【それから(1)】
微かに聞こえる音。
「……」
「…………」
「……いむ……さ……」
魔理沙の耳に聞こえる、朧気な少女の声。
「……れい……ん……れ……」
魔理沙の意識は次第に呼び起こされ、声ははっきりとしてくる。
「霊夢さん。起きて下さい!」
魔理沙ははっと目を覚まし、上体を起こした。
「――霊夢」
横になった霊夢の体を揺する緑髪の巫女の姿があった。
「おいっ、何が――」
「気付かれたんですね。実は――」
早苗はこれまでの事を話す。
空船、秦こころ、付喪神暴走、結界消滅と再構成、復元、そして霊夢の事。
「くそっ、私は――」と、魔理沙は歯噛みする。「いや、今は霊夢を医者に診てもらおう」
「でも、普通のお医者さんに原因が分かるんですか?」
「里とは別に医者だ」
魔理沙は側に転がっていた箒を掴む。
「早苗、霊夢を担げるか? 案内するからついてきてくれ」
◇◆◇◆◇
赤蛮奇は針妙丸を乗せた正邪を抱え、里から逃げ出した。
◇◆◇◆◇
聖白蓮はナズーリンとともに里の門の前に立っていた。
聖輦船は封印されていた場所の近くに留め、村紗、寅丸、雲居、雲山らは船を固定する為に行動をしている。
「……聖様、本当に謝るんですか?」
「寅丸達が行ったことは決して許される事ではないのよ。たとえ、全てが元通りになったとしても――、さあ行きましょう」
弟子の悪行、その懺悔の為に聖は里に入る。ナズーリンはその後をついて行く。ナズーリンは大きな麦わら帽子を被って耳を隠し、尻尾は服の中に隠して、普通の人間の女の子ようにしている。
聖は人の声を頼りに、人の多い場所へと向かう。
「あの聖様、やっぱり――」と、小さな声でナズーリンが話しかける。
リンチ。下手をすれば、殺される可能性だってあるのだ。
歩いている先に人集りが見えた。
「あの、すみません」と、聖は人混みの外周にいる一人に声をかけようとした。
その時、
「遅いじゃないですか、聖!」
人混みをかき分け、変な寝癖のついた人物が飛び出した。彼女はすぐさま聖に近づき、顔を近づける。
「神子と言います。今は話を合わせて下さい」
「……はぁ……」
耳元で囁く神子の言葉に、聖は小さな声で曖昧な言葉を返す。
人々の視線が神子から聖に移動する。
「これも、ここだけで収めていただきたい話なのですが、こちらの聖殿で助けもあってできたことなのです」
おおーっと感嘆の声を漏らす人々に若干思いプレッシャーを感じる。ナズーリンも少しびびっているようだった。
そこにはかつて、対立するときに向けられた恨み、暗い感情は一切見られない。
「ただ彼女もかなり消耗していますので、少し休ませていただきたいのです。よろしいですか」
了解をとると、「さぁ、こちらへ」と、神子は聖の肩に手を置き、聖らは入ってきた門の方へと歩く。
「
「近くに今は使われていない家屋があるようなので、そちらで詳しく説明します。君もついてきてくれますか?」
明るい笑顔で神子はナズーリンを見る。
ナズーリンはこくんと頷いた。
「布都、貴女もついてきて下さい」
人混みに紛れて返事が返ってくる。遅れて烏帽子をかぶった少女が人混みをかき分けて出てきた。
「こちらです」
神子が案内した先は、千年ほど前に聖達が住んでいた所――それほど長い間ではないが――だった。
「……そう、まだ残っていたのね」
聖は屋内をぐるっと見渡す。かつての惨状の痕跡は全くといっていいほど見られない。
「懐かしそうですね。もしかして――」
「ええ。随分と昔に住んでおりました」
聖は改めて自分たちの名前と千年前の事などを話した。次いで、神子もこれまでの経緯を説明する。
「まさか、この地下に――」と、白蓮。
「貴女のような方が気付かれないということは、それだけ彼女の施した結界が優秀だったということでしょうか」
と、神子が答える。「これから、神社の方をうかがう予定ですが――」
「ええ、ご一緒します」
玄関の戸を叩く音が聞こえた。
「もうしばらく、難しいようです」と、神子は続けた。
◇◆◇◆◇
回復したチルノとルーミアと入れ違いに、魔理沙らは永遠亭に入った。
てゐは矢継ぎ早に来る客に辟易しながらも、永琳の元へ連れていく。
永琳はあまり表情を変えず、状況を早苗から確認する。
呼吸、瞳孔、脈拍、服の上から心臓の鼓動を一つずつチェックする。
「彼女は一時的に衰弱しているだけよ。自然に回復するわ」
「本当か?」と、魔理沙。
「ええ。だけど、それにどれだけの時間がかかるのかは私にも判らないわ」
「植物状態、ということですか?」と、早苗が聞いた。
「ええ。栄養カプセルを処方しとくわ」
「そんな――」
永琳の回答を聞いて、魔理沙と早苗の顔は青くなる。
「それと、彼女の体を定期的に動かしてちょうだい。やり方は後で説明するわ」
「褥瘡、ですか?」
「あら、知っているの?」
「言葉だけですけど……」
「あれを使えば早いんじゃないのか、永琳」と、てゐが聞いた。
「本来、ああいう使い方はするもんじゃないわ」
「なんのことだ?」と、魔理沙が聞いた。
「時間の加速よ」
「私に使ったやつか」
「ええ、そうよ」
「どうして使えないんだ? その方が早いんだろ?」
「貴女の時と状況は全く異なるわ」
薬の効果が発揮され、およそ完治する時間。意識を取り戻すまで不確かな時間。永琳はその差による能力のリスクを説明する。
「――それに、もし彼女の意識が回復するのに十年かかるとするわね。彼女の力を使えば、十年は一瞬で過ぎる。でもね、自分一人が年をとった状況、耐えられる?」
「それは……」
二人は答えられない。
薬を受け取り、看病の方法を学んだ二人は霊夢の家である博麗神社に行く。
早苗は霊夢が里で行っていた儀式などを魔理沙から聞き、神社内でそれらに関する書物を探す。一方、魔理沙は霊夢を着替えさせ、布団に寝かせる。
「どうだ、なんとかなりそうか?」
魔理沙は隣の部屋に入り、早苗に問いかける。
「はい、多少の違いはありますけど」
「分からないところがあれば、里の上白沢慧音に聞いてみればいいと思うぜ」
相談の結果、早苗は霊夢の弟子として使いっ走りにされているという設定にした。
二三時間複数の本の中身を二人で確認し、幾つかの本を持って早苗は山へと帰っていった。
少し遅れて、八雲紫が現れる。魔理沙は霊夢の現状を話す。納得したのかしていないのか判断に困る八雲紫の変わらない表情。彼女は魔理沙に質問もせず、静かに消えた。
さらに少し遅れて、アリスがやってきた。
現状を説明し、他に回復させる方法がないか魔理沙は聞いた。
「確かに滋養の高い物を作ることは可能だけど、体の衰弱の程度によるわね。霊夢の場合は――残念だけど、無理なの。体の働きが弱っている以上、無茶はできないの。本来持つ機能を傷つける可能性もあるし――役に立てなくて御免なさい」
「別にいいさ。アリスの方が魔法に詳しいから、少し聞いてみただけさ」
暗い顔を見せるアリスに魔理沙は努めて明るい声で言った。
「――うん。早く良くなるといいわね」
アリスが去って、今度は妖夢と幽々子、四季映姫が博麗神社を訪れる。
妖夢は明らかに怒気を含む顔つきだった。
幽々子は映姫を上司だと説明し、自分たちの周りで起きたことを説明する。そして、霊夢が襲ってきた理由を問う。
もちろん、魔理沙と早苗に理由など分かりはしない。だが、早苗は思い浮かぶ。
付喪神の暴走だ。その事を早苗は話す。話しながら、暴走の首謀者と思われる人物を思いつく。
青の霊夢の眼を怪我させた、小人と一緒にいた妖怪。特徴を伝える。
「鬼人正邪ですね」と、映姫は言った。「一度、小町がちょっかいを掛けられた事があります……小人族を利用したか――」
今度は映姫が話し始める。
正邪のこと、小人族のこと、そして小人族が持つ打ち出の小槌について。
「――というわけです」
さらに、手痛い目にあった正邪はまたしばらく何も出来ないでしょう、と映姫は付け加えた。
話を終えた頃には妖夢の表情も軟化していた。三人が帰り、遅れて早苗も帰り、日が暮れる。
食欲のない魔理沙は霊夢の横に布団を敷き、横になった。
翌朝、魔理沙は永琳から処方されたカプセルを少量の水と一緒に霊夢の喉に流し込む。しばらくして、霊夢の体をマッサージするように動かす。
それが終わると、霊夢がしていたように境内の掃除を簡単に行う。
――と、博麗神社に来客が訪れる。
いずれも魔理沙には面識がない。彼らは順に名乗る。
豊聡耳神子、聖白蓮、寅丸星の三人。
霊夢を訪ねた彼らに魔理沙は部屋に案内した。
「――と言うわけです。不肖の弟子が――」と、聖が頭を下げる。
「はい。すみませんでした」と、寅丸が頭を下げる。
「別に謝られてもなぁ。色々ありすぎて……」と、魔理沙は言う。「あの出来事は誰かに触発されて、次々起こった感じなんだよなぁ、将棋倒しみたいに――」
「付喪神に力を与えた者については、不明ですが――」と、神子は言う。「調べるべきだと思いますか?」
「それについては……」と、魔理沙は幽々子らから聞いた話を伝える。
その途中で、早苗が神社を訪れる。ここを離れられない魔理沙に変わり、食料を持ってきたのだった。
神子と魔理沙が早苗を聖に紹介した。聖と寅丸が改めて、頭を下げる。
「そんな、頭を上げて下さい」と、早苗は慌てる。「今は元通りになっているんですから」
「それにもう過ぎたことだ」と、魔理沙が言う。
「ですが、そのせいで博麗さんが昏睡状態なのでしょう?」
「まぁ、それは霊夢さんが私にも負担させてくれなかったからです。自分一人で背負い込んで……」
「……」
早苗の尻すぼみになっていく言葉に、場は静かになった。
「私がここに来て、日が浅いせいもあるんだと思いますけど」と、早苗は言った。「とりあえずは霊夢さんが起きるまで、霊夢さんがこなしていた仕事を私が代わりに行います。もし、手が必要なときは助けて頂いても宜しいですか?」
◇◆◇◆◇
月は変わり、八月に入った。博麗霊夢は目覚めない。
八月六日は夏祭り。
早苗は約束していた小鈴と阿求と一緒に祭りを見て回る。初めての祭りということもあり、二人は早苗に色々と説明して回る。
先ずは腹拵えと、私達は屋台をいくつか見て回る。
すでにいくつかは列が出来ていた。
うどん、焼きそば、丼もの、焼きトウモロコシなどなど、早苗達は焼きそばと飲み物を買い、女子だけのおしゃべりを楽しみながら食事を楽しむ。
歩きながら、秦こころの能を舞う姿を見たり、上白沢慧音が指揮する子供の演奏会を聞いたり、陶器のお店で食器を見たり、呉服屋で服を見たり、ストレートの長髪に髪飾りをあててみたり、と休憩がてらにかき氷を買う。
食べながら、林檎飴の食べづらさを漏らす二人に早苗は店から道具を借り、スライスした林檎飴を一緒に食べる。
器を店に返し、輪投げ、金魚すくい、吹き矢の射的、駒回しなどのゲーム。そして、空中にシャボン玉が舞っている。
三人は金魚すくいをする。
小鈴と阿求は惜しく逃げられ一匹も取れず、早苗だけが一匹だけすくい取れた。
早苗の方をじっと見つめる子供に、早苗は金魚をあげる。
それから、おしゃべりと屋台の食べ物を楽しみ、夜空に光る打ち上げ花火を楽しんだ。
◇◆◇◆◇
霊夢は少しずつやつれていく。
渡された薬がもうすぐなくなることもあり、永琳がウドンゲを連れ診察に来た。
魔理沙は霊夢の変化に対する不安を吐露するが、長期的になる以上これは仕方のないことであり、必要最低限の事が出来ていれば十分だと言って帰って行った。
夏祭りから数日が過ぎた。
早苗は里で買ってきた食材と簡単な焼き菓子を渡し、魔理沙と少しの間だけだべる。
魔理沙は霊夢の褥瘡予防の為、体のケアをする。早苗も永琳から方法を学んだが、魔理沙はあくまで一人で行うと早苗の助けを拒んだ。霊夢の体を濡らしたタオルで拭くことも、霊夢の下着や服も魔理沙が洗い、乾かす。霊夢に関わる直接的な事柄は全て魔理沙が行った。早苗は神社の掃除や動けない魔理沙の代わりに食材を買い、時に料理を作る。
それは責任からではなく、一番付き合いが長い自分がした方が、霊夢も抵抗が少ないだろうと早苗に言ってはいたが、早苗には少し寂しさを感じた。
早苗は境内の掃除を終え、気まぐれに神社を覆う森にある一本の小道を歩いて行く。
その先には少し開けた所があり、墓石が二つ建てられていた。一つは博麗家の墓、もう一つには岡崎夢美と北白河ちゆりという名が刻まれていた。二人は何らかの関係があって、ここに墓が建てられたのだろうかと早苗は思う。墓地は里の近くにまとまって存在しているからだ。
道はまだ続いている。その先へと歩く早苗だがすぐに違和感を覚えた。
境界。
自分は結界の境界上にいるのだと――
早苗は何気なく、見えない結界に手をかざす――と、ピッと小さな機械音が鳴った。
「えっ!?」と、早苗は周囲を見渡す。しかし、そんな音を鳴らすような機械など鎮守の森には見当たらない。
そんな早苗の正面に大きな半透明のスクリーンが浮かび上がった。
スクリーンは少し、水色がかっていた。
「なんで、こんな――」
場違いな機械技術があるんだろう、と早苗は思った。その矢先、スクリーンに文字が浮かび上がる。
『DNA照合中… 』
『DNA照合中 … 』
『DNA照合中 …』
『DNA照合中… 』
『DNA照合中 … 』
『DNA照合中 …』
DNA。デオキシリボ核酸。生物の遺伝子情報を持つ生物物質。
照合するということは、どこかで基本となるDNAを採取されたのだろうか、と早苗は思考する。
それはこちらの世界に入ったときなのだろうか、それともまた別のどこかで抜き取られたのか。
DNAは採取した様々なものから鑑定できる。
「ええっと、たしか……皮膚片、髪の毛、汗、涙、唾液、粘膜……」
TVドラマで見た知識を思い返す。
「……唾液……」
なぜだか、その言葉だけを反芻する。
早苗は唇に手を当てる。あの時の、霊夢とのキスを思い返す。
早苗は首を横にする、彼女は機械でもないし、採取したものを保存する試験管でもない。それにあんなキスでは二人の唾液が混じり合う。
思い返し、顔が赤くなる早苗の前で、スクリーンの文字が変わる。
『DNA照合完了 東風谷早苗と認識しました』
さらに早苗の前に見覚えのある半透明のキーボードが出現した。
スクリーンの画面が切り替わる。横に10列に並ぶ文字の羅列が上から下へと流れている。とてもではないが、眼で完全に追えるものではない。
ただ、頭に書かれている数字の意味はすぐに分かった。一つは時間を表している。もう一つは三つの数字、これは三次元座標だ。
その次には人名とその時の発言とおぼしきことが書かれていた。
早苗は理解する。ここには幻想郷全てのものを記録しているのだ。
あまりに場違いなほど、高度な技術。早苗がかつていた外の世界でもこれほどコンピューターは存在しないだろう。
あの墓石に書かれた名前の者がこの技術の提供者なのだろうか、と早苗は考える。だとすれば、彼らはどこから来たのか――
早苗はキーボードに触れる。見覚えのあるインターフェース。左下に僅かにあった空白。文字入力の為にカーソルが点滅していた。
両手を動かし、試しに『博麗霊夢』を検索する。
すると、画面は5×5の25分割にされ、種々の画像が張り出された。どうやら、早苗は画像検索を行ったようだ。
早苗の見たことのない表情の霊夢の顔と姿。どこから、だれが撮ったのかさえ分からない。
その一つに早苗の目が釘付けになった。右下の一枚の画像。
「うっ!!」
沸き上がる嘔吐感を押さえる様に早苗は口を押さえる。
ヌラヌラと照り光る赤黒い触手。
一本ではない。
何本もの触手が、画像中央に写っている霊夢の巫女服の中に潜り込み――
そして、霊夢の表情は――
表情は――
「おーい、早苗……」
早苗の後ろから自分を呼ぶ魔理沙の声が聞こえた。決してここから遠くではない。
「消さないと――」
早苗はウィンドウを閉じるためにあちこちを触る。
「ひっ!!」
件の画像が拡大される。指先が空を掻く。――と、画面が元に戻る。
試しに別に画像に指を近づけると、その画像が拡大された。
どうやらタッチパネルになっているようだ。
早苗は左下を何度かタッチにし、目的のアイコンを見つけ、クリックする。
画面は一瞬で消え、
「なんだ、ちゃんといるじゃないか……何で返事をしないのさ」
「それは……」
「……墓か」
「……ええっと、はい……」
魔理沙は墓石を見つめ、そして首を振る。
「お茶を淹れたんだ。さっき持ってきた菓子を一緒に食べようと思ってさ」
「……すいません、魔理沙さん。私、これから用事があって……ごめんなさい」と、慌てる早苗。
「んっ、そうか……まあいいさ。お茶の一杯くらい」
早苗の後ろ姿を見やり、魔理沙は部屋に戻る。
「早苗は用事があるってさ」魔理沙は霊夢に話しかける。「お前の代わりに色々頑張っているみたいだぜ」
魔理沙を両手にコップを持つ。
「代わりに飲むか?」
魔理沙は霊夢に勧める。
霊夢からの返事はなかった。
博麗神社より北に向かった早苗は再び、博麗大結界に触れた。
先程と同じように認証画面が展開し、文字の羅列が目の前に広がる。
操作方法を確認する。早苗が外で触ったコンピューターと大きくは変わらない。
オペレーティングシステム名は、Red Magic Ver.9.1という見知らぬOSだった。
キーワードを入力し、ここ最近の霊夢に関する事柄を調べる。彼女のプライベートを覗き見ることの抵抗感はあったが、それ以上に彼女がどうしてあんな辱めを受けたのかを知る必要性を感じた。
日が暮れ始め、早苗はRed Magicからログオフする。
おおよその出来事を調べ終わった早苗の表情は険しい。
じわじわと早苗の中で芽生えた感情。
それは、八雲紫に対する激しい怒りだった。
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