夕張に誤解であると伝えるのには苦労した。何せ、飛龍が私を押し倒して馬乗りになっていたのだから…。
「なんだー。そういうことね。」
「誤解を招いちゃってごめんね。」
と、飛龍が謝る。嬉しいことがあると私に飛びつくという少し変わった癖のある飛龍。このようなことは日常茶飯事なので、一部の艦娘達は理解している。だが、着任したばかりの艦娘は驚いたり…。提督ラブ勢の艦娘達には変な目線で見られることも時折ある。まぁ、今回は夕張に見られたのだが…。夕張は鎮守府内部で働いている整備士の男性と付き合っているらしい。
「まったく、飛龍さ…。飛び付く癖、気を付けろよな。」
「あはは。ごめんごめん。」
と、飛龍は微笑みながら話す。まぁ、いつものことだからこっちは慣れているんだけどね。ただ、一緒に大本営で開かれる会議に行ったときに抱きつかれるのはちょっと勘弁だなぁ(笑)
そんなことしてたら、もうお昼だ。
「司令官ただいま~!」
遠征に行っていた暁達、第六駆逐隊が帰ってきた。遠征は大成功。大量の弾薬を手土産に持ってきてくれた。私は順番に頭を撫でる。雷は喜び、電と響は恥ずかしがるが…。暁はというと、「ナデナデしないでよ!もう、子供じゃないんだから!」と、いつも頭を撫でようとするとこの言葉を言う。でも、結局は暁も撫でてもらいたいのが本音で頭を撫でる。
「で、飛龍…。なんで、お前が並んでいるんだ。」
「えー。いいじゃん。仕事手伝ったんだし~。」
どさくさに紛れて頭ナデナデ行列に並んでいる。飛龍は時々、こうして甘えてくることがある。この前なんか、町に一緒に買い物に行ったときにアイスクリーム屋の前で羨ましそうにアイスクリームを食べている子供達を見つめていたので、自費で買ってあげたのだ。戦闘の時は凛凛しい姿で敵に立ち向かう飛龍だが、普段の時は少し甘えん坊な普通の女の子である。
「手をちゃんと洗って、うがいしてからお昼食べに行くんだぞー。」
「はぁーい!」
と、ドタバタと音を立てながら暁達が執務室から出ていく。
「さて、こっちもお昼にするか。」
「うん!」
「今日のお昼は久しぶりに鎮守府の外へ出て食べよう。」
「やったぁ~!」
飛龍と共に鎮守府を出て、町中へやって来た。経費で昼食代落とせばいいから今日のお昼は回転寿司にでもするか。(…あ、帰ったら大淀に怒られるかな(笑))まぁ、艦娘達の食費に関しては大本営持ちだからいいだろう。というわけで、回転寿司へやって来た。
「提督!これ、沢山食べていいの?」
「ああ、食べていいよ。」
と、返事を待たずに鮪の赤身を手に取る飛龍。飛龍と外食は久しぶりだよなぁー。最近、鎮守府の食堂で一緒に食べることは合っても外で食べるのは久しぶりだった。
1時間後
「ふわぁ、食べた食べたぁ…。」
満足したのかお腹をさすりながら呟く飛龍。目の前には空の皿が山積みだ。艦娘は、普通の人間より消費量が多いのは有名な話だが…。特に空母や戦艦勢は食べる量が多い。大和と赤城を連れてきてたら、この回転寿司の在庫消えてただろうなと苦笑する。
「あっ、提督。今変なこと考えてたでしょ。」
「え?」
「空母組連れてきたらこの店の料理全部なくなるとか考えてたでしょ。」
流石、長年の付き合いだけある。私の事はお見通しだ。ま、こっちも飛龍が考えてることは分かることがあるけどな。このあと、飛龍がデザート食べたいと言い出したので近くの和菓子屋で、すまんじゅうを買って鎮守府に戻った。このあと私は、昼食代の件で大淀に大目玉を食らったけど…。
飛龍って、隠れ大食艦なんですよね。時報ボイスで知りました(笑)たぶん、多聞丸のエピソードが理由なんでしょうね。何せ、会席料理を3人分一人で食べた事もあるし…。大和のフルコース料理に対して、「旨いけど量が少ない」と、言ったらしいですからね。さて、始まりました飛龍との日常生活。ケッコンカッコガチを目標に進めていきたいと思います。私(筆者)と飛龍の生活…。表現とか下手くそですが、温かく見守ってください。