実況「いよいよこの日がやってきた!果たしてどの高校が、全国への切符を掴むのでしょうか!今日は解説に藤田プロをお呼びしています」
藤田「よろしく」
実況「本日の決勝戦は去年の優勝校の龍門渕、名門風越、全くの無名ながらここまで上がって来た清澄と鶴賀学園となっています。」
藤田「清澄は、後ろ3人が出てないだけに未知数だな」
実況「藤田プロは、注目している選手はいますか?」
藤田「…龍門渕高校の天江衣」
実況「去年、全国でも大暴れでしたからね」
藤田「他の4人も力を持っているしな、去年全国ベスト8の力は本物だ」
実況「では、他の三校は大将の前に点数をより稼がなければならないということですか?」
藤田「そうなるな、どの場面で取りに行くかが勝負の分かれ目になるだろうな」
実況「それを踏まえて、先鋒戦の注目はどこでしょう」
藤田「清澄の片岡優希がどこまで通用するかだな、清澄はこれまで彼女が稼ぎまくってるからな、清澄にとって彼女が稼げなかったらきついだろう」
清澄高校控え室
久「ここまで上手くいくとはね笑」
優希「全く、咲ちゃん達がいるって気づいてなかったな」
まこ「実況が気づいてないということは…」
久「相手もまだ知らないでしょうね、ところで張本人の咲と照は?」
優希「散歩に行くって行ってたじょ」
久とまこはゾッとした、それは2人が極度の方向音痴なことを知ってるから…、頭の中で【棄権】の二文字がよぎった
優希「ちゃんと和ちゃんが付いて行ったから大丈夫だじょ!」
久「それなら、迷子にはならないわね」
まこ「でも多分、2人の目的は…」
久「相手がどの程度の相手なのか見に行ったんでしょうね」
まこ「強いなら、楽しみながら潰すだろうし」
優希「弱いなら、容赦もなくさっさと終わらせると思うじょ」
久「敵じゃなくて良かったわ…」
一階の廊下
照「意外と楽しめそう…」
咲「風越の福路さん?」
照「うん…あの人なら私の連続和了止めてくれるかも」
咲「一方的過ぎたら、面白くないからね!ちょっとは逆らってくれなきゃ」
照「そうだね」
和(もう嫌だこの人達…、会話が怖い)
その時、目の前を2人の金髪の子が横切った
?「衣、待ってくださいまし」
衣「とうかー、はやくはやくー」
透華「全く仕方ないですわね」
タッタッタッタッ
照「…」
咲「…へぇ」
和「?、どうしました?」
咲「いや…、お姉ちゃん!私は飽きずに済みそうだし楽しみが増えたかも」
照「龍門渕透華……本人は気づいていないがもう1人の龍門渕透華が今日は目を覚ますかもな」
咲「いつか、戦りたいね!お姉ちゃん!!」
照「そうだね」
2人がにこやかに話していた時、和は泣きそうな顔で…
和「私の相手じゃないですか!どうやったら楽しめるんですか!不安しかないです!!」
普通は和の反応は当たり前なのだが残念ながら、咲と照は普通じゃない
咲「あんなに強い人とできるんだよ!楽しい以外に何があるの?」
照「簡単に勝っても、楽しくない……でしょ?」
和「…」
不思議そうに和を見つめる2人を見て、和は反論するのを諦めた
実況室
実況「おっと!ここで選手交代のお知らせが入って来ました!」
藤田「風越か?今の5人がベストメンバーと聞いていたが…」
実況「いえ、その清澄なんですけど…」
藤田「どうした、そんな驚いた顔をして」
実況「いや…先鋒の片岡優希選手と大将の寺平彩乃選手の2人が、かわって」
藤田「なに!?それは痛いな、よりにもよって重要ポジションに置かれている2人がでれなくなるとは」
実況「それが…、先鋒に宮永照、大将に宮永咲が入ると…」
藤田「は?それって…、あの宮永姉妹か?」
実況「おそらく…」
藤田「やってくれたな、清澄は」
実況「しかし、数々の強豪校からの誘いを断っていたのでやめたと思われていたのですが」
藤田「隠し玉はよくあることだが…、これは反則級だろ!隠し玉が宮永姉妹って、これ考えたやつ絶対性格悪いぞ!」
実況「凄いことになってきました、改めて藤田プロ!見所は!」
藤田「宮永照相手に他の三校はどう対策を立ててくるのか!そして宮永咲は天江衣相手でも、いつもの魔王っぷりを見せれるのか!」
実況「1時間後に先鋒戦が始まります!お見逃しなく!」
清澄高校控え室
優希「どこもかしこも、大騒ぎだじぇ」
まこ「しかし、プロも認めてるとはすごいのう」
久「そうね、咲にしては魔王扱いだったもんね」
まこ「どんなことをすれば、プロに魔王なんて言わせれるのじゃろうか?」
優希・久・まこ「…」
久「想像しただけで、恐ろしいわね…」
まこ「もしも、敵だったとしたら…」
優希「ひえっ…」
(味方で良かった〜)
ごめんなさい、次こそ本当に先鋒戦開始です!