緋弾と番犬   作:ほにゃー

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Episode02 ミッション・コンプリート

「行くぞ、キンジ!」

 

「ロジャー!」

 

燈は腰の二丁の銃を抜き、走り出す。

 

キンジも拳を握って走り出す。

 

燈は二丁拳銃を使った宇宙警察の格闘技、銃拳法ジュウクンドーを使い、ウリアルに攻撃する。

 

「ぐあっ!?」

 

「性能のいいアーマーのお陰で助かったな。でなければ、今頃お前は倒れていただろう」

 

「くっ!なめるな!」

 

ウリアルは拳銃ではなく、形の変わった銃を抜く。

 

引き金を引くと、そこから光弾が飛び出し、燈を襲う。

 

「防御拳バリヤーフィスト!」

 

キンジは手に付いてるブレスロットルのグリップをひねり、手のひらから小型の円形バリヤーを出現させて光弾を防ぐ。

 

「なに!?」

 

「はっ!」

 

ウリアルが驚いていると、キンジの後ろから燈が飛び出し、手にした二丁拳銃、ディーマグナム01とディーマグナム02を連射する。

 

「ぐあっ!?」

 

「まだまだこれからだ!灼熱拳ファイヤーフィスト!」

 

再び、グリップを捻り、今度は炎がキンジの左腕に纏われる。

 

キンジはそれを纏ったまま、ウリアルに叩き込む。

 

「うあああああっ!?」

 

ウリアルは殴り飛ばされ、地面を転がる。

 

いくらアリエナイザーと言っても、武偵を襲い、その武偵の武器を奪って、闇で売りさばく武器商人。

 

アリエナイザー相手に日夜戦っているスペシャルポリスの敵ではなかった。

 

「終わりだ!レイナード星人のウリアル!」

 

「!?」

 

燈は自身のSPDライセンスを取り出し、ウリアルに向ける。

 

「現役武偵及び武偵高生の殺害及び武器の違法売買の罪により、ジャッジメント!」

 

《ジャッジメントタイム》

 

アリエナイザーに対しては、スペシャルポリスの要請により、遥か銀河の彼方にある宇宙最高裁判所から判決が下される。

 

その判決は地球時間にして僅か一分にして下されるが、宇宙最高裁判所はゴワンチョル星に存在し、この星周辺の時間の流れは、シオン・モールス現象により、時間の流れの速さが通常の200万分の1となっている。

 

つまり、地球での10秒は、この星ではおよそ8ヶ月にあたる。

 

《✖》

 

下された判決は死刑判決だった。

 

「「デリート許可!」」

 

「ディーマグナム01!ディーマグナム02!セット!」

 

「電撃拳!」

 

燈はディーマグナム01とディーマグナム02を連結させ、ハイブリッドマグナムにし、キンジはグリップを捻り、電撃を拳に纏う。

 

「ディーパワー!チャージ!ストライクアウト!」

 

「エレクトロフィスト!」

 

燈の撃ったマグナムエクスキュージョンと、キンジの放った電撃がウリアルに当たる。

 

「ぐああああああああああああっ!!?」

 

ウリアルは絶叫し、爆発した。

 

「「Got you!」」

 

ウリアルのデリートを確認し、サムズアップを下に向けて二人は言う。

 

これが、宇宙警察地球署のエース、遠山キンジ。

 

後に“緋弾のアリア”として世界中の犯罪者を震え上がらせる鬼武偵、神崎・H・アリア

 

そして、かつて〝地獄の番犬”と恐れられたスペシャルポリス、久我燈。

 

硝煙と爆炎に包まれた、最低最悪の出会いだった。

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