彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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聖剣編突入。
それと同時にあのキャラの覚醒の兆しが


魔勇賢王とエクスカリバー編
EPⅧⅩⅤ「聖剣戦争PARTⅠ」


Side成也

「…はっ!?そうだ俺は…」

気が付くと成也は自室で目を覚ました。

「ようやく目を覚ましたのねよかったわ」

「部長!ライザーとのゲームは?!」

「…あの時のゲームは成也貴方がライザーに負けた後私が投了して敗北したわ…」

「そうですか…」

ふと成也はリアスの言葉に違和感を覚えた。

「ライザーから受けたダメージが酷くて貴方は此処数週間ずっと眠っていたわ…でもね…」

「は?…」

リアスが続けて言った言葉に成也は己の中にあった嫌な予感が的中してしまった事を悟った。

よりにもよって只の人間である筈(だと成也は未だに思っている)の一誠が冥界に突然現れたかと思ったらライザーにゲームを仕掛け一方的に勝利しリアスの婚姻を白紙にしたとは成也には信じ難い話であった。

「私、その彼に言われちゃったわ…只指示を待っているだけのようじゃ犬と変わりないってね…」

「(あの野郎…ふざけやがって!…何処迄原作を乱せば気が済むんだよ!…)」

リアスはあの場で一誠に言われた事を思い出し今迄の行いを顧みていた。

一方の成也は見当違いの逆恨みだけを募らせるだけで自分もライザーに惨敗し怪我の療養で眠っており婚姻パーティーに飛び入り参加すら出来ていないのを棚上げしていた。

全く以て愚か者である。

 

Side一誠

「ン?…」

ライザー・フェニックスとのレーティングゲームから二週間後、黒歌のはぐれ認定はようやく解除され真面に出歩けるようになり、バイサーもエジプト神話の元の居場所へと帰っていった。

そして俺はふととある気配を感じ取っていた。

俺のハクリガやサクラに似た聖なる波動をいくつもだ。

何故急に?

疑問に感じた俺はすぐさま調査に出た。

そして判明した事とは

「おいおい、マジかよ…」

よもやユイリちゃんにも関連する因縁がこの町で起きようとしているとはな…

俺はすぐにユイリちゃんを呼び出しこの話をしたら驚かれた。

彼女が今も探し続けているイザイヤという少年の行方はまだ掴めていないが…

「あ、あのもしかしたらイザイヤ君は学園に居るかもしれないんです」

「何?…」

「上級生だし昨日のお昼に廊下ですれ違っただけなんですけど何処となく彼に似ているんです」

盲点だった…名を変えて生きているという事に。

「その生徒の名前は?」

「えっと確か二年の木場祐斗先輩だったかと…」

「…」

グレモリー眷属か!

忌まわしき計画のせいで彼も瀕死の重傷だったならばグレモリーに拾われて転生した可能性は高いな。

「ユイリちゃん、確か君の中の神器は…」

「はい…未だに目覚めていません…どうすれば良いんでしょうか?…」

「…」

結局ユイリちゃんとそのイザイヤ以外の生存者は確認出来なかった。

だが彼女は聖剣計画の首謀者に対する復讐なんて一切考えてなどいない。

只自分と仲間達が命を賭けてまで助けた少年が生きているなら彼が復讐に走り出す前になんとかしたいと思っているのだろう。

「分かった、神器を解放出来るまで特訓しようか」

「は、はいお願いします!」

かくしてユイリちゃんの神器解放の為の特訓が始まった。

「それは!…」

「で、出来たの…?…」

リフレッシュで繰り返しユイリちゃんの体力を回復させ特訓を続ける。

数時間の間は俺の放つ魔力弾を回避し続けているだけであったユイリちゃんは遂に反撃とばかりに両手を突き出してくる。

すると彼女の両手から白銀と黒銀の二色の鎖が飛び出し俺の放っていた魔力弾に結び付き完全に拘束・静止させた。

真逆俺の力の三割で放った魔力弾を完全に止めるとは流石に予想外だった。

それに配色を見ると俺が扱っている白黒の二丁魔拳銃【うたまる&アルキメデス<ヴァイス・シュヴァルツ>】の鎖バージョンだな。

「やった!…」

解放されたユイリちゃんの神器の名は彼女によって【はりまお&μ<チェイング・ヴァッシュ>】と命名された。

ってアレその名前どっかで聞き覚えがあるような?…

まあ良いや。

 

その頃、Side祐斗

「…」

「ちょっとどうしたの祐斗?」

「あ、いえなんでもありません…えっと何の話でしたっけ?」

「もう…ソーナから今から教会からの使者が来訪予定ですって。

だから祐斗貴方には…」

「…」

いけないいけない…僕は昼休みの出来事を思い出す。

すれ違った下級生に昔仲間だった女の子の姿を重ねて見てしまうだなんて!…

彼女が生きている筈がない…いいや彼女だけじゃない幼き頃の仲間は皆あの時殺されたんだから!

力が足りなかったばかりに…僕はリアス部長の騎士として今日まで生き永らえてきたけど限界…そう感じていた僕の耳に部長の話はほとんど入ってこなかった。

結果教会の使者との喧嘩腰になり勝負を挑んだ。

何故か兵藤君が教会からの使者として帰って来た幼馴染だというエクソシストの少女に何か言われて一方的に勝負を挑まれたのはちょっと予想外だったが。

結果は二人共惨敗…兵藤君は兎も角聖剣への憎悪をより一層滾らせていた僕は部長達の言葉も耳に入らず部室を後にしたのだった。

その夜、はぐれエクソシストであるフリード・セルゼンとも遭遇し交戦するも彼等が教会から盗み出したという聖剣の圧倒的な力の前に敗れてしまい殺されそうになる。

糞!…此処迄なのか僕は?…

「この町で無用な騒ぎを起こすんじゃねえよ」

この声は!…確か婚姻パーティーに突如現れた編入生の!…

意識が限界だった僕はそこまでしか覚えていない。

 

Side一誠

「今日はよく拾い物する日だなあ…」

昼間はバチカンの教会から日本にやってきて路銀がほとんどないというエクソシスト二人の保護、そして今度は木場先輩がフリードと戦り合って負けて負傷している所に遭遇か。

ちなみにフリードは俺が即座に又ショックボルトで吹き飛ばしてやった。

「おい、何時迄そこで見ているつもりだ?」

俺は先程からフリードの他にも感じていた視線に問う。

「バレていたか…よもやこの極東の地で貴殿の様な凄腕の魔術師に遭遇するとはな…」

「御託は良い…お前がバルパー・ガリレイで間違い無いな?」

「…何処で儂の名を知ったのかは知らぬがこれ以上儂の計画は貴殿には止められぬよ」

「それはどうかな?」

「…フリードを回復させねばならんのでな。

此処らでおいとまさせてもらおうか」

「…とっとと行きな。

俺の気が変わらない内にな」

「おー怖いなァ最近の若者って奴はのう…」

ユイリちゃんそして保護したエクソシストから聞いた非道な聖剣計画の首謀者であるバルパー・ガリレイ。

何処となくあの若ハゲマッドの野郎を思い出すな…。

バルパーは気絶したフリードを回収して去っていった。

俺もその場は見逃し木場先輩を治療しゲートで旧校舎へと送ってやっておいた。

 

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