This work end エルフ課長のさいなん   作:ARice アリス

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後ほど程修正前提の投稿です


新暦貴族マトウ. 外装工業員バトウ.ep1

―馬人の貴族、家系―

 

偉大な世界復興の立役者の子孫であると自覚しなさい、と何度も母上には。

 

言いつけられていた。

 

そんな立派な方なのだと、3歳の子馬の私は一度は見てみたい、と母に告げてみると

 

 

あなたが5歳の時には社交界に出る用意をしておきます。

 

そう告げてから社交マナー、言葉遣い、経済、その他諸々。貴族っぽいことは教えられてきた

 

今こうして緻密(ちみつ)に修理工をやってけるのはこの基礎があってこそ

10歳の身で社会に出ると意外と役立つのだ、特に社会性を築く上での数字や所作、言葉遣いというのは

 

 

ともかく、色々な大人たちにあいさつ回り。言葉を二三交わして

 

お菓子を皿にもって下さる方や親指切断マジックとかいうテンプレのジョークを言う優しい方なんかが多かった。

 

最近のモンはおじいさんは複数いたがタバコやサケを勧めるヤンキーじいちゃんだったんで最後の方は互いに「カカ」と笑いあっていた

 

うちは分家でさらに離れているので名前だけのモンだ、気楽なパーティかと思った終わりごろ。

 

 

その女性(ヒト)は現れた

 

 

 

ゆるやかなウェーブがかった、ツヤのある色素の薄い、たおやかな白髪に

 

白い、まつ毛の長い慈しむ様な眼尻の下がった優し気なヘイジーブルーの瞳

 

蒼い口紅を注した薄く微笑む綺麗な唇

 

華奢な白磁のような肌の細い腕と肩

 

白いブラウスに押しやるようなとても豊かな胸

 

人胴のウェストはとても細かった

 

馬胴には一番に目につく馬頭本家家紋が描かれたスカート

 

脚には白い馬足袋が気つけられており

 

会場に姿をちらりと見せただけで瞬く間に彼女は私の目を奪ったのだ

 

他の大人たちは片足を膝立ちにして胸に手を当て、跪く、最敬礼だ

 

自分も遅れずに真似をするように。

 

そのまま道ができる。俺までの。

 

 

 

 

「は」

 

 

「う~~~~!き、」 き?  「キャャワイイ~!」

 

 

脇に手をやり俺を持ち上げる。目を輝かせる「ばとーおねーちゃん」が次の瞬間には居た

 

 

 

会場は再び盛り上がりを見せていた

 

 

『バトーおねーちゃんって呼んで!』そう言って止まらない彼女に俺は折れた

 

そのまま頬ずりほおにキスの嵐。なんかイメージ像が崩れていった。

残念なおねーさんに格が下がった気がする…

 

今はしばらく声をかけて楽しそうに歓談している

 

「カカ。長老には驚いたろ!」

酒飲んどけ、今のうちにな。が二の次に出る親戚のおっさんは驚かせるために用意したイベントだそうだ

 

本家の方はグダグダしたのは好まんが

 

うちはウチ。向こうさんも目線に入っとらん。

 

 

「水のように透明でその世界で染めるように色を変える。あん人はそういう人よ」

うちのじいさまが最期にそう、苛烈な目。バトーさんを見やる視線で呟いていたのが印象的だった

 

 

食事を楽しんでいると会場にライトが収まり暗がりができ、アナウンスが流れた

 

 

『現在、我々は  『水中都市機構(アクアランドハイヴ)

 

         『空中大気都市機構(エア・ランドマーク・サイト)

 

 

  分かれて暮らしており。陸海空、それぞれの生態系が交わる、最も重要な

                       それぞれに最も関係性のある『陸』』

 

その一部に我々水中都市機構。は有ります。

 

『旧暦、新暦。それぞれの合間に在った地球寒冷化を抑えた英雄。ラジオ局のただの青年が

 今やこの世界の中枢を担う我々アクアハイヴを建築した歴史的異人であるのはご承知の上でしょう』

 

 

『勿論、忘れてはなりません四賢者の皆々様、馬頭家当主様』

 

 

『そして、』

 

 

「タカオ家ご息女である茂子様からご登場を戴きます」

 

会場後部のドアが開き白髪の黒目の自分と同じくらいか少し大きい女の子がスポットライトの中二人の大人を連れ立ってこちらにズンズン向かってくるのだ

 

 

周りはくすくす笑っているが

 

?を頭に浮かべながらそれを迎えるように右腕を祭礼に構えるが

 

 

目の前で立ち止まると

 

 

「別にアンタを認めるワケないから」といってビンタされたまま呆然としていると女の子は飛び出していった

 

「あー。複雑な状況なんだ。迎えてやってくれ。許嫁としてな」

 

 

 

 

 

 

「熱を起して倒れるとは。」思いもよりませんでした。と言いたげなベットの上の俺に鋭い視線の母

 

そのままこの三畳ほどの医務室を出て行った

 

 

ツンケンした態度の今は亡き父も母には苦労したに違いない…

 

「そうでもないカナ~~」

 

そういえば俺は誰に寄りかかっているんだと、視線を上げると

 

そこにはお姉さん。バトウ様が馬胴を支えに枕にしていた

 

 

目を白黒させて驚く俺を気にせず

 

「結構あの子。素直だからね~。あれでも惚けとしてた子だったんだよ?

 

                      『キミのパパが殺されるまでは』 ね。」

 

「知りたい…カナ?」

いたずらしたような顔でも、目は笑っていない

 

 

「殺してやりたい…って目をしていたもの…」

 

 

 「『父の死が君を変えた』 マクイ・シンイチくん」

 

馬人とエルフの遺児マクイ

 

 

『キミとタカオが交わるとき。『小さな世界』にどんな化学反応が起こるだろうね』それの言葉をバトウは飲み込んだ。

 

 

 

 

 

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