覇王&清楚アフター   作:ペコ

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お待たせいたしました、しかしここでも謝罪です、実は書きながらこのペースじゃ書きあがるのはかなり先になりそうだと確信したのでプロットを変更、かなり短く収めました

ので、違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが今の私に書ける限界です、申し訳ありません、長々と言い訳失礼しましたでは駄文ですがどうぞ

あと、今回大和視点で書いてるところと三人称で書いてるところが混ざっていますがお目こぼしのほどをお願いいたします


プロポーズ後編

前回までのあらすじ

 

ひょんなことから結婚話になった大和と覇王様、結婚という言葉を聞いた途端の覇王様の可愛さに思わず大和は詰め寄って結婚を申し込んで、つまりプロポーズしてしまう、大和の口に乗せられた覇王様はOKするのだが二人はそこがFクラスの教室だということを失念していた。

 

キスシーンを目撃されかけた項羽は羞恥のあまり大和を吹き飛ばしてしまった。

 

 

 

 

 

 

「ん?ここは……」

 

大和が目を覚ますとそこは保健室のベッドだった、頭には氷嚢が乗せられている。

 

「あ、大和君。目が覚めた?」

 

「清楚先輩?」

 

声のしたほうに顔を向けるとそこには安堵の表情を見せる清楚がいた。

 

「ごめんね、項羽が手加減しないで思いっきり吹き飛ばしちゃって」

 

「ああ、気絶してたのか…」

 

言われて大和はようやく最前の様子を思い出した。

 

「大和君?どこか痛いところがあるの?」

 

「いえ、大丈夫ですよ先輩」

 

不安そうな表情を見せながら覗き込んできた清楚に大丈夫と手をあげてみせる、姉さんにやられているからか、存外耐性がついていたようだ、特に痛むところはない

 

「良かった……、でもごめんね、項羽にも謝らせたいんだけど恥ずかしくてしばらく混じりたくないって」

 

まあ、あんな公衆の面前でキスシーンを目撃されかけかつ、俺に口説かれてしまうところまで見られたんだ、存外乙女な覇王様にはショックがでかすぎたのだろう

 

「いいですよ、俺も場所を考えなさ過ぎました」

 

覇王様の反応が可愛いのでつい、やりすぎてしまった、反省はしている、がしかし後悔はしていない!!

 

「そう?でも項羽がやりすぎちゃったのは確かだし」

 

そう言って再度頭を下げる先輩、こういうところはしっかりしているから、気にしないといっても無意味だろうから謝罪を受け入れておく

 

「でも大和君、あんなところで口説いてくるなんて大胆だね?」

 

すると、先輩が先ほどの出来事を蒸し返してくる、確かに結婚してくれます?なんて、完全にプロポーズだったよな……

 

「覇王様があまりに可愛い反応をしてくれるのでつい……嫌でしたか?」

 

「ううん、大胆な大和君も可愛かったよ?」

 

「おっふ、可愛いときましたか…」

 

なんか正直清楚先輩相手だとこちらのペースに持っていけないな、年上の余裕だろうか?

 

「うん、それにその場の勢いでも結婚するって言ってくれて嬉しかったよ?」

 

そう言って先輩はにっこりと微笑んだ。

 

「ありがとうございます、現実にできるように頑張りますよ」

 

「ふふ、じゃあよろしくね?」

 

「はい、任せといてください」

 

俺が胸をたたきながらそう告げると先輩は嬉しそうに笑ってくれた

 

「そういえば大和君来週は結婚式に行くんだよね?」

 

「はい、七浜プリンスホテルである予定ですけど」

 

「花嫁さん綺麗だろうね?私結婚式って行ったことないんだ」

 

「あー、確か小笠原諸島で育ったんでしたっけ?なら仕方ないですよ」

 

どれだけ人がいるのかはよく知らないがそうそう結婚式に呼ばれる機会があったとは思えない、クローン組は事情が事情だし

 

「うん、だけどやっぱり憧れちゃうよ」

 

「花嫁にですか?清楚先輩のドレス姿……いいですね!」

 

俺はドレス姿の清楚先輩をを想像してにやけてしまう。

 

「うふふ、ありがとう。でも私は神前式で白無垢も着てみたいかな?」

 

「確かに着物もいいですね!」

 

清楚な先輩が着こなしたらさぞや絵になるだろう。

 

「むむ、こうなると先輩には式でどちらを着てもらうか迷いますね」

 

脳内に清楚先輩のドレス姿と着物姿を思い浮かべて比べるがどちらも甲乙つけがたかった。

 

「うーん、私はどっちも着てみたいなあ」

 

「となるとお色直しでどちらも着てもらうのがいいですね」

 

別にどっちか選ばなければいけないというわけではないだろう、迷うなら両方着てもらえばいい話だ。

お金?そんなものは気にしない、先輩の晴れ姿が見られるなら安いものだ。

 

「あ、でも項羽はドレスが良いみたいだよ」

 

「ですか、まあ大体想像は付きます」

 

大方着物は窮屈で嫌だからまだ動きやすいドレスのほうがいいのだろう、あの人は乙女な部分もあるけど、子供な部分もあるからな

 

「そうなると私は着物になるのかな?」

 

「まあ、覇王様がドレスを着られるのであればそうなりますかね」

 

清楚先輩と覇王様、残念ながら体は一つしかないのでそうなるとどちらか選んでもらうしかない

 

「あれ?じゃあ、式は神前式なの?教会式なの?」

 

と、ここで清楚先輩が疑問の声を上げた。しかし言われてみればそうだ、お色直しは式の後、披露宴などで行われるのが一般的だ……となると清楚先輩か覇王様、どちらかは式の時は引っ込んでいることになる

 

「そうですね……」

 

これは難しい問題なので流石に即答しかねた

 

俺が唸っていると

 

「ならば仕方あるまい、俺が式には出るから清楚は披露宴で存分に披露するがいい」

 

「ちょっと、いくらなんでもそれは横暴だよ、私も式に出たいよ」

 

清楚先輩が覇王様と言い争いを始めていた、いや正確には独り言になるのだろうが、二人とも存外ヒートアップしているようで言い合うたびに人格が変わっていた。

 

「いくら清楚でもこれだけは譲れん!大和とその、誓いの口づけを交わすのは俺だ」

 

「ちょっと、一方的すぎるよ!私だって大和君と……」

 

けんけんがくがくの大論争だ、これにはさすがに口をはさめない

 

「まあまあ二人とも落ち着いてください、それならお二人とも出られればいいじゃないですか」

 

もうこうなっては仕方ない、俺は二人に提案した。

 

「ちょっと、変ですけど式を2回すればいいんですよ、神前式と教会式の両方を」

 

実際清楚先輩も覇王様もどちらも大事なので俺に選ぶことはできない、なら両方やってしまえというのが俺の出した結論だった、まあ、二人の晴れ姿を見たいというのが本音では断じてない

 

「むー、まあそのあたりが落としどころか……」

 

「しょうがないかな……」

 

二人は不承不承ながらも承諾してくれたようだ、しかし清楚先輩までこんなになるとは、やはり結婚式というのは普通一生ものになるだけあって思い入れも強いようだ、二回もしたのでは価値が薄れると不満げではあったが、

 

しかし、この時の火種は後に再燃することとなるのだが、それはまた別のお話である

 

 

「じゃあ、代わりに私にもプロポーズしてくれるかな?」

 

「先輩!?」

 

ようやく落ち着いたのか覇王様が引っ込んだ途端清楚先輩がそんなことを言ってきた。

 

「だって、さっきは項羽に対してのプロポーズでしょ?それなら私にも行ってくれないと不公平だよ」

 

「あ、いやでもここ保健室ですよ?」

 

暗に場所がふさわしくないと諭してみたがそんなことでは清楚は納得しなかった。

 

「項羽だって教室だったじゃない、場所なんかより大和君が言ってくれる言葉のほうが大事だよ」

 

「いや、でも……」

 

先ほどいつか改めてプロポーズしますと宣言した手前恥ずかしいですとも言えず言いよどんでいると

 

「もぉ、そんなに私に言うのは嫌なの?」

 

と、頬を膨らませた先輩に怒られてしまった、拗ねた姿もかわいらしいのだが現状何の解決にもなっていない

 

「いえ、そんなことないですよ、わかりました」

 

しかし、ここまで言わせてしまったのなら決めるしかない、ベッドの上に正座して先輩に向き直る

 

「清楚先輩……」

 

「うん」

 

「俺はまだ学生だし、お金も何もないですけど先輩のこと絶対に幸せにしてみせます!だから……」

 

言葉を切る、緊張で舌がもつれそうだった、それでも覚悟を決めて告げる。

 

「俺と結婚してくれますか?」

 

「はい、喜んで」

 

返事と共に先輩が飛び込んできた、勢いに押され抱きとめたままベッドに押し倒される

 

「先輩?」

 

疑問のまま問いかけると返事の代わりに唇を塞がれた。

 

「ん……」

 

「!?」

 

驚きで固まっている大和に清楚は唇を離すと笑顔のまま告げた。

 

 

「私も覇王も…絶対幸せにしてね?」

 

 

「…はい」

 

もっと、努力しようこの腕の中のぬくもりを幸せにするために

 

大和は固い決意とともに大和は腕の中の清楚を強く抱きしめた。

 

 

そして当然ベッドにいるわけだから……

 

「このまま……しちゃおうか?」

 

「先輩!」

 

最後はこうなるのだった、清楚さんまじぱねぇっす!

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