テイルズオブベルセリア~True Fighter~   作:ジャスサンド

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ギリギリ一ヶ月で三話投稿できた!というか前回でアグル登場から一年経過していたことに気付いて愕然…投稿ペースが遅すぎる…


第34話 零れ落ちた幸せ

最もいとおしいと思った。

世界の誰よりも美しく、何よりも清らかで、どんな物よりも愛せる。

渇き飢えた砂漠の迷い人に天から水の恵みをもたらし、心に潤いを、救いをくれた。

そんな君を俺は好きだ。

 

最も欲しいと思った。

何の躊躇いもなく接し、笑顔を振り撒き、その笑顔で恋を知らず、恋を嘲笑うバケモノの剣士を男にした。

まるで凍てついた重たい闇の中に舞い降り、照らす一筋の光のような人。

だから君を俺は物にしたい。

 

何気ない仕草も、花のような横顔も、君を君たらしめる全てに心を奪われた。

例えこの恋が実らずとも君を愛した過去は変わらない。

君を愛した心を誇りに思い、未来永劫君への愛は不変となるだろう。

 

 

そしてなによりも君が大切だった。何を犠牲にしても我が身が滅んでも守りたいと思っていた。

そう、君だけを守りたいと…

 

 

--------

 

 

-ムジャ、グチャア

 

静けさに満ちた空間に生々しい音だけが反響する。

音を発生させている存在は食事に夢中になっていた。

場にいる誰もがその行為を止めることができず、ただ茫然と眺めていた。

そして幾度となく繰り返された音が止んだ時には(マヒナ)の姿は黒い瘴気となり、食事を終えた喰魔もまた姿を変えた。

 

「お母さん、お母さん」

 

「喰魔が女の子になった!?」

 

体が緑と茶色に変色し、奇妙な形の触覚が生えているが泣きじゃくるその姿は紛れもなく人間の少女のそれだった。

 

「まさかモアナ?」

 

マヒナと共に村から行方不明になっていた少女が喰魔になっている。

認めたくない事実だが母親が業魔になってこの場にいたのならその娘が同じ場所で喰魔になっていても不思議ではない。

 

「どこにいるのお母さん」

 

母を探すモアナをエレノアは直視できずにいた。

 

「これは…」

 

「ガイア」

 

そこにガイアがやって来た。

ガイアは反応したライフィセットに目ですまないと軽く伝えると、エレノアからモアナへ、モアナからエレノアとその手の槍に目を動かす。

ここに来る途中、対魔士や聖隷の死体と円形の広場で赤黒い血の跡を見て来た。

そして母を求め号泣する少女と苦しげなエレノアの表情とベルベットらの反応。

まさかと思うが

 

「なんでお母さんはいなくなったの?弱かったから?ごめんなさい…ごめんなさい…モアナ、頑張って強くなったから…聖寮の人が強くしてくれたんだよ…だから帰って来てよお母さん」

 

「聖寮が強くした?」

 

「喰魔にした、ということかの?つくづく生贄が好きな連中じゃて」

 

モアナの言葉からマギルゥは聖寮がモアナを喰魔にしたのだと推察する。

恐らくその推察は正しいとベルベットは思った。

理のためなら義理の弟の命も平然と奪うような男がトップにいるのだ。

赤の他人の娘を計画の犠牲にしたところで何ら不思議ではないし、その事に特別動揺はない。

 

「救えなかった我が子の腹を満たすために死にゆく自分を差し出したのか」

 

「私が…私のせいで…」

 

(そうか…やっぱりエレノアが)

 

当たって欲しくなかった予想が現実と知り、ガイアは衝撃を受ける。

そんな彼を余所に喰魔の処遇についてロクロウとベルベットは話し合う。

 

「どうする?連れてくか?」

 

「この状態じゃ足手まといになるだけよ」

 

「喰魔に手を出すことは許さない」

 

会話に介入する声が後方から聞こえ振り返る。

そこにいたのはオスカー。剣を鞘から引き抜いており一戦交える用意は既に完了していた。

 

「オスカー、こんな時に…!」

 

思いもよらぬ参上にガイアは銃へ手をかけ臨戦に備える。

 

「オスカー!聖寮は何をしているの!お願い教えて!」

 

「エレノア、君は知らなくていい」

 

「よくない!私が母親を倒したせいでこの子は」

 

その言葉を聞いてオスカーはエレノアの後方、泣きじゃくる喰魔の少女へ目をやる。

 

「例の業魔を喰らったのか。だが君が気に病むことはない。全ては世界の痛みを止めるために必要な犠牲なんだ」

 

「業魔じゃない!あの人は母親だった!この子のたった一人の…お母さん、だった」

 

目を潤わせ、声を震わせ、絞り出すようにエレノアは吐露する。

彼女がどんな思いでその言葉を声に出したか、それはガイアがこの場にいる誰よりも人一倍理解していた。

オスカーもエレノアの涙に思うところがあるのか苦い顔をして目を反らすが、一切妥協せず真っ向から言い返す。

 

「だとしても強き翼を持つ者は-がぁッ!」

 

否定しようと放った言葉は最後まで続かなかった。

急速に詰め寄ったベルベットが蹴りでオスカーを飛ばしたのだ。

その一撃はオスカーを壁に打ち付け、衝撃によって彼の意識を沈めた。

 

「女の涙には気を付けることね」

 

気絶したオスカーにベルベットはそう言うと、次に業魔手を解放しモアナに向かう。

 

「何をするつもりだ。ベルベットよせ!」

 

「待って!貴方には優しさがないのですか!?」

 

「そんな議論をするつもりはない」

 

「目的はカノヌシを弱めることでしょう?繋がりを断てば殺さなくても」

 

モアナを殺めるのではないかと危惧したガイアとエレノアが制止の呼びかけをするが、その歩みは止まらない。

ついにモアナを足元に見下ろすまで近付いたベルベットは業魔手を振り上げる。

 

しかし彼女の手が触れたのはモアナの体ではなく、喰魔を閉じ込める結界。

そのエネルギーを喰らうことで結界を消滅させる。

 

「情にほだされたか。女の涙は実に危険じゃのう」

 

「グリモワールの言葉が気になったのよ。殺すのは後でもできる」

 

「連れてくならさっさと引き上げよう。敵の拠点に長居は無用だ」

 

「ベルベット…」

 

モアナの殺害を実行に移さなかったベルベットにガイアはホッと息を吐く。

ライフィセットとエレノアはモアナへと駆け寄る。

 

「僕はライフィセット、モアナ一緒にここから出よう?」

 

「お母さんは?一緒じゃないと寂しいよ」

 

「寂しくないですよ。大丈夫、離れていてもお母さんはずっとあなたを見守っていますから」

 

「行こう、モアナ」

 

差し伸べられたライフィセットの手をモアナは自らの意志で取った。

 

 

--------

 

 

 

その頃、ハリアの村。祭りの後片付けに追われる者が多い中、浜辺でジャグラーとナターシャはなかむつまじく語り合う。

 

「昨日は上手くいきましたね。どうでした?初めてのこの村の祭りは?」

 

「そうだな。騒がしいのは好みじゃないが、たまにはこういうのも悪くない」

 

「エレノアさんたちのおかげです。お礼を言おうと思っていたのですけど姿が見えなくて」

 

「朝方出て行ったぞ。どこへ行ったか知らんが…宿には今夜の宿代も払っていたようだから礼を言う機会はあるだろう」

 

「そうですね。皆さんが戻られたらたっぷりとお礼をしなければ、料理でも振る舞おうかしら」

 

「奴らには勿体ないご馳走だろうがな。まぁ、俺の分が残っていれば問題ない」

 

「ふふ、ちゃんと残しておきますよ」

 

そうにこやかに笑うナターシャ。そんな彼女へジャグラーは若干の抵抗を隠して、こう切り出す。

 

「ナターシャ、お前に言いたいことがある。その…」

 

はい?と怪訝な顔でナターシャは改まった顔をする見つめる。

純粋無垢な眼差しと表情にジャグラーの胸はついぞ味わったことのない高鳴りを起こす。

 

「俺は…これからもずっと」

 

一緒にいたい。

恥じらいを捨てて、人間としての感情でそう告げようとした時、異変が起きた。

 

「ううっ!!」

 

「ナターシャ?」

 

ナターシャは頭を抑えて膝を付く。

 

「頭が痛い…寒い…」

 

「どうした?しっかりしろ、おい!待ってろすぐに医者を-ッ!」

 

ナターシャに寄り添いその体を支えるジャグラーは助けを呼ぶために目を配るが

 

「ああッ、胸がァ、苦しい…」

 

「ゥゥ…」

 

胸を抑えて蹲る者、虚ろな目で砂浜を徘徊する者。

彼以外の村人が皆一様に謎の症状に苦しみ、体から黒い瘴気を放出している。

 

「どうなっている…まさか!」

 

ジャグラーは過去にこの現象に何度か相対したことがある。だからすぐに答えに気付いた。

だが認めたくないという思いが頭の中を埋めつくしている。認めてしまえば村の人々は、ナターシャは-

 

「ジャグッ、ああああああ!!」

 

「ナターシャアアア!」

 

 

--------

 

 

 

「「っ!」」

 

パラミデス聖殿を出て、ハリア村へと戻るためマーナン海礁を渡るその道中、ある二人の体にゾワッと不気味な感覚が走った。

 

「なんだ…」

 

「ガイアも感じた?今の、良くない感じだったよね」

 

「かなり嫌な感覚だ。しかもハリア村の方角から…急ぐぞ」

 

ガイアとライフィセットは視線を交わすなり急に走り出す。

 

「おいどうしたんだ?お前たち!」

 

「後を追いかけるぞ」

 

突然の二人の行動に呆気に取られたものの、他の面々も姿を見失わないよう追いかける。

 

 

「これって!」

 

「なんなんだ、どうしてこんなことになってるんだ!」

 

ハリア村に着いたライフィセットとガイアは目前に広がる光景を前に立ち尽くした。

すっかり黒ずんだ空の下、狼の業魔が我が物顔で無人の村を蔓延っている。

早朝に出た村と同じ村とは思えない有り様だった。

 

「業魔が大量に…」

 

「どうなってるんだこりゃあ。村の外から入り込んで来たのか?」

 

少し遅れて到着したベルベット達もこの様子を目の当たりにして驚きを隠せないでいた。

 

「ウウ、ああアアア!!」

 

そして彼女達の前で村人が黒い瘴気を帯び、業魔と化す。

 

「まさか業魔病!」

 

「穢れだ」

 

「穢れのせいよ。穢れが溢れて限界が来たのよ皆…彼以外皆ね」

 

「ぐわああっ!!」

 

聞こえてきた叫びにエレノアが振り向くと、その先には家を支える柱に衝突するジャグラーの姿があった。

受け身も取らずにいたためか、苦しく息を詰まらせながらも彼は自らを殴り飛ばした業魔に呼びかける。

 

「戻ってくれ…お前まで俺と同じになる必要はない!自分を見失うな、自分自身を取り戻せ!」

 

ジャグラーは鞘から刀を抜かず一切反撃に転じない。

狼業魔の意識を戻すため懸命に言葉を尽くすが、狼業魔はピクリとも反応しない。

 

「ガアッ!」

 

「頼む、戻ってくれっ…!」

 

それどころか近寄るなり彼の首を握り締めると、一点の迷いもなく水辺に投げ飛ばす。

 

「あそこまで必死になるとは…あの業魔はあいつの」

 

「ジャグラー…」

 

「まだ遠くへは行ってないはずだ!絶対に探し出せ!」

 

サイコメザードの時のエレノアの二の舞を踏ませてなるものかと助けに入ろうとしたガイアの耳に、パラミデス聖殿の方角から声が飛んできた。

オスカーが目を覚まし対魔士を引き連れて戻って来たのだ。

 

「ひとまず船へ戻るぞ、対魔士の足止めは業魔が引き受けてくれるはずだ」

 

元村人の業魔たちに追っ手の対魔士を押し付ける選択をし、アイゼンたちはイズルト方面に走る。

ナターシャ業魔を正気に戻そうと奮闘するジャグラーを見て、ごめんなさいと心からの謝罪を呟いて事態を把握していないモアナの手を取り駆け出す。

 

業魔たちはこちらに気付いていない。

このまま真っ直ぐに走ればここから離脱できる。

しかしイズルト側の門を目前にして、ある者の動きに変化があった。

 

「ガイア!?」

 

走っていたガイアは何を思ったか足を止め身を翻すと同時に銃を抜く。緑の弾丸をパラミデス側の門に撃ち込む。緑色の光が門を包む。

防壁としてではなく結界の代わりにバリアを利用して、対魔士の侵入を阻む備えを終えると、業魔の群れへと突っ込んでしまう。

 

「どうしようガイアが!」

 

「あたしが連れ戻す。あんたはアイゼンたちと先に行ってなさい!」

 

状況が状況なのもあってガイアへ苛立ちを込めた舌打ちを放ったベルベットはライフィセットたちを先に行かせ、ガイアを連れ戻そうとする。

 

 

「ヴガァ!!」

 

襲いかかる元村人の業魔の群れにガイアは格闘でいなすなりステップなりで回避を行うも、反撃の手を加えることはしなかった。ただジャグラーの元へ向かうので必死だった。

いや少し違う。

確かにその思いからこの場に残ったが、業魔に攻撃しない一番の理由は抵抗。さっきまで人間だったものに銃口を向けることに対する抵抗だった。

 

「どいてくれ!」

 

今まで躊躇いなく戦えていたはずの自分はどこへ行ってしまったのか。

自身でも戸惑いを覚えながらも、業魔たちに意志が届くように声を張る。

しかし躊躇うガイアの事情など当然お構い無しに業魔は攻め立てる。

 

掴みかかろうとする一体の腕を払い、もう一体に蹴りを入れている隙に仲間たちの頭上を飛び越えた別の業魔が覆い被さる。

 

「ぐうっ!」

 

飛び付かれた勢いのまま業魔と一緒に浜辺に転がるガイアはしがみつかれた業魔を巴投げの要領で蹴り飛ばす。

浮かび上がった業魔は並々ならぬ身体能力を発揮して背面からではなく、脚から砂地に降り立ち、起き上がったばかりのガイアめがけて突進する。

次の瞬間、その業魔の背中から血潮が舞った。

ベルベットだ。

 

「さっさと離れるわよ」

 

「俺のことはいい。先に行ってくれ」

 

「あいつを助けるつもりなら諦めなさい。ああなったらもう救いはない」

 

「いや、まだだ。まだできることはあるはずだ」

 

「現実を見なさい!今まで散々見てきたでしょう。業魔に相手にまともな会話が-っ!」

 

ベルベットとガイアの口論を割くように業魔が二人の間に飛び込む。

こんな時に、とガイアと業魔の両方に苛立ちを募らせベルベットは業魔に刃を向けて相手をする。

ガイアもまたベルベットを巻き込んでしまった自分に憤りを胸に秘め、業魔を退けていた。

 

「ナターシャ…くそっ、体が…」

 

いくら業魔といえど無抵抗のまま、されるがままにダメージを受け続けた体は思うように動かせなくなってきた。

太刀を握る握力は弱まり、立ち上がろうとしても腕に力が入らない。

 

波打ち際に打ち捨てられた魚のように這いつくばるジャグラーの視線の先にはナターシャ、いやナターシャだった業魔が殺意を向けて一歩一歩砂に足跡を刻んで近づいてくる。

 

「ハッ、結局こういう方向に回るのかよ。だから夢なんてみるもんじゃなかったんだ…だが心地いい夢だった。最後の最後で幸福な一時を過ごせた。でもって…」

 

ナターシャはジャグラーの首根っこを掴んで起こす。

ジャグラーにはその腕を掴む気力もない。

 

「その幸せな時間を惚れた女の手で締めくくってもらえるとは最高だな」

 

ジャグラーの首を締める力が強まり、微かに苦悶の声を漏らす。力が加わる毎に太刀を握る握力が弱まり、手放しかけている。

 

-これでいい

これから殺されるというのに不思議と心は晴れやかだった。

首の骨を折られるか、腕で体を貫かれるかナターシャがどんな方法を選ぶのか心待ちにしていた。

 

-ズシャ!!

 

肉を貫く感触がジャグラーに伝わった。

だが痛みはいつまで経ってもやって来ない。

代わりに首を締める腕がほどかれ、何かが胸にもたれかかる感触がやって来た。

 

「ガッ…」

 

手にしていた太刀の刀身がナターシャ業魔を貫通していた。プルプルと震える体がジャグラーの胸に頭を預けるような姿勢だった。

その光景にジャグラーは張り裂けんばかりに目を見開く。

 

「俺かやったのか?…何故だ、こんなはずじゃ…俺はお前に…」

 

太刀から放し、業魔が崩れ落ちる。痙攣が止まり、完全に動かない。

ジャグラーは自分の手を見る。

赤く染まった手、ナターシャ業魔の血がたっぷり染み付いた手だ。

それで初めて彼は自覚した。ナターシャを殺してしまったのだと

愛する人に殺されることを望む意志より生きたいと願う本能が上回ったのだと

 

「フフッ、フフハハハ」

 

笑いが溢れる。何かが壊れたかのように不規則なリズムで、涙を流している表情からは相反した喜びが声に込もっていた。

 

「アアアアアアアアアアアア!!」

 

絶望の雄叫びを上げた業魔を紫の霧が包み込む。

その不可解な現象と戦いの喧騒さえ掻き消す叫びに理性の有無を問わず、場に居合わせた者たちが全て動きを止めてそちらを振り向く。

 

霧が消失し、砂を踏む音さえ潰えた浜辺にはさっきとは別の姿があった。

鬼に似た形相の面、騎士というよりかは甲殻類を思わせる鎧を纏ったような体。

同じ異形でもその外見からはベルベットやロウロウのような人間らしさも、ハリアの村人が変異した業魔のような生物らしさも微塵も感じられない。

 

-死神

-悪魔

-魔人

 

その姿を形容するとしたらそういった言葉しかない。

 

「フハハハハハハ」

 

 

 

 

 




ガイア「マモレナカッタ…」←エレノアとジャグラーのメンタルを的意味で
エレノア「マモレナカッタ…」←マヒナの命とモアナとジャグラーの幸せを的意味で
ジャグラー「マモレナカッタ…」←ナターシャの命と自身の幸せな未来を的意味で
ベルベット「マモレナカッタ…」←業魔になった村人と似たような経緯で魔人化したジャグラー等々、過去の自分の悲劇再来的意味で

さすがはジャグラーさんだ!自身の不幸をもってほぼ初対面の人にも精神ダメージを与える!
(ジャグラーを精神的に痛めつけるイベントが間接的に無関係なベルベットを傷付けることができるのは我ながら面白かったと思いました)←メルキオル的思考

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