い空を見上げた。

 

「一体どれだけの時間が経ったのでしょうか? 今は船が空を飛ぶ時代に――」

 

 布都の言葉が途中で途切れる。

 布都のいう船は西の空に浮かんでいた。

 布都以外の三人も空飛ぶ船を見ている。

 

「あれが貴女の感じているモノ、ですか?」

 

 神子は神妙な面持ちで、隣に立っている巫女に聞いた。

 巫女は答えない。

 黙ってそれを見ている。

 妖夢もまた巫女の答えを、黙って待っている。

 

「お――」

 

 巫女が口を開けたとき、それが始まった。

 空飛ぶ船が光り――

 オレンジ色の閃光が北の方角に迸った。

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 ひょいっと身を翻しパルスィは巫女の攻撃を避けた。

 次弾はこない。

 少し間を開けて、再び護符が狙いをつけて飛んでくる。

 赤白巫女は人形遣いへの説得を諦め、パルスィを狙う。

 嫉妬に狂う少女の攻撃もあってか、緑眼の少女への攻撃は多くはない。

 

「そうやって、私を狙ってもさぁ、無駄なんだよねぇ」

 

 少しずつではあるが距離を詰める博霊の巫女に対し、水橋パルスィは笑みを浮かべて言う。

 

「あれの感情はもう一人歩きしているの。私を倒したところで何も変わらないわよ」

「あんなモノは児戯に等しいわ。本気で私を倒すなら全員出来たら」

 

 巫女は身を翻しながら言葉を返し、パルスィとさとりに向け護符を放つ。

 

「ああ言ってるけど、どうする?」

「構わないんじゃない。本人がそう言っているだから」

 

 ひょいっと巫女の攻撃をかわし、

 

「こいし、ちゃんと安全なところに避難しなさいよ」

 

 事もなげにさとりは言う。

「は~い」と、どこからともなく声が聞こえた。

 

 さとりは霊烏路空に後ろに逃げ、パルスィと黒谷ヤマメが身を乗り出す。

 

「空、貴女はもう少し待って」

 

 ぽんと空の頭に手を乗せ、古明地さとりが言った。

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 空に浮かぶ大型船から光が放たれた。数秒遅れで巫女、妖夢、神子、布都の四人に爆発音と大地を揺るがす振動が伝わった。

 

「なっ」

 

 妖夢が驚きの声を上げた。

 

「あれに対し、私達はどう動きます?」

 

 神子は冷静に巫女に問う。

 

「こんなに早い……なんてね」

 

 博霊の巫女は忌々しげに呟く。

 

「妖夢、あんたは――に。もし駄目なら――」

 

 巫女は早口で幼剣士に要件を伝え、睨みつけるように船を見た。

 

「あの方向は……たぶん紅魔館ね。すぐに堕ちるとは思えないけど……あんた達は私についてきて」

「この四人であの船に殴りかかった方が早くないですか?」

 

 不満げに物部布都が提案する。

 

「貴女が彼女に頼んだのは、恐らく保険、でしょう? まずはあれを止めて見て、出来なければ、この子にそれをしてもらっても遅くはないのではないですか?」

「今向こうにどれだけの戦力があるのかわからない。下手をすると貴女達二人が死ぬかもしれないわ。誰かが死ぬのは出来るだけ避けたいのよ」

「攻撃は最大の防御、とか孫子に書かれていませんでしたっけ?」布都が言う。

「あの攻撃は里の方にも届くはず。でも、今あそこを守れる人はいないの」

 

 すぐさま巫女が言い返す。

 

「今はとにかく守備を整えないと――」

「それは他に頼れる当てはあるのですね?」神子が言葉を待たずに言った。

「ええ。こんな大規模でなければ、私一人でも何とかなるけど。たぶん私一人では勝てない。ここにいる四人がかりでもね」

「わかりました。私も布都も貴女の指示に従いましょう」

 

 再び船から発生したオレンジ色の光が北へと向かった。

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 紅美鈴は畑の作物に水をやり、それを終えると紅魔館の門の前で仕事をする。

 門番という仕事は、ほとんどあってないようだった。来訪者はほとんどないからだ。

 この日も、のんびりと門柱に背中を預け時間が過ぎるのを待っていた。

 ――と、美鈴は霧の遙か先で大きな気が膨れあがっているのを感じた。

 それは美鈴にとって初めて感じる強力な気。

 

「念の為っと……」

 

 体を起こし、数歩前へと歩く。

 美鈴は祈りつつ、正面――魔法の森の方向――に構えをとり、右腕に気を集中させる。

 手の甲を前にし、胸を守るように右腕を出した。

 そして――

 数秒後、それは起こった。

 赤みがかった黄色い光が白い霧を一瞬で左右に切り裂いて、紅魔館に迫った。

 美鈴の正面ではない。一メートルほど右にずれている。

 地を蹴り、光の正面に立ち、その光は美鈴を直撃した。

 重い衝撃で体が揺れ、仰け反りそうになるのを我慢する。

 仰け反れば、自身を巻き込み、紅魔館に直撃する。

 右拳に力を入れ、さらに左手を右拳に添え前方に一気に押しやる。

 美鈴はこれらの動作を一瞬で行った。

 力は受け流す。拳をぶつける武術であれば、相手の力を利用する事もあるが――

 美鈴の防御によって光の放流は、角度を変えて門塀と庭園の一部を抉り取って北西の方へと流れていった。

 

「まずいなぁ」

 

 呻く。

 かなり被害が出てしまった。

 光刃の屈折の程度は四十度くらいだろか。

 角度が緩やかな方が体の負担は少ない。

 重い衝撃は体に響く。腕が、踏ん張っていた足が少し痛い。

 何より痛いのは紅魔館の一部が瓦礫と化したことだ。

 レミリアお嬢様に怒られたな――

 そう思いつつ、被害を減らすための次の行動を考える。

 狙いはおそらく紅魔館――

 視界の先にはえぐれた地面と空飛ぶ船。噴煙が舞う。

 攻撃はあの船からだろうと推測する。

 美鈴には見覚えのない船。

 距離があり、こちらからの攻撃は届かないだろう。

 砲撃手を倒しに行く事はできそうにない。

 第二波はすぐに発射されるのか、それとも数分先か――

 それに建物に被害を出さないようにするにはもう少し角度をつけるか、角度を緩めるために前進しないといけない。

 美鈴は門から離れ、船の方へと地を蹴った。

 先ほどの砲撃から、およそ一分。

 船が一瞬光り、紅魔館を狙ってオレンジ色のエネルギー波が放たれ――美鈴はすぐさま身構えた。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 四方八方から飛び交う光弾を博霊の巫女は躱す――が、遠くで音が聞こえた――ような気がした。

 一瞬、巫女の意識が反れ――人形に肉薄される。

 左乳房上に人形が構えるランスが突き刺さった。

 

「痛ッ」

 

 巫女は呻き、右手で人形の頭を掴むと、あさっての方向に放り投げる。

 人形はランスを持ったままクルクルと回り、ピタッと空中で止まった。

 光弾が服をかすめる。

 動きが鈍ったところを間髪入れず空の白光が狙う。

 巫女の動きが鈍ったところを狙い、地獄鴉の右腕の制御棒が火を噴いた。

 白き刃を裂けるため強引に体をひねる。

 

「――――――」

 

 声なき悲鳴。

 

「やった。当たった」

 

 空が嬉しそうに言った。

 白光に巫女の右腕と右足が消し飛んでいた。

 博霊の巫女の顔は激痛で歪んでいる。

 左手で、なくなった右腕の付け根の近くを抑えていた。

 

「口ほどにもないわね」

 

 冷めた口調でさとりが呟いていると、

 

「あ、ああ……」

 

 人形遣いの呻き声。

 アリスの体が固まり、魔道書を持った手で頭を抑え、戦慄いている。

 

「まずいかも…………とも……トラウマかしら?」

 

 人形遣いの様子を見、攻撃の手を止めた水橋パルスィに小さく呟く。

 

「何?」パルスィは攻撃の手を止め、さとりに近づく。

「数える度しかないんだけどね。相手を滅多刺しにしたり、×××を切り取ったりした奴の中に、あんな風になって正気に戻ったのよ」

 

 金髪の人形遣いの様子に疑問を感じたさとりがパルスィの頭の中を覗き見るより早く、彼女が答える。

 

「それって自分のした事が刺激的だったてこと?」

「致命傷を負わせて、嫉妬の気持ちが緩むんだと思うんだけど……」

「……しかし、読めないわね。あの子の中……ノイズだらけ……」

「ああなるとしばらくすると正気に戻るわ……こんな事滅多にないのに……」

 

 二人の妖怪が話している間に、

 

「あああ……ぅああ……ああああ……」

 

 アリスの呻き声は大きくなり、人形達が主の元に集まっていく。

 

「何か……読まれているみたい……あらかじめこうなっても、大丈夫なように何か仕込まれて……」

「……どういう事?」

「あの巫女の様子がね……」

 

 見れば、博霊の巫女は蜘蛛の光弾を躱しながら、再び人形遣いに呼び掛けている。

 ただそれだけ。

 さとりにはただ必死に呼び掛けているだけにしか見えない。

 さとりはペットに命令する。

 

「空、あの女を撃ちなさい」

「え? でも……」

「いいから。もうすぐあの女からパルスィの呪縛が解けるわ。もう囮に使うだけよ」

「うん」

 

 主人に言われるがまま、空は右腕をアリスの向け――制御棒が火を噴いた。

 

 

 

 秦こころ――面を操る能力

 66枚の面を持つ。こころの感情・意志にあわせて面が動く。自動で動く事も可能。

 最大で150枚の面を同時に操る。

 

 豊聡耳神子――数十人の話を同時に聞くことが出来るの能力

 遠くの音も聞く事が出来る。




NEXT EPISODE 魔理沙の見た夢
ZZZ……

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