ロクでなし魔術講師と白き大罪の魔術師   作:灰ノ愚者

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今回は【第二弾】の作品を投稿しました。


更に【ロクでなし魔術講師と禁忌の経典】
『シリーズ二作品目』を頑張って書いてみました。
作品を楽しく読んでくれたらとても嬉しいです‼︎


【評価】や【感想】、【意見】更には【投票】
などの【応援】や【メッセージ】などがもしも
ありましたら是非、よろしくお願いします。
(^ω^)(笑)



【注意】

『グロい演出や内容』『教育上』 などが良くない
『サイコパス的な異常さ』 などの異常表現が書いて
ありますので、それが無理な方は読むことをあまり
おススメはしません。それでもこの投稿作品を最後
まで読む方は『自己責任』 で読んでください。



■■の箱庭都市編
白き地獄の都市の世界


 

 

『魔術師』

 

 

『それは…魔術と呼ばれる奇跡の業を用いて

万物の真理を追い求める誇り高き探求者達』

 

 

 

『それが……魔術師』

 

 

 

世間は崇高で孤高な神に近づく為の素晴らしい

学問と口を揃えてそう言うが本当にそう言う程に

崇拝する程の尊敬出来る素晴らしいのだろうか?

 

 

 

 

幾ら魔術の真理追い求めても『正義』という

言葉の本当の意味も答えもこの世界で未だ誰にも

分かった人物はいない……。

 

 

 

 

これは『魔術』とは『正義』とは一体、何なのか

その『言葉の意味』を正義の在り方を真に知る為の

必要なお話だと思う……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年が空を見上げると冷たい風が吹き白き氷が街の

全て覆い尽くしていく。少年が住んでいた街の住人

を殺して喰らい尽くし、無慈悲に凍らせて更に他の

人間達を白き尖った氷で何万人の人間を串刺さって

周りには街の地面や建物、更にはバラバラになった

人間の手足などがべったりと真っ赤な血飛沫が飛び

散って街が真っ赤に染まっていた。

 

 

 

「…い…いや…嫌だ‼︎ 頼む‼︎ 頼むから

助けてくれ‼︎ 全てを、全てを奪わないでくれ‼︎」

 

 

 

 

ああ、愚かしい……なんと愚かし過ぎる愚か者の

醜くて聞くに耐えない耳障りな悲鳴が聞こえる……。

 

 

 

 

少年は男の声が枯れるまで必死に叫び続ける姿を

眺めているだけだった。だが、無慈悲にも魔氷の

氷は街を目の前で全て氷が凍り尽くしていき白き

氷が真っ赤な血で染まっていくなか男は意識が

薄れていき息が出来なくなり意識が途中で無く

なって気を失っていく直後に街の氷は砕け散り

消えて建物などが廃墟になった。

 

 

 

少年が周りを見ると氷は消えていたが街の建物は

崩れ落ちてしまい、魔氷で凍りついていた人の死体

の中歩きながら死体の山を目の前して凍りついた

大量の人間の骸が周りに転がっていた。そして少年

は街だった荒野を一歩、また一歩と歩き空を見上げ

ていた。

 

 

 

「侵入者排除完了……適正反応、消滅……」

 

 

 

少年は誰もいない街の中、街の人達の凍りついた骸

に向かいながら当たり前の様にここにいた人達が

砕け散って死ぬまでの瞬間を見るとまた、猛吹雪の

中に静かに消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年がいた街はフェジテから少し北にある小さな

街で森に囲まれている少し田舎みたいな街だった。

 

 

 

生まれた時から街で迫害や差別あった。ある者は

『人類最古の素晴らしい遺産』やら『殺戮に特化

した兵器』などと街の人達に言われ恐れられて

外道魔術師達が街から少し離れた実験室の水槽に

閉じ込められていた。

 

 

 

(ここは……)

 

 

 

『暗くて狭い』水槽の中でただ虚な目で外を眺めて

いた。そんな毎日が無限に続くように感じた自分は

何者なのか? それにそんな『罪深く醜い汚れた』

存在なのか? そんな疑問が浮かんだ。

 

 

(ごめんなさい……許して……もう悪い事しない

から……)

 

 

と言う毎日の中この暗い水槽の中で誰かに許しを

請う様に謝り続ける自分とは違う水槽の中にいた

他の少年、少女達は水槽の硝子に手をつけながら

決して届かぬ願いを込めていた。しかし、真っ暗な

中で少年はただ眠り続けている中、目を覚まして

辺りを見回すと、水槽の中にいた少年、少女達の

死骸が沢山あった。

 

 

(推測……これは遅く彼等はこの実験の成れの

果てと肯定する)

 

 

少年はそう考えていると再び眠りにつくと少年の

心の中に一つだけ残っている物があった。

 

 

それは………

 

 

 

『メルガリウスの魔法使い』

 

 

 

少年は暇さえあればその本を毎日、何十回、

何百回も飽きる事なく色褪せるまで何度も

読み続け少年はそんな本に出て来る有名な本で

ある『正義の魔法使い』にある疑問が浮かんだ。

 

 

 

少年が読んでいるメルガリウスの魔法使いとは

話しの内容は『メルガリウスの天空城』を舞台に

『正義の魔法使い』が『魔王』を倒して『お姫様』

を救う。そんな王道の物語を見て少年はこの本の

『メルガリウスの天空城』の『正義の魔法使い』

に書いてある内容の意味が全く分からなかった。

悪い魔法使いや魔王達から沢山の弱い人や困って

いる人を助けられるそんな意味を魔法使いを心を

理解出来なかった。

 

 

 

と、何故かその日に限ってそんな事を考えていた。

だが、結局、少年は分からなかったので考えるのを

やめてそのまま眠りについたのだった。

 

 

「……い…めて……がい」

 

 

(……なんだ?)

 

 

少年は少し遠い所から微かに声が聞こえた様な気が

して周りを何度も見渡すが誰も見つからなかった。

 

 

 

(……幻聴だろうか?)

 

 

 

気のせいだろうと考えて再度目を瞑り直すと

 

 

 

「……だけは……ださい……ひを‼︎」

 

 

 

 

(空耳じゃない……?)

 

 

 

 

少年は真っ暗な中、目をよく凝らして周辺を

確認すると…

 

 

 

「お、お願いします‼︎ た、助けて下さい‼︎

ど、どうか、どうか‼︎ お、お慈悲を‼︎」

 

 

 

 

「え~……嫌ですよ? だってそれが我が組織の

『大司教様』のご意向ですから〜?」

 

 

 

僕を部屋に閉じ込めた研究員の女性が何故だか

黒いローブを着ていた紳士の男性に土下座していて

『命を助けてほしい』と言って請いながら一生懸命

に願っている。何故かは分からないが一つだけ

分かったのは今、ろくな事が起きている事は

分かった。

 

 

 

「あっ‼︎ ならこいつはどうでしょう? このガキを

くれやりますよ⁉︎ どうせ身寄りが無いですし?」

 

 

 

この女は水槽のシステムを解除して僕を水槽から

出しながらもこの女は自分の命可愛さに何も

知らない子供を目の前の外道魔術師に身勝手に

売っている。

 

 

 

そこまで助かりたいのか、生存を望むのかと

醜くくなってでも助かろうとするそこの女顔は

まるでボールペンなどでグチャグチャと真っ黒く

塗りつぶされたかのようにもう人には見えず、

醜くくて汚らわしい本で読んだような悪魔にしか

見えなくなっていた。

 

 

 

「ほ~う……この子供は一体? 普通の子供

じゃあ無いみたいですね? まさか……」

 

 

 

 

「は、はい‼︎ そいつは『例の計画の成功例の個体』

で命令通りにしか殺す事しか出来ない『殺戮兵器』

ですから、だからこんなガキなんていくらでも

くれてやりますよ‼︎」

 

 

 

「ゲホゲホ……」

 

 

 

 

髪が伸びた少年は水槽の水を飲み込み過ぎた

せいか咽せてしまい咳をこみながら少しずつ

呼吸を整えていく

 

 

 

 

「なるほど……確かに尋常じゃない。こんなにも

恐ろしくて異常な魔力の持ち主は初めてですね?」

 

 

「ど、どうでしょうか…?

これで私をお助けくだ──【ドッ‼︎】」

 

 

 

少年は一瞬の出来事を理解出来なかった…

何故なら……

 

 

 

「ぐっ‼︎ ぐふっ……‼︎ ど、どうして……?」

 

 

研究者である女性の腹部には穴が開いており人間の

身体には必ず入っていて更に流れいる筈の熱くて

普通の日常では絶対に見るはずのないドロドロして

濃い『赤黒い液体』が大量に噴水のように勢いよく

ドバドバと流れ出ており近い異常なまでの血液

が地面に流れ出している中男は女性の血液を見た

瞬間、右手でにやけた口元を押さえているが男は

罪悪感を感じているどころか指の隙間から三日月の

ように口角上げて愛おしいそうに玩具を見るような

無邪気な子供のような瞳で今にも楽しそうに笑って

しまいそうな狂気的で異常な笑いを俯きながらも

押さえるが先程の彼女の間抜けな表情を思い出した

のか「く、くく……くははは‼︎」と先程まで口元を

押さえていた右手を離していきなり高らかに笑い

始めたのだ。

 

 

 

「どうして、ですか……そうですね~……理由は

貴方が思っている程とてもシンプルで簡単な事

ですよ? それはこの展開はそうした方が一番

面白いと思いそうしました。(笑)」

 

 

「………………は?」

 

 

白衣を着た女性はこの狂った男の考えている事

や言ってる事が全くを持って理解出来なかった。

なのに男は純粋な笑顔で次の言葉を放って来た。

 

 

「人間が一瞬の希望の光を見つけたらその細長い

蜘蛛の糸の様な糸に藁でも必死になって縋る思いで

その糸を掴み登ってあと、もう少しのその瞬間に

一気にその糸を切り落とし地獄に落とす、その 不幸

の嘆きと絶望するその瞬間が堪らなく愛おしくて

僕の哲学にビリビリ来て堪らなく良いんだ‼︎」

 

 

「……………」

 

 

白衣を着ていた女性は男の話しを聞いた瞬間、

青ざめた顔して怯えながら一歩、また一歩と

後ずさりながら男に恐怖を感じ絶望した顔を

していた。

 

 

 

僕もこの男の話しを聞いても一欠片もその哲学も

美学も理解出来なかった。彼女が理解出来ないの

なら、遅く普通の人でも理解出来ない美学や哲学

なのだろうと思う。

 

 

 

 

「そう‼︎ そうっ‼︎その顔‼︎ その絶望した顔が

見たったんだ‼︎」

 

 

「ひ、ひぃ……‼︎」

 

 

「そう‼︎ それで良い‼︎『他人の不幸は蜜の味‼︎』

その蜜の味を知ったら…やめられ無くなって…

もう最高さ‼︎ そんな絶望感に満ちた素晴らしい

表情をされたらぐちゃぐちゃにしたくなる‼︎」

 

 

男は自分の哲学や美学に入り込んでいて狂喜乱舞

してただ酔いしれていた。ある意味その思考は

歪んでいた。

 

 

 

「お、お願い……‼︎」

 

 

女はただひたすら大粒の涙をボロボロ流して必死に

身体を芋虫のように醜く這い蹲りながらも自分を

娯楽感覚で痛ぶり絶望感を与えて殺そうとしている

目の前の『悪魔のような狂気的な殺人鬼』に声が

枯れてしまうぐらいの叫び声で命乞いをしていた。

『人間としての恥やプライド、更に威厳』などの

全て捨ててまで自分の頭の額を地べたに擦り付けて

「助けて‼︎」ただその一言だけを目の前にいる

『狂気的な殺人鬼』にひたすらそれだけを求め願い

そして「お願い‼︎ お願いします‼︎」何度も必死に

なって叫ぶ。しかしその彼女の願いは自分自身の

狂気に酔っている男には全くもって届かなかった。

 

 

 

 

「君には感謝しているのですよ? お伽話や都市伝説

に近いと噂されていた『白き聖杯』が神殿にある事

や『救済者』などの魅力的な情報提供を心の奥底

よりとても感謝しても感謝しきれないぐらいだよ。

だが、非常に残念なことに大司教様にとって君の

存在はもう必要がないみたいでしてね。僕もとても

心苦しくて罪悪感で潰されそうなのですがこれも

大司教様御意志なのでしょうがないんです。なので

早速で悪いが君は我らが大義の為に今、此処で

花のように命を散らしたまえ」

 

 

「そ、そんな‼︎ い、いや…‼︎ 嫌よ‼︎ だって

私にはまだこんな──「《穿て》」

 

 

彼女は走って此処から逃げ出そうと必死になって

逃げていたが男が悪魔の様にがニヤリと笑って

放った軍用魔術【ライトニング・ピアス】により

女性の頭を貫き勢い付けて地面に倒れてべちゃり、

とトマトが潰れた様な鈍い音を立てながら彼女の

血が周りに飛び散り男の服についた。

 

 

「チィ‼︎ 服に血がついたじゃあねぇか‼︎

どうしてくれるんだよこの女‼︎」

 

 

男の笑顔が無くなり彼女の死体を睨みつけて足で

彼女の顔を何度も踏みつけて何度も「穿て‼︎」と

軍用魔術の一節詠唱を叫ぶ様に唱えてバラバラに

なって原型が無くなってしまうぐらいミンチの様に

グチャグチャにした後、男は首筋に注射器を刺して

流し込んでいくと男の身体が光輝いて男の傷や

血塗れの服が一瞬にして綺麗になっていった。

 

 

 

 

少年は研究者の女性の死体や血、更には男が使った

注射型のドラッグそれを初めて見たからなのか

不思議そうに見つめていた。

 

 

「ん? あぁ…これか?これは少し特別な魔術

でな……まぁ、貴様みたいなガキになどには

教えたりしないけどな……まぁ良いだろう少し

レクチャーしてやる」

 

 

男は悪魔みたいな笑顔でその魔術のカラクリ

を自慢しながらペラペラと喋り出した。

 

 

「つまり、この注射器のドラッグを使って別の

魔術師の魔術を使える様にする崇高で素晴らしい

薬だ‼︎ しかし…まだ実験中で未完成だがな…

だが、いずれ完成したあかつきには兵器として

役に立つだろう‼︎」

 

 

そう男は言った瞬間、 僕はどうで良かったが

その薬物を製造方法にとてつもなく嫌な予感と

胸騒ぎがしただからある疑問を男に聞いた。

 

 

 

『その実験中のドラッグの薬はもしかして

その魔術師を殺して手に入れたのですか……?』

 

 

 

僕が男に疑問の質問すると男の顔が悪魔の様に

ニンマリと笑いじゅるりと音を立てながら舌を

舐めずり回していた。

 

 

「ほぅ…餓鬼にしてはよくそこまでこのドラック

の仕組みが分かったなぁ…この魔術はある魔術師

から奪った。歳は貴様より歳下だったが中々に

良い魔術だったので我が組織の礎の為に犠牲に

なって貰ったのだ‼︎」

 

 

僕の予想が当たっていた。 こいつらはその魔術師

の力を手に入れる為にその魔術師を幼い子供まで

手に掛けたのだ……故に言えるこいつは間違いなく

…この外道は根っこまで腐っている。

 

 

 

「さて、茶番は終わりです。貴様がある逸話で

噂になっている『祝福されし者』ですね?

『大司教様』が貴方を欲していらしゃる。是非、

此方に来ていただきましょうか? さあ、我らが

偉大なる『天の智慧研究会』の元へ」

 

 

 

少年はその男を背にして逃げた。ただこの男の言う

大司教様の所に行けば間違いなく殺されるかそれか

それ以上のかなりやばい非人道的な研究のサンプル

としてモルモットにされてしまうと一瞬で思った

からだ。

 

 

「おや? 鬼ごっこか? 良いだろう…久しぶり

だから緊張するな〜せいぜい楽しませてくれよ?」

 

 

 

男は口元を歪め面白そうに面白半分に指を突き出し

一節詠唱を詠唱し沢山の【ライトニング・ピアス】

を何の躊躇う事なく少年に目掛けて放っていく。

 

 

「《穿て》」

 

 

 

男がそう呟くと男の右手から電流が出て軍用魔術

の【ライトニング・ピアス】が少年の左肩を

貫いた。

 

 

「ぐっ…‼︎」

 

 

少年は体制を崩しながらも体制を立て直し必死に

研究所を出て森の中に入り草の茂みに逃げた。

 

 

 

(どうする……? まずは情報収集が先決。まずは

神殿に行ってみよう。そうすれば何かが

判る筈だ……)

 

 

少年が考えていると遠くから男の叫び声が

聞こえてきた。

 

 

 

「しつこいぞ……貴様‼︎ 良い加減、大人しく捕まれ‼︎

この実験体風情が‼︎」

 

 

 

それは無理な相談であった。少年はもう左肩を

やられている。更に沢山の血を流し過ぎて目が

霞み虚ろになってもうフラフラだった。

 

 

 

「この先に……」

 

 

 

少年は森の中を裸足で必死に駆け抜てそして神殿

から街をみると、とんでもない景色が少年を絶望

の底に叩き込んでいく。

 

 

 

「な、なに……これ?」

 

 

 

神殿から眺めた景色は……一言で言うなら

地獄だった。

 

 

街には沢山の外道魔術師が炎の業火で燃え上がる

中、街にいる人達を軍用魔術などを使って皆殺しに

していた。まるで害虫駆除みたいにじっくりと

かけてゲーム感覚で殺す者もいれば狩りのように

楽しみながら逃げる街の人間を獲物感覚で簡単に

心臓や頭を軍用魔術で貫いて楽しんで殺す者や

女性を捕まえて犯す者や犯そうとする者さえいた。

 

 

 

「なんだ…これは…?」

 

 

 

少年は理解出来なかった。こいつら外道魔術師達は

何の為に人を殺すのか? 何故、こんな悪逆な行い

をして魔術を使うのか?

 

 

 

「分からない……理解出来ない何故、どうして、

こんな事を……?」

 

 

 

そんなことを考えていると追いかけていた男が

少年の右足に【ライトニング・ピアス】を貫く。

 

 

 

「やっと、追いつきましたよ~そんな必死になって

逃げないでください。寂しすぎるじゃないですか?

私もあなたという実験体を傷つけるのは忍びないの

ですからね?」

 

 

男は少年に言うが全くそんな表情はしておらず、

むしろ狩りを楽しむような狂気に満ちた笑顔を

していた。

 

 

 

 

「【疑問】──貴方に一つ問いたい……」

 

 

 

「? いきなりなんですか?

まぁ、良いでしょう。で、なんですか?」

 

 

 

「貴方達、魔術師にとって魔術とはなんですか?

そして何の為に罪の無い人を殺すのです? そして

何故、先程のような人の命を弄ぶような無意味で

非生産的なことを行うのですか?」

 

 

この問いに意味はない恐らく知的好奇心だろう。

そして僕は『その疑問』のそして『問いの答え』を

知りたかった。この男は満面の笑みを浮かべながら

なんの為に人の命を消耗品の玩具のように痛ぶり

弄んでそして最後は相手に希望をちらつかせて

相手が安堵した瞬間を見計らってその相手にとって

最も残酷な絶望感を与えて最後はつまらないゴミ屑

のように軍用魔術であっさりと殺した。

 

 

 

(分からない……全く、理解出来ない……)

 

 

 

殺すつもりならいっそのこと一思いに殺して

やったほうが苦しまず死ねるからまだマシだと

思える筈だ。

 

 

少年がそんな事を考えている中、少年の純粋な

問いに対し男はニンマリと口角を吊りあげて悪魔

の様な満面の笑みの表情のまま少年に答えだした。

 

 

 

「なんだ……そんな事ですか? ふむ、では質問に

対して私達にとっての魔術とは人を殺す事とは

一体、何かだったでしたかね?」

 

 

 

(嫌な予感が……)

 

 

 

少年のそんな嫌な予感は残酷にもそんな予感は

的中する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしてそんな事を聞くのかは分からないですが

そんなに聞きたいのであれば聞かせてあげますよ?

答えは簡単で単純ですよ……面白いからですよ‼︎

過去の歴代の魔術師達は魔術という『未知なる力』

をそれぞれのやり方で魔術を洗練されていきそして

時代が変わっていくに連れて後世の魔術師達に代々

と何年経って受け継がれていくら魔術を追求や探求

をしても絶対に変わらずそして揺らぐ事のない真理

に魔術と魔術師達のあるべき本質『絶対的な真実』

に行き着き学んだんです。そして僕が歴史から学び

導き出した答えであり、『この世界の全ての真理』

なのだと理解したんです。なので貴方に対しての

回答は『魔術は人殺しや殺人に特化した技術』、

『殺す理由は唯単純に楽しいからですよ?

まぁ、正しくは単なる娯楽ですよ?』」

 

 

 

「貴方はそんな理由で殺したのですか?」

 

 

 

「娯楽以外に何があるのかね? まあ、魔術や

魔術師達にはとても感謝してはいるんですよ?

この世界の為に立派に貢献して人々にもたらして

くれていますから、『人殺しという人を不幸する

為の社会的生産や貢献』をしてくれるおかげ沢山の

人々に『不幸という名の厄災』をもたらしている

じゃないですか。それに『人殺しの技術』だと言う

のはどの時代の歴史を読み取って見てもしっかりと

記載されているので証明してくれてますよ? 」

 

 

少年は男が言いたいことを理解した。こいつらは

やはり外道だ。何処まで行っても奴等は所詮、

屑野郎で腐りきった醜い犬畜生達なのだ。

 

 

 

同じ人間同士なのに自分達の『快楽』や『欲望』、

更に『心』を『食事』をするように満たす為なら

『罪無き者』を『弱き者達』を殺す事に躊躇などは

全くなく簡単に人殺しだってするそんな人間が…

いや、人間の皮を被った悪魔のような奴等が

今、此処にいる。

 

 

だが、

 

 

 

「【結論】──貴方の言っている意味が理解

できません。故に試して分析して検証するべきと

判断しました……」

 

 

 

そんなことはどうでも良かった。

今はとにかく『人間』という生き物の存在を

もっと知りたい。何故、コロコロと表情を変える

のだろう…何故、『同じ同胞を殺し殺しあう』

そんなことが平然と出来てしまうのだろう…

少年はその『問いの回答』とその回答に至るまでの

『方程式』が知りたい。ただそれだけだった。

 

 

 

 

少年は純粋にそう言うと男はイライラしていた。

 

 

 

 

「これ以上、私をイラつかせるな‼︎」

 

 

 

《穿て‼︎》とそう大きな声で言いながら

【ライトニング・ピアス】を何発も放った。

 

 

 

「《霧散せよ──》」

 

 

 

「チィ…‼︎ 小賢しい真似を‼︎ふざけるなよ‼︎

兵器の分際で‼︎ 道具の分際で逆らいやがって‼︎

それに早く『白き聖杯』と『あの兵器』を本部へ

持ち帰らないと大司教様のお怒りを買ってしまう⁉︎

それに…『あの計画』が破綻してしまう‼︎」

 

 

 

 

男がそう考えていると少年はその隙を見逃さず

に確実に狙いを定め放っていく。

 

 

 

「《雷槍よ》」

 

 

 

少年は静かに一説詠唱を唱えると軍用魔術の

【ライトニング・ピアス】が放たれ男の右目を

貫き大量の血が流れ落ちた。

 

 

 

 

「が、がぁぁああああ‼︎ 目が‼︎ 目がぁぁあああ⁉︎」

 

 

 

男は【ライトニング・ピアス】で貫かれた右目を

抑えながらうずくまっているというのに少年は平然

と一歩、また一歩とゆっくりと確実に男の方に

歩いてくる。

 

 

「ぐっ‼︎ クソがァァアアアアアア‼︎」

 

 

男は気づいたのか少年から少しずつ距離を取って

必死になって神殿へと逃げ出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は逃げ込んで追いかけて来る少年から必死に

なって逃げていた。自分が捕まえるはずの取る

に足らない欠落したただの『空っぽの人形』で

あり、鬼ごっこという娯楽の『狩りの獲物』

だったはずなのに……

 

 

 

 

「はぁ、はぁ……。クソ‼︎ クソがぁ‼︎あんの

糞ガキ‼︎ 殺す‼︎ 殺す‼︎ ぜってえ殺してやる‼︎」

 

 

 

男の瞳には少年に憎しみが宿っており、更に悪態

をつきながら必死になって逃げていると

 

 

 

「…………えっ?」

 

 

 

男の右胸から激しい激痛が走しって勢いよく

その場に倒れこんだ。

 

 

 

「い、痛い‼︎ 痛い‼︎ 何故⁉︎『天の智慧研究会』の

幹部であるのこの俺がこんな餓鬼に苦戦なんて……

ふざけるな…ふざけんな‼︎こんなクソガキに‼︎」

 

 

 

男が怒りの表情を滲ませながらそう言うと目の前

には先程の少年が立っており男の言葉は全く届いて

いなかった。

 

 

 

「【補足】──そんなに逃げないでください。

貴方が僕に言っていたじゃないですか。魔術を

『己の娯楽の為』に『愉悦に浸る為』に使うって、

故に貴方が先程 言っていた言葉の真意を実際に確認

する為に『魔術は人殺しや殺人に特化した技術』の

言葉の実験の検証の続きを開始する……」

 

 

 

 

虚ろな瞳をした少年はそう言って男の体を魔術を

使って虐待じみた『実験と言う名の殺戮』を再開

をした。

 

 

 

「や、やめ──「《雷槍よ》」がっ‼︎

がっは……ッ‼︎ ぐっ‼︎ ぐっぅぅぅ……‼︎」

 

 

 

少年はペタペタと足音を立てながら人差し指を

男に向けて『ライトニング・ピアス』を容赦なく

唱えて男の腹部や左腕など様々な場所を深々と

刺し貫いていく

 

 

 

 

「が、があぁ…‼︎や、やめ、やめて……く、ださい。

ど、どうか……お、お願い、します……お慈悲を

ください……ッ‼︎」

 

 

 

男は先程の上から目線の態度や憎しみの瞳は全く

無くなっており、先程の女性の白衣の学者のように

血塗れの両手を合わせて涙を流して弱々しい声で

命乞いをしていた。

 

 

だか、

 

 

 

 

「《雷槍よ》」

 

 

 

 

そんな男の願いは虚しくも一瞬にして砕け散る。

少年は何の容姿やためらいもなど一切なく表情を

変えずに【ライトニング・ピアス】を左手の甲

などをグサグサと生々しい音を立てて貫いた。

 

 

 

 

「ご、ごふッ‼︎ ど、どうして……⁉︎」

 

 

 

 

 

「【問い】──問いを問いで返すのは実に愚か

だと言えると思いませんか?」

 

 

 

 

 

少年は感情のない機械のような冷たい表情で

そう言うと

 

 

 

 

「あ、は、あは、あはは……アハハハハハハ‼︎

愚か……愚か‼︎ 確かにそうだ‼︎ 僕は愚か者だ‼︎」

 

 

 

すると男は瞳の光は無くなってまるで壊れた玩具の

ように狂って自分の頭のこめかみの辺りに指を当て

ながら《穿て》の一節詠唱を唱えて少年の前で自分

の頭を貫きバタリとその場に倒れた。

 

 

 

男が倒れて近くあった神殿の白き祭壇の上に

『白き聖杯』がありその聖杯は男の血が少しずつ

注がれていき器の中身が広がり血が白くなって

近くにいた少年の体がそれを沢山浴びていく。

すると街にいる外道魔術師達や業火を飲み込んで

一瞬にして凍り尽くしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、ウギャァァァァァァァ‼︎」

 

 

「な、何だこれ⁉︎ き、消えないぞ‼︎」

 

 

「だ、誰か助けて‼︎ ひ、火を‼︎ 火をくれ‼︎」

 

 

「さ、寒い……」

 

 

街にいた外道魔術師達は白き氷で凍りつく中、

腕から体まで侵食されていき粉々になって

消えて逝った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギャァァアアア──‼︎」

 

 

 

少年が目を覚ますと先程の男の仲間らしき集団が

白き魔氷の氷に侵食されていった。そして最後に

残った男は白き氷に呑み込まれながらも最後の気力

を振り絞って言葉を紡ぐ。

 

 

 

「す、素晴らしい‼︎ じ、実験は成功だ‼︎『X計画』

は成功したのだ‼︎ 我らが『天の智慧研究会』に

天なる智慧に栄光あれ──‼︎」

 

 

 

男は言って高笑いをするその高笑いは神殿内に

響き渡って男は凍りついていき塵となっていった。

 

 

 

少年は体を起こして身体全体を確認して見たが

先程の傷が塞がっていて全く理解出来なかった。

 

 

 

「何故、無事だったのか分からないが……恐らく

……『白き聖杯』のおかげと推測する」

 

 

 

少年は今の現状を理解すると追い回された時に

貫かれた胸の傷は跡もなく消えていた。しかし、

今の少年にはそんな事も頭が回らず外が気になり

街に行くと沢山の外道魔術師達が白き魔氷の氷が

全身に包まれて凍りついていた。

 

 

少年は他の外道魔術師達に手を差し伸べ様とするが

気付いた時にはもう白い塵になって消えていた。

 

 

 

「これは……」

 

 

 

少年はある真実に気付いてしまった。

 

 

それは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分のせいでこの人達はこんな酷い死に方で砕け散り

塵になって消え逝くのだと嫌でも分かってしまう。

そして少年は目の前に転がっているその『白き聖杯』

()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

だから彼は今……

 

 

 

沢山の人の屍の犠牲の中で彼は生きている。

 

 

 

そして白き聖杯の氷に触れて凍りついた人間は

一生、死んでも穏やかな最後は送れない身体を

失っても魂さえも凍り続けて塵になるからだ。

 

 

つまりあの外道達の魂は天国や地獄など生温い。

あの白き魔氷の氷は未来永劫救われない。それすら

地獄にすらも行けないだろう。

 

 

だが、今の心無き抜け殻のような空っぽの少年は

そんな大量の人間の犠牲の上に立って身体中や服、

手更にはそして頬などには大量の外道魔術師の血が

べったりとついて動揺をするどころかその事すらも

全く平然と何もなかったようにしていた。

 

 

 

「…敵性反応消滅、確認完了……【結論】──

『魔術は人殺しや殺人に特化した技術』が疑問の

回答だったと理解した……」

 

 

 

少年は凍りついていた街の中で冷たい機械のように

虚で冷めたそんな声でそう言うと少年は神殿の中に

入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、廃墟になった街に『ある二人組』が

近づいていた。

 

 

 

 

「この辺りの街に『天の智慧研究会』が

密かに活動しているって本当?」

 

 

 

 

「あぁ…何日か前だが目撃者もいたしな…それは

間違えない筈だそれに『あの街の噂の真偽』を

確認しなきゃいけないからなぁ……」

 

 

 

 

男性はかなり険しい顔をしながら二人が一緒に

向かっている街の噂の事を考えていると男性の

隣にいた女性が元気な声で考え込んでいる男性に

話しかけてきた。

 

 

 

「さすが、『グレン君』だね‼︎

いつも仕事の手際がとても早いね‼︎」

 

 

 

「……うるせぇぞ。良いからさっさと行くぞ‼︎

『白犬』‼︎」

 

 

 

 

グレンは恥ずかしいのか顔を真っ赤にして頭を

ポリポリと掻きながら照れていた。

 

 

 

「あれ? でもグレン君の顔色赤いよ?

もしかして……風邪でも引いたの?」

 

 

 

「だぁぁぁぁ‼︎ もう大丈夫だって‼︎ 心配するな‼︎

『セラ』‼︎」

 

 

 

するとセラという白く銀色の髪で頬に模様が

ついた女性がグレンの言葉に(プクッー)と頬を

膨らませてグレンに近づきグイッとグレンの顔を

覗きこんでいた。

 

 

 

 

「駄目‼︎そうやっていつもグレン君は私が見て

ないと無茶するんだから‼︎いいから見せてみて‼︎」

 

 

 

セラはグレンの手を握り、自分の方に引っ張って

自分のおでこと彼のおでこを合わせ体温を測った。

 

 

 

「‼︎」

 

 

 

するとグレンはセラの顔との距離が近くなって

グレンは顔を真っ赤してもの凄い心臓の鼓動が

ドクドクと五月蝿く鳴り響きグレンは俯いていた。

 

 

 

「グレン君? 大丈夫? もしかして……

本当に風邪を⁉︎」

 

 

 

「だ か ら‼︎ 大丈夫だって‼︎」

 

 

 

「本当に……?」

 

 

 

「本当だって言ってるだろ‼︎」

 

 

 

セラがグレンを心配そうに上目遣いで見ながら

聞いていると……

 

 

 

 

ドッゴ──────ン‼︎

 

 

 

 

「「‼︎」」

 

 

 

グレンとセラは目的地の街辺りにかなり大きな

爆発に気づき、急ぎ目的地へ向かう。

 

 

 

 

「セラ‼︎ 行くぞ‼︎」

 

 

 

「うん‼︎ 分かったよ‼︎ グレン君‼︎」

 

 

 

二人は爆発した場所へと急いで向かった。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます‼︎


今回は『グレン』と『セラ』を登場させました。
流石はセラです。『グレン』と『セラ』の二人は
至高であり最高です。書いた事に後悔は無い。(^-^)v


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