ゴッドイーター2の体験版やってたらいつの間にか一週間。
まことに申し訳ありません!すべてこの昏睡ハンターが悪いんです。
郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、サボり癖があることも。
・・・分る人いますかね、このネタ。
さらに翌日、エントランスにて。
「眠い・・・、ツバキ姉め、いつか階級越してやる」
さすがに徹夜しての説教は効いたらしくフラフラになっていた。
そんな深夜にきょろきょろしている少年と落ち着いた少女の姿が目に入った。
「あ、そういや新人来るの今日だったか。リン兄目の下にクマ出来てる状態で新人達と会うのか。すごく威厳無いね。・・・挨拶しとくか」
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視点〈コウタ〉
自分とほぼ同時に配属となった少女についてのコウタの第一印象は『大和撫子』だった。
〈どう話しかければいいかな・・・〉
コウタは話しかけるきっかけを必死に考えていた。
〈そうだ!ポケットにガムが・・・あった。これで・・・〉
「ねえ・・・、ガムたべる?」
「すみません、ガムは少し苦手でして」
「あ、そうなんだ」
「・・・」
「・・・」
〈話続かねー、ってガム今食ってるのが最後だったし。クソ、なにかきっかけを・・・〉
そんな時、黒髪を散切りにした少女が偉そうに話しかけてきた。
「ようルーキーども、お前らにこのクソッタレな日常を生き抜く自信はあるかい?」
〈年は俺と同じか少し下に見えるけど・・・偉そうにしてるな、こいつ〉
「って、スズ!?なんでアンタがここにいんの!?」」
「あら深夜さん、お久しぶりですね」
「うん久しぶり、じゃなくて!アンタはこんな所に来なくても十分生きていけるでしょうが。しかも神機使いになるなんて・・・。もしかしてあのクソジジイにフェンリルの情報とってこいとか言われてんの?」
「いえ、自分の意思で神機使いになったんです」
〈これは・・・もしかして知り合いなのか?チャンス!!〉
「ねえねえ、あんた達知り合いなの?」
「ん?アンタ名前は?」
「俺の名前は藤木コウタ。今日配属になった神機使い。でアンタ等は?」
「私は
「アタシは
「は、はい!」
〈ちゅ、中尉!?こんなのが?嘘だろ!?ん?いずも?〉
「ねえ出雲ってもしかしてあの出雲電気の?」
「はい、その出雲です」
「ましで!!超お嬢様じゃん!」
「いえいえ、それほどでもありませんよ」
「そうよ、出雲家は子供だからって甘やかしたりしない所だからね。半人前だったら六歳でも雑用させられるんだから」
「うわ、きびしいな・・・。って深夜はなんで知ってんの?」
「深夜さんと呼べ。アタシは一時期出雲家に預けられてたからね」
「へーー」
「ん?、ウゲッ、ツバキ姉!アタシ逃げさしてもらうわ。健闘を祈ってるぜぃ。じゃね~~!」
深夜は走ってにげていった。
〈ツバキ姉?誰だろう、あの白い服を着た美人のことか?〉
その白い服を着た美人はコウタ達の前に来ると、キツイ口調で命令した。
「立て」
「へっ?」
「立てと言っている。立たんか!」
「は、はい!」
急いでコウタは立つ。
どうやらランは一言目で立っていたようだ。
「これから予定が詰まっているので、簡潔に済ますぞ。私の名は雨宮ツバキ、お前達の教練担当者だ。これからの予定はメディカルチェックを済ませたのち、基礎体力の強化、基本戦術の習得、各種兵装の扱いなどのカリキュラムをこなしてもらう。今までは守られる側だったかもしれんが、これからは守る側だ。つまらない事で死にたくなければ私の命令にはすべてYESで答えろ、いいな」
ツバキは二人を見ながら言う。
「わかったら返事をしろ!」
「「はい!」」
〈そうか、これからは俺も守る側なんだ!母さんやノゾミのために頑張らないと!〉
コウタはそう誓ったのであった。
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出雲電気
2032年、出雲菊治によって創立された総合電気会社。
代々続く老舗織物店の次男だった菊治が「織物の才能が無いから別の道を選ぶ」と言い友人と共に始めた修理工場が元。
その道の才能はあったのか十年のあいだに日本有数の電気会社になった。
フェンリルには商品を割安で提供しておりお得意様。
極東支部の電気製品の約九割が出雲電気製
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数日後・・・。
コウタとランは初の実践の後、サカキ博士の座学を受講するように指示された。
サカキ博士の研究室
「きたね。コウタ君、スズラン君」
「いらっしゃ~い。サカキ博士のGE講習へようこそ」
「えっ?なんで深夜さんがここに?」
「解説兼助手、ツバキ姉に命令されたのよ。とりあえず早く座れ」
「は、はい」
二人がソファーに座ると同時にサカキ博士が口を開く。
「さて、いきなりだけど君達はアラガミってどんな存在だと思う?
『人類の天敵』『絶対の捕食者』『世界を破壊するもの』ま、こんな所かな。
これらは認識としては間違っていない。
むしろ、目の前にある事象をよく捉えられていると言えるだろうね。
じゃあ、何故どうやってアラガミが発生したのかって考えたことあるかい?
キミ達も知ってのとうり、アラガミは~~~(以下略)ここ極東地区の神々の名にたとえ『アラガミ』と呼ぶようになったのさ。さて、今日の講義はここまでにしよう」
「あ、あのさ」
「なんだい、コウタ君」
「み、深夜さんはアラガミだってきいたんだけど・・・本当なの?」
「・・・」
サカキは深夜を見る。
そして深夜がうなずくのを見て口を開く。
「深夜君は・・・たしかにアラガミだ、だが同時に人間でもあるんだ」
「ええっ!?」
「かつて深夜君は胎児期にアラガミに捕食され、深夜君もアラガミになってしまった・・・。
アラガミは取り込んだ物の性質を自らに模写する特性を持っている。
これは取り込んだ物の約五パーセントから十パーセントと言われているんだけど例外もあるんだ。
時々五十パーセント以上模写したと思われる新種アラガミが見つかっているし、初期のアラガミは従来の生物にかなり酷似していたしね。
そして深夜君は人間の性質を八十パーセント以上模写しているんだ。
具体的に言うと、深夜君からはアラガミが本来持たない脊髄や臓器、さらにDNAやミトコンドリアが見つかっている。
どこまで機能しているのかは分らないけど六歳までは人間と同じ食事で生活していたことや、人間とほぼ同じ成長速度を持つことから八割以上は機能していると思んだ。
深夜君は人間の構造を持ち、アラガミのオラクル結合を持つ、まさにアラガミでもあり人間でもある存在なんだ」
「危険はないんですか!?急に人間を食べだしたり、暴走したりする事とか無いって言えるんですか!?」
「無いと言い切る事は出来ない、なにせ前例が無いからね。
でも十五年間異常は無かったし、ちゃんと検査もしている。
さらに深夜君は偏食因子を自在に操る事ができるから万が一暴走しても私たち人間に被害は殆ど出ないだろう。
なにより深夜君は人間として生きたいと言っているから、アラガミ側に付いたりしないと思うよ」
「そうなんだ・・・」
「質問は終わりかな、改めて今日の講義は終わりとしよう」
コウタ達が出て行った後、サカキと深夜は話していた。
「本当に言ってもよかったのかい?」
「嘘ついてもいずればれるし同じ部隊だからね。気まずいままってのは嫌だもん」
「それにしても誰から聞いたんだろうね?」
「どうせシュンとカレルでしょ。あとでやり返してやる」
翌晩、深夜とシュン、カレルは仲良くツバキの説教をくらったのであった。
次はキャラ説です。
少しでも早く仕上げますので待っていて下さい。