彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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二次入荷の遊戯王レジェコレ1BOXで灰流うららの20thシクを引き当ててしもうたぁー!
LW様さまアザース!
そして総員、推奨戦闘BGMの用意を!



EPⅧⅩ「聖女と堕天使と陰謀PARTⅥ」

Side一誠

「ふむ…そんなに敵の数は多くはないようだな」

戻って来た召喚獣を回収しリコールで記憶を共有する。

すると廃教会内部で張り付けにされている俺が先日成也から助けた女性堕天使の姿が映し出された。

彼女の近くには見知らぬ白髪の神父がいるようだが恐らくはぐれだな。

そうか彼女もミッテルトと同じようにアーシアを助けようとしたようだ。

「皆行くぞ!」

「「はい!」」

俺とアコ、ローナで廃教会に真正面から道場破りではないが突入し、残りが教会周囲で増援の警戒に従らせる。

「アーシア、レイナーレ様…」

ミッテルトも協力したいと俺達についてきていた。

「大丈夫だ!絶対に間に合わせてみせる!」

「…それではウチもいかせて貰うっす!」

「<ゲイルブロウ>!」

俺はミッテルトにそう言い聞かせて共に廃教会へと殴り込みという名の強襲をかける。

バゴーン!

俺のゲイルブロウとミッテルトの投擲した光の槍が教会の扉を破壊し扉付近に居たはぐれ神父達を吹き飛ばす。

「ななな、何事でありますかぁー!?」

突然起きた惨状に困惑する白髪のはぐれ神父。

チッ!仕留め損なったか。

「フリード!」

「おんやぁ~?誰かと思えば裏切り者の糞堕天使ちゃんその2ではありませんか~」

「レイナーレ様に何をする気っすか!」

「何って決まっているじゃあありませんかぁ~!」

十字架に張り付けにされているレイナーレを目にしてミッテルトの問いに白髪神父フリードはいやらしい笑みでそう答える。

「その汚い口を閉じろ!お前の相手は俺だ!」

「あい?…なんで普通の人間なんかが此処に居るんすかぁ~?」

「魔王様!…」

「大丈夫だ!アコ達は早く地下に行ってくれ!でないと手遅れになる!」

「分かったよマスター!」

俺はアコ達を先へと行かせてフリードと相対する。

推奨戦闘BGM「Blow Outー8BitVer」♬

「およ?誰かと思えばついさっきの屑悪魔…ではない?…」

「アイツと見間違われるのは御免こうむるな!」

俺は既に手にしていたコードの剣でフリードへと斬りかかる。

「おっととお!?そんな鈍なんかで僕ちんに勝てると思ってンのかぁ~?」

「良い反応をしているな…だがただそれだけだ!」

こんな奴にハクリガやサクラを振るうまでもないな。

「<雷精よ 紫電の 一丸以て討ち果たせ ショックスフィアボルト>!」

「何ィッ!?…」

ショックボルトをアレンジしたショックスフィアボルトでフリードを牽制する。

「危な~!そうかテメェ…魔法使いか!」

「御名答!だがとっととそこを退いてもらうぞ!<吠えよ炎獅子 ブレイズ・バースト>!!」

『ガオオォー!』

一節詠唱のブレイズバーストをフリードへ向けて放つ。

「うおおおおおー!?…」

ブレイズバーストを受けてフリードは教会の門の前迄吹き飛ばされ激突し気絶した。

おっとアポーツで特物も回収しておくか。

そして俺はレイナーレと呼ばれた堕天使を張り付けから助け出す。

「うぅ…?此処は…!?」

目を覚ましたレイナーレは俺を目にすると飛び退く。

「安心しろ…と言っても無理があるか…兎に角俺は君の想像している人物とは別人だ」

「そ、そうなの?…確かに赤龍帝の気配は感じないし…」

俺の返答にレイナーレは一安心する。

「はっ!?そういえば…」

レイナーレが何かを言おうとしたその時だった。

「アーシアァー!」

「!?」

突然、邪魔者の声が聞こえてくる。

何故転生悪魔である奴が教会に?

「ああ!?…」

「レイナーレ!?そうかお前がアーシアを!」

「雷精よ!」

「うおっ!?…」

突如現れた成也がレイナーレの姿を目にしたらいきなり殴りかかってこようとしたので俺がショックボルトを撃ち込む。

すんでの所で回避されたが。

「テメェ、イッセー!そうかお前のせいで全てが狂ったんだな!…」

「何の事だ?」

成也は俺の姿も目にすると逆ギレを起こし今度は此方に狙いを変えてきた。

コイツの相手をしている暇など無いというのに!…

「兵藤君!」

「堕天使!それに…え!?ブリュンヒルドさん!?それになんですかこの状況は?…」

成也の後ろから搭條さんと騎士の転生悪魔である木場 祐斗までもが現れる。

恐らくグレモリーに命令されて成也を追ってきたようだな。

仕方無い此処は強引にでも…そう思っていた時であった。

「嫌ああぁー!?…」

教会地下から悲痛な叫びが聞こえてきたのだ。

「今の声は!…」

「アーシアの!…真逆ドーナシークが儀式術を!…」

俺の呟きにレイナーレが驚愕を露わにする。

しまった!…真逆アコ達でも止められないとは!?…

俺は急いで向かおうとするが…

「お前なんかを行かせるかよ!」『Boost!』

成也が御構い無しとばかりに阻んでくる。

「邪魔だ!<ショックボルトパンチ>!」

「ぐえええ!?…」

「兵藤君!?」

無論構っている余裕など無いのですぐに殴り飛ばす。

成也の身を案じたのか木場が駆け寄っていく。

「行くぞ」

「え、ええ…」

その隙に俺はレイナーレと共に地下へと急いだ。

 

少し遡って…Sideローナ

「待って!アコちゃん…」

「何?…」

「私の能力使うからキスしよ…!」

「そういえば精霊さんと合体も出来るんだっけ?

じゃあ存分にアコの力も使って!」

「うん!…」

私はアコちゃんに提案して彼女とキスしアストラルクロスリンクする。

「なななっ!?…こんな所で何しているンっすか~!?///~」

傍で目にしていたミッテルトちゃんが赤い顔をしていたけど…以前のサフィアちゃんといい私変な事何かしたかな?…

アコちゃんとリンクし私の体は白髪へと変化し、竜の翼と尾が生えてきた。

「行こう!…」

「りょ、了解っす…」

私がアコちゃんと一つになった事に呆気に取られているミッテルトちゃんと共に教会地下へと急ぐ。

 

Sideミッテルト

「アーシア!」

「む?客人ではなく鼠…お、お前はあの時の!

貴様ドラゴンだったのか!?

それに処分した筈の裏切り者までいるとはな…!」

「最初からアンタに仲間意識なんか無いっすよドーナシーク!」

私はドーナシークを睨む。

というかさっきは女の子同士のキスを突然見せられてその衝撃が強くて思わずスルーしちゃったけどAKOさんってドラゴンだったんっすか!?

ローナさんは恐らくキスした相手の精神と合体する能力?

そんな能力聞いた事無いっすよ!?…

それにしてもドーナシークは彼女が今は別人だとは気が付いていないようだった。

所詮は力だけで成り上がっただけの小者という事っすね。

 

Sideローナ(アコリンク状態)

「ミッテルトちゃんの友達を返して!…」

『返してよ!』

「誰が返すものか!此処迄どれだけの時間をかけてきたと思っている?!」

「そんなもの知らない!…返さないというなら私達は貴方を決して許さない!…」

私達はドーナシークだっけ?に最後の警告をする。

当然のようにドーナシークは此方に敵意を剥き出しにしてくる。

「邪魔はさせんぞ!」

「これ以上酷い事なんかさせない!…いくよ!…」

「はいっす!」

『いっちゃえ!』

これ以上の話は無駄だと理解し私はアコちゃんに借りた竜の翼を広げてドーナシークへと立ち向かっていった。

推奨戦闘BGM「Blue mind」♬

「小癪なァ!」

「そんなのに当たらないっ!…」

「其処だ!っす!」

「ぬおっ!?…」

ドーナシークが投擲してくる光の槍を回避したり竜の爪で叩き落としたりする。

ミッテルトちゃんの援護によってドーナシークが一瞬怯む。

「今!…<竜燐爪拳>【ドラゴストラッシュ】!…」

「ぐおおおおー!?…」

その隙を見逃さず私は竜の爪の連続攻撃をドーナシークに繰り出す。

「ぐふ…ふ、ふはははは!…」

「?…」

『まだ懲りてないのこのおじさん?!』

「何が可笑しいんっすか?!」

攻撃を受けても尚よろよろと立つドーナシークは気持ち悪い顔を浮かべながら突然笑い出した。

「この私が只貴様等と戦り合っていただけだと思っていたのか?」

「この後に及んでみっとも無く負け惜しみっすか?…いや真逆!?…ドーナシーク!アンタは!…」

ドーナシークの不可解な言葉にミッテルトちゃんが驚愕の表情をする。

『何か魔力の流れが可笑しいよ!?…』

「!?」

アコちゃんの言葉で私もようやく理解する。

「ふはははー!今更気が付いた所でもう遅い!

既に儀式術はたった今しがた完遂される!」

しまった!?ドーナシークを倒す事に躍起になっていて組まれていた魔法陣への対処を忘れてしまっていた自分達を呪った…。

「時限術式!…しかもウチらの魔力までをも利用してその時間を短縮しやがったんっすね!?…」

「その通りよ!さあ、至高の神器よ我が手に!」

「嫌ああぁァァー!?……」

ドーナシークがそう言うと魔法陣に固定させられていたアーシアちゃんの絶叫が響き渡る。

アーシアちゃんの体から眩い光が出てそれがドーナシークの体に入っていってしまう。

「あ、あ、ああ!?…」

「アーシアちゃん!そんな!?…」

「…」

その光景を目にしたミッテルトちゃんはへたりと座り込み、リンクを解除したアコちゃんがアーシアちゃんに駆け寄っていくが息が無い。

私も立ち尽くすしか出来なかった。

「ふははははー!この神器「聖母の微笑み」【トワイライト・ヒーリング】さえあれば私はもっと高みを目指せる!

そこいらの上級なんて目ではなくなるわ!」

私達から受けた傷をその神器で治しながら高笑いを上げるドーナシークに私達は歯がゆむ事しか出来ずにいた。

「言いたい事はそれだけか?…堕ちた天使」

「ドーナシーク!貴方は!…」

「!」

「レイナーレ…それにあの時の男か…!」

魔王様とレイナーレちゃんが駆けつけてきていた。

 

Side一誠

「魔王様、御免なさい…彼女を助けられなかった…」

「いや俺も詰めが甘かった…ローナ達は悪くなんかないさ…」

「マスター…!」

ローナ達を慰め俺はドーナシークに向き直る。

「只者ではないと思ってはいたが少しは裏の世界の知識はあるようだな」

「御託は良い…彼女の命返して貰うぞ!」

「そういう訳にはいかんな!

それにこの娘は神器のおかげで不幸な目に遭っていたのだ。

これは救済でもあるのだよ!」

己の醜い欲望の為だけに優しいアーシアの命を奪い、ローナ達を嫌な気持ちにさせたドーナシークの言葉に俺はキレた。

「本人の望まぬ救済など救済ではない!

お前の論理は結局は己の欲望を満たす為の只の戯言にしか過ぎない!」

「減らず口を!…ならば此処で死を与えてやるわ!」

「良いだろう!…ならば其方も命を賭けてもらうぞ!」

ドーナシークの売り言葉に俺は力をほんの少しだけ解放する。

推奨戦闘BGM「Blow Out」♬

「な、なんだその強大な魔力は!?」

「なあに、ほんのちょっとだけ力を解放しただけだぜ。

それとも怖気づいたか?」

「に、人間の小僧などに誰がっ!」

「〈力よ無に>!」

「何!?…」

俺の挑発に乗ってドーナシークは光の槍を投擲してくるがディスペルフォースで打ち消してやる。

ドーナシークは驚愕の表情をしている。

「それだけか?至高の堕天使さん(笑)よぉ」

「な、舐めるなァっ!」

またも挑発に乗り今度は何十本もの光の槍を投擲してくる。

「馬鹿の一つ覚えってこういう事だな!

<金剛法印>【ダイヤモンドサイン】!」

奴の攻撃に対して俺は即座に向こうから持ち出してきていたダイヤモンドを周囲にバラ巻いて防御結界を展開し防ぐ。

「なんだと!?…」

「今度は此方の番だ!<鏡覗くは我 映るは汝 我等表裏に在りて 真理目指す輩 コール・エゴ・アドヴェント>!

いけ!」

俺はコルエゴアドを唱え天使を召喚する。

「何!?天使を召喚しただと!?…ぐわあああー!?」

俺が召喚した天使の繰り出す攻撃にドーナシークは対応出来ずに自分の得物で痛めつけられる。

「今度はコレでも喰らいな!

<荒れよ風神 千の刃を振るいて 烈しく踊れ シュレッド・テンペスト>!!」

「な、何!ぐおおおー!?…」

俺は攻撃の手を休める事無くシュレッドテンペストを唱え奴の周囲だけに竜巻を発生させ風の刃で斬り刻む。

「がはっ!?…だ、だがトワイライトヒーリングさえあれば私は!…!?おいどうした!何故神器が使えんのだ!?…」

それでも尚悪足掻きを続けようとするドーナシークだったがふと何故か神器が使えないという異変に気が付き困惑する。

「分かりきっているのに使わせる馬鹿がいるかよ!

お前の魔力行使は俺の固有結界で封じさせて貰ったんだよ!」

「何…だと!?…」

懐から取り出していた愚者のタロットを見せつけるとドーナシークは驚愕と死の恐怖に染まっていく。

「わ、悪かった!神器は返してやろう!これ迄の事は全て水に流そ…」

「黙れ!」

「!?」

反撃の手立てすらも俺に封じられたドーナシークはそんな事を上から目線で言い放ってきたので俺は叫ぶ。

「命を身勝手な自己満足の為だけに奪った上、俺の大切な人達を泣かせた罪は重い!…弁解の余地など与えないぞ!」

「ひっ!?…く、来るな来るなぁー!」

光の槍すらも形成不能になったドーナシークはばたばたと手を振るう事しか出来ない。

「終わりだ!ブレイズバースト!」

「ぎゃあああああー!?…わ、私は至高の堕天使にな……」

ブレイズバーストを発動しドーナシークを灰も残さず消滅させた。

後には奴の体から排出された神器の光が漂うだけであった。

 

Sideレイナーレ

「す、凄いっす!…」

「…」

私を助けてくれた彼は圧倒的な力でドーナシークを倒した。

その光景に私もミッテルトも唖然となっていた。

でもアーシアはもう…

「大丈夫…魔王様ならきっとなんとかしてくれると思うから…」

私達がアーシアの死に悲しんでいると紫ツインテールの少女がそんな事を言ってくる。

「そ、そんな事出来る訳が…」

「レイナーレ様!…此処はあの彼を信じてみましょうよ!」

「…そうね…」

無論そんな方法がある訳が無いと思いながらもミッテルトに諭され私も彼を信じてみる事にした。

 

Side一誠

「どうしたものかな?…」

アーシアの体に神器を戻し俺は思案する。

一応病死以外が原因の死ならば死後数時間であれば蘇生出来る術がある。

まあ行使する機会なんてなかったから多少とは言い難いレベルのリスクを伴う上成功するか俺にも分からないしどうしたものかと思っていた所だった。

懐が微かな光を放ったのだ。

「コレは!…」

それは以前ユイリちゃんから摘出して解析を施した悪魔の駒だった…のだが…。

 

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