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……眠ィ。
春は何でこンなに眠いンでしょうかねェ?
あ、どォも初めまして哀川拓也だァ。
いや、一回見たことあるって奴もいるかもしンねェなァ。
おォ、メタいメタい。
「……入学して二日目にして遅刻って何なンでしょォかねェ」
完全に遅刻寸前だなァ……。
何でだろォか既視感があンだよなァ。
つかよォ、登校すンのに5分とかからねェ筈なのに遅刻って馬鹿すぎンだろ。
「お?正門の前で何してンだァ?」
ま、気にせずスルーして校内に入るとすっか。
絡まれてメンドクセェコトになってもダリィかンなァ……。
「コラ!そこの男子生徒!!」
「……あァ、何ですかァ?」
「……君は新入生だな」
「そォですがァ?」
いや、其処にいる男子生徒よ。
そンな救世主が来たみたいな目をせンでくれや。
「着崩しは校則違反だぞ」
「了解ですゥ」
……腕章?
えェと、何々?【生徒会】?
「……コレで良いンでしょォ?じゃ、教室に行かせて貰いますねェ」
生徒会とか面倒そうだから逃げるために少し早足で歩いていこうとしたンだが、ネクタイを掴まれた。
ンで、俺の喉が悲鳴を上げた。
「グェ!?いきなり何すンだテメェ!」
「ふむ、それが素か?」
「いやいやいやいや!言葉のキャッチボールをしよォぜ!?」
「ふむ、それが素か?」
「テメェはRPGの村人かァ!?」
「ふむ、それが素か?」
「何度言うンだよォ!そォだよ、コレが素ですが何ですかァ!?」
-キーンコーンカーンコーン
……コレは確か始業の鐘じゃねェか?
「ん?」
「始業の鐘が……」
「「ちょっとォ!こんなトコでグダグダしてたから俺遅刻しちゃったじゃないですか!/ねェか!」」
「……おィ、名前は?俺は哀川拓也。拓也で良いぜェ」
「あ、俺は津田タカトシ。タカトシで良いよ」
何か同じ空気を感じた。
何というかコレからは一緒に苦労するよォな気がするぜェ……。
「すまなかったな。お詫びに君たちを生徒会にいれてやろう。光栄に思え」
「「え?な、何故……?」」
「君たちも知っての通り我が学園は今年から共学になった」
で、俺は近いからという理由で此処に入った。
ンで、変な女に絡まれた。
こンなコトになるンだったらもう少し早めに出てれば良かったなァ、コンチクショー。
「しかしそうなると、この学園生活も今までと少し勝手が違ってくる。出来れば男の立場から意見できる人が居ると助かるんだ」
「でも俺には荷が重すぎます」
「……」
こういう空気でしゃべったら面倒なコトになるのを一番知ってるから俺は黙っておく。
頑張れタカトシ。
「何を軟弱な。私なんて月一で思い日があるんだぞ」
「しったこっちゃありません」
……取り敢えず、捌いといてくれ。
俺にはそンなに綺麗にツッコミ入れる才能はねェからよォ。
「……拓也、丸投げするのはやめてくれないかな」
「……俺には荷が重い」
「なにを軟弱n」
「そのネタは一回やっただろォが」
……ン?何か小さい金髪が出て来た。
ま、此処じゃンな珍しいモンじゃねェけどなァ。
俺にも一人超ロリババアが知り合いでいるからなァ……。
《後で覚えておけよ?》
……。
「か、会長、コイツ達を入れるって本気ですか!?」
「そォだそォだ。本気かァ?」
「ん?不満か?」
「いえ、おっしゃるコトは解りますが、男って不衛生だし由緒ある生徒会室が汗臭くなったりするのは……」
「偏見だよー……」
……どこぞのお嬢様みてェな言い分だなァ。
えェと、何つったっけかァ?セリシア・オットットだっけかァ?
「大丈夫よ~。ホラ真面目そうな子達だし。イカ臭くはなると思うけど」
「……つか、俺の容姿を普通って思えてる此処って本当にスゲェよなァ」
此処は本当に普通じゃねェよな。
ま、俺としては拒絶されるよりは断然良いンだがよォ……。
「うん、大丈夫だ。入ってくれれば個人的にも嬉しいんだ。君たち自身にも興味があるから……」
「え……」
おォ、そこはかとなくするラブコメ臭!
略してラブ臭!!俺のラブセンサーことアホ毛がピンと立っているぜェ!!
「保健体育の授業だけじゃあ限界があるんだ」
「「!?」」
……俺のセンサーの精度はアイツに比べてまだまだの様だなァ。
何だろォか、この何とも言えない敗北感はよォ。
「と言う訳で私が二年生徒会長の天草シノだ」
「同じく二年書記の七条アリアよ」
「アンタと同じ一年の会計萩村スズ」
「そして津田、君には私が元居た副会長の席をやろう。で、哀川、君には庶務の席をやろう。私の右手として頑張ってくれ」
「右腕では?」
「右手じゃ有る意味恋人ね♪」
「一年なのに副会長!?てゆーかもう決まっちゃった!?」
「……諦めろ。俺達男は女には勝てねェって相場が決まってンだよ」
……ま、何だかンだで面白そうだし、やれるだけやっかねェ。