東方project~冬に咲く春夏の花~   作:雹夜 

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博麗神社・・・・
そこには神社にある桜すべてが、冬だというのに満開であった。
この神社の主である博麗 霊夢と霧雨魔理沙がそれを眺めていた・・・。
「・・・・・・おかしいわね。なんで冬に桜が咲くのよ・・・」
「まあ奇麗だからいいんじゃねえか?」
「よくないわよ!!これじゃあ毎日花見し放題でやりたい放題になるじゃないの!!」
「なんだよ・・・・そんなことか・・・。それはいいことだぜ」
「はぁ・・・・後片付けをするのは誰だと思ってるのよ・・・まったく・・・・。それに咲いてるのはこれだけじゃないの・・・・、ひまわりも紫陽花も・・・・。冬に咲くはずのない花でさえ咲いているのよ・・・・」
「ってことは異変ってことか?」
「そうなるわね・・・・。あぁ・・・・さむっ!!」
霊夢はそう言いながら家の中に入っていく。
「それでどうするつもりだ?」
「まずはこの件に関して知ってそうな人に会いに行くわ」
「そんな奴いたか?」
「居たでしょ。今年から幻想郷に住み着いたのが・・・」
「ああ、春夏か」
「ええ。彼なら花だからわかるんじゃないかと思って・・・。もしかしたら元凶かも・・・・」
「それはないぜ。あいつは悪いことはしないってのは霊夢は知ってるだろ」
「だからよ。この異変が悪いって思ってないかもしれないし・・・」
「ああ・・・・なるほどな・・・・」
「あぁ寒いわ~」
それから二人は紅魔館へ向かった・・・・。





紅魔館・・・・
中庭に立ち、執事:紫陽花 春夏は首をかしげていた。
「なぜ春と夏に咲く花がこんな雪降る時期に咲いて、秋と冬に咲くべきものが咲かないのだろう・・・・。不思議ですね・・・」
春夏は執事服のみで立っていた。
するとそこへ、長袖ロングスカートのメイド服にマフラーを首に巻いた咲夜がやってくる。
「原因はわかりそう?」
「今のところはまだ・・・。確実に雪は積もっているんですが・・・・。それに、葉の温度も外気温とさほど変わらないので異常はないですね・・・・」
「何か異変が起きている・・・と考えた方が・・・・」
「そうですね・・・・。もう少し、私は外で調べていますので、中で温まっていて構いませんよ」
春夏は笑顔で咲夜に言った。
「わかりました。風邪だけはひかないように・・・」
「わかってますよ」
咲夜は屋敷の中へ戻っていた。
門番である美鈴もさすがに屋敷の中にいる。
つまり、春夏が門番兼使用人である。
春夏は両手を広げ、手を合わせる。
すると、すべての植物が光り始める。
「聖なる魂を宿りし植物たちよ。我に言霊を共有したまえ・・・」
そう春夏が言うと、植物から光が春夏へ集まる。
春夏はその光を一つ一つ手に取りながら見つめる。
しばらくして光は植物へ戻り、消えて行った。
「これは・・・・あの方のほうが詳しいということですね・・・・」
すると突然春夏はすっと中庭から姿を消した。





紅魔館 門前・・・
「あれ?今日は門番居ないわね」
「別にいてないような門番だったからやめたんじゃないのか?」
「そうかしら?」
「ま、中に入ればわかることだぜ」
魔理沙が門に手をかけたとき、すっと魔理沙の手と数センチのところに刀が落ち、足元2センチのところに刺さる。
「え・・・・・・?」
魔理沙は何が起こったかわからず、あぜんとしていた。
「ダメですよ、ちゃんとノックをしないと・・・・。次は外しませんよ?」
「殺す気か!!」
魔理沙が堪らず突っ込む。
「おや、お二人でしたか・・・。なんですか?こんな寒い時期に・・・・、またさい銭箱でもなくなりましたか?」
「違うわよ・・・・。あんたが一番わかってるんじゃないの?」
「?何ことですか?それより私は別件で手が放させないんで、ご用件はレミリア様のところへお願いします」
そういって春夏は門を開けた。
そこは夏と春の花々が神々しく咲いていた。
「ここも・・・・か・・・・」
「なあ春夏、この花はいつから咲いてるんだ?」
「そうですね・・・・一度、秋ごろにすべて花が枯れ落ちたのですが、初冬に入りまた蕾を付け今に至ります」
「博麗神社と一緒だな・・・。なあ、これはお前から見てどうおもう?」
「変ですよね・・・・。まだ秋と冬に咲く花が咲けば、いろいろ別の要因が考えられるんですが・・・」
「秋と冬の花は咲いていないの?」
「はい。クリスマスローズや山茶花、菊やヒガンバナも・・・・。いろいろと・・・・。とりあえずお嬢様は図書室のテラスに居られますのでどうぞ」
「ええ、わかったわ。貴方も来てくれない?春夏にも関係あるかもしれないから」
「わかりました」
霊夢と魔理沙は春夏とともに図書館へ向かった・・・。




紅魔館 大図書館 テラス・・・・・
そこではレミリア・スカーレットとパチュリー・ノーレッジが紅茶を嗜んでいた。
「あら、霊夢に魔理沙じゃない。何の用かしら?」
「ちょっとね・・・・」
霊夢と魔理沙も椅子に座る。
するとそこへ咲夜が紅茶の入ったポットを持ってきた。
「春夏、悪いけど・・・・」
「ああ、わかりました」
すっと春夏が消え、そしてカップを二つ持ちすぐに現われる。
そしてカップをテーブルに置き紅茶を淹れる。
「それで・・・・話は何かしら」
「実は・・・・・
霊夢はこれまでの経緯を話し始めた・・・・



「なるほどね・・・・」
「今までのこんなことあったかしら・・・?」
「さあね・・・・。だけど、もしもってことがあるから調査してるのよ」
「なあ、春夏」
「はい?」
「もともと紫陽花だったお前なら何か知ってるんじゃないのか?」
「まあ知ってそうな方は知っていますが・・・」
「それって誰なの!?」
「多分、霊夢さんが行ったところで口を割るような方じゃないと思いますので・・・」
「大丈夫よ、いざとなったら退治するから!」
「もっと穏便に済ませようとは思わねぇのかよ・・・・」
「そんなことをすれば、幻想郷のすべての花々、草木は枯れはてることになりますよ」
春夏の目は殺意を放っており、真顔であった。
「じょ、冗談よ!!」
「でしょうね。私が話してみますので・・・」
「春夏、あなたも霊夢に協力してあげなさい」
「え?でも屋敷の仕事が・・・・」
「一日くらい、あなたがいなくても大丈夫よ。ちゃんと帰ってくるのなら・・・・」
「え?この執事連れて行っていいの?」
「丁度、春夏も庭の花に関して調べていましたので」
「そうなのか?」
「まあ・・・そうなんですけど・・・・」
「というわけだから、気を付けてね」
「わかりました」



こうして霊夢と魔理沙は、紅魔館の執事:春夏を連れて異変の調査へと向かった・・・・。





第1幕 1節~冬に咲くサクラ~

第1幕 1節~冬に咲くサクラ~

 

博麗神社・・・・

そこには神社にある桜すべてが、冬だというのに満開であった。

この神社の主である博麗 霊夢と霧雨魔理沙がそれを眺めていた・・・。

「・・・・・・おかしいわね。なんで冬に桜が咲くのよ・・・」

「まあ奇麗だからいいんじゃねえか?」

「よくないわよ!!これじゃあ毎日花見し放題でやりたい放題になるじゃないの!!」

「なんだよ・・・・そんなことか・・・。それはいいことだぜ」

「はぁ・・・・後片付けをするのは誰だと思ってるのよ・・・まったく・・・・。それに咲いてるのはこれだけじゃないの・・・・、ひまわりも紫陽花も・・・・。冬に咲くはずのない花でさえ咲いているのよ・・・・」

「ってことは異変ってことか?」

「そうなるわね・・・・。あぁ・・・・さむっ!!」

霊夢はそう言いながら家の中に入っていく。

「それでどうするつもりだ?」

「まずはこの件に関して知ってそうな人に会いに行くわ」

「そんな奴いたか?」

「居たでしょ。今年から幻想郷に住み着いたのが・・・」

「ああ、春夏か」

「ええ。彼なら花だからわかるんじゃないかと思って・・・。もしかしたら元凶かも・・・・」

「それはないぜ。あいつは悪いことはしないってのは霊夢は知ってるだろ」

「だからよ。この異変が悪いって思ってないかもしれないし・・・」

「ああ・・・・なるほどな・・・・」

「あぁ寒いわ~」

それから二人は紅魔館へ向かった・・・・。

 

 

 

 

 

紅魔館・・・・

中庭に立ち、執事:紫陽花 春夏は首をかしげていた。

「なぜ春と夏に咲く花がこんな雪降る時期に咲いて、秋と冬に咲くべきものが咲かないのだろう・・・・。不思議ですね・・・」

春夏は執事服のみで立っていた。

するとそこへ、長袖ロングスカートのメイド服にマフラーを首に巻いた咲夜がやってくる。

「原因はわかりそう?」

「今のところはまだ・・・。確実に雪は積もっているんですが・・・・。それに、葉の温度も外気温とさほど変わらないので異常はないですね・・・・」

「何か異変が起きている・・・と考えた方が・・・・」

「そうですね・・・・。もう少し、私は外で調べていますので、中で温まっていて構いませんよ」

春夏は笑顔で咲夜に言った。

「わかりました。風邪だけはひかないように・・・」

「わかってますよ」

咲夜は屋敷の中へ戻っていた。

門番である美鈴もさすがに屋敷の中にいる。

つまり、春夏が門番兼使用人である。

春夏は両手を広げ、手を合わせる。

すると、すべての植物が光り始める。

「聖なる魂を宿りし植物たちよ。我に言霊を共有したまえ・・・」

そう春夏が言うと、植物から光が春夏へ集まる。

春夏はその光を一つ一つ手に取りながら見つめる。

しばらくして光は植物へ戻り、消えて行った。

「これは・・・・あの方のほうが詳しいということですね・・・・」

すると突然春夏はすっと中庭から姿を消した。

 

 

 

 

 

紅魔館 門前・・・

「あれ?今日は門番居ないわね」

「別にいてないような門番だったからやめたんじゃないのか?」

「そうかしら?」

「ま、中に入ればわかることだぜ」

魔理沙が門に手をかけたとき、すっと魔理沙の手と数センチのところに刀が落ち、足元2センチのところに刺さる。

「え・・・・・・?」

魔理沙は何が起こったかわからず、あぜんとしていた。

「ダメですよ、ちゃんとノックをしないと・・・・。次は外しませんよ?」

「殺す気か!!」

魔理沙が堪らず突っ込む。

「おや、お二人でしたか・・・。なんですか?こんな寒い時期に・・・・、またさい銭箱でもなくなりましたか?」

「違うわよ・・・・。あんたが一番わかってるんじゃないの?」

「?何ことですか?それより私は別件で手が放させないんで、ご用件はレミリア様のところへお願いします」

そういって春夏は門を開けた。

そこは夏と春の花々が神々しく咲いていた。

「ここも・・・・か・・・・」

「なあ春夏、この花はいつから咲いてるんだ?」

「そうですね・・・・一度、秋ごろにすべて花が枯れ落ちたのですが、初冬に入りまた蕾を付け今に至ります」

「博麗神社と一緒だな・・・。なあ、これはお前から見てどうおもう?」

「変ですよね・・・・。まだ秋と冬に咲く花が咲けば、いろいろ別の要因が考えられるんですが・・・」

「秋と冬の花は咲いていないの?」

「はい。クリスマスローズや山茶花、菊やヒガンバナも・・・・。いろいろと・・・・。とりあえずお嬢様は図書室のテラスに居られますのでどうぞ」

「ええ、わかったわ。貴方も来てくれない?春夏にも関係あるかもしれないから」

「わかりました」

霊夢と魔理沙は春夏とともに図書館へ向かった・・・。

 

 

 

 

紅魔館 大図書館 テラス・・・・・

そこではレミリア・スカーレットとパチュリー・ノーレッジが紅茶を嗜んでいた。

「あら、霊夢に魔理沙じゃない。何の用かしら?」

「ちょっとね・・・・」

霊夢と魔理沙も椅子に座る。

するとそこへ咲夜が紅茶の入ったポットを持ってきた。

「春夏、悪いけど・・・・」

「ああ、わかりました」

すっと春夏が消え、そしてカップを二つ持ちすぐに現われる。

そしてカップをテーブルに置き紅茶を淹れる。

「それで・・・・話は何かしら」

「実は・・・・・

霊夢はこれまでの経緯を話し始めた・・・・

 

 

 

「なるほどね・・・・」

「今までのこんなことあったかしら・・・?」

「さあね・・・・。だけど、もしもってことがあるから調査してるのよ」

「なあ、春夏」

「はい?」

「もともと紫陽花だったお前なら何か知ってるんじゃないのか?」

「まあ知ってそうな方は知っていますが・・・」

「それって誰なの!?」

「多分、霊夢さんが行ったところで口を割るような方じゃないと思いますので・・・」

「大丈夫よ、いざとなったら退治するから!」

「もっと穏便に済ませようとは思わねぇのかよ・・・・」

「そんなことをすれば、幻想郷のすべての花々、草木は枯れはてることになりますよ」

春夏の目は殺意を放っており、真顔であった。

「じょ、冗談よ!!」

「でしょうね。私が話してみますので・・・」

「春夏、あなたも霊夢に協力してあげなさい」

「え?でも屋敷の仕事が・・・・」

「一日くらい、あなたがいなくても大丈夫よ。ちゃんと帰ってくるのなら・・・・」

「え?この執事連れて行っていいの?」

「丁度、春夏も庭の花に関して調べていましたので」

「そうなのか?」

「まあ・・・そうなんですけど・・・・」

「というわけだから、気を付けてね」

「わかりました」

 

 

 

こうして霊夢と魔理沙は、紅魔館の執事:春夏を連れて異変の調査へと向かった・・・・。

 

 

 

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