ゴッドイーター~神を喰らう女神~   作:昏睡ハンター

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来週から夏期講習なので少し遅くなるかも・・・
書き溜めを作れるよう頑張ります。


乙女のグチは・・・

 

「おかえりなさい。新型の使い心地はどうでした?」

「お、興味あるの?すごいよ~、まず変形めんどくさい。次にアタシの射撃の才能が0だとわかった」

「そ、それだけですか?」

「うん」

「さ、才能0って具体的にどのくらい酷いんですか?」

「んとね、リン兄に『次行くときは銃使うな。使いたいならサクヤに矯正してもらってからにしろ』って言われるくらい」

「そ、それはすごいですね」

「リンドウさんがそこまで言うほどっておまえ、どれだけひどいんだよ」

ヒバリとタツミが呆れた顔をする。

「射撃で言われるってことは誤射だよな。カノンでさえそこまで言われたことない、つまりおまえカノンよりひどいっていうことか」

「失礼ね、・・・同じくらいよ」

「おいおい、冗談だったのに・・・。」

「うっさい!だからこの後サク姉に矯正してもらうの。ヒバリちゃん、リン兄がコクーンメイデンのミッション出してない?」

「出されてますよ」

「それに同行者サク姉でお願い。じゃあ行って来る。タツミ、なめてたらほえずらかかしてやるからな!」

と言い放ってから出発ゲートに走っていく。

「元気なやつだなぁ。京也さん死んじまった時と比べたら別人みたいだよな」

「そうですね」

「・・・」

「・・・」

「で、ヒバリちゃんこの後時間ある?」

「タツミさんに使う時間はありません」

「え~~」

 

 

ー・-・-・-・-・-・-

 

 

「ねえサク姉」

バババババババッ

「なに?深夜ちゃん」

バババババババババッ

「リン兄といつ結婚できそう?」

バババババババババババッ

「ウッ。な、なにを言い出すのよ深夜ちゃん!?」

バババババババババババババッ

今二人が乗っているのはフェンリル極東支部が所有する神機使い用輸送ヘリ。

なぜここまで騒音が酷いかというと移動スピードのためにほかの全てを犠牲にしているからだ。

対アラガミ装甲を使っていようとヘリコプター。

落ちるときは竹やりで落されるほどもろい。(実話!)

大型どころか小型アラガミ(鳥型の小物やザイゴートなど)でも危ない。

なので装甲を厚くしてもムダ(そもそも空を飛ぶ物なので限度がある)。

ゆえに撃墜されないためにはアラガミにつかまらないスピードでゴッドイーターを投下し素早く離脱するのが一番だと考えた。

そのためならばと乗り心地や装甲の厚さを捨てた結果が、このFH-1000【フェンリルホーク】である。

出力を上げるため載せられる限界のモーターを載せたことによりくせが強すぎて操縦士が限られる、悪天候時は飛ばせれない(雨で体勢がくずれ風に負ける)、騒音が大きすぎて遠くにいるアラガミにすら見つかる、ヘリコプターなのに(鷹)といった突っ込みどころ満載な機体だ。

ヘリコプターを落しうる大型アラガミに聴覚が強いものが多かったことが追い討ちとなり、フェンリルが所有した物のなかで一番被撃墜率が高い。

現在残っているのは極東支部だけとなっている(二機だけ)

そんな雰囲気の欠片も無い場所で恋バナ(一方的)をしてたわけだが。

「聞いてよ深夜ちゃん、リンドウったら私がいらアプローチしても気づかないのよ。なんでかしら?きいてる?」

「ア、アハハ、リン兄鈍感(?)だからね」

『・・・ヤバイ!地雷踏んじゃった。・・・』

いつのまにかグチ(一方的)に変わっていた。

「だ、大丈夫だよ。昨日リン兄にクギさしといたからさ」

「どういうふうに?」

「グズグズしてると間に合わないぞって」

「・・・・・・」

「あ、みえてきたよ。早く準備準備」

「ええ」

誤魔化し方など妙な所が似ている義兄妹だった。

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-

 

 

コクーンメイデン

アメリカで発見されたアラガミで処刑道具であるアイアンメイデンに似て体内に鋭い棘を持つ、このアラガミの特徴は地中に根を張ってその場から動かないことと、正確無比な狙撃能力である。

実はその特徴を利用した特殊な特訓法があり、時々活用されている。

新人にはお勧め出来ないが、相手の攻撃を避け素早く狙い撃つというもの。

これはベテランの遠距離型神機使いにとって大切な技術だ。

だがそれが出来ない者のためのさらに難易度を落としたものもある。

それは動けないのをいいことに反撃の射程外から狙撃の的にすること。

 

 

 

「ほら、しっかりと狙うのよ・・・。今よ!」

ビッという音とともにレーザーが飛んでいく。

・・・コクーンメイデンの横を。

「・・・ねえ、確かホーミング弾よね」

「・・・そのはずだけど」

もう一度撃つ。

またはずす。

「あ~~も~いや!!・・・死ねぇ!!」

悪態をつくとプレデターフォームでコクーンメイデンを引っこ抜き喰らう。

OPがきれるたびに食べられもう九匹めだ。

「あ~、また食べた。もう残り一匹よ。次こそ当てれるようにならないと」

「はいはい、がんばりますー」

「もー」

 

 

そう言いながら嘆きの平原を見て回る。

すると食べたコクーンメイデンをOPに変え終わると同時に最後の目標を見つけた。

 

 

「これで最後よ。当てられるように頑張りなさい」

「ん~、頑張る」

神機を構え、スコープを覗き、撃つ。

・・・またはずれた。

ちなみに使っているのはSサイズの全方向ホーミング、一発あたりの消費は7だ。

最大OPを100と考えても14発撃てるはずで。

・・・今140発目が空に消えた。

「が~~!!もういや!アタシ銃使わない!一生近距離でいい!」

そういいながら最後のコクーンメイデンも喰らった。

「仕方ないわね。もう居ないみたいだし、帰りましょうか」

「は~疲れた。狙撃って大変だね。狙いをつけるのもきついのに普段は周りにも気をつけなきゃいけないなんて。ま、アタシはやらないけど」

「は~、先は長いわね・・・」

 

 

近づいてくるヘリの爆音がサクヤのため息をかき消してしまう。

リンドウと深夜、ストレスの種は増えるばかりだ。

 

 




次はソーマとエリック。
華麗に生き残るかれの生き様をご覧くださいww。
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