1か…もっと精進せねば
お気に入りにしてくださった方もありがとうございます。
これからも妄想の続く限り頑張っていきたいです。
あと基本的に1話につき1000字程度で書いていこうと思います( ̄∀ ̄)
ベルは泣き止み、心を落ち着かせてあたりを見渡した。
亡者の近くに剣が落ちている。
「こんな護身用のナイフもそろそろ限界だしこの剣を貰おう」
ベルのナイフは血がベッタリと付いており切れ味は無いに等しい状況にある。
ベルは剣を持ち上げ振り回してみる。
「重いけど振り回すことはできそうだ」
ベルはそばに落ちていた剣の鞘も拾い、腰につけた。
「よし前に進まなきゃ」
ベルはそう言いながら前に進む。
すると石でできた大きな杯のようなものを見つける。
ベルはちらりと中を覗くと小瓶が2つ入っており、それぞれにオレンジ色に揺らめく火と、青く透き通るような火が入っていた。
「綺麗だなぁ」
ベルは突っつくように小瓶を触る。
すると小瓶から火が溢れるようにベルの手にかかり
「うわっ」
ベルは手を振り、火を振り払おうとした。
しかし、火は離れることなくベルの体に染み込むように消えていきベルの体に活力が湧いてきた。
「体が軽くなった。ポーションみたいなものなのかな。もしそうならこれがあれば傷も癒せる」
ベルはこの先のことを考え、傷を癒すことのできるだろうこの小瓶を失敬することにした。
懐に小瓶をしまい込み、ベルは前に進んでいく。
"バシュン"
何かが飛んでくる音が聞こえ周りを警戒するベルの肩に一本の短い矢が刺さる。
「ぐっ」
ベルは痛みに堪えるように歯を食いしばりながら周りを見て、少し遠くにボウガンを構えた亡者を発見する。
するとフードの男はまた矢をベルに向けて放った。
ベルは紙一重で避けることに成功した。
『距離を詰めないと一方的にやられちゃう』
ベルは狙いをブレさせるためにジグザグに亡者に向かって走っていく。
そしてボウガンの矢をリロードしている隙にベルは手に持った剣を振り下ろした。
ベルの振った剣は肩から袈裟懸けに亡者を切り裂き、亡者は呻き声を上げながら倒れた。
ベルは亡者から白い光が出たことを確認し剣を下ろした。
「あっちから攻撃してきたとはいえ人を殺すのは苦しいな」
ベルは胸を押さえながら呟く。
「うっ」
肩から激しい痛みを感じ思わず呻きながら自身の肩に目をやる。
肩には矢が突き刺さっている。
このままにしておくのはダメだと感じたベルは先ほど失敬した小瓶を取り出しながら矢を引き抜き、痛みを堪えながら小瓶の火を傷口にかける。
すると傷口に火が灯り染み渡るように広がり傷がふさがった。
ベルはその効力に驚きつつも体には具合がないことを確認しホッとした。
そして細い道に注意を払いながら足を踏み入れ前に進んでいく。
そして開けた場所に出るとそこは崖であり下に雲が見える。
「すごく綺麗だ…」
かなりの高さであり恐怖感も湧いたがそんなことより田舎暮らしをしていたベルにとってそれはとても美しく見えた。
ベルはついに強力な祝福が施された上質な武器"アストラの直剣"を手に入れた。
誤字脱字ストーリーの流れや矛盾などを感じましたら是非とも教えてください。