前回中途半端に切ってしまってすみません!
続きかくのに丸一日かかってしまいました。
これから不定期ながらも少しでも早く書きます。
さて筆者の中の設定ではこうなっています。
想像ですので実際のものとは違う可能性もありますが。
第一部隊 通称討伐班・アラガミの討伐、達成困難と思われる緊急ミッション
第二部隊 通称防衛班・外部居住区の防衛
第三部隊 通称防衛班・エイジス島およびエイジス計画に関係する物資運搬の護衛
第四部隊 通称護衛班・エイジス計画を除くアナグラに関係する運搬作業の護衛
第五部隊 通称偵察班・極東支部周辺のアラガミの偵察および元地下作業用通路を通るアラガミの撃退
第六部隊 通称回収班・極東エリアに残留する有益な物資の回収、なおこの部隊のみ非戦闘員を含む
第七部隊・支部長による特務の功績を隠すための隠れ蓑
以上、ではお楽しみ下さい。
「リン兄なにしてんの~」
「お~深夜か、けが人の見舞いだ」
「ん?第一部隊にけが人出てたっけ」
「いや、第四に助っ人に呼ばれててな。コンゴウ二匹とグボロだったんだが、ヘマしたやつがいて一人がコンゴウにフクロにされたんだ。俺はグボロとやってるところだったから
助けれなくてな・・・かたずけてから急いで救出したんだが、全治四ヶ月らしい」
「ふ~ん、それはご愁傷様」
「で、なんかようか?」
「ふっふっふ聞いておどろけ、実はアタシ新型になったのよ」
「お~お~すごいすごい。で、使い心地は?」
「まだ使ってないから分らない。だから今から試し振りついでのおやつに行こうかと思ったの」
「つまりそのおやつに付き合えと」
「そ~ゆ~こと。三十分後にエントランスに集合。わかった?」
「了解、上官殿」
「よろしい、ではゆきたまえ。なんてね」
「それ支部長か?にてないぞ」
「うっさい」
そう言いながら荒崎研究室と書かれた部屋に入り、自室のベッドに書類(ヨハンに「必ず読むように」と言われた物)を投げ捨てる。
「よっしゃ、おやつを食いに行きますか」
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[荒崎研究室とは]
極東アラガミ対策兵器開発室のことである。
メンバーは一人、室長の荒崎京也だけだったため、自室としても利用されていた。
フェンリルから土地を買い取り、さらに電気や水道まで外部から引いていたため、
アナグラから唯一独立している場所となっている。
内部は五十畳ほどの研究室と八畳ほどの荒崎親子の部屋、完全防音のプライベートルームに分かれている。
なお完全に独立しているため中にターミナルも無い。
そのためターミナルが必要な時は毎回エントランスに出てきて作業をしていた。
【ノルン・データベース参照】
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「ヒバリちゃん、今何かウマイもんきてる?」
「いま受注可能なフリーミッションは・・・オウガテイル五匹・贖罪の街、グボロ・グボロ・鉄塔の森、コンゴウ六匹・鎮魂の廃寺です」
「ん~、ソーマとエリックは?」
「ソーマさんは支部長の要請でヴァジュラ、エリックさんは第三部隊とボルグ・カムランです」
「じゃあオウガテイル、同行者リン兄で登録おねがいね」
「わかりました。あ、あと輸送ヘリが全て出ているので車でお願いします」
「ん?全部ってどうして?」
「最近、一人で行く人が多いんですよ」
「なるほど。一人で行くと高く評価されるからね~、しかたないか。んじゃ行って来るね」
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極東支部からの移動は通常空路が使われる。
だが一部のフィールド(贖罪の街や煉獄の地下街入り口など)には陸路で行くことも可能だ。
もちろんアラガミ装甲で作られた頑丈な物が必須だが。
ちなみに極東支部が所有するものは例外なく乗り心地はよくない。
「ねえリン兄、タバコ体に悪いんじゃない?やめたら?判断力鈍ったり体だるくなったりするってきくよ。あとクサイし」
「最後のはおまえの都合だよな。まあ、ゴッドイーターならタバコ程度の毒素は分解できるだろ。あと落ち着くし」
「いや、見てる方の精神衛生上悪いからやめてよ」
「気が向いたらな、もしくはビール三週間分でどうだ」
「どうだって言ってもそもそも三週間もったことないじゃん、はじめてから六年間一度も禁煙成功してないくせに」
「次やったら成功すんだよ」
「ふ~ん。ところでさぁリン兄」
「ん~?」
「サク姉といつ結婚すんの?」
リンドウがタバコを噴きだす。
「グホッ!ゴフゴフッ。おまえなにいきなり何を」
「いい加減決めようよ、このままグズグズしてるとお互い三十路過ぎちゃうよ。パパもさぁ『あいつらに遺言残すとしたら早く結婚しろ、だな』って言ってたし」
「初耳だぞ!!」
「いままで忘れてたんだもん。だから決めようよ、結婚するのか、諦めるのか」
「何で諦めるんだよ!」
「だってサク姉かわいそうだよ、サク姉だって女なんだし、子供の顔見たいだろうしねぇ」
「うるせえほっとけや!!・・・・言うタイミングは自分で決めるんだよ・・・」
「お、という事はプロポーズの準備が?」
「まだだ」
「ダメじゃん!!」
「うるせえんだよ!見えてきたぞ!準備しろ準備」
「ちっ、逃げられたか。はいはい分りました準備しますよーだ」
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[贖罪の街]
極東支部外部居住区からそう離れていない場所にあるフィールド。
かつて極東支部成立当時地下居住区をアリの巣のようにアナグラ地下に広く作るという計画があり、その大部分が街の地下にあった。
だが計画途中に防壁が破かれ多大な犠牲を出したため、居住区の後退と共に凍結された。
そのときに張り巡らされた作業用通路が放置されたまま残っている。
その一部は生きているが大部分はアラガミに侵食され、アラガミの通路と化している。
なお通路の電源が外周部にあったため事故時に電気を落とすことができなかった。
そのため生きている通路には電気が通っている。
この通路は第五部隊の管轄である。
【ノルン・データベース参照】
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「今回の作戦会議~。前衛リン兄、遊撃兼とどめアタシオーケー?」
「分った、背中はまかせた。・・・行くか」
少し歩くと食事中のオウガテイルがいた。
リンドウがブラッドサージを構え切りかかろうとした瞬間、後方から伸びてきた
「・・・・・・」
「あ、コアも食べちゃった。ま、オウガテイル程度いいか」
「・・・次行くか」
同じ事が繰り返され、深夜に四匹ほど飲み込まれた時、リンドウがキレた。
「おい!銃つかえよ!試し振りなんだろうが!」
「はいはい。次はそーするから」
「つか前衛は俺だろうが!なんでおまえが入って来るんだよ!」
「え、とどめはアタシって言ったじゃん」
「確かに言ってたが、それでも」
「だって一撃だし」
「・・・・・・・」
落ち着くために新しいタバコを出す。
息をゆっくりはいていると、廃墟からオウガテイルが出てくるのが見えた。
「援護に徹しろよ、援護だからな!」
「リョーカイリョーカイ、早く行きなよ」
青筋をたてて叫ぶリンドウにオウガテイルが気がつき威嚇する。
その隙を逃さず騒音を鳴らしながら、リンドウはブラッドサージで斬りつける。
チェーンソーのように回転する鋸刃が容赦なくオウガテイルの皮を切り裂きオラクル結合を断つ。
リンドウの攻撃に苦悶の声を上げながらの反撃をステップで避け、追撃しようと踏み込んだ瞬間、リンドウに弾丸が襲い掛かる。
「ウグッ!おい!なにして・・・」
振り返ったリンドウが見たのは、クロガネ強襲型を乱射する妹分の姿だった。
ちなみに、一発もオウガテイルに当たっていない。
「おい!しっかり狙って撃てよ!」
「やってるけど当たらないのよ!」
そうしているうちにOPが切れた
結局リンドウに一発あてただけで終わった。
オウガテイルも唖然としている。
妙に人間くさいオウガテイルだ。
「もういい!!諦めた!!」
怒って最後のオウガテイルもプレデターフォームで食らいつく。
オウガテイルも凄まじい反射速度で飛び退くが下半身を喰いちぎられる。
その瞬間、オラクル結合が弱まり上半身が霧散してしまった。
「あ、コア取れなかった」
「そうか、これで終わりだな。とっとと帰るぞ。車なんだから早く出ないとメシに遅れちまう」
「は~い」
その後、車に乗るときにオウガテイルを見つけもう一度チャレンジする。
レーザーを使っての狙撃だったが大幅にはずれ、全弾撃ちつくしても気ずいてすらもらえなかった。
「おまえ本当にヘタだな、初任務の時のサクヤでももう少し当てたぞ」
「うるさ~い」
ボクッ。
「いてーな。なにすんだコノヤロウ」
ゴッ。
「っ。殴り返すな」
ドフッ。・・・・・・
夕日に照らされながらの帰り道は、沈黙が痛かった。
リンドウさんが予想以上にガキっぽくなってしまった。
でも手のかかる生意気な妹がいたらこうなると思うんだよなぁ。
ツバキさんは大人だし、サクヤさんも物分りいいほうだしね。
次回はサクヤさんです。
ソーマとエリックはもう一話待ってください。