俺のブラックヒーローアカデミア   作:ゼパル・ガルベスク

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えー、皆様も分かっていると思いますが、主人公が無双過ぎるのでだいぶはしょりました。

細かい所は、また回想として流すので悪しからず。



第2話:話を割愛、蹂躙される個性把握テスト

オールマイトとの出会いから数ヶ月、季節は変わり桜舞吹雪く春。銀城は今、雄英高校の自分の教室で本を読んでいた。

 

アレから、オールマイトに呼び出され緑谷と共に特訓したり、ロボット相手に大乱闘をして悲鳴を上げられたり、女子を1人巨大ロボから救ったりとしたが、やはり周りからは距離を取られている。

 

合否通知でオールマイトが『雄英でたった二人の怪人型の“個性”の持ち主だ』と言われた。つまり、ヒーロー科の試験に受かった怪人型の持ち主はたった二人しか居ない事を表しているのだ。

 

銀城「(恐れられることについては慣れている、問題はもう一人の方だ。もしかして隣のB組の方に居るのか?ま、関係ねぇか。その内会うだろう…今はこの学校に慣れる事を最優先「あの!少しいいですか?」ん?)何だ?」

 

すると、一人の女子生徒が話しかけて来た。

エメラルドグリーンのウェーブのかかった長髪でスカイブルーの瞳、首からかけられた金色のロザリオがキラリと光っている。

 

「私、朱星リゲルって言います!入試の時は助けてくれてありがとう!!」

 

〜朱星リゲル〜

“個性”『バリアー』:様々な種類のバリアーを出す事が出来る、いろんな種類があって、物を弾いたり受け止めたりと種類が豊富である。

しかし、バリアーの形や大きさによって操作難易度が変わる。

 

銀城「いや、気にしなくて良い。ヒーローを目指す者なら、まず優先すべきは退治ではなく救助だ。その点で言えば俺よりお前の方がヒーローに向いてる」

 

朱星「え!?で、でもぉ…///」

 

銀城「いや、敵の捕縛とか何て大体できる奴多いだろ?特にこのクラスとかな。頑張ればあっという間にプロヒーローかもよ?」

 

朱星「ほ、褒め過ぎだよ!!」

 

 

 

「あれ?あいつ思ってたより良い奴じゃね?」

 

「あぁ、てっきり爆豪見てぇなヤンキーみたいな奴だとばかり思ってたぜ…」

 

「人は見かけによらないって、噂だとばかり思ってましたわ……」

 

「私も仲良くなりたいわ」

 

 

そんな二人の会話に周りの者達は少し緊張感を解いていった。と言っても前の席にいる爆豪はウルセェと呟いているが…

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け、ここはヒーロー科だぞ」

 

突然声が聞こえ、そちらを見ると廊下に寝袋を着た小汚い感じの男性が居た。

 

「はい、君たちが完全に静かになるまで8秒もかかりました。時間は有限なんだよ、そんな君達は合理性に欠くね。因みに俺は君らの担任の相澤消太だ、よろしくね」

 

そう言うと、男性、相澤は自分の寝袋から出ると、寝袋の中からビニールに入った体操服を取り出した。

 

相澤「さっさと体操着に着替えてグラウンド集合な」

 

 

***

〜雄英高校・グラウンド〜

 

「「「個性把握テストォ!?」」」

 

相澤「そう、ただ“個性”の使用可能な事以外は普通の体力テストと同じだから気にするな」

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

相澤の言葉にホンワカした雰囲気の少女、麗日お茶子が大声で疑問の言葉を放つも相澤は冷静にその言葉を切り捨てる。

 

相澤「ヒーローになるんだったら入学式なんかに出る時間はない。この雄英は『自由』な校風が売り文句だ。そしてそれは『先生側(俺ら側)』もまた然り…爆豪、お前中学の時ソフトボール投げの時、何mだった?」

 

爆豪「67m」

 

相澤「そんじゃあ、自分の“個性”を使って投げてみろ。基本的に円から出なきゃ何してもいいから早よやれ。思いっ切りな」

 

そう言われた爆豪はボールを受け取ると、白円の中に入り“個性”を使いながら思い切り投げた。

 

爆豪「死ねぇ!!!」

 

銀城「(数ヶ月経っても変わらんな此奴は)」

 

銀城がそう思いながら爆豪を見ていると周りの者達は面白そうだのやりたいだのと、お祭り騒ぎになっていた。

 

 

銀城「お前らなぁ……分かってる?コレはあくまでもテストだ、それに種類によっては“個性”を活かせず肉体に頼るしかねぇ。内容によってはビリッケツだぞ」

 

相澤「ほぅ……分かってる奴がいるじゃないか。だが、緊張感が足りないのもまた事実…よし、ならトータル成績で最下位だった者は俺の判断で見込み無しと判断し、除籍処分とする」

 

「「「ハァァァァァァ!!??」」」

 

この言葉に流石の銀城も驚いた、ヒーロー科になるのだからある程度の壁は越えなければならないと考えていたが、まさかこんなすぐに困難が現れるとは予想だにしてなかった。

 

麗日「最下位除籍って…!入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎ「いや、当たり前の事だろ?」えぇっ!?」

 

また反論する麗日の言葉を遮る様に銀城が口を挟む、その様子にザワザワと周りは騒がしくなる。

 

銀城「凶悪な敵に恐ろしい災害、ヒーローにとって毎日が困難の連続だ。ココは天下の雄英高校だぜ?流石に驚いたが俺達の常識がココで通じるとは限らない(てか、毎日が困難の連続だったしな…俺の場合……)」

 

相澤「その通り、放課後マックで談笑がしたかったんだろうが、お生憎様ここは雄英高校ヒーロー科だ。"Plus Ultra(プルス ウルトラ)"さ、全力で乗り越えて来い」

 

その言葉に一同はゴクリと生唾を飲んだ。そんな中、ただ一人ストレッチをしている銀城を相澤は横目でチラリと見ていた。

 

相澤「(やはり、あいつだけ頭一つ分飛び抜けているな………………)」

 

 

 

 

※ここからは、お話を簡略化します。

 

 

○50m走

相澤「次、銀城と朱星」

 

銀城「除籍されるかどうかがかかってるからな…悪いが手加減はしないぜ?」

 

朱星「コッチだって、負けないわよ!」

 

相澤「ヨーイ、ドン」

 

銀城《シュパァン!!》

 

銀城【1秒13】

 

「「「は?」」」

 

朱星「ちょっと待って?早過ぎない?」【6秒48】

 

銀城「言い忘れたけど俺の“個性”『羅刹』だから、脚には少し自信がある。クククク………!!」

 

切島「おぉ…随分嬉しそうだな」

 

銀城「いや、“個性”の関係上体力テスト受けられなくてな…嬉しくて嬉しくて……コレが初めてなんだよ」

 

「「「(マジかよ!?)」」」

 

この時、緑谷と爆豪以外のクラスメイトの心が一つになった。

 

 

○握力

銀城「フン!」《チュドンッ!!》

 

「「「・・・・」」」

 

銀城が握った瞬間、装置が爆ぜた。

 

銀城「えっと、相澤先生?」

 

相澤「測り直しね」

 

銀城「はい」

 

「「「(参加出来なかった理由分かった気がする)」」」

 

 

○立ち幅跳び

銀城「うおぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!」

 

瀬呂「おい!校舎のフェンス飛び越えたぞ!?」

 

《バコォォォン!!》

 

銀城「グァァァァァァァ!!?」

 

上鳴「そのままトラックに跳ね飛ばされた!?」

 

緑谷「ギンちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!?」

 

 

○反復横跳び

峰田「フゥゥゥゥゥゥ!!!」

 

佐藤「スッゲェなおい……」

 

上鳴「でも銀城に比べるとな……」

 

銀城《ブオオオオオオオオオオン!!》

 

耳郎「残像出来てる…」

 

芦戸「ちょっと浮いてない?」

 

葉隠「私達もアレぐらいしなきゃダメかもしんないね……」

 

飯田「行くわヨォォォォ!!」←内股で『エンジン』使用中

 

耳郎「いや、流石にないよ……」

 

芦戸「うん、無いね」

 

 

○ボール投げ

銀城「ふん、ぬがばぁぁぁぁぁ!!!」

 

《ぎゃおおおおおおおおおお!!!》

 

銀城【

 

切島「スッゲェェェ!!またムゲン出たぞ!?」

 

上鳴「どんな身体能力だよ…」

 

《ズダガァァァァァァン》

 

銀城「ギャァァァァァス!!?」

 

障子「ボールが銀城の後頭部に直撃したぞ!!」

 

峰田「もはや身体能力の問題じゃねぇ!!?」

 

 

○持久走

飯田「何故だ銀城くん!!君にはその権利があるんだぞ!?」

 

銀城「それでも、受ける訳にはいかない」

 

飯田「だがしかし!君は“個性”での妨害を受けたのだよ!?もう一度測り直すべきだ!!」

 

芦戸「いや、急に来てビックリしちゃって…」

 

常闇「一生の不覚…」

 

銀城「もう俺は一度やり直しを受けている、これ以上のやり直しは求める事なんて出来やしない。コレで良いんだよコレで…」

 

相澤「その通り、やり直しはあれ一度のみだ」

 

銀城「そう言う事だ飯田、諦めよう」

 

飯田「くっ………!!!」

 

 

「「「(…いや、それでも充分早いし……)」」」

 

銀城【1分38秒17】

 

 

○上体起こし

銀城《ブォンブォンブォンブォンブォン》

 

障子「ま、まさか男子全員で押さえつけても浮き上がるとは……!」

 

常闇「何という筋力…!!」

 

峰田「な、何でオイラのもぎもぎに触れても大丈夫何だよコイツ!色々おかしいだろ!!」

 

緑谷「ギンちゃんは昔から観察眼が冴えてたからね、もう1つの“個性”『偽りの真実(コード・ザ・トゥルー)』で大抵の“個性”は見ただけで大体覚えられるんだ」

 

瀬呂「どんなチートだよ!?」

 

上鳴「天才の域を超えてんだろ……」

 

 

〜銀城羅刹〜

“個性”『偽りの真実(コード・ザ・トゥルー)

相手の“個性”を見たり攻撃されたりと体験する事により脳に刺激を与え、その“個性”を使用可能にする。“個性”と“個性”を重ね合わせて別の“個性”に変える事出来るが、キチンと理解しないと覚えられない。裏技として額と額を打つけて信号を送る事で覚える事が出来る。

 

 

 

○長座体前屈

耳郎「ちょっと待って何でそんなに曲がるの!?コワッ!!蛇か!!?」

 

銀城「いや、怪人倒して有名になろうって言う目的で喧嘩吹っかけてくる馬鹿相手にして攻撃バンバン喰らったらさ、いつのまにか体が丈夫になっちまってよ。全身の骨を外しても筋肉だけで動けるぜ?やってみようか?」

 

八百万「いえ、気持ちだけで充分です……」

 

切島「俺、アイツに優しくしよう……」

 

青山「見た目通りの人生だね★」

 

上鳴「やめろバカッ!!」

 

 

***

 

そして、全てのテストが終了した。銀城は“個性”のお陰で上位確定だろう。しかし、問題は緑谷の方にあった。銀城も実際に見たのは今日が初めてだが、緑谷は“個性”を上手く扱えておらず出力を0か100のどちらかにしか調整出来ないのだ。

 

オールマイト曰く、“個性”を扱える身体にはなったもののまだ器としては弱い為“個性”を使用するなどして鍛え続けるしかないそうだ。

 

銀城「(出久の事だから対人で使う事なんてまず無いだろうな、でもその前にこの個性把握テストで最下位になってないかが問題だ。頼むから最下位じゃないでくれよ……!!)」

 

相澤「あー、順位を発表する前に言っておくが最初に言った除籍処分の話、あれは真っ赤な嘘だ」

 

 

 

 

 

 

「「「「……え?」」」」

 

相澤「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「「「「はぁーーーーー!!!!??」」」」

 

ハッと小馬鹿にする様な笑みを浮かべながらそう言う相澤に銀城が顎が外れてるんじゃ無いかと言うぐらい大口を開け、飯田が眼鏡を割りながら直立の姿勢で、麗日が信じられないと言わんばかりに、緑谷が上下にブレる様に驚きの声を上げる。

 

銀城「ちょちょちょ…嘘!?え、ウソォ!?」

 

飯田「相澤先生!!教師が虚言を言ってよろしいのですか!!?」

 

相澤「まぁ、全てが嘘って訳じゃない。見込みが無い者、またはヒーローに適してないと判断した場合いつでも切り捨てる…お生憎様、俺は叶わない夢を半端に追わせる様な残酷な性格じゃないんでね」

 

そう言ってボール投げの時に指を負傷した緑谷と、何故か予想の250倍キレられた峰田に保健室の利用書を渡して去って行った。

 

銀城「きっと……先生なりの優しさなんだろうな、親父が言ってたよ。『夢と言う物は叶わなければ呪いと同じ』ってな、流石ヒーローだ…格が違うぜ……」

 

朱星「う、うん……」

 

 

銀城を含む生徒達には、小汚くてボロい背中がとても大きく偉大な背中に見えたそうだった……。

 

 

 

 

***

「相澤くんのウソつき!」

 

相澤「オールマイトさん…見てたんですね…暇なんですか?」

 

職員室に戻ろうとする相澤をスーツ姿のオールマイトが呼び止める、活動限界があるのだから無理に変身する必要は無いだろうに……。

 

オールマイト「『合理的虚偽』て!!エイプリルフールは一週間前に終わってるぜ?君はA組の教師に選ばれた時に銀城少年を除籍させるつもりだった、だと言うのにそれを前言撤回っ!と言う事は……君も彼に可能性を感じたからだろう!?」

 

そう、相澤は元々銀城を除籍させるつもりだった。それは銀城がヒーローに向いて無いからではなくて、このままA組に居させても“個性”差別を受けて潰れてしまうんでは無いかと思ったからだ。

 

幸い、普通の生活を送れない怪人型の“個性”持ちが集まる町や学校もあるのでそこに転校させるつもりだったのだ。だが、それを相澤は撤回したのだ。

 

相澤「…………君()?随分と肩入れしてるんですね…先生としてどうなんですかそれは…」

 

ギクッとなるオールマイトを通り越して相澤はポツリと呟く様に備え問いに答えた。

 

相澤「あの中でヒーローに近いのが銀城だった、ただそれだけですよ。勿論、これしきの事で弱音を吐く様なら『希望の象徴』は向いてないと言う事です」

 

オールマイト「(君なりの優しさって訳かい相澤くん…でも)やっぱ……合わないんだよな…どこか」

 

 

 

 

 

***

場所は変わって、ココは何処かの工場の製造ラインの様な場所。そこには4名の人影があった。

 

「聞いたか?王が雄英に通い始めたらしい」

 

「雄英?あのヒーロー学校か?」

 

「王なら当然である、驚く必要は無くないか?」

 

「フハハハハハ!それでどうするのだ?」

 

「そんな事決まっているだろう?明日にでも行くぞ!我らが王の為に雄英を乗っ取るのだ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「「「「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYッ!!!」」」」

 

 

そう高らかに劈く様な叫ぶその姿はまさしく怪物の様だった………

 

 

 




相澤先生をカッコよく書きたくて書いた様な物ですね、ラストは……因みに最後の方の奴らは次回の方で出て来ます。

それでは皆さん、サラダバー!!

A組、B組の生徒を増やしたいのですがどのタイミングが良いですか?【投票期間※USJ編の終わりまで】

  • USJ編が終わった後、
  • 体育祭が終わった後、
  • 作者の好きなタイミングで、
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