Side一誠
「…そうかありがとう」
「どうでした?」
「どうやら南雲氏の写真を見せて訪ねてみたがどうやら同姓同名の恐らく高ランク帯であろう冒険者がつい先日迄この宿に滞在していたらしい」
「それじゃあ南雲君は…」
「恐らくは大迷宮の何らかの影響を受けて姿形が大分変化したんだろうと思う。
次の街へと急ごう、恐らく彼は其処にまだ居る筈だ」
「はい!」
その様な情報を得た俺達はこの街を早々に離れて次の街であるウルの街にへと向かった。
そこで…
「「な、南雲君だよね/ですよね?ってん?」」
「…」
件の人物であろう白髪の男と対面すると別行動を取っていた彼女達の担任の先生が率いるグループとも遭遇した。
正直に言わせてもらうとこの先生にはあまり良い印象などは抱いていない。
教師としていかんせん未熟過ぎるのだ…というか分かりやす過ぎる檜山のグループが行っていたイジメに流石に気が付けずに放置していた時点で好印象など抱ける筈もない。
「えっと…」
「今迄一体何をしていたのですか南雲君!?」
「いやいやそんな事言う資格貴方には無いと思いますが?」
「え?」
「白崎さん達に聞いたんですが檜山のグループは日常茶飯事に彼に対していわれなき罵詈雑言やらも言ってたようですね。
他の先生方は兎も角として担任の貴方が気が付けなかったのは流石に可笑しいといわざるを得ないですよ」
「う!?…」
先生が南雲に詰め寄ったが俺がそう言うと押し黙る。
「お前達は?」
「俺達はとある事情が重なってこの世界にへとやって来た」
「重なって?という事は…」
「ああ、丁度お前達の失踪事件とな」
「そういう事か…なら此処で真実を話すとしよう」
南雲の問いに俺がそう答えると彼は納得した表情になる。
そして彼の変化、それと創造神とされているエヒトルジュエに関して聞いた。
「やはりそういう事だったか…だとすると余計に放置してはおけないな」
たかが自分達の持て余した暇の為に遊戯と称して人々を煽り無意味な争いに駆り立て尚且つ他の世界に干渉出来うる様な存在を絶対に許す訳にはいかない。
「「!」」
話を終えた直後ローナと南雲の傍に居た兎耳の少女の様子が可笑しくなる。
真逆!…
「何かが仕掛けて来るか!…」
「うん…」
「どうやらそのようだな…シア?」
「はい…この街に魔物の大軍勢が押し寄せてくる未来が視えました…」
ローナがそう答え、兎耳の少女シアもそう答える。
俺は即座にスマホを取り出しサーチをかける。
「!やはり既に産まれ落ちてしまっているか!…」
既にこの世界に逃げ込んだであろう上級フレイズが下級フレイズを生み出しているようでこれから襲撃してくる魔物の大群に混ざり入っている事を確認した俺は迎撃準備を整えさせに入るのだった。
愛ちゃん塩対応 ヒロイン化するつもりないし