彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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EPⅧⅩⅥ「聖剣戦争PARTⅡ」

Side一誠

「お前等、もっと落ち着いて食べなよ」

「はぐはぐはぐ?…」

「んー、久し振りの日本食美味し!」

「…」

真逆偶然保護したエクソシスト達の内の一人が俺の幼少の頃の唯一の理解者であり幼馴染の少女の紫藤 イリナであった事には驚いた。

向こうも俺を見て少なからずにも気付いたようで直球で聞いてきた。

其処迄気が付かれているのならと俺は一部の事は伏せておいて言った。

その際にだが「もう…物凄ーっく心配したんだから!…行方不明になったって聞かされた時は…バカ!好き…!」と告白じみた事を言ってきたのでエルゼ達に嫁会議に引っ張り出されました…。

文句は華恋さんに言って下さい。 「ちょっと!?私何もやってないわよ!?」

イリナの連れであったゼノヴィアというエクソシストが俺の所で保護しているアーシアを見るなり「堕ちた魔女!断罪してくれる!」とアーシアに斬りかかろうとしたので俺とイリナが慌てて止めようとした所、彼女自身がすんでの所で止まった。

あ…もしや気付いたか…?

そして彼女達が教会から下されていた聖剣奪還任務に再び赴いて数時間後の事だった。

「!」

今の感じは地脈の乱れ!この広がり具合からすると中心部は学園か!

「ユイリちゃん、奴等が本格的に動き出した!

木場先輩達も動いている筈だ!行こう!」

「は、はい!」

俺はユイリちゃんと共にDSB号に搭乗って学園へと急いだ。

 

Side木場

「ぐあああああー!?…」

「ははは、弱い!弱過ぎるにも程があるぞ今代の赤龍帝!

ミカエルの奴も使いに寄越してきたのが雑魚の聖剣使い二人だけだとはな…温過ぎる!」

「くっ!?…」

聖書にも記されし堕天使で今回の聖剣強奪を指導したコカビエルの圧倒的な強さに兵藤君は勿論僕達や教会の聖剣使い達まで追い詰められてしまっていた。

「もうすぐだ、もうすぐで儂が長年抱いてきた夢が成就されるのだ!…」

聖剣に執着を持つ旧聖剣計画の主犯であったバルパーは校庭に突き刺した奪った七本ものエクスカリバーを統合させる術式を見て恍惚の表情を浮かべていた。

術式を早く破壊しないとこの町が崩壊させられてしまう!…

「この町で好き勝手な事はさせんよ!」

「「!?」」

そんな声が聞こえてきたかと思うとパキィーン…と音を立てて結界が破壊され、何処からともなくバルパーが組んでいたエクスカリバー統合の術式陣に黒銀と白銀の鎖が飛来してきて突き刺さり魔力の流れをせき止めたのだ。

「ば、馬鹿な!?魔力の流れが完全に遮断されただと!?な、何者だ!?」

「これ以上好き勝手な事はさせない!…」

「…」

「あ、あ、あ!…」

イッセー君の駆るバイクの背に二度と会えないと思っていた人物も乗っていたから僕は驚いた。

「先日の魔術師か。それにお前は!…」

「ようやく思い出したんですねバルパー元総帥…そう私はかつて貴方の非道な計画の中で処分された被験者の一人よ」

「ほ、本当にユイリなのかい?…」

「うん、そうだよ…ただいまそして今迄連絡取れなくてごめんねイザイヤ君!」

「!…」

バイクから降りた少女の言葉を聞いて僕は確信出来おもわず歓喜した。

失った筈の仲間の一人が生きてくれていた事に…そして最も好意を抱いていた少女に。

 

Sideユイリ

「…真逆あの計画のついででやった事が仇になるとはな…未確認の神器を宿していたモルモットに、魔剣創造のモルモット…やはり聖剣はこの儂に味方したのだ!」

「いいえ!バルパー、貴方の所業に第二、第三の私達の様な悲劇を二度と起こさせない為にも私の鎖が裁きを下します!」

未だ己の過ちを正しいと思い込んでいる総帥に私は嫌悪感を露わにしそう宣言する。

「戯け小娘如きが!

儂が統合し得たエクスカリバーの敵ではないわ!

ゆけいフリードよ!」

「了~解しやしたあー~!♪」

「ユイリ危ない!」

はぐれ神父のフリードがバルパーから受け取った統合はされていたエクスカリバーを振るってくる。

「さっきの事象見ていなかったのかな?

μ!」

「んなあっ!?…」

迫り来るフリードの猛攻に木場先輩、いやイザイヤ君が叫ぶも私は落ち着いて対応し統合エクスカリバーに黒銀の鎖を巻き付ける。

すると今まで聖なる輝きを灯していた筈の統合エクスカリバーは只の鈍な剣へと成り下がった。

ちなみに先程バルパーが組んでいた術式はμで魔力静止しはりまおでその静止させていた魔力を逆流させて破壊したのだ。

「ば、馬鹿な!?…統合されたエクスカリバーが小娘の神器如きに負けるなどとは!?…」

「それが真なるエクスカリバーだったならば私の今の実力では止められなかったでしょう…でもその紛い物にならば勝てない道理は無い!

イザイヤ君!」

「…僕はずっと考えていた。復讐を果たせば同士達もきっと喜んでくれる筈だと…だけどそうじゃない…これは復讐なんかじゃ満たされない!ユイリが言ったように第二、三の僕達を生み出さない為にバルパー・ガリレイ!貴方を討たせてもらう!

禁手化<バランス・ブレイク>!」

「!…」

私の言葉にイザイヤ君も奮い立つ。

私も禁手化し鎖を己の手へと巻き付けるとガントレットに変化した。

名付けて【黒白銀の杭鎖手】!

「【聖魔剣創造】<ソード・オブ・ビトレイヤー>!

この力、その目に焼き付けるといい!

ユイリ!」

「イザイヤ君!…うん、二人でエクスカリバーを超えよう!」

「何々すかその超展開は!?」

「「はあああー!」」

「ぎゃっふらん!?…」

お互いに禁手化した神器を構えてフリードの鈍と化したエクスカリバーをコンビネーションで叩き割りフリードを気絶させた。

「見ていてくれたかい同士達…僕とユイリはエクスカリバーを超える事が出来たよ…!」

「そ、そんな馬鹿な!?ありえん!…反発する筈の聖と魔の力が混ざり合うなど!…そうか!分かったぞ!果ての大戦で魔王だけでなく…かっ!?……」

紛い物のエクスカリバーが私達に叩き折られバルパーが錯乱するも何かに思い当たったようで言おうとするが飛んできた光の槍に貫かれて絶命する。

これはイッセーさんの出番だね。

 

Side一誠

「何故殺した?」

俺はバルパー・ガリレイを殺した今回の騒動の主犯である堕天使幹部であるコカビエルを見据える。

「奴も俺にとっては只の駒に過ぎん…どうせ戦争するんだ。

此処で真実を晒そう!そう果ての大戦において魔王も神を死んだのだ!」

「そ、そんな馬鹿な!?…主が!…では我々に与えられる祝福とは一体…」

コカビエルの暴露に傷ついていたゼノヴィアは絶望の淵に立たされる。

「それがどうした?神という存在は結局の所人の心の支えでしかない。

何故なら人の行いで滅びにも希望にも迎えるのだからな」

「ふん、分かっているではないか。

ならば戦争を始めて俺は堕天使の希望を…」

「ふざけるな!」

「なんだと?…」

俺はコカビエルの言葉に切れ反論する。

「堕天使の希望だと?それはアンタ一人の独りよがりな思想だろ!

守るべきもののない戦争には如何なる理由があれど希望なんてありやしない!

コカビエル、アンタの汚い翼は俺が落としてやるよ!」

「ほざけぇ!一介の魔術師如きに出来る事など!」

これよりコカビエルとの全面対決を開始する!

 

 

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