カルデアマスターサポート係   作:PNP

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初投稿です。


藤丸立香サポート係

『ピピー・・・あー、いま平気ですか?』

 

 聞き慣れた通信音と声により、落ちていた意識が浮上してくる。

眠気が全く取れた気がしなく頭もガンガンと痛むがこればかりは日常と言っても過言ではないほどいつもの事である。

 

「藤丸さん、いま何時だと?」

『えっと、その、あの・・・えへへ』

 

 時刻は3時45分。外は暗い、まだ夜である

 

「ハァ・・・それで?こんなに早くから何かご用でも?」

『いや、ちょっと種火を・・・取りに行こうかなぁ・・・なんて思いましてね?』

 

 こちらを直視せず、バツが悪い顔をしている。

 

『それで、その、みんな準備完了してるんですけどね?あの、孔明さんが・・・どっかいっちゃいまして、探す手伝いをお願いしたいなと思いまして』

「・・・またですか。」

 

 孔明さん失踪事件はこれで何度目だろうか?もう10や20ではきかない気がする。

 彼が失踪するたびに、何故が自分にも捜索令がかかりほぼ100%の確率で最初に見つける。

 この子は自分の事を孔明さん探しのプロだとでも思っているのだろうか・・・

 

「分かりました。それで?既に孔明さんの部屋は行かれたのですよね?」

『はい、でも誰も居なかったです。ゲーム機が付いて居たのでキッチンとお風呂を見てきたんですが、どっちにも居ませんでした。』

 

 風呂とキッチンには居なくて、部屋のゲームは付けっ放しか…

 

「了解です。ひとまず孔明さんの部屋をもう一度見てみましょう、藤丸さん達は一応体育館を覗いてからお願いします。」

『はい!分かりました!』

 

 敬礼しながら笑っている彼女を最後に通信が切れる。

 

「あんな風に普通に笑ってると世界を救った英雄には見えないんだよなぁ」

 

 不覚にも少しドキッとしてしまった自分の頬を叩いて残っていた眠気を飛ばす。

 

「よし、カルデアマスター(藤丸立香)専属サポート係、今日も1日怪我なし、ミスなし、トラブルなしで頑張るか。」

 

─────────

 

「あっ、響さんおはようございます。」

「ああ、マシュさんおはようございます。どうしました?確か藤丸さんと一緒でしたよね?」

 

 孔明さんの部屋へ向かう途中、体よりも大きな盾を持った少女・・・マシュ・キリエライトさんに会った。

 彼女の華奢な腕で持つ盾を軽々と操るのを見る度、彼女もサーヴァントなのだと実感する(まあ実は少し違うのだが)

 

「はい、私は先輩に言われて響さんと一緒に行動するようにと言われました。『孔明さんと同じように死んだ目をしているからちょっと心配』だそうですよ。」

 

 そう言って苦笑いをする彼女にだったら起こさないように勧めて下さいと言うが、『ごめんなさい』と彼女はさらに困ったように笑っていた。

 マシュさんは基本的に藤丸さんをとても慕っているため彼女の意見は大体受け入れる。

なので過去にも同じような会話をしているのだがやはり改善されない・・・もう藤丸さんに直接言うべきなのだろうか?しかしそれだとサポート係として申し訳なく思ってしまう。

 だけどこっちとしてもそろそろ限界だし…休暇は無いしダヴィンチちゃんさん結構怖いし・・・

 

「・・・さん、響さん!」

「ハイッ!!すみません!仕事します!」

 

 ネガティブになってしまった、いけないいけない、マシュさんも不思議な顔をしていらっしゃる。

 

「すいません、少し考え事をしてしまって・・・どうかしましたか?」

「いえ、孔明さんの部屋に着いたんですが」

 

 孔明さんの部屋のドアを見ながら彼女の顔が微妙に引きつっている。

何事かと思い、彼女の向いている方を見てみると

 

『本日お休み!!部屋から出ません!!』

 

 というドアプレートと禍々しく光る扉。

 

「これは、触るのは危険ですかね?」

「先ほどここへ来た時はこんなもの無かったはずですが・・・どうします?先輩達が来るのを待ちますか?」

 

 僕の問いに対し小さく頷くとそんな事を提案してくる。

確かにこの明らかに触ると呪われますよオーラを漂わせた扉を開けるには彼女のサーヴァントを連れて来るのなら多分開けられるだろうけど、そんなの孔明さんが把握していないはずないだろう。

それでも引きこもりたい理由があるのだ。

 以前は体が縮んでうまく動けないからだとか周回地獄が辛いだとか愚痴ってはいたけれどここまでのことはしなかった。

 

「どうしたものか・・・」

 

『そこにいるのは・・・キリエライトと西上か?』

 

 悩んでいると扉の中から声が聞こえた。

 

「孔明さん、先輩がお呼びですよ?」

『ハァ・・・西上と話がしたい、すまないがキリエライトは待っていてもらえるか?』

 

 先ほどより若干というかかなり暗めの声である。

 

「はい、分かりました」

 

 そういうとマシュさんは僕の方を見てくる。

なんというかめちゃくちゃ期待の眼差しというかお膳立てはしましたよみたいな感じである。

 やだなぁ、これ絶対愚痴ってくるよぉ、何分コースだろうなぁ、2時間くらいいっちゃうのかなぁ

 

『では西上、来い』

 

 その言葉とともに扉が本来ならないはずの音を立てて開く。

中は広くないはずなのに暗くてよく確認できない。

 

「ええ・・・なんか下手なお化け屋敷より怖いよ」

「頑張って下さい響さん、説得お願いします。」

「まぁ、やってみるだけやってみますよ。」

 

 部屋の中へ入る。しかし一向に明るくならない、

 

「なんか暗いですよ?孔明さん?」

 

 少し奥まで行くと突然背後から扉の軋む音と共に完全に光が閉ざされた。

 あれ?ここってカルデアだよね?




勢いで書きました。
ガバガバな所とかあるかもしれませんが、許して下さいなんでも(ry
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