彼は絆の繋がりで異世界で成り上がる   作:カオスサイン

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EPⅨⅩⅤ「愚か者達をブッ飛ばせ!前編」

Side一誠

「エンデ!…」

「…」

シャルバの姑息な手によって洗脳され俺を虚ろな目で襲って来るエンデ。

「腰が甘いな!」

だけど洗脳されている為本来の実力は出せていないので簡単にいなせる。

「エンデ、思い出せ!俺達が何の為に戦っているのかを!」

「!?」

俺はエンデに急接近し彼の頭を掴みリコールで記憶を呼び起こさせる。

エンデは少し苦しんだ後気絶する。

彼を屋敷の医務室へと転送させた。

後はシャルバ一味を一網打尽にするだけだ!

 

少し時間を遡り、Sideローナ 推奨戦闘BGM「そして僕は…」♪

「うっは!?」

「くっ!?こいつはちょいと不味いぜ…む?…」

「シュヴァルトライテ!」

「ソードサイス!」

「はりまお!μ!」

「はあ…童はアンタ達の穢れた血なんか吸いたくなんてないんだけど…光栄に思うがいいわ<鮮血吸印>!」

「聖魔剣フルバレット!」

「やああー!」

「「ぎゃああああー!?……」」

「こ、これは!…」

「ミッテルトちゃん無事?」

「う、うっす!…」

「グレモリー眷属!それにレイナーレにお前達迄も来ていたのか!?」

救援に駆け付けた私達を見てアザゼルさんとミッテルトちゃんは驚く。

ちなみにスゥちゃんとアコちゃん、エルゼちゃん達が悪魔側の支援、ラーちゃんとイリちゃん、そしてリコちゃん率いる魔法使い達が天使の支援に向かっている。

「だがどうして此処に?ミッテルトお前が呼んだのか?」

「違うっす!そんな隙とても無かったっすよ…」

「実はアーシアちゃんが悪魔に攫われてしまいまして…」

「何!?真逆ディオドラの奴が!?あんにゃろう…」

「ですが現在、イッセー様が奪還に向かわれておりますので御心配には及びません」

「だが腐っても相手はアスタロト家の次期当主だぞ?…オーフィスの蛇だって持ち込んでいるが…」

「イッセー様の実力の程は御存じでしょう?」

「まあ、そうだが…」

ユフィナちゃんがアザゼルさんに説明すると渋々納得していた。

「まだ来る!…」

「コイツは旧アスモデウスの紋章!という事は…」

気配を感じ其方に向くと魔法陣が現れる。

「私はクルゼレイ・アスモデウス!真なる魔王の後継者である!

愚かなる現悪魔政権、他勢力に告げる!我等の要求はカテレア・レヴィアタンの解放と現魔王共の命!

従わぬ場合は…」

「駄目…!今の貴方にカテレアさんは返せないよ!…」

「何だと小娘が!?」

クルゼレイさんの言葉を聞いて私は叫ぶ。

今の彼にカテレアさんを愛する心が視えないのだ。

「志を共にしてきたというのならば尚更です。

本当に彼女を取り戻したいのならばこんな大掛かりなテロなどを組む必要性が感じられませんから。

それにセラフォルーさん達のお命を狙うというのならば貴方はカテレアさんの気持ちを裏切る事になるんですよ?」

「なっ!?先に私達を裏切り現魔王共に情報を渡したのは彼女だろう!」

サフィアちゃんが続けてそう言うがクルゼレイさんはまだ認められないのかそう反論してくる。

「それは違うと思いますよ?

何故貴方方が現在の政権に異を唱え出したのかよく思い出してみて下さい」

「切欠だと?それは…」

サフィアちゃんの反論でクルゼレイさんは押し黙る。

「あ…ああ…カテレア…私達のやってきた事は…あああ…なんて事だ!…」

クルゼレイさんはカテレアさんとの誓いを思い出したのか涙を流していた。

「貴方…」

クルゼレイさんが来たのを聞いて一時的に解放されたのかカテレアさんが彼の下に駆け寄る。

「クルゼレイ、私達は当分許されない過ちを犯してしまった…だけど未来の為に出来る事がまだあるわ…それを私とまた一緒に見つけてくれる?」

「そう…だな…」

クルゼレイさんとカテレアさんが抱き合い仲直りしたのを見てよかったと思った。

だけど…

「!?…」

「お二人共!今すぐその場からお逃げ下さい!」

「え?…」

「カテレア危ない!」

私に悪寒が走ると共にユフィナちゃんが未来視で叫んだが…

「ぐああああー!?」

「く、クルゼレイ!?…嫌ああああー!?」

間に合わず突如飛来してきた光の槍がカテレアさんを咄嗟に庇ったクルゼレイさんの右肩に深く突き刺さった。

それを見たカテレアさんの絶叫が響き渡る。

「やれやれ…現魔王の蛆虫共にほだされるなどやはり醜いものだな…」

槍を飛ばしてきたであろう男が負傷したクルゼレイさんに駆け寄るカテレアさんを見て嘲笑っていた。

「…シャルバ・ベルゼブブー!」

「いかん!彼女を止めろ!」

今にも敵討ちだといわんばかりにシャルバと呼んだ男に向かっていこうとするカテレアさんを止めようとする。

すると…

「よっと!少し頭を冷やすんだカテレア・レヴィアタン。それでは勝てる戦いも勝てなくなるぞ?」

「分かってる…だけど!…」

「旦那さんは死んではいないし敵なら俺が取ってやるぞ。

それに俺も奴に対してかなりの怒りを感じているのでな!…」

アーシアちゃんを抱き抱え、もう一方で抱き抱えていたディオドラであろう男の人を乱雑に手放しながら駆け付けた魔王様がカテレアさんの拳を静止し宥めていた。

「魔王様!…」

「アーシアも御無事で!

「皆、アーシアの保護とクルゼレイの治療は頼むぜ」

魔王様はそう言ってシャルバを見上げた。

 

 

 

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