それでは早速、どうぞ!!
第1話:銀城 羅刹:オリジン
『怪人』、それはどの特撮にも必ず登場するヒーローの最大の
戦隊や仮面のバイク乗りなど、様々な作品で良いところまで追い詰めるも最後は呆気なくヤラレ、爆散…所謂『ヒーローの良さを引き出す名誉ある死』を迎えてしまう存在なのだ。
そんな架空の存在も超人社会となった今では、普通に存在している。最も、その様な者はそういないが……。
コレは、この世界では当たり前に存在する“個性”に怪人型が組み込まれた、普通じゃないお話………。
別に全てがシリアスでは無いよ、ギャグもあるよ………それではどうぞ!
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
ココはとある学校、何処にでもあり何処にでもあるTHE・学校である。そんな平凡な学校のクラスでは進路希望についての話がされていた。
先生「えー、おまえらも三年と言う事で!本格的に将来について考える時期だ!今から進路希望の紙を配るが皆!!……だいたいヒーロー科志望だよね」
「「「ハーーーーイ」」」
進路希望の調査書を放りながら応える先生の言葉にクラス中の
「せんせえーーーーー、『皆』とか一緒くたにすんなよ!俺はこんな“没個性”共と仲良く底辺なんざ行かねーーーよ」
担任の教師である先生の言葉を椅子に足を掛けながら否定する不良の様な少年は爆豪勝己、クラスメイトのブーイングに「モブがモブらしくうっせーーー!!!」と言う彼は一応このクラスで
先生「あー確か爆豪は…『雄英高』志望だったな」
その言葉に殆どの生徒が騒つく、何故なら雄英高…正式名称『雄英高等学校』は国立の高校で。毎年、素晴らしいヒーローが誕生しているのだ。
爆豪はそのざわざわを黙らせる様に机の上に乗り、大声を上げる。
爆豪「そのざわざわがモブたる所以だ!模試じゃA判定!!俺は
あのオールマイトをも超えて俺はトップヒーローと成り!!必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!!」
先生「あ、そいやあ緑谷と銀城も雄英志望だったな」
お待たせしました、原作主人公とオリ主の出番ですよ。原作を知ってる方もいるでしょうが、原作主人公の緑谷出久はこの世界で
爆豪「こらデク!!ギン!!!」
緑谷「どわ‼︎?」
爆豪「“没個性”どころか“無個性”のデクと〜、『怪人型』の“個性”のテメェが〜、何で俺と同じ土俵に立てるんだ‼︎?」
爆豪の視線の先には、学生服の前を全開にし、全身が白く、コモドドラゴンの様に太い尾を持ち、胸に逆三角形の紫色の水晶を嵌め、大きな三角形の目玉を持った、銀髪のオールバックの怪物という言葉が似合ってしまう人物だった。
彼の名は銀城羅刹、このクラスの中で最も成績が優秀な生徒でこの世で最も珍しい『怪人型』の“個性”の持ち主だ。
ココで補足すると、この世界では“個性”はいくつかに分かれている。力を極端に倍増したり火や水を操る『発動型』、体を巨大化させたり鉄の様に硬くする『変形型』、動物などの特徴を持つ常時“個性”が発現している『異形型』、二つ以上の“個性”が交わる事で初めて発現する『複合型』、そして最も珍しく忌み嫌われているのが、決まった性別が存在しなくて異形型よりも人とはかけ離れた姿、更に“個性”を通常よりも多く保有している『怪人型』だ。
銀城はその嫌われ役とも言える『怪人型』の“個性”の持ち主なのだ。
銀城「勝己…お前それ、ホントにヒーローが言うセリフだと思うのか?だとしたら雄英は諦めろ。お前はヴィランの方が向いてるよ」
爆豪「ハァーーー?毎年ヴィランに間違われてヒーローに攻撃されてるバケモンが何ほざいてやがる!!」
銀城「その昔、“個性”を手に入れた人間の殆どがヴィランとなり悪の限りを尽くして居た頃。ヒーローの大半はお前が侮辱している“無個性”の人間だった、そして『怪人型』で表舞台で目立っているヒーローは居ないがヒーローになれない訳じゃない。そんな事も解らないのか?」
爆豪「そんな古臭い情報どーでもいいんだよ!!そうだ、俺も“無個性”のデクとバケモンのテメェに良い情報を教えてやるぜ。来世は良い“個性”が宿ると信じて…屋上からワンチャンダイ《ガシッ!!》ブォ!!?」
爆豪の台詞が急に途絶えたと思えば、突風が教室内に行き渡り、いつの間にか銀城が胸ぐらを掴んで居た。その表情は誰が見ても分かるように怒りで眼が赤く光っていた。
銀城「オイ…爆豪、俺からもう一ついい事を教えてやろう。お前の人生は今日で終わる」
銀城は爆豪の口を右手で覆う様に掴むと、ユックリと力を入れ始めた。爆豪の顎からはミシミシと音が鳴っている。
爆豪「お、グッ!ウゴ!?」
「ま、待てよ銀城、さん!!爆豪が本当に死んじまうよ!!?」
「そ、そうですよ!!ヤバイですって!?」
緑谷「そ、そうだよギンちゃん!僕、全然気にしてないからさ!!」
先生「緑谷もそう言ってる事だし落ち着け銀城!!このままじゃ本当にヴィラン扱いだぞ!!?」
銀城「…チッ、分かりましたよ」
銀城は周りに止められると、力を緩め爆豪を解放し、席に戻る。爆豪は忌々しそうに睨むも、銀城に睨み返されて大人しく席に戻った。
〜銀城羅刹〜
“個性”『羅刹』:鬼神の中でも人を喰らう最強の悪鬼の力、
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
〜放課後〜
銀城「出久!帰ろうぜ」
緑谷「うん……」
銀城「さっきの事か?」
緑谷「まぁ、ね」
そう言う緑谷の手にはボロボロに焦げたノートがあった、恐らくだが銀城が居ない時にまた爆豪に絡まれたのだろう。見て解る様に落ち込んでいる緑谷を励まそうと銀城は声を掛ける。
因みに、彼等は小さい頃からの幼馴染だ。小学三年生くらいの頃に緑谷が爆豪に虐められている子を助けようとしている時に出会った。
銀城「気にすんなよ、あんな周りが見えなくなってるアホの言う事。俺以外に喧嘩で勝てる奴が居ないから天狗になってるだけだからよ、ヒーロー科に入ったら嫌でも分かる」
緑谷「そう、なんだけどね…嫌な奴って分かるんだけど…小さい頃からの仲だからさ……」
銀城「お前はお前だ、前にも言ったろ?『誰であろうとそいつはそいつにしかなれない、他人には絶対になれない』ってな。お前はお前なりにヒーローを目指せば良いんだよ」
緑谷「ギンちゃん…(そうさ、周りの言う事なんて気にするな!!グイッと上見て突き進め!!)」
「Mサイズの…隠れミノ…」
「「!?」」
すると、突然背後のマンホールの隙間からヘドロの様な姿のヴィランが現れて、緑谷に纏わり付いた。
緑谷「わっ、プッ(
銀城「出久!!!テメェ!離しやがれ!!」
ヘドロ「そうツンケンするなよ同士…大丈ー夫、身体を乗っ取るだけさ落ち着いて、苦しいのは約45秒…すぐ楽になるさ(まさかあの
どうやらヴィランは銀城をヴィランだと思っているらしく、悠長に身体を乗っ取ろうとしている。
銀城「残念だったな!おれは一般市民だこのヘドロ野郎!『羅刹撃鉄拳』!!」
《ブオォッ!》
ヘドロ「グォォォォォッ!?(風…圧!?)」
羅刹と言うモノは闘いの神とも言われており、本能からどの様な攻撃をすれば良いのか理解する事が出来る。更にその身体能力も合わさって拳圧でヘドロを吹き飛ばしたのだ。
その余りの威力にヘドロと一緒に緑谷も気を失ってしまったのか、体が横に倒れようとしている。無事を確認しようと近づくと再び後ろのマンホールから音がして巨大な影が現れる。
銀城「ッ!?今度はなん「
振り返ると同時に砲弾と錯覚する様な衝撃が襲った。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
「マジでゴメン!!本当に済まない事をしたと思っている!!」
銀城「いえ、別に…慣れてるんで頭を上げて下さい。オールマイト…」
オールマイト「そう言うわけにもいかないさ!間違えて一般市民を攻撃してしまうなんて…本当に申し訳ない!!!」
銀城は有り得ない光景を目の当たりにして居た、そこには、No.1ヒーローであるオールマイトが謝り倒して居た。その姿に銀城は若干引いている。
オールマイト「しかし、君のおかげで気絶している彼は無事で、ヴィランを詰められた。本当に感謝しきれないよ」
銀城「あの、俺を見て何も思わないんですか?」
オールマイト「?、何がだね?」
銀城「俺の“個性”は『羅刹』…しかも怪人型です。保有している他の“個性”だって他人の長所を奪い、捩じ伏せるヴィランじみた物ばかりです」
オールマイト「……………」
銀城「バリアン・デーモンとウェラリアってヒーロー知ってます?一応、俺の両親なんです。怪人型の人間が産まれやすくなる条件は強過ぎる“個性”同士が結ばれる事なんですよ、父親のバリアンは『魔王』…母親のウェラリアは『聖天使』って“個性の持ち主だ。両親は人間型と異形型、この場合父親似なんでしょうかね、周りには異形型のヤツも居たのに俺だけが煙たがれるんです。『羅刹』ってだけでヴィラン扱いされる。頑張っても否定され…優しくしても拒絶され…時にはチンピラレベルのヴィランに襲われた事もありました。オマケにヒーローに攻撃もされて、挙げ句の果てには全て俺の所為にされました」
オールマイト「ッ!?、……辛かったね」
銀城「いえ、俺は『羅刹』を怨んでません…親からの贈り物ですから。俺は雄英に受験するつもりです、雄英に入ってヒーローの知識を得て俺みたいな奴の『希望の象徴』になりたいんです。“無個性”だとかヴィランみたいだとか“個性”による差別を無くしたいんです……ですから、聴かせて貰います。『どんな人間でもヒーローになる資格はあると思いますか?』」
オールマイトは、銀城が放つ威圧感にもにた真剣な眼差しと問いにただ耳を傾けらことしかできなかった。その壮大かつ『平和な象徴』とは違う責任重大な柱に感動してしまった。
オールマイト「(何と壮大なビィジョン!!彼なら次の『平和の象徴』になれるかも知れない…しかし、彼が目指しているのは平和のその先だ。だが、コレだけは伝えなければ…!)君は立派だね、この事は誰にも言わないでくれよ?勿論両親にも………」
そう言うとオールマイトは体から白い煙を発した、その煙が完全に消え去るとそこにはオールマイトをミイラにした様な感じのガリガリの男性が居た。
銀城「なッ!?オ、オールマイト!!?」
オールマイト「君は信用出来ると思い話すが…くれぐれもネットには載せたり、誰かに話したりしないでくれよ?」
そう言って脇腹に出来た傷を見せながら、過去に起こった事を話した。5年前…とある敵に負わされたらしい、その敵の所為で活動時間が出来て今の様な事を偶にしてしまうそうだ。
オールマイト「…その時が、わたしにとって最初で最後の初めて人を殺めて大切な者を守れなかった瞬間だろうね…」
銀城「……何故、俺にその話を?」
オールマイト「君は私よりもヒーローに向いて居るからさ、おかげで初心に戻れたしね」
銀城「………ありがとうございます…!」
そうして、銀城はオールマイトとメルアドを交換し、緑谷を任せて家に戻った。
コレは、彼目線で送る、彼がヒーローになるまでのお話である…………………
○簡単なキャラ設定
●名前:銀城 羅刹
●“メイン個性”:『羅刹』
●誕生日:10/29
●血液型:AB型
●星座:さそり座
●声:子安 武人さん
てな感じです、それと次はオリヒロインの登場です。
デクくんの修行パートと入試はすっ飛ばします。
何故かって?オリ主が強過ぎて話がすぐに終わるからです。
A組、B組の生徒を増やしたいのですがどのタイミングが良いですか?【投票期間※USJ編の終わりまで】
-
USJ編が終わった後、
-
体育祭が終わった後、
-
作者の好きなタイミングで、