蒼空の魔導書 カーニバル・クロノファンタズマ 作:蒼空の魔導書
【色々】とはどんな感じなのかをこの話で確かめてみて下さい!
それではどうぞ!
蒼空の魔導書に導かれ、集結した三つの世界の戦士達。
彼等はこの謎の空間で蒼空が用意する様々な事に挑戦する事を余儀なくされたのだった。
そして彼等が行うべき最初の挑戦は———
『明日への札(カード)を掴み取れ!カルタ団体戦!!』
善吉「カ・・・カルタだぁぁああああっ!?」
目の前に出現した空間モニターに表示された競技名を見て声を荒げる善吉を余所に辺り一帯の風景が映像作品の場面転換のように一瞬にして切り替わった。
クロエ「あれ?・・・わたし達、一体いつの間に何処かの建物の中に移動したの?」
その空間は古風な屋敷の一室のようであり、床は畳張りである。大勢の人間が入っても広々としている大広間でその中央スペースには無数のカルタの札が散らばっていた。
重勝「成程な、これが蒼空が言っていた具現化ってやつか・・・」
カナタ「既に協議の準備はできているみてーだな・・・ところでさ、【カルタ】って何だ?」
明日香「そうか、住んでいる場所や世界が違うから知らない人も居るのね・・・【カルタ】って言うのは——」
————少女説明中(手抜き描写ゴメンッ!)————
ロイド「成程、大体ルールは解りました」
アリサ「でも聞いた限りだとこの競技って個人種目じゃない?」
明日香「ええ、そうね・・・この【団体戦】ってどういう事なのかしら?」
?「そのリユウは俺達が説明するぞ!」
ルーク「っ!?誰だっ!!」
幸斗〔アレ?このリユウ付けの口癖って・・・〕
広間の奥の襖が開き、三人の男女が入室して来た。
破軍学園の制服を着たアホ毛が立った黒髪の少年、何処かで見覚えがあるピンクブロンドポニーテールの巨乳の女性、ミストガン空戦魔導士科(ガーディアン)本科生の制服を身に纏った茶髪を後ろで一纏めにした温厚そうな少年・・・彼等は———
重勝「なっ、烈?お前何でこんな所に?」
出雲那「シグナム先輩!?アンタ前回で死んだんじゃ・・・」
ロイド「これは意外な人が出て来ましたね・・・まさかオリバー先輩まで此処に呼ばれていたとは・・・」
破軍学園校内序列第三位《空間土竜(ディメンショナルモール)》《如月烈(きさらぎ れつ)》、前回蒼空の身代わりにここに居る一同の新星爆発級一斉攻撃を受けて悲惨な目にあった【流離の烈火の将】八神シグナム、学園浮遊都市ミストガン空戦魔導士科本科一年生《C140小隊》隊長《オリバー・ヒューイック》———なんと三人共この場に居る一同の三つの世界の人間であり、しかも全員彼等の知り合いであったのだった。
シグナム「フッ、武内、貴様に勝つまで私は死なん。地獄の底から這い上がって来てやったぞ、さあ私と戦え、武内出雲那っ!」
オリバー「カルタでだけどね・・・」
烈「まっ!簡単に言うと俺達はお前達の最初の対戦者として呼び出されたってリユウだ」
オリバー「そういう訳でカルタ団体戦のルールを説明するよ。ルールは簡単、三人一組でチームを組み、ローテーション方式の一対一で指定された札を取り合う。取った札はチーム共有とし、全部の札を取り終えた時に持っている札の枚数が多いチームの勝利だよ」
シグナム「ローテーションの順序は一枚札を取る毎に次の奴と交代して行き、取れなかった場合は交代せずにそのまま次の相手と札を取り合う」
烈「御手付きした場合はその時に指定された札はその時点で相手の持ち札となり、御手付きしたプレイヤーもその場で交代、ペナルティーとしてそのプレイヤーはチームのローテーションが二巡するまで参加する事を禁止されるってリユウだ」
涼花「本当に手抜きの進行ね、彼等と対戦する事に誰も疑問を言わないで進めるなんて」
重勝「まっ、おかげでスムーズに事が進むけどな♪グダグダ停滞するのもイライラするだろーし」
烈「それじゃあ俺達に挑む三人を決めてくれってリユウだ」
そう言われてルーク達は円状に集まってひそひそと相談する。そして結果は———
ルーク「決まったぜ!俺達が相手になってやるよ!!」
幸斗「一番最初はやっぱ主人公が出るのが筋ってもんだろ。へへっ!戦闘とはまた違った感覚だけど、何だかワクワクするな!」
出雲那「おう!やってやろうぜ!!」
主人公ズに決まった。
一輝「審判と指定の札の読み上げは僕がやるね。それじゃあ一番手の人、前へ!」
シグナム「先陣は私が務めよう・・・さあ、誰が相手だ?やはり武内、貴様か?」
無数の札の前に正座し、取りやすいように両手を畳に着いて前のめりになるシグナム。その際に彼女の持つ大きな実りが下方に垂れ下がって揺れ、周囲の目を惹き付けた。
リィン〔目のやり場に困るな・・・〕
ロイド〔風紀が乱れていますね〕
涼花〔【おっぱい魔人】なんて呼ばれていそうね〕
本人は無自覚だが、ある意味強烈な威嚇であった。シグナムの豊満な果実に一同は様々な感情(半数以上は失礼極まりない事を考えている)を抱いているのだが・・・生憎目の前に居る主人公ズは年中戦闘の事ばかり考えている馬鹿者共の為、その対男最終兵器では威嚇にすらならない(汗)。
出雲那「・・・ああ、お望みなら——」
幸斗「待った!一番手は元西風の特攻隊員だったオレが出るぜ!」
出雲那「よし、任せた」
こうして主人公ズチームの一番手は幸斗に決まった。
ルーク「アッサリ譲ったな・・・あの女テメェのライバルじゃねぇのかよ?」
出雲那「アイツが一方的にオレをライバル視しているだけだ。毎日のようにしつこく決闘を挑んで来るもんだから正直鬱陶しくて堪らないし、おかげでアイツと決闘をやった回数は五百戦に達しちまったな」
ルーク「因みにどっちが勝ち越してんだ?」
出雲那「オレの全勝」
ルーク〔E35(雑魚)小隊の約百倍負けてんのかよ・・・そりゃあ悔しいだろ・・・〕
ルークと出雲那がひそひそ話をしている中、幸斗は床に散らばる札の前に座ってシグナムと向かい合い、好戦的な不敵な笑みを彼女に向けていた。
幸斗「よろしくな、騎士のネェチャン!そしてオレが勝つ!!」
シグナム「フッ、威勢の良い少年だ。視たところお前も相当な修羅場を潜った歴戦の戦士のようだが、ベルカの騎士に一対一の勝負を挑むのはお前では役不足だ。それをこれから教えてやろう」
出雲那〔一対一の勝負において負完全級の負け癖持ちが何をほざいてんだか・・・〕
幸斗「へっ!いいぜ、それが運命だって言うんなら———その運命を覆してやるっ!!」
幸斗の決めゼリフが決まったところでカルタ団体戦、蒼空主人公ズチームVSネタキャラチーム(仮)の火蓋が切って落とされた。
一輝「それじゃあ一つ目の札を読み上げるよ・・・【天光満つる所に我はあり、黄泉の門開く所に汝あり、出でよ神の———」
幸斗&シグナム「「そこだぁぁああああっ!!!」」
二人の手は【帯を振り回して天高く手を掲げている天才少女がマントを羽織った全身黒タイツの男に巨大な雷を落としている絵札】目掛けて勢いよく振り下ろされる。
シグナム〔勝った!若干私の方が速い!!〕
幸斗「うぉぉぉおおおおおおおっ!!!」
シグナムの手が指定の札を捉えようとした時、彼女の手の甲に幸斗の手が接触する。そして——
シグナム「っ!!?うわぁぁぁあああああああああっ!!!」
シグナムの身体はロケットのように横に見える壁に吹っ飛び、その壁をブチ破ってそのまま外の和風な塀に正面衝突———
シグナム「マタカテナカッタ・・・」
塀からムッチリとした尻を突き出すような格好で上半身が壁にめり込み、シグナムは昇天した。(笑)
オリバー「シグナムさんが死んだ!?」
烈「この人でなし!」
明日香「何このデジャヴ・・・」
アリサ「気にしない方がいいわよ明日香・・・それにしても手が接触しただけで相手が吹っ飛ぶなんて、とんでもないバカヂカラね・・・」
この場に居る幸斗とは違う世界から来た者達は、振り下ろした手同士が接触しただけでも相手を身体ごと吹っ飛ばす幸斗の圧倒的な膂力に目を丸くして驚いている・・・まあ知らない者が驚くのも無理は無い、幸斗はパラメーターが攻撃力に全振りされていて、紙防御力で魔力量最低値なのに攻撃力EX(測定不能)という頭がおかしいとしか言い様がない超攻撃特化ステイタスなのだから。
一輝「え~、八神さんが競技続行不可能な状態になったので、今回指定した札は真田君の取得となります。よって蒼空主人公ズチームは団体戦のルールに則って二番手の人に交代。ネタキャラチーム(仮)も繰り上がりで二番手の人に交代してください」
出雲那「次こそオレが出るぜ、構わないだろ?」
ルーク「まあ、いいぜ。三人いる中の二番手って格好付かない感じがするしな」
オリバー「ハハハ・・・それじゃあ君の相手は僕が務めさせてもらうね」
次は出雲那VSオリバーとなった。
一輝「読み上げます・・・【エターナル・フォース・ブリザード!相手は死ぬ!!】」
出雲那「ハイィッ!!」
オリバー「あっ!」
目を凝らしてオリバーが探している最中に出雲那が指定の札を奪取する。またしても蒼空主人公ズチームに一枚入った。
オリバー「ハハ・・・凄い速いね、あっという間に取られてしまった・・・」
烈「ドンマイ、次取り返せばいいってリユウだ」
そして蒼空主人公ズチームから三番手のルークが出て、オリバーと向き合う。
ルーク「ようやく俺の出番か・・・へへっ!オリバー先輩、手加減無しで頼むぜ!!」
オリバー「ハハハ・・・お手柔らかに頼むよ」
一輝「それじゃあいくよ・・・【闇の炎に抱かれて消えろ!!】」
明日香〔何なの、このカルタ・・・〕
オリバー〔え~と・・・あった、これだ!〕
オリバーは指定の札を見つけてそれに手を伸ばそうとする・・・しかし——
ルーク「もらったぁああっ!!」
オリバー「しまっ!?」
もたもたしている間にルークに取られてしまった・・・。
オリバー「ハハハ、いや~まいったまいった。一瞬の隙を突かれちゃったよ」
烈「次だ次、切り替えて行けってリユウだ」
そしてオリバーは順番が一巡して出て来た幸斗と向き合う。
一輝「【ブチ殺すぞ人間(ヒューマン)!】」
ステラ「イッキッ!?」
幸斗「よっと!」
そしてオリバーは全く動く事ができずに幸斗に札を取られてしまった。これで彼は三連敗だ、マイペースな烈も流石に額を右掌で押さえて溜息を吐く。
烈「・・・・しっかりしてくれ」
オリバー「ハハ・・・いや、まいったまいった!みんな凄いね、反射神経が良く鍛えられているよ」
烈「わかったってリユウだから!頼むぞオリバー・・・」
オリバー「ハハ・・・できるだけベストを尽くすよ・・・」
そう言って危機感無さそうにオリバーは再び出雲那と対峙する。そのやり取りを見た重勝はおかしいと訝し気に眉を顰めた。
重勝「・・・なあカナタ?(ひそひそ)」
カナタ「ん?」
重勝「オリバーっつったか?アイツ貪臭い感じが目立っているけれど、烈やシグナムと比べるとなんだかキャラが弱く感じないか?」
確かに三人揃って【ネタキャラチーム】だなんて失礼な名が付けられているのに、普通に常識人っぽいオリバーがその一人に数えられているのは妙だとは思う。しかし———
カナタ「・・・まっ、そう思うのが普通だよな。でもな重勝、あの先輩は——」
????「あっ、いたいた、小隊長!」
オリバーが位置に着こうとした時に突然部屋の奥の襖が開き、濃い茶色の長い髪を白いリボンでツインテールにしたミストガンの空戦魔導士科予科生の少女———C140小隊の《ミレーユ・グレイス》が腕に巨大な長方形の刀身を持つ魔大剣を抱えて入室して来た。
クロエ「ミレーユ!?あなたも来ていたの?」
ミレーユ「クロエ達も此処に居たんだ・・・小隊長が自分の魔装錬金武装を置いたままどこかへと消えて、それで探していたらいつの間にか此処に居たの・・・小隊長、どこかに行くなら一声かけてからにしてください」
オリバー「ごめん、心配かけちゃったね」
ミレーユ「まったくですよ。小隊長がしっかりしてくれないとあの馬鹿に示しがつかないんですからね・・・はいこれ、忘れ物ですよ」
そう言ってミレーユは腕に抱えているオリバーの魔装錬金武装———魔大剣《ワイルドカード》の柄を差し出し、オリバーはそれを手に取ろうとする。
E128小隊一同「「「「「あ・・・」」」」」
オリバーが差し出された魔大剣の柄を握った瞬間、ルーク達が間の抜けた声を洩らす、すると———
幸斗「っ!!?」
出雲那「な、何だよコレ!?急に空気が重k———なあっ!!!?」
オリバー(?)「テメェ等・・・よくも散々好き勝手やってくれたなぁ、オイッ!!」
魔大剣を手にしたオリバーは雰囲気が別人の様にガラッと変わっていた・・・・・後編に続く!
はい!どうでしたでしょうか?
このような感じで彼等は自分の思い付きで色々な事に挑戦していきます♪
ギャグあり、グダグダあり、シリアスなんて各本編にポイ!
そんなハチャメチャな感じで行きたいと思います!
各本編優先の息抜き作品なので、超不定期更新ですが、たぶん本編のどれかを一回更新したらまた書きたくなる確率が高いと思いますので、次話の更新は結構早いかもしれませんね・・・。
それでは、カルタ団体戦の後編でまたお会いしましょう♪