ダンジョンにねじれる者がいるのは間違っているだろうか   作:屈曲粘体

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契約する者ボーンスライム

 翌朝、私と春姫ちゃんは大きな問題に直面した。

 

……ヤバイ、紐神ちゃんの連絡先聞いてない!

 

 昨日、紐神ちゃんが自信満々に走り去っていった時になんとなく感じていた不安の原因はこれか!

 何で気付かなかったんだ俺のバッキャロウ!

 

 どうする?どうする?

 紐神ちゃんを探そうにも、私達はあの娘の本名を聞いていないから難しい。

 逆に、紐神ちゃんの方も春姫ちゃんの名前を聞いてないから見つけ出すのは難しいだろう。

 オラリオは大都市だ。広い上に人も多い。

 手がかりも無しに土地勘も無いまま一人の人を見つけ出すなんて、不可能に近い。

 ははは、詰んだ。マジでどうしようもない。

 しょうがない。ここは諦めて、また別のファミリア探しを……

 

 

『や、やったー!ついにボクにもファミリアが!』

 

 

 ぐががぁぁぁッ!ダメだ!ものっそい心苦しい!

 あんなに笑顔で喜んでた紐神ちゃんをガッカリさせるなんてできない……

 

 あんなに無邪気に喜んでたんだよ……絶対に悲しむよ、場合によっては泣くかもしれないよ……そんな事になったら、私の罪悪感が……

 

 それに、よく考えたら、数十件まわってやっと見付けた良さそうなファミリアだからね。

 また同じ事を繰り返しても、上手くいくとは思えない。

 ここは、紐神ちゃんを探す方向で考えよう。

 

……あっ!閃いた!

 

 ここは、「悪魔」に聞いてみよう……

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

「うがー!ボクのバカー!せっかくファミリアの団員が見つかったのに、何でちゃんと名前を聞いておかなかったんだ……」

 

 

 一等地、とは呼べないが、上から数えた方が早い区画に佇む一軒家のよく掃除された一室で、神ヘスティアは頭を抱えている。

 

 

「どうしよう……」

 

 

 いつもは元気いっぱいにフリフリと揺れているツインテールも元気なく萎れさせて項垂れる神ヘスティアに、コンコンと扉を叩く音が聞こえてきた。

 

 

「はーい。今出ますよー……誰だろう?」

 

 

 家に来て30分と少し、当然、まだご近所様への挨拶もしていないので、訪ねて来る人などいないはずだ。

 神ヘスティアは首を傾げて扉を開けた。

 

 

「本当に神様がいました!流石アヤカシ様です!凄いです!」

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 ふぅ。なんとか紐神ちゃんが見つかった。良かった、良かった。ここまでして見付けられなかったら、どうなることかと思ったよ。

 

 

「本当に神様がいました!流石アヤカシ様です!凄いです!」

 

 

 喜ぶ春姫ちゃんに、驚いて固まっている紐神ちゃん。

 今の二人の姿を見られただけで、やって良かったって素直に思えるね!

 

 何故、紐神ちゃんの居場所が分かったか。

 それは、呪文「悪魔の契約」によって、紐神ちゃんの居場所という「知識」を得たからだ。

 

 「悪魔の契約」は簡単に言うと、犠牲を払った分だけカードをドローする呪文だ。

 それが、どうして紐神ちゃんの居場所に繋がるのか、それは、フレーバーテキストが関係してくる。

 例えば、ドローソースなら「知識を得る」、ハンデスなら「忘却する」つまり、「手札=知識」と考えられる。

 よって、「悪魔の契約」は、「代償を払う事で知識を得る」という効果だと考えられる。

 そう仮説を立てて実行し、その通りの効果を得られたというわけだ。

 

 払った代償はちょっと痛かったけど、驚愕から復帰して、春姫ちゃんと一緒に喜びを分かち合っている紐神ちゃんを見ていると、後悔なんてちっとも湧かない。

 これから春姫ちゃんが紐神ちゃんからファルナを貰って、ダンジョンに入れるようになる事を考えれば必要経費と割りきれるからね。

 

 さあ、周りの注目も集まってきちゃったし、そろそろ中に入ろうって提案したいんだけど、その手段がない。

 デスマーチ先生がいないのだ。

 

 なんでも、私が召喚したクリーチャーは、活動時間に限界があるらしいんだ。

 時間にして約一日。

 デスマーチ先生は、完全に一日以上顕現してたけど、あれは省エネモードだったかららしい。

 春姫ちゃんの耳にくっついていた時は、戦闘能力の全てを削って意思だけを残していた状態だったらしい。

 それでも、倍くらいまでしか増えないらしく、ギリギリで紐神ちゃんの居場所を通訳して消えてしまった。

 今は、町中で再召喚するわけにもいかず、そのままの状態だ。

 

 かなり無念そうだったけど、前科があるせいでイマイチ信用できないんだよね。

 なんか、ひょっこり現れて、私の言葉をねじ曲げて春姫ちゃんに伝えてからかう姿が簡単に想像できる。

 まっ、どっちにしても、ダンジョンにさえ行ければそこで再召喚できるから大した問題じゃないことに変わりはないね。

 

 あっ、周りの人にジロジロ見られてることに気付いて、二人とも顔を赤くして家に入っていったよ。やっとだね。

 それはそうと……嫁入り前のうちの娘達をなにジロジロ見てんじゃゴルァ!特に、一部に明らかに邪な目をしてるヤツらがいるじゃねぇか!

 あんまし舐めた真似してると、デススモーク撒くぞ!

 

 オラリオは本当にどうなってんだ!ロリコンが湧きすぎだろ!

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

「ふぅ。それじゃあ改めて、ボクはヘスティア。君は?」

 

 

「春姫と申します!」

 

 

 紐神ちゃんの名前はヘスティアって言うらしいよ。

 ヘスティア……ヘスティア……うん。知らないね!

 まあ、ここの神様が私のいた世界と一緒っては限らないから当然か。もちろん、私の知識不足の可能性も考えられるんだけどね!

 

 

「うんうん。春姫君か。君にぴったりの良い名前だね!さ。服を脱いで、ここに座ってくれ」

 

 

 ブッフォイッ!

 ひ、紐神ちゃん、改めヘスティアちゃん。突然、何を言い出すんだ!?

 まさか、入団の儀ってソウイウ事をするのかい!?ファルナを刻む(意味深)なのかい!?

 春姫ちゃんとヘスティアちゃんが……ゴクリ。

 

 うん。これはしっかりと確認しないといけないね。保護者として。そう、保護者として!

 

 保護者は、子供の成長を記録するものだ。入団の儀とは、言ってみれば、入学式みたいなもの。

 今の私は子供の入学式をビデオカメラで撮影する親のようなものだ。やましい物など一つもない。

 

 さあ、私に成長を見せておくれ。

 

 

「服をですか?」

 

 

「ああ、上着だけでいいよ。これから君に、ボクの恩恵を刻むんだ」

 

 

……いや、ガッカリとかしてないよ。ホントダヨ。

 

 むしろ、私はどこにガッカリする要素があったのか欠片も分からない。私は見た目はリビング・デッドでも、中身は清らかだからね。

 

 ロリコンとは違うのだよ!ロリコンとは!

 

 さて、ヘスティアちゃんはニコニコ笑顔で春姫ちゃんにファルナを刻んでいるよ。

 

 上半身をはだけた春姫ちゃんのむき出しの背中を素手でせっせといじくるヘスティアちゃん。

 これは、これで……ハッ!何でもないからね!

 プルプルッ!わたし、悪いスライムじゃないよ。

 

 さあ、春姫ちゃんとヘスティアちゃんはもう少しかかりそうだから、私は趣味の瞑想でもしてよーかな。

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

「ふぅ。これでよし。完璧な出来映えだと自負するよ!」

 

 

 おっ。終わった感じかな?そろそろ目を開けても良いのかな?

 

 

「ハイ!終わったようですよ!目を開けるとは……アヤカシ様はお休みになっていたのですか?」

 

 

 う、うん。まあ、そんなとこだよ。それよりも、どうだい春姫ちゃん、どこか変わった感じはあるかい?

 

 

「体の中がぽかぽかしてすごいですよ!」

 

 

 なるほど。良かったね春姫ちゃん。これで……あれ、この感じまた?

 完全に話が通じてるよね?さっき、アヤカシ様って言ってたし。

 ちょっ、デスマーチ先生、やっぱり嘘だったじゃないっすか!二度目は驚きの鮮度が悪くなってて正直微妙ですよ!

 

 

「いえ、道化師さんではなく……あれ、どうしてアヤカシ様とお話ができているのでしょうか?」

 

 

「春姫君。君、さっきから一人で何と話してるるんだい?」

 

 

 やっべ、ヘスティアちゃんに怪しまれてる。こんなあからさまに会話してたらそりゃそうか。

 とにかく春姫ちゃん。なんとか誤魔化して!

 

 

「え、えーと、その……な、なんでもありませんよ!」

 

 

「……嘘だね。ボク、神だからそういうの分かるよ。せっかくファミリアになったのに、隠し事なんて悲しいじゃないか。ボクにも教えておくれ……その風呂敷が怪しいね」

 

 

 待って!ストップ!ヘスティアちゃん!

 その中を覗いたらマズいから!閲覧注意のグロ画像だから!中にリビング・デッドが入ってるから!

 あっ、あっ、らめえぇぇぇぇぇぇ!

 

 

「……へっ?」

 

 

……やあ、こんにちは(裏声)

 

 

「も、モンスター!?春姫君、どうしたのこのモンスター!?」

 

 

……モンスター?モンスターと言ったかヘスティアちゃん?

 

 訂正だ!訂正を求める!私はモンスターではなくクリーチャーだ!

 デュエルマスターズとデュエルモンスターズを混同するんじゃない!

 確かに、ネット上では、「城之内死す」をはじめとした遊戯王のネタを度々見かけるけど、デュエマだってアニメ化してるんだ!

 長年多くの人に愛され続けているんだ!

 

 

「ちょっ、春姫君!なんか物凄く獰猛な雰囲気を感じるんだけど!今にも噛みつかれそうなんだけど!」

 

 

「ヘスティア様!アヤカシ様はモンスターではなくクリーチャーだと仰っています!アヤカシ様のお怒りを鎮める為に、どうか訂正と謝罪を!」

 

 

「く、クリーチャー?なんだいそれは?モンスターとは違うのかい?」

 

 

 キシャーッ!

 貴様、デュエルマスターズをコケにするか!

 

 

「ご、ゴメンよ!もうモンスターって呼ばないから許しておくれよ!」

 

 

「アヤカシ様、どうか、どうかお怒りをお鎮めください」

 

 

 ハッ!私はいったい何を……

 

 くっ、モンスターって呼ばれて、つい、デュエマと遊戯王のどっちがメジャーかで前世の友人と言い争った記憶が再燃してしまった。

 あのときは拗れに拗れて結局、間をとってポケモンカードとか言って、入ってきた別の友人を両サイドから殴って終結したんだっけ。

 今思うと、不毛な争いだったね。結論としては、デュエマも遊戯王もポケモンも全部面白い!TCGに貴賤無しだね!

 

 確か、小学校の頃だっただろうか。今となっては良い記憶だ。……もしかして私って、そこからあんまし成長してない?

 いや、そんな事はないはずだ。

 三角関数とかも計算できるし、運動方程式も使えるし、英文だって読める。うん。私賢い!私できる子!

 

 さて、落ち着いたところで現実見ようか。

 

 小刻みに震えながら距離をとってこちらを窺うヘスティアちゃん。私の怒りを鎮めようと必死に祷りを捧げる春姫ちゃん。

 

 うん。大惨事だね!……本当に申し訳ありませんでした!

 

 異世界に来たからか、ブラック企業を辞められたからか、ねじれる者ボーンスライムになったからか、もしくはその全てか。

 どれが理由かは定かじゃ無いけど、最近どうにも感情の起伏が激しい。

 ブラック企業時代の私は、もっと感情が死滅してたはずなんだけどね。

 お亡くなりになっていたと思われていた私の感情がインフェルノ・ゲートしたのは嬉しい事なんだけど、年端もいなかい娘達にこんな顔させるのは良くないことだよね。反省せねば!

 というか、さっさと事態を収拾しないとね。デスマーチ先生に話しかける要領でいいのかな?

 

 春姫ちゃん。ごめんね、驚かせちゃって。ヘスティアちゃんに、もう怒ってないよって事と、こっちこそゴメンって伝えてちょうだい。

 

 

「いつものアヤカシ様に戻られました!ハイ!お伝えいたします」

 

 

 うん。やっぱり春姫ちゃんと会話できてる。春姫ちゃんの話だと、デスマーチ先生が通訳してる訳じゃ無さそうだし、どうして急に喋れるようになったんだろう?

 

 

「本当かい?本当にもう怒ってないのかい、アヤカシ君?ボクの事を食べたりしないかい?」

 

 

 うわぁ……かなり怯えられてる。

 ヘスティアちゃんは春姫ちゃんの後ろに隠れながら、チラチラと顔を出してこっちを窺っている。

 まあ、第一印象もあるだろうけど、こっちが普通の反応だよね。私は見目恐ろしいリビング・デッドだ。親しげに接する春姫ちゃんが特別なのだ。

 それはそうとヘスティアちゃん。食べられる心配はないからね。もと人間の私としては、人を食べるなんて気持ち悪くてできないし。

 食べるなら魔石がいい。マナ溜まるし。

 

 ホラホラヘスティアチャーン コワクナイカラコッチオイデー イッショニアソボウヨー

 

 

「ひっ、ヒイッ!」

 

 

 サッと飛び退いて距離をとるヘスティアちゃん。

 知ってた。

 

 春姫ちゃん。私が一緒だと話が進まなそうだから、隣の部屋で待ってるよ。

 

 

「は、はい!ヘスティア様に分かっていただけるように頑張ります!」

 

 

 無理しなくていいからね。できる範囲で頑張ってねー。

 

 ふんす!と意気込む春姫ちゃん。

 やっぱりいい娘だね。

 春姫ちゃんの姿に癒されながら、私は隣の部屋に移動し待機する。

 

 そうだ、やることもないし分裂の練習でもしよう!

 すばやく分裂できれば、もしもの事態に手早く対応できるでしょ!

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

 あれから何度も分裂しては分身を消してを繰り返してたら、所要時間が一秒くらい縮まったよ!

 まだまだ時間はかかっちゃうけど、このまま練習を続けていけば、緊急時にも対応できるようになるだろう。

 

 おっ、ちょうどいいタイミングでノックされたね。

 話はついた感じかな?

 

 入っていいよー!

 

 

「は、入るよアヤカシ君!」

 

 

 ファッ!?どうしてヘスティアちゃんが!?

 なんか表情怖いよ?

 

 

「いいかいアヤカシ君。絶対、絶対に動かないでいておくれよ」

 

 

 鬼気迫る様子で近付いてくるヘスティアちゃんに気圧されて動けなくなる私。

 さながら蛇に睨まれた蛙だ。

 ヴィジュアル的に逆な気もするけど、所詮私はパワー1000の弱者なので強ち間違いという訳でもない。

 

 えーと、ヘスティアちゃん?きっと、話せば分かると思うんだ。だから、そんな怖い顔しないで、穏便に……

 

 私の言葉が伝わるはずもなく、一歩、また一歩と距離をつめるヘスティアちゃん。

 そして、ついに私の目の前までやって来て……

 

 

 ちょこん、と人差し指で私の体に触れた。

 

 

「……!やったー!春姫君、ボクはやったぜ!アヤカシ君の体に触れたぜ!」

 

 

「はい!頑張りましたね、ヘスティア様!」

 

 

 その後、ヘスティアちゃんはいつの間にか部屋に入ってきていた春姫ちゃんの所へ行き、二人で喜びあっていた。

 えっ?なにこのテレビのハ虫類に触る企画みたいな感じ?何がどうなってこうなったの?

 

 

「アヤカシ君は春姫君の恩人って聞いたからね!初めての眷属の大切な人はボクも大切にしたいからね!」

 

 

 ヘスティアちゃん……いい娘だ……ヘスティアちゃーん!

 

 

「うわっ!……でも、まだ慣れてないから、できればガッと来るのは止めてくれないかい?」

 

 

 あ、すみません。つい、こう感情が高まってルパンダイブを試みてしまいました。反省してます。

 ねじれる者ボーンスライムからルパンダイブされるって普通にトラウマ物だよね。

 私も同じ反応すると思う。

 その点、春姫ちゃんってスゴいよね。避ける姿が全然想像できないもの。むしろ、全力で受け止めてくれそうだよね。

 

 

「むむ。なんとなくアヤカシ様に褒められている予感がします!」

 

 

 褒めてると言えばほめてるのかなぁ?

 まあ、耳と尻尾をピクピク動かして嬉しそうにしてるし、褒めてるでいいか。

 

 そういえば、さっきの騒ぎでスルーしてたけど、何で春姫ちゃんと会話できるんだろう?デスマーチ先生は今回は関係ないっぽいし……春姫ちゃん、何か心当たりある?

 

 

「いえ。私にもありません……どうしてお話しできるようになったのでしょうか?」

 

 

「春姫君がアヤカシ君と喋れる理由かい?それなら、春姫君のレアスキル『異形共鳴(シンパシー)』のお陰だと思うよ!」

 

 

 レアスキル?なんか凄そうな響きだね!コモンの私よりは絶対に貴重だよ!

 殿堂orプレミアム殿堂にならないように気を付けてね!

 

 

「レアスキル、ですか?」

 

 

「うん!有望そうな経験値があったから、恩恵を刻むときにちょちょいとね。春姫君は魔法も使えるみたいだし、最初からスキルと魔法を持ってるなんて、君は絶対に大成するぜ!ボクが保証するよ!」

 

 

 おおっ、魔法!

 異世界と言ったらコレって感じだよね!

 まだ、お昼には時間があるみたいだし、早速迷宮に行って試してみようよ!

 

 

「了解です!私も楽しみです!それではヘスティア様、行って参ります!」

 

 

「あっ、ちょっと待っておくれ春姫君。ボクもこれから出掛けるから、合鍵を渡しておくよ」

 

 

「ご用事ですか?」

 

 

「うん。ちょっとバイトにね。ヘファイストスにここを頼んだら、家賃がわりに働けって言われたんだ」

 

 

 笑って答えるヘスティアちゃん。

 

 ヘスティアちゃんが働く!?

 言葉の端々からニート臭を醸し出していた、あのヘスティアちゃんが働くだって!?

 そうか……ヘスティアちゃん、本気なんだね!

 私はニートにとって、働くという選択肢を選ぶことが、どれだけ困難な事かを知っている。そうまでして拠点を手に入れてファミリアを立ち上げた事から、ヘスティアちゃんの本気さが分かる。

 私は、猛烈に感動しているよ!

 

 

「なんか、アヤカシ君から生暖かい視線を感じる……まあいいや。それじゃあ、春姫君。ボクも頑張るから、君も無理しない範囲で頑張ってね!」

 

 

「はい。ヘスティア様!お互いに頑張りましょう!」




手札って、フレーバーテキストでは、知識や記憶の他に、魂にも例えられてるんですよね。
魂を悪魔から買う……逆感ありますね。普通は売る方です。


・悪魔の契約(呪文)

文明 :闇
コスト:2

自分のマナゾーンから好きな枚数のカードを自分の墓地に置く。その後、その枚数と同じ数のカードを引く。
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