彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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EPⅧⅩⅢ「不死の悪魔との激突!PARTⅡ」

Side一誠

「駒王学園が舞台とはな…」

ライザー・フェニックス率いるフェニックス眷属達とのレーティングゲームをする事になりバトルステージに転送される。

「皆思い思いに戦ってくれ!

但しFGの使用だけは禁止だ」

「分かりました!」

嫁達が戦いに繰り出して一人残った俺。

「行ったようだな…俺は観戦でもしているか…」

彼女達を見送った後俺はしばらくの間千里眼での観戦に徹するのだった。

 

Sideサフィア

「いくら弱小な人間といえど手加減は出来ないわよ!」

「「バッラバッラ!バッラバッラ!~♬」」

彼方の眷属である転生悪魔さんが三人出てくる。

如棒根を持った少女と鋸らしき物を振り回している双子の少女だ。

「…」

「ローナさん?大丈夫ですか?」

「ご、ごめんなさい…」

ああ、コレ軽いトラウマが発動してしまっていますわね…あの双子の方が恐ろしい物を笑顔で振るっているものだからローナさんも恐怖を感じたんでしょうか。

「ならこの場は私とスゥ様にお任せしてローナさんは先に向かって下さい!」

「え、でも!…」

「私達なら大丈夫なのだ!ローナお姉ちゃんは安心して先に行くといいぞ!」

「ありがとう…!」

ローナさんを見送り私とスゥ様は転生悪魔の彼女達と対峙する。

「一人逃げられたけどやらせてもらうわ!」

「遅いですわね!」

如棒根を持った悪魔少女の突きを避けた私はナイフを投擲する。

「くうっ!?…」

「スゥ様今です!」

「分かったのじゃ!<来たれ小さき光よ>!」

スゥ様がライトの攻撃版を詠唱し繰り出す。

「きゃああぁ!?これは光!?…も、申し訳ありません!ライザー様ぁー!…」

ライトを喰らった如棒根持ちの少女は戦闘不能になり治療室へと転送されていく。

「ミラをよくもやったなぁー!」

「バラバラタイムだよー!」

それを見た鋸持ちの双子が敵討ちといわんばかりに突っ込んでくる。

「「<光よ来たれ 輝きの聖槍 シャイニングジャベリン>!」」

私とスゥ様は間髪入れずに双子に向かってシャイニングジャベリンを投げ込む。

「キャッ!?…」

「う、嘘ぉー!?…」

咄嗟に防御された為本人達には当たっていないが鋸は真っ二つに割れた。

「「…投了しまーす…」」

得物を失った二人はこれ以上の戦闘は不可能だと判断したのかその場でリタイアした。

「なんじゃ骨がないのう…」

「スゥ様、早くローナさんを追いましょう」

「そうじゃな!」

 

一方、Sideユフィナ

「クイーンがこんなにも早くに前線に出てくるなんてね!

他のも纏めて倒すわよ!」

「あまり此方を舐めてかかりますと怪我では済まなくなりまわすわよ?」

私とシア様は騎士のお二人を、エルゼ様とアコ様は戦車のお二人を、リンゼ様が僧侶一人のお相手をしていた。

「やはりクイーンは強いな!…」

「其方こそ太刀筋は中々の物、ですが私達の愛する御方には遠く及びません」

「あの男か…是非共果し合いをしてみたいものだな!…」

この騎士の方まるっきり脳筋のようですわね。

「私はライザー・フェニックス様の騎士カーラマイン!いざ推して参る!」

名乗られたからには此方も名乗り返さないといけませんわね。

「私は一誠・ブリュンヒルド王の女王、ユフィナ・エルネア・ブリュンヒルドですわ!

受けて立ちましょう!<光よ来たれ 輝きの剣 シャイニングソード>!」

「む!?光輝く剣、ビームサーベルだとォー!?面白い!」

シュヴァルトラウテは使わずシャイニングソードを生成してカーラマインさんとぶつかり合う。

「ぐうっ!?…」

しばらくすると目に見えてカーラマインさんの持っている剣がゴリゴリと私のソードに削られていっている。

最早勝敗は決した。

「やあっ!」

「ぬぐうっ!?…」

ゴリリィ!…と鈍い音を立てながらカーラマインさんの剣は弾き飛ばされ地に突き刺さった瞬間に耐久限界を迎えたのか折れたのだった。

「くっ!?…私は此処で投了させてもらうとしよう…」

カーラマインさんは敗北を認め転送されていった。

さてと他の皆様は如何な御様子でしょうか?

「「つ、強い!…」」

エルゼ様が今も相手をされているチャイナドレスの方以外は全員ダウンさせられていた。

流石ですわね。

 

Sideエルゼ

「なんかここまできて初めてな気がするわね…」

「戦いの最中に余所見するとは随分余裕ね!」

「まあね!」

私は自分も一度ミスミドで着用したチャイナドレスを着た少女と戦り合っていた。

己の拳と彼女の繰り出してくる蹴撃はほぼ互角である。

だが

「それにしてもなんだか尚更UDEが鳴るわ!」

「何その必要以上の殺気!?…」

「イッセー、ドサクサに紛れて見てるわね?」

この場にない筈の視線を感じ私は睨む。

ギクッとなった気がするのは気のせいじゃないわね。

男ってほんと…

「って事で全力全開でぶつけてやるわ!」

「だから何を怒っているのよ!?」

「KYONYUタヒすべし!」

「キャア!?…」

私はブーストでナックルを強化し一撃をチャイナ少女に叩き付けた。

「…止めた方が良いのでは?…」

味方に思いっ切りドン引きされたけどまあいいわ。

 

Sideローナ

「この辺が良いかな…」

アコちゃん達と一時別れ私は学園の森付近にいた。

持ってきておいたスケッチブックに今は絵ではなく呪文を書き連ねている。

プラムを連れて来られなかったので術を代用する為だ。

「見つけたわ!」

「にゅ?あ、猫さんが二人…!」

しばらくして黒歌ちゃんや子猫ちゃんとは違う猫耳の生えた子達に見つかる。

もう二人いたけど私は猫っ娘さん達の可愛さに目を奪われてあまり眼中になかった。

あ、良い事思いついた。

「私達もいる事に気が付いていないのかしら?…」

「ならば今の内に!」

眼中にない内の一人の子、恐らく猫っ娘さん達と同じ兵士の子がチャンスと見たのか突っ込んでくる。

「なぁっ!?…」

「コレは!?…」

馬鹿正直に突撃してきたので既に私が張り巡らしていた魔術に引っ掛かった。

「魔術文字バインド…一応光属性の術式も混ぜてある…あの猫っ娘さん達と遊びたいから大人しくしてて…」

「そ、そんな理由でここまで大がかりな術式を!?…」

「にゅ?本当なら一網打尽にするつもりだったんだけど気が変わったから…」

「くっそー!リザインするー!」

「ちょっと!?…」

下手に解こうとすると危険と教えるとトラップにかかった兵士の子は負けを認め転送されていく。

「お、お兄様に報告しなければ!…」

かからなかった金髪の子はあのライザーていう鳥悪魔さんに報告する為逃げたようだ。

これで邪魔者はいない筈。

「じゃあ、猫さん達遊ぼ…!」

「ひにゃあああ!?」

「なんなのにゃあこの子!?」

私は猫っ娘さん達と遊びたいが為に色んな猫グッズを描いて戦わずに勝利した。

「「ふにゃああ~お、恐ろしい娘だにゃ…♡」」

数分後、猫又の双子は猫好きが暴走したローナにすっかり懐柔されて恍惚の表情を浮かべていたという。

 

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