ダークソウルif   作:コッコ

26 / 48
レヴァンとカムイ

マークスに呼び止められたレヴァンは振り向くと、カムイ達に見られている。

レヴァンは誤魔化せないと分かると、溜め息をついて2つの指輪を外した。

レヴァンの姿が現れると、マークスとレオン以外は驚いていた。

 

「だ、誰ですか!?」

 

「初めましてかな?私はレヴァン。かつて、マークス王子に剣を教えていた者だ」

 

「ま、マークス兄さんに剣を・・・」

 

「あぁ・・・所でマークス王子。何故、私を呼び止めた?」

 

「・・・王城へ赴く前に、レヴァンから見たカムイの実力を聞きたい」

 

マークスの言葉にレヴァンはカムイを見る。

レヴァンは静かにカムイを見つめる。

カムイは不安そうにレヴァンを見ておりそれを見たレヴァンは、マークスに結果を伝えた。

 

「・・・ギリギリ合格だろ。まだ不安な所もあるが、戦えない事はないだろ」

 

「ッ!?ありがとうございます」

 

「ふ、別に私は感謝される様な事はしていない。それよりもカムイ王女」

 

「はい」

 

「・・・傲れる事なく、その剣を振るい続けろ。傲れれば剣は乱れを起こし、駄目にする。だが、傲れる事なく剣を振るえば・・・自分で築いてきた剣の腕は必ず答える。それを忘れるな」

 

「・・・分かりましたレヴァンさん」

 

レヴァンはそれを言うと、また二つの指輪を填めて姿を消した。

 

_________________

___________

______

 

レヴァンが消えた後、カムイ達はレヴァンの事を話していた。

 

「すごーい!本の人だよねあの人!」

 

「本の人?」

 

「うん!フェリシアにこの本を借りたんだ!」

 

エリーゼは本を取り出して見せると、怪物殺しレヴァンと書かれた題名の本だった。

古びた本を見て、カムイはそうとう前の物だと分かった。

 

「レヴァンさんはいったい何歳なのでしょうか?」

 

「ふむ、それは私にも分からん・・・少なくとも父上と同年齢だと思うのだが・・・」

 

「でも、とても若々しい声だったわよ。マークス兄さん」

 

カミラの指摘にマークスも深く考え始め、眉間に皺を寄せてしまっている。

 

「・・・マークス兄さん。聞きたい事が」

 

「何だ?」

 

「あのレヴァンと言う奴・・・昔、父上の命を狙った奴じゃないの?」

 

レオンの言葉に回りは凍り付いている。

ガロンの命を狙ったレヴァンの事を知るマークスは、難しい顔で答えた。

 

「・・・色々あったんだ。あの事は父上はもう気にしておられない」

 

「でも、あのまま野放ししていたら」

 

「レオン」

 

レオンの言葉を遮る様にマークスはレオンの名前を一言だけ言った。

とても威圧感があり、回りは静かになった。

 

「・・・ふぅ、もう終わった事なんだ。これ以上は蒸し返すな」

 

「・・・分かった」

 

レオンはまだ納得できないと言う顔だが了承する。

マークスはレオンの言葉に頷くと立ち去って行った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。