神様に転生させられた少女   作:オールワールド

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更新遅れました

待ってた方遅くなってすいません



心強い助っ人

マントを着て黒を基調したバリアジャケットを纏っている少女フェイト・テスタロッサは、ヴォルケンリッターと仮面の男と対峙していた。

 

「退いてください!なのはを助けなくちゃ!」

 

少女は落下してる親友の所に一刻も早く行きたいのだが対峙している相手に行く所を阻まれどうにもできない状態だ。

 

更に最悪な事になのはのリンカーコアには亀裂が入っているのだが魔力を抜かれた彼女以外は誰も知る由もない……もしも少女が起きたとしてもリンカーコアが正常に機能して無いので魔法が使えず、そのまま落下するだろう

 

リンカーコアとは魔導師の魔力の源で、大気中の魔力を体内に取り込んで蓄積することと体内の魔力を外部に放出するのに必要な器官で魔力資質にも影響する心臓部みたいな物だ

 

「良いだろう」

 

ヴォルケンリッターのシグナムはなのはの所に行かせた

 

敵であるシグナムが何でフェイトを通したのか……理由はこれと言って無い

 

強いてあげるなら彼女…… ヴォルケンリッター達は騎士であるからだ

 

それに魔力を抜いた人物に深追いなんてしたら魔力が勿体ないからである。

 

「バルデッシュ 」

 

《Yes Sir》

 

「ソニック!」

 

新型のライトニングフォームからソニックフォームへと換装して、マントが無くなり無駄な装甲を切り捨てて速度を上昇させる

 

両手両足には高速機動補助魔法の『ソニックセイル』を常時発動して、なのはの所に意識を集中させて高速で向かう

 

できるだけ手の内は相手の目の前で見せたくなかったフェイトだが先程の速度では、なのはには届かないと判断した為仕方無く手の内を明かしたのだ

 

 

「なのは!」

 

(間に合って……!)

 

ギリギリなのはを救助しようとするが間に合わない

 

なのはが海に落下するまで十秒も掛からないのだ

 

フェイトは駄目かと思って眼を瞑る……しかし海からは音がしない…… 可笑しいと思って眼を開けてみるとなのはを抱えてる少年が目に映った

 

「………」

 

フェイトは困惑していた

 

海に落ちずに済んでる事を喜ぶべきか、自分が助けられなかった不甲斐なさに悔やむべきか、少年が突然現れた事に驚くべきか色んな感情が出てきて反応に困って何も言葉が出てこない

 

「大丈夫か?」

 

「大丈夫です……」

 

フェイトは苦笑いで何とか返事を返す

 

なにせ少年からは魔力が感じられず不気味なのだ

 

「敵も居なくなったみたいだし下に降りよう」

 

「はい」

 

フェイトはヴォルケンリッターが居た場所を確認してみた

 

誰も居なくなって魔力反応さえも無いことに疑問を抱いてしょうがない

 

普通は転移魔法で何処かに行ったのかと思うが違うのだろう

 

フェイトは下に降りながら考えた

 

相手が次にどんな行動に出るか

 

シグナム達は魔力を集めているけど、それを何に使うのか解らない

ただ魔力を集めてるのは間違いない……闇の書!これが完成しないとマスターが死ぬとさえ言ってた……じゃあシグナム達はアルフみたいな存在?……違うアルフやリニスに似てるんだ

 

フェイトは更に思考を続ける

 

でも正確には判らない……解ってるのは魔力が無いリンカーコアに魔力が無い生物に対して敵意が無いことだけかな?だとしたら私が、また狙われる可能性がある……

 

 

 

「金髪少女!」

 

 

「何ですか!?」

 

「ホントに大丈夫か?何度も声掛けても返事が無かったからさ」

 

 

「ちょっと考え事をしてました」

 

 

「君といいアイツといい女の子は無茶しすぎだろ……」

 

「???」

 

フェイトはアイツと言うワードに引っ掛かった

 

「アイツって誰の事ですか?」

 

フェイトは少年に問いかける

 

「星野麗奈だ」

 

「えっ!?」

 

意外な人物の名前が出てきてビックリしてしまった

 

「お前は体力的にもう限界が来てるだろ?」

 

「大丈夫です……この子が一緒ですから」

 

そう言って愛機のバルデッシュに触れる

 

だから大丈夫です…… そう言いかけた時

 

「ッ!?」

 

少年はフェイトに殴ってきた

 

いきなりの事だったのでバルデッシュで受けようとする

 

少年の拳はフェイトの真横を通り過ぎ、フェイトのリンカーコアに手を出そうとしてる仮面の男にクリーンヒットした

 

 

「くっ!仮面にヒビが……やはり相性が悪いか」

 

そう言って仮面の男は消えた

 

「何だったんだ?」

 

「……ありがとうございます」

 

フェイトは助けられるとは思ってもおらず、思わず顔を一瞬だが顔を赤くしてしまった

 

「まったく……こっちには用事があるってのに」

 

「用事?」

 

「君の知り合いから頼まれたんだよ……君達を助けてやって欲しいと」

 

「誰ですか?」

 

「今からその子達の所に『瞬間移動』するから手を握ってくれる?」

 

フェイトは少年の手を握った

 

少年はフェイトが手を握った事を確認して『瞬間移動』ある場所に転移した

 

「………アリサにすずか?ここは何処?」

 

目の前にはアリサとすずかが居た

 

しかも五時前である

 

「フェイト落ちつきなさいよ此処は……」

 

「うちの家やで~」

 

「はやて!」

 

フェイトは周りを見渡す

 

綺麗な部屋である

 

「フェイトちゃん……まずはその物騒な斧をどうにかしてくれるかな?」

 

フェイトはバルデッシュを待機状態にした。

 

ここである事に気づく魔導師の姿は見せた事がない

 

アリサ達ビックリしてない?何で?

 

「あー……フェイトその姿見たらダメだった?」

 

フェイトは無言でコクコクと頷く

 

「でも交戦してる所を見ちゃったし……」

 

「とりあえず元の姿に戻ってくれへんか?麗奈ちゃんと戦ってる辺りから観てて、麗奈ちゃんが消えてこれは流石にあかん!と思ったんよ」

 

「だから最強の助っ人を呼んだんだよ」

 

「おいちょっと待て!助っ人って俺の事か?」

 

「なのはが負けた相手に生身の人間がカウンター仕掛けるなんて異常よね」

 

「だからって最強って事にはならないぞ」

 

「しかもフェイトちゃんの背後に立った瞬間だったよね?」

 

「うぐっ!」

 

「とりあえずフェイト服装変えたら?露出が趣味ならその格好でも構わないわよ」

 

「すぐに変える!」

 

バリアジャケットを解除したフェイトの服装は黒い半袖のシャツに白のショートパンツだ

 

「ねえこの際だし自己紹介をしない?」

 

「いいよ」

 

「うん」

 

「話せる範囲なら……」

 

「もちろんや!」

 

反対する者は、いない事を確認したアリサは自己紹介をする

 

「私の名前はアリサ・バニングスよ」

 

「月村すずかです」

 

「フェイト・テスタロッサです」

 

「上坂瑞希だ」

 

「八神はやて言いますよろしゅうな」

 

「そしてフェイトの背中で寝てるのが……高町なのは」

 

アリサがなのはの代わりに自己紹介してくれた

 

「それでフェイトちゃん何で襲われてたん?」

「それは…………えっと」

 

いきなりの質問に戸惑う

 

フェイトは考える 自分のさっき考えた憶測を話して良いのかな

 

「無理に話さなくても良いんだよ」

 

「えっ……?」

 

「うちの子が何かしでかしたって判っただけでも収穫や」

 

「そうね無理に答える必要はないわ……だけどこれだけは答えてくれる」

 

すずかがフェイトの震えてる手を握って無理に答えさせないようにする。

 

 

はやてとアリサはすずかに賛同して一番知りたかった事を聞く

 

「……何?」

 

「麗奈は何処に居るの?」

 

「分からない……だけど死んでないから安心して」

 

「分からないって………はぁ〜」

 

アリサは一瞬考えて溜息をついた

 

「ごめん」

 

「別に良いわよ!この世界に居ないみたいだし」

 

アリサは、それにと言って

 

「きっと麗奈は帰ってくるわよ!」

 

 

~惑星エルトリア~

 

惑星エルトリア─この世界は元々は人が大勢住んでいて自然も豊かな土地だったらしく過酷な環境じゃなかったらしい

 

だがエルトリアは死蝕の病で水も大地も命も奪われはじめ、まともに住める場所では無くなった

 

そして広大な砂洋と化した。

 

 

そんな場所で必死に生きてる家族を麗奈は偶然見つけた

 

(此処が未来だとしたら私は、なのは達の所に帰れない……)

 

 

「麗奈さん父を治してくれてありがとうございました」

 

アミタは頭を少しだけ下げて感謝の言葉を述べた

 

 

「 頭を上げてください……当然の事をしただけですから……」

 

アミタの対応に若干困りながらも麗奈は応える

 

(なのは達の世界にも過去、現在、未来が存在して、私が異世界移動しようものなら、なのは達の未来に行くことになる……)

(でも1回も未来のなのはの世界には行ってないから未来の方じゃなく現在に行くことが可能なのかな)

 

「そうですか……麗奈さん聞きたい事があるんですが良いですか?」

 

「何でしょうか」

 

「この星は治ったんですか」

 

「……心配なら探索でもしてみますか?私も治ったと確信するには早すぎた様ですから」

 

アミタさんが真剣な顔で聞いてきたので麗奈は真面目に応える

 

「はい!父さんが治ったのは分かりますが嫌な予感がするんです」

 

「アミタさんもですか……」

 

「麗奈さんもだったんですか?」

 

「はい……まるで消滅したウイルスがまた復活したような感じなんです」

 

「まったく同じです!教会に行きましょう!」

 

「何かあるんですか!?」

 

「妹のキリエです! 何か知ってるかも知れません」

 

二人は嫌な予感して仕方なかったので行動することにした

 

 

「母さん行ってきますね」

 

「気をつけて……」

 

 

「行ってらっしゃい」

 

 

麗奈とアミタは防護服に換装して空を飛んでいた

 

空は青く広大な自然豊かでは無く何処を見渡しても緑の無い所だ

 

二人を妨害するのは竜巻や死蝕に侵されたモンスターぐらいだろう

 

「麗奈さん今から妹の所に行く訳ですが一つ言いですか?」

 

「何?答えられる範囲なら答えるよ」

 

「あなたはこの星に一人で来ましたか?」

 

そう言ってアミタが持つ青いデバイス『ヴァリアントザッパー』を構えて続けて言う

 

「あなたがもしもこの星の脅威であるならば、倒すしかありません」

 

まともに話し合って解決した覚えはあったかな?

 

否~解決はした覚えは……無い

 

魔法を使わず解決したかな?

 

否~魔法を使う事になってしまう……いや使ってしまう

 

穏便に解決したっけ?

 

否~まず相手が好戦的だからできない……いや魔法を使った時点で穏便では無いかな……

 

 

目の前のアミタさんもそうなのだろう

 

そう結論づけて、ホープスターを構えずにバリアジャケットを解いた

 

 

空中でバリアジャケットを解いた麗奈は身体を重力に任せて落下させて行く

 

 

これで少しでも良いから信用してくれたら良いなー

 

 

「えっ!?ちょっと!」

 

 

アミタは正義感の強い子である

 

 

ならば目の前で人が落下してるのを見過ごすだろうか?

 

 

「なんて無茶を!」

 

答えなんて分かりきっていたのだ。

 

迷わず麗奈を助けに行った

 

 

アミタの視界から一瞬だけ麗奈は消えた

 

 

「えっ?」

 

呆気に取られたがすぐに麗奈を見つけ助けに入った

 

「アクセラレイター!」

 

 

アミタは麗奈を助けてある事に気づく

 

麗奈の服は、まるで銃弾で撃たれた後の様だった

 

これって……まさか!?

 

「急所を外されるなんてね」

 

 

アミタは聞き慣れた声の方へ顔を向ける

 

 

「キリエ!」

 

 

声の主はピンクのヴァリアントザッパーを持った妹のキリエだった

 

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