「うわ、来たぞ!」
「どーすんだよこの問四できねーぞ!!」
はてさて、只今テスト中露骨に集中を乱してくる本校舎の先生がいる中でE組の皆はテストを受けていた。そんな中、テスト中にもかかわらず、殺せんせーが昨日皆に言ったことを思い出している生徒がいた。
(先生曰く『第二の刃を持たざる者は…暗殺者を名乗る資格なし!!』そんで第二の刃をこのテストで全員が五十位内にはいれだよね…いいねいいねえ楽しそうだよ!んじゃ、朱弧、いっきま~す!!)
そう、朱弧が考えている間にE組の皆は順調に問題を解いていた。しかし、最終問題にさしかかった時、彼らは見えない
「これはどういう事ですか。公正さを著しく書くと感じましたが。」
そもそもどう考えても普通のテストではありえない。テスト二日前に出題範囲を全教科で大幅に変えるなんて。あの理事長自分の主義のためにここまでやるとは!!
「先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見すぎました…君たちに顔向けできません。」
そう言って殺せんせーは生徒たちに顔を向けなかった。
すると、いきなり誰かが対せんせーナイフを投げた。
「にゅや!?」
「いいの~?顔向けできなかったら俺が殺しに来るのも見えないよ。」
「カルマ君!!今先生は落ち込んで…おや、これは君の…」
赤羽 業
合計点数 494点
学年順位 4位
カルマのテストには全教科90点以上の点数が書かれていた。
「俺の成績に合わせてさ、あんたが余計な範囲まで教えたからだよ。…それに俺と同じように五十位以内とったやつがもう一人いるみたいだし。」
そう言ってカルマは殺せんせーの後ろにいる人に指を指した。…さされた当の本人は殺せんせーの背中で眠っていたが…
(((なぜそこで寝る!?)))
「ちょっと朱弧さん!?なぜ先生の背中で寝てるのですか!?起きてください!!」
「う~~ん、つい眠くなっちゃって…早々、先生、約束の五十位以内とったよ!!褒めてほめて~」
そう言って彼女が見せた点数は
朱弧
合計点数 475点
学年順位 6位
但し、驚くのはそこではない…彼女がとってきた各教科の点数だ。
「全教科…95点…!!」
「うお…すげぇ」
「朱弧さん…貴女は一体…」
殺せんせーは昔にあったとある人を思い出した。だが、すぐに忘れた。彼女は生きていたとしたら70歳は超えているはずだから。そして彼の意識はカルマから放たれる言葉によって考えことから戻される。
「だけど、俺はこの組出る気はないよ前のクラス戻るより暗殺の方が全然楽しいし。…アコはどーなの?この組から出る?」
「ううん!出ないよ!!皆と遊びたいし、お母さんにこの組から『学べる事が有る』って言ってたし、それを知るまでは出る気は全然ないよ!」
「だってさ…で、どーすんのそっちは?ここから尻尾巻いて逃げちゃうの?それって結局さあ殺されんのが怖いだけなんじゃないの?」
そうカルマがあおると他の皆も
「なーんだ殺せんせー怖かったのかー」
「それなら正直に言えばいいのにー」
「ねー『怖いから逃げたい』ってー」
「にゅやーーーーっ!!逃げるわけありません!!期末テストであいつらに倍返しでリベンジです!!」
中間テストで彼らは壁にぶち当たったE組を取り囲む分厚い壁に。
それでも彼等は心の中で胸を張った。
自分が
~~~~~~~~~~
「……戦闘能力ゥ?」
テストが終わった放課後、朱弧は教室で「君の戦闘能力を見たい」と烏間先生に言われた。
「そうだ朱弧さん、君がどこまで出来るのか確かめてみたい。」
「と言われても~どうして中学校でそれを確かめるんですか?」
「……君は暗殺のことは何も知らないのか?」
「暗殺?」
「…私の部下が説明をしに君の家を訪ねて来たはずだが…」
「ああ、あの人達ですか…全員私の友達を見て逃げましたよ?」
…なんだと?
烏間先生は驚いた。防衛省で共に働いた者達が尻尾巻いて逃げていったと言う事実を。
「他の者たちに話せないような内容「一応言っときますけど、私の友達って人じゃないですよ?」______なに?」
余計に不思議だなぜ彼らはすぐに帰ったのだろう、あそこで何を見たのだろうか…いや、それよりも今は目の前の彼女に暗殺のことを説明しなければ。
「そうか…だが取り敢えず先に暗殺のことを説明しよう。」
そう言うと烏間先生は暗殺について説明した。自分が防衛省に勤務していることも。
彼女はなぜカルマが先生に向かってナイフを投げ、皆も殺す殺すいっていたのか理解できた。
だが、彼女は彼が防衛省と言う政府の者ということに対してにらみつけてきた。
「______ということだ。そういうわけで、君と模擬戦を行って君が何処までかを確かめたい。」
「…やだと言ったら?」
「…済まないが君に拒否権はない例え生物を殺すのが嫌だったとしても…」
「いやいや、そうじゃないですよ。別に人の一人や二人生きるために殺してますし今更生物を殺すのに抵抗なんてないですよ。ただ…」
「ただ……?」
「ただ、とっても嫌いなんですよ政府は。昔々ここが帝国何て呼ばれてる時代に私たちに行われたことが非っ常に
とんでもないことですから。私はあなた達政府がとっても憎いです。昔の過ちを侵さないとか言いながら普通に侵している政府が。私達をさらって呪いまで使おうとしても結局負けを認めて一切の謝罪もせず、あろうことか私を殺そうとした政府のことが嫌いですよ…今でもね!!」
それはまるで少女が今まで貯めてきたものを吐き出すようだった。まるで親の仇のように烏間先生を睨む朱弧。彼女に取っては実際にそうなのかもしれない。唐突に彼女は烏間先生に背を向けた。
「…もう帰りますね。さよなら…貴方のその目は好きですよ。真剣に相手を見てくれるその目は。」
「……ああ、さようなら。」
烏間先生は彼女の背中を見ながら気になっている部分があった。それは彼女の見た目と出自である。もし帝国時代の人だったとしたら少なくとも80年は生きているはずだ。だが、見た目はとてもそうには見えない。
(…少し調べる必要があるな……)
そう思いながら烏間先生は教室を後にした。