彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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ヒャッハー!英雄派アァー!真の涙目になる事が確定な心の準備はイイかああああー?!


EP百壱「京都の大決戦!PARTⅢ」

Side一誠

「皆、準備は良いな?!」

「「おう/はい!」」

俺達は異世界組と共に英雄派が潜伏している二条城へと突撃した。

「八百万の剣!」

「クリカラ!そしてバーニングボルト!」

「シュヴァルトライテ!」

「「ていやあー!」」

「ぎゃああああ!?」

信、俺、ユフィナ、レイナーレ+ミッテルトの波状攻撃が城外を張っていた英雄派の構成員をふっ飛ばしていた。

「やあ来てくれたようだね」

「先日のリベンジマッチといこうじゃねえか!」

剣崎が対峙したという魔剣使いと織斑が対峙したという大男が騒ぎを聞きつけて出てきた。

既に発動していたサプレッションフィールドに耐えるとはな。

曹操とかいう奴は今の所は出てくるつもりがないようだ。

「お前達はかなりの痛手を負っていたと思うが?」

剣崎が奴等に問う。

「恐らくテロリスト共に出回っているという模造品のフェニックスの涙を惜しみなく投入したのだろう」

「その通りだよ堕天使総督。

まあ早々に多大に消費する羽目になるとは此方も予想外な事ではあったけどね」

アザゼルさんの問いに魔剣使いはそう答える。

「はあ…どうやらあの程度では力の差が理解出来なかったようだな…それと寧流が相対していたあの金髪の女性はどうした?」

「ああ、ジャンヌの事かい?彼女なら英雄派を抜けるだなんて言い出してきたものだから今回の実験に付き合ってもらう事にしたよ」

「全く馬鹿な女だぜ。俺達には英雄になるという覇道しか残されていないというのによお」

「よく分かった…」

英雄派の言葉に織斑は静かにキレているようだ。

「俺の采配が甘かったようだ。

お前達はこの場を以てこの俺、セラフィーノファミリー第十五代目首領、春季・織斑・フェッロン・セラフィーノの名において裁きを下そう!」

織斑は高らかにそう宣言した。

ってか何処かで聞いた事のある名前だと思っていたが真逆のマフィアの現ボスだとはな。

「えっとイッセーだっけ?

貴方は早く曹操とかいう奴を止めに急いで下さい!」

「分かった!」

俺は織斑達にその場を任せ城の奥へと進んでいった。

 

Sideミッテルト

「あー…英雄派だかなんだか知らんがご愁傷様とだけ言っておこう…」

「うん…ほんとにそうだね…」

「って何呑気にコーヒータイムなんて始めてるんすか!?此処敵地のド真ん中っすよ!?」

最近影が薄い気がしてるミッテルトっす。

ウチらに協力してきた異世界組の人達は呑気にブレイクタイムを決めていました…え?此処敵地っすよね?…

「敵さん方が自ら彼の地雷に片足所か体毎突っ込んじゃった様なものだからねえ…」

「ああなれば逆に我々が介入したら只の足手まといにしかならんからな」

「それに残存している有象無象共になど片手ありゃ負けないしな」

「そ、そうなんすか?…」

ウチが可笑しいんすかコレ?!

「まあどの道音六ちゃん達のライブが始まったらこの作戦の成功率は二百%以上突破が余裕だからねえ…」

異世界組はどこか遠い目をしていた。

当たり前の様に残存勢力の下っ端共は彼女達の片手でぶっ飛ばされていた。

え?マジで何が始まるというんすか?

「第四次世界旋律(戦慄)愛大戦だ」

なんすかソレ!?

後にウチらはその光景を目にしてテロリスト連中に憐みと同情の気持ちしか沸いてこなかった。

 

Side春季

「あン時は油断したが今度はそうはいかねえ!」

「取られた魔剣も返して貰うよ!」

やはり奴等は己の慢心が招いた結果だと思い込んでいた。

今一度力の差というものを否応にも分からせてやる必要性がある。

それにコイツ等は変わろうとしていたジャンヌさんを事もあろうに怪しげな実験に巻き込んだ。

それは真の英雄にあるまじき行為だ。

「お前達がどう足掻こうと無様さを晒す事になるだけだぞ」

「!貴様ー!」

「無駄だ!ホオーワッ!」

俺の挑発に乗せられたヘラクレスとか名乗っていた大男が拳を振り上げてくるが片拳で止める。

「何っ!?」

「呆けている場合か?

ワタァッ!」

「ぐわっ!?」

ラブパワーを纏ったカウンター素手パンチを喰らわしヘラクレスをふっ飛ばす。

「ヘラクレス!?…なら僕の魔剣達が相手ならどうだい?!」

「言っただろう無意味だと!」

「そんな馬鹿な!?僕の魔剣を素手で!?…」

ラブパワーはその程度の剣で貫けはせん!

「今度はこっちの番か?アチャァー!」

「ぐがっ!?」

懐に入ってきた剣使いの男をカウンターで空高く蹴り上げる。

「ブースター全開だ!」

「な!?飛んで…」

俺はすかさず雷牙のブースターを吹かし上昇し奴に急接近する。

「鳳恋愛式亜流奥義<恋・鳳凰雷舞脚>!!アッタァー!」

「がっはああああー!?…」

奥義を叩き込み剣使いを地上に落とす。

「ジークフリート!?…野郎!これならどうだあー!?」

「馬鹿の一つ覚えだな!」

仲間を又もやられヘラクレスはまた爆発弾を撃ち込んでくるがラブパワーで防ぐ。

「ならばあ!」

標的を変えようとしたのであろう。

ヘラクレスは俺を飛び越えて向こうで戦っている人達を狙おうとした。

「!?体が…」

だが彼は何かに抑えつけられたように膝をついてしまう。

始まったか!

「『歌と愛が照らす明るい未来の為に!』」

「『そして世界平和の為に!』」

「『戦い守る人達の為に!』」

「『私達も全力で歌うから皆も祈り楽しむの!』」

「『それじゃあ!ライブスタート!♪~』」

「『ワー!\( 'ω')/』」

「歌が!…」

「な、なんだ!?…」

京都の街のあちこちに空中ディスプレイが表示される。

音六達の半ゲリラライブが遂に始まったのだ。

ヘラクレスらテロリスト連中は戸惑いを隠せない。

コレでもう負ける気がしねえ!

「聞こえるか?世界の平和を願い大切な人の為に祈る人達の声が!

お前等の身勝手なエゴなどに彼等の愛する心は負けない!」

「何をワケが分からん事を!」

俺の言葉は愚か音六達の歌や観客達の祈りに込められたメッセージすらも無意味か…。

「どんなに強靭に鍛えた体や力を持ったとしても其処に誰かを想う心が無ければそれは只の無秩序な暴力でしかねえ!

それすらも理解しようとしないアンタのその肉体は俺の愛に満ちた拳の前では最早木偶同然だ!」

「うるせえ!力は所詮力じゃねえかよ!」

「これ以上の問答は最早無意味!

愛に満ちたこの拳の連撃、その身に受けてみな!

ホオー!ワアーアタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタアーチャアー!!」

「ぐげっ!?…ぶがっ!?…」

「<真愛・鳳凰千百撃>!」

「がああああー!?…」

俺の千百連の拳の奥義を叩き込まれヘラクレスは壁に叩きつけられる。

「ま、まだだ…俺様にはまだコレがある!」

「はあ…」

フェニックスの涙とかいうもので回復したみたいだが逆に悪手、損手だな。

「ならば俺の数ある最高クラスの愛の一撃を受けてみな!

<凰陣爆愛拳>!!」

「なっ!?…」

「愛無き者に愛ある一撃を!ホオーワッタアァー!!」

「ぐわああああああー!?……」

完全回復したのも束の間ヘラクレスは俺の奥義の一撃を受け完全に沈黙した。

「う、嘘ーん!?…」

さてと、ジャンヌちゃんを救って曹操とかいう奴にも一撃いや完膚無きまでに愛の真髄を叩き込んでやろうとするか!

俺は先に突入した一誠を追って城内を進んでいった。

 

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