ゴッドイーター~神を喰らう女神~   作:昏睡ハンター

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わ~~い、初めての二ヵ月越えだ~~。

すみませんでした~~~~~!!!(ジャンピングDOGEZA)
テスト期間を挟んだ二ヶ月。
間にアリサの話を入れようと思って・・・結局できなかったんです~~。



蒼穹の月

 

 

支部長室

 

「今回の特務は旧市街に潜伏しているヴァジュラのコア回収だ。

なお今回の特務にはアリサ君を同行させる、以上だ」

「は、アリサを・・・ですか」

「何か問題でも?」

「いえ、問題はありません。ただ、出来れば理由を教えてもらいたいんですが」

「ふむ、アリサ君は実戦経験がまだ少ない、少しでも実戦を経験して早く戦力になって欲しい、と思わないかね?」

「・・・了解しました。では行ってまいります」

「うむ、健闘を祈ってるよ」

「失礼します」

リンドウが出て行くのを確認してから引き出しから無線機を取り出す。

「私だが首尾はどうだね?」

「ザザ・・はい、予定どうりです。ディアウス・ピター一頭とプリティヴィ・マータ五頭を追い込みました。・・・よろしかったのですか?」

「何がだね?」

「旧市街に追い込むことです。極東支部の近くに複数の禁忌指定種を集めるなんて危険すぎます」

「・・・安心したまえ。腕利きの神機使い達が待機している。装甲壁に傷一つつかない内に終わるだろう。君は引き続きアラガミ達が進路を変更しないように、監視したまえ」

「了解しました…」

 

ヨハンは無線機をしまって、近くにある受話器を取ると

すぐさまエントランスへ電話する。

 

「ヒバリ君、任務名『蒼穹の月』を取り下げて欲しいのだが・・・。」

「え、あ、あのーーーーー支部長、もう深夜さんが受けてしまいました・・・どうしましょう?」

「なに!?深夜君だけか!?」

「い、いえ。深夜さんの他にサクヤさん、ソーマさん、スズランさん、コウタさん、エリックさんです」

「・・・・・・分った。君は業務に戻りたまえ。私が対処しよう」

「はい、分りました」

ヨハンは受話器を置き、つぶやく。

「・・・・・・予想外だ。まさかこうなるとは・・・」

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

無線機

 

ヨハンの私物。

ソーマとのミッション中の交信に使っていた物を使いまわしている。

現存する物では傍受が困難なので安全性が高い。

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

贖罪の街

 

グオオオオオォォォォン ドシャ

「いえいミッションクリアー腹の足しにはなったぜ」

「いよっしゃーー!いやーすごかったよな。深夜とソーマがズバババッて斬りつけてるうちに俺とエリックとサクヤさんでズドドドドッてやってたら終わっちゃったしな。もう敵なしだよな」

「その通りさ!僕達の華麗なコンビネーションは最強だからね!」

「「ハハハハハハハハ!!」」

「・・・おい、油断はするなよ」

「そうね、コウタ君、エリック君、油断し過ぎないように気をつけてね」

肩を並べて高笑いする二人にソーマとサクヤが注意した。

「「はい、了解しました。サクヤさん!!」」

コウタ達はサクヤに元気な返事をした後、後ろでこそこそと話し始める。

「おいエリック、お前支部の女の子、誰が一番かわいいと思う?」

「フム、極東は粒ぞろいだからね、だがあえて僕は妹のエリナを選ぶ!!」

「シスコンかよ!!」

「?なんだい、そのしすこんとやらは?」

「え!?え、え~っとだな。シスコンっていうのはいわゆる『俺の妹が世界中の誰よりも一番かわいいんだぜ!愛してる!』ってやつだ」

「なら僕は当てはまるようだね。なぜならエリナは、世界、いや宇宙一かわいいからさ。そう、君の妹君よりもね」

「おい、今のよく聞こえなかったなぁ。誰の妹が、誰の妹よりもかわいいだと」

「おや、じゃあもう一度言ってあげよう。()の妹が君の妹(・・・)よりもだ」

「ふざけんな!!俺の妹ノゾミが一番なんだよ!!それが世界の常識だろうが!!!」

「まっったく理解できないね!!一番かわいい妹はエリナだ!!!」

「ノゾミだ!!」

「エリナだ!!」

「うるせえ!!少しは静かにしてろ!!」

余りにもバカな口論に耐え切れなくなったソーマが怒鳴る。

「なんだよ、ならお前はどうなんだよ。あぁ。ソーマ」

「・・・バカと馬鹿話をする気は無い」

「なんだと!人を馬鹿にするのもいいかげんにしたまえ!!」

「そうだお前深夜さんとはどうなんだよ!」

「なぜここで深夜が出てくる!?」

「おいおいソーマ。君、深夜君とは長い付き合いなんだろ。何か一つくらいあるんじゃないのかい?」

「だまれ、殺すぞ」

本気の目をしたソーマに二人は思わず震える。

だが、暴走した馬鹿男達は止まらない!

「ふ、ふん黙るものか、君から真実を聞き出すまで黙らないぞ」

「あ、ああ。その通りだ!言えよソーマ!もし言わないのなら・・・」

「・・・どうするんだ。言ってみろ」

鬼神のような威圧感のマジギレソーマ。

「ち、ちち力ずくで、きき聞きだしてやる。か、覚悟しろ」

「い、いやちがうぞエリック!?深夜さんに直接聞くんだ!」

「・・・・・・」

「ム、無言で来るのはやめてくれないかいっ。怖すぎるよ!?」

「ってなに神機構えてんだよ・・・お、おいまさか・・・マジなのかよ!?」

「ああ。・・・マジだ、俺にこんな事聞いておいて(龍の逆鱗を触っておいて)ただですむとは、思うなよ・・・」

「「ひ、ひえええええエええええぇ」」

地獄のリアル鬼ごっこが始まって、

「うるさいでしょうがこの馬鹿男供がー!!あんたらアタシのおやつにすんぞオラ!!」

深夜がぶちギレた。

 

 

ー・-・-・ー・-・-・-・-・-

 

 

深夜の神機

 

深夜は神機を使わなくても自分でオラクル細胞である程度戦うことが出来る。

ではなぜ頑なに神機を使い続けるのかというと、楽だからだという。

深夜の体内には分裂することで何も取り込んでいない純粋なオラクル細胞を作り出せる器官があり、そこで作り出した物を外に出し使っている。

外に出すまでそれなりに時間が掛かるらしく、出来れば外に溜めておきたいな~と思って容器になる物を探したそうだ。

そこで、リッカに『中身を抜いた神機を使ったら?』と言われ試してみるとハマッたらしい。

今では無ければ集中出来ないほどに気に入っている。

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

 

視点〈リンドウ〉

 

 

今回の特務はアリサと共にヴァジュラを狩る、はずだ。

だが・・・

「嫌な予感がするな・・・」

妙にザコが少ない。

普段ならうじゃうじゃと沸いてきて手を焼かせるのに今日はまだ二匹だ。

しかもその場から動けないコクーンだけ。

心なし小物(オウガテイルよりも小型の危険性の少ないもの。鳥や虫など)も少ないように感じる。

「こりゃあいよいよきな臭くなってきたな」

 

 

E地点に差し掛かった時、聞き覚えのある声が聞こえた。

建物に隠れながら見てみるとあいつらがいた。

疑いたくないが念のため気づいていない振りをして近づく。

「何?」

「おまえら?」

来てるのは第一部隊の残り全員。

「あれ、リンドウさん何でここに!?」

「どうして同一区画に二つのチームが・・・どういうこと?」

・・・何も知らないようだな、少し安心した。

いったい支部長は何を考えてやがる。

「考えるのは後にしよう。さっさと仕事を終わらせて帰るぞ、俺達と深夜は中を確認お前らは外を警戒、いいな」

深夜とアリサを連れて教会に入る。

「ねえ、リン兄の獲物はなんなのさ?」

「ん、ヴァジュラだ」

「へ?もうアタシ達が殺ったよ」

「まだ居るんじゃないのか?」

「いや、もうヴァジュラらしい気配は・・・ん?」

「なんだ、何か居たのか?」

こいつは何度も食ったことがあるやつならコア反応で大体の位置が分るらしい。

結構当たるんだが・・・。

「ヴァジュラっぽくてヴァジュラじゃないのがこっち来てる。数は三!」

「何だと!?」

なんだそのあやふやな答え!?

その時教会の窓に青い影が降り立った。

そいつは確かにヴァジュラに似ている・・・プリティヴィ・マータだ。

「くっさがれ!!アリサ後方支援を頼む!!」

「アタシが囮やるからリン兄アタックお願い!」

「まかせとけ!」

さてと、アタッカーやるならコレ(・・)だな。

ブラッドサージの横にぶら下がっている紐を引く。

ガチンという何かが噛み合う音と共にサブモーターが爆音を鳴らして起動した。

「うおらあぁ!」

深夜を狙っていて隙だらけのマータの前足を切る!

普段なら切れんだろうがブースト中なら・・・いける。

ギャリギャリと音を立てながら右前足を半分程切られマータがバランスを崩す。

「深夜!」

「おりゃあ!!」

深夜がマータの背中に乗って神機を突き刺し、さらにインパルスエッジを撃ち込み爆炎が背中を焦がす。

相変わらず派手にやるのが好きなヤツだ。

順調なんだが、なぜか援護射撃が来てない。

「アリサ、どうした!」

「リン兄!アリサが座り込んで動いてないよ。なんかやばそう」

見るとアリサが虚ろな目をして座り込んでいた。

・・・嫌な予感がする。

「!くそっ、何が起きてんだ、よっ!」

マータが深夜を背中に乗せたまま噛み付いてきたので咄嗟にシールドで防ぐ。

アリサの事を頭の隅に追いやり、敵に集中しようとした時、

「いやあああ!やめてえええええええええ!!」

天井が爆発した。

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-

 

 

ブースト

 

リンドウのブラッドサージに付けられたオプション。

京也考案、楠前整備班班長(リッカの父)製作。

使われているのはオラクルエンジンの前身。

『燃費が激しいならアラガミを切るだけで補給できる神機に付けてみようぜ』という発言から始まった。

スイッチがなぜ紐なのかは、京也が当時チェーンソーが出る某スプラッタ映画にはまってたから・・・ならしい。

モーターによって回転する物にしか取り付けれない。

ちなみに駆動音はハンパなく五月蝿い。

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-

 

視点〈ソーマ〉

 

・・・何かが崩落した音がする。

「・・・エリック、弾幕が薄い」

「了解した!」

爆音を聞きつけてサクヤとスズランが教会に入っていく。

すると・・・

「あなた・・・!!いったい何を!!」

「違う・・・ちがうの・・・ぱぱ・・まま・・・私、そんなつもりじゃ・・・」

と聞こえてきた。

クソッいったい何がおきてやがる!

「おいっ!そっちで何があった!答えろっ!!」

「アリサさんが天井に誤射したようです!教会の中にリンドウさんと深夜さんが閉じ込められています!!」

何!?深夜がだと!

「・・・スマンエリック。五分離れる。持ち堪えろ」

「え!?・・・了解した、死守して見せよう」

教会に入ると座り込んだアリサとサクヤがいた。

「深夜は!?」

「瓦礫の向こうにいるわ」

「分った」

深夜に話しかけてみる。

「大丈夫か!?」

「ん、まあ生きてはいるよ。そっちは?」

「被害は出ていない。・・・だが時間の問題だ・・・」

「分った・・・リン兄!交替!次、リン兄の番!」

「了解!おりゃ!怯みやがれ!・・・サクヤ、聞こえるか?」

「リンドウ!」

「命令だ!アリサを連れて撤退しろ!」

「でも」

「聞こえないのか!アリサを連れてとっととアナグラに戻れ!サクヤ!全員を統率!ソーマ、退路を開け!!」

「リンドウも早く!!」

「悪いが俺達はちょっとこいつらの相手して帰るわ・・・頼りがいのある相棒がいるからそう掛からんだろ・・・配給ビール、取っておいてくれよ」

「ダメよ!・・・私も残って戦うわ!!」

「サクヤ・・・これは命令だ!!全員必ず生きて帰れ!!」

「いやああぁ!!」

「サク姉!大丈夫、アタシがいるからさ・・・地獄からでも帰ってくるよ・・・ソーマ、パパの研究室掃除しといてくんない?」

「・・・自分でやれ。・・・帰ってきて自分でやりやがれバカヤロウ!!」

・・・バレバレ、なんだよ。

「あはは、信用されてないなあ・・・二人で一緒に帰るよ、だからアタシ達に背中任して帰って!」

「皆さん!!こちらはもう限界ですっ!これ以上時間を掛けると手遅れになります!」

クソッ向こうは限界か。

「・・・・・・帰るぞ・・・・・・」

「・・・でもっ、リンドウがっ!」

「サクヤ!!・・・帰ったら、大事な話がある。待っていてくれ」

「・・・分ったわ・・・必ず、必ず帰ってきてねリンドウ!!」

「ああ・・・ほら、早く行け」

・・・・・・クソッ!!

 

 

ー・-・-・-・-・-・-・-・-

 

 

視点〈リンドウ〉

数十分後

「・・・行ったか」

ヘリの爆音が去るのを聞き終えてから、俺は言った。

プリティヴィ・マータを倒して十分ほど経った。

「で、どうするよ、・・・とりあえず壁食らって外に出る?」

過去を話し終わった深夜が聞いてくる。

「あ~コレ吸い終わったら考えるわ」

「ム~また吸ってる・・・生きて帰ったら禁煙に挑戦してみたら?」

深夜がふざけたことを言う。

「それ、俺に得なとこ何も無「サク姉はタバコやめて欲しいって」いな・・・考えてみるか、・・・こいつら殺ってからな」

教会の窓に二匹のアラガミが立っていた。

さっきの青いのと見た事が無い黒いのがいた。

「うへ~~、あれってデゥマウス・ピターとかいうやつじゃないの?」

「知ってんのか?」

「んにゃ、始めて会った。だけどパパが一度やりあったらしくてさ、頭が弱いって」

「そりゃめんどくさそうなヤツだな・・・おっしゃ、いっちょやるか」

意識を戦闘に切り替えてモーターを動かす。

「「うおりゃあぁぁぁ!!!」」

グオオオオオオオォォン!!!!

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・そして、俺達は、一度、死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この頃気づいたけど、エリックの口調おかしくね?
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