Side一誠
「ギャオオオー!」
迎撃準備を完了させた数分後に大量の魔物と下級フレイズの軍勢がウルの街へと襲撃をかけてきた。
「来たか!…向こうの魔物共らの相手は其方に任せる!
迎撃チームいくぞ!」
「「了解!」」
「魔王様、いってらっしゃい!…」
「おう!」
ローナ達には街の住人達を安全な場所へと避難させる為と後方支援の為に急遽即席ステージをクリエイトし歌ってもらう事に。
『もしも時代が場所が違う何処かなら僕等は何になっていただろう
形は違うとしてもきっと惹かれ合い傍に居ただろう
だから傷も痛みも君だけが背負うのは終わりにしよう見つめる僕をどうぞ 信じて良い下手な笑顔だけど♪』
「マルチプル!レイナーレ!」
「分かったわ!はあっ!」
マルチロックオンしレイナーレに指示して大量の光の槍を上空から投擲して奴等を足止めさせる。
『疾走れ 流れ流れる流星が広い空埋め尽くすSleeplessNight この手で 誓うよ 強い愛のEmbrace 掴め 気高く光る切っ先は悩みの雲も引き裂いてゆけ闇を照らし進もう昨日より確かな紲で♪』
「この場には上級フレイズはいないようだが…ぬうん!」
「はああああああー!!」
俺達の総攻撃でフレイズ共の半数が消し飛んでいく。
『もしも未来が視える力があれば幸せと呼べる日々は続くの?小さな奇跡を信じ喜び合える今が好きだよ だから声を枯らして君の輝く姿追いかけた 惹かれる理由はきっと誰も知らない心呼び合うだけ♪』
「ハクリガ!!」
そこで俺はハクリガを構えて穴を突っきって残存しているフレイズを叩き斬っていく。
『疾走れ 陽炎揺れる白昼夢まるで飛んでゆきそうなEmbraceSight この目で 見たモノ 分かち合えるEmbrace 掴め 悩み悩んで見つけた指に絡む糸を手繰り寄せて息をきらしていこう離さないよ確かなEmbrace Blade♪~』
「!」
その時ふと感じる魔力に違和感を感じ取りその地点を目にした。
「糞っ!…さっきから何だこの耳障りな声は!?…」
「おい」
「!?な、何だ貴様は!?俺は魔王軍の幹部であるぞ!」
「どうでもいい
テメエが向こうの魔物達の襲撃を手引きした黒幕なのだろう?
とっとと消し飛べ!」
「ギャアアアアー!?……」
背後から気配を消して接近したら流石に気が付き喚いてきたが俺は有無を言わさずして即座に消し飛ばした。
「一誠先輩」
「ン?」
一息つこうとしていた所にユイリちゃんが声をかけてくる。
「可笑しな魔力反応を出していた不審な人物を捕縛したんですけど…」
「そっちもか…」
ユイリちゃんからの報告に俺は確認しに街へ帰還した。
「そういう事だったか…」
どうやらもう一人の黒幕は何時の間にか行方不明になっていた男子生徒の一人だったらしい。
虚栄心を先程俺が消し飛ばした魔族に利用されたようで今回の襲撃を計画したようだ。
だが彼も檜山らの行っていたイジメの割を食っていた被害者という事もあり、南雲が非情にも彼を射殺しようとしたがなんとか止めた。