Side一誠
「脆弱な存在如きがこの僕に歯向かってくるとはね」
「御託は良い!アーシアを返してもらうぞ!」
「出来るかなっ?!」
「甘いな!」
「!?こ、これはほんの小手調べだよ、今度こそ死ねっ!」
俺はアーシアを攫った張本人であるディオドラ・アスタロトと相対。
奴が放ってきた魔力弾をストリングロードで斬り裂いてやると奴は一瞬驚いた表情をするもすぐに気を取り直し再び魔力を放ってくる。
「だから甘いと言っている!ストリームフィールド!」
「なっ!?…」
666のナイフで全て叩き落とし奴に急接近する。
「ひっ!?…く、来るな!来るなぁっ!」
奴は錯乱し只魔弾を放ってくるだけだ。
拍子抜けだな。
「時間が惜しい。
コイツを喰らいな!【黙示録に記されし皇帝<ネロ・アポカリュプス>】!」
「ぎゃあああ!?ぼ、僕の美しい翼があああー!?」
666のナイフを一本に束ねて奴を斬りつけて片翼を捥ぐ。
「今のはお前に穢された挙句使い捨てられようとされた元シスター達の分!
お次はコイツだ!<集え暴風 戦槌となりて 撃ち捉えよ ブラスト・ブロウ>!!」
「がっ!?…」
暴風を発生させディオドラを壁に叩きつける。
「今のがお前に傷付けられたアーシアの分!
そして…<紅蓮の双獅子よ 正しき怒りのままに 吠え狂え ダブルセイクリッドバースト>!!この一撃が家族を傷付けられた俺の怒りだああああ!」
「ぎゃああああ!?…僕の片手、片足があああー!?」
浄化の炎を放ち奴の左手、右足を焼き尽くす。
俺の一撃によって体の自由度が落ちた事で急激に戦意を喪失したディオドラは無様に地に叩きつけられ白目を向いて気絶した。
ディオドラの戦闘不能を確認し俺はアーシアを縛っている装置に解析をかける。
「ふむ…これならばこの方法でコイツを解除可能だな…アーシアしばらくの間我慢してくれ」
解析の結果、ディオドラの死かアーシアの死を感知させないといけないらしくディオドラの身柄は無論サーゼクス達に引き渡す為そういう訳にいかず、ならばアーシアを利用しそれを誤認させる方法を取った。
アーシアに超最低出力のショックボルトを流し仮死状態にさせた上で彼女を解放し即座に装置を破壊する。
一息つこうと思っていた瞬間
「『イッセー様!今すぐその場から離脱して下さい!』」
「!」
切羽詰まったようなユフィナのテレパシーが届き俺はアーシアを抱えながらその何かを回避した。
今のは強制転移系の魔法か!
「チッ!…外したか…あの霧の神器使いめが…手を抜いたな。
脆弱な人間如きに破壊されるとは…」
「…」
アイツは今回の冥界崩壊を企んだ首謀者の旧魔王シャルバ・ベルゼブブ!
悪魔の癌の親玉がお出ましって訳か…。
「まあ良い、あの人間の相手はお前に任せるとしよう」
「はい…」
「!?」
シャルバが呼び出した相手に俺は驚愕した。
なんとソイツは今迄行方不明になっていたエンデだったからだ。
何故シャルバと一緒に居る…真逆!?
「シャルバ・ベルゼブブ!貴様!エンデを洗脳したな!?」
「ほう、この人間と知り合いだったか…ならば都合が良い。
精々潰し合うが良い!」
「待て!…逃げられたか!…」
シャルバは恐らくサーゼクス達の居る地点に向かったのだろう。
今は奴の事よりもエンデだ。
「エンデ…今すぐお前を正気に戻してやるぞ!」
俺はシャルバに洗脳されたエンデの洗脳を解く為彼に向かっていった。
ほぼ出オチなディなんとかさん…ちかたないね。
まあぬっ殺されなかっただけ有難いだろう…まあ、九割エンデのおかげ。