魔法少女リリカルなのは 仮面ライダーを目指す者   作:epion‐mk‐5

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長い事お待たせして申し訳ありません。m(_ _)mゴメン
年が明けて初めての投稿ですが、こんな駄作者の小説を読んでくれてありがとうございます。
色々と忙しくて四苦八苦しながらやっと書く事ができたのでどうか楽しんでください。


第4話 変化する日常と手に入れた力

今日も何時もの様に朝早く起きて、恭也さん達とランニングと素振りを終えて皆と朝食を食べ終えてゆっくりしてる時だ。

なのは

(はる)君、学校が終わったら翠屋に来るの?」

将玄

「いや、今日は学校で日直だから翠屋には行かないで友達の家に行ってから公園で何時もの鍛錬をするよ。」

なのは

「そっか、頑張ってね。」

 

ちょっと残念そうな声を出してたが、いつもの笑顔がそこにあった。

 

将玄

「なのはちゃん達も塾の勉強頑張ってね。」

なのは

「うん♪」

 

将玄の応援に嬉しそうに答えた。

 

将玄

「はやては今日はどうするの?」

はやて

「午前中は図書館で過ごしてからお昼からはおやっさんの店でいるで~。」

将玄

「じゃあ、鍛錬が終わったらCOLに直行だね。」

はやて

(まさ)君、私は一日千秋の思いで待ってるからな~。」

将玄

「オーバーだよ。

それじゃ時間なので行ってきま~す。」

 

『行ってらっしゃ~い』

 

はやての大袈裟な言葉にツっこみを入れて学校までランニングをして登校。

自分の家なら歩いて15分だがなのはちゃん家からは30分以上かかるので、なのはちゃん家に泊まった時は今の様に走って登校しているのだ。(鍛錬目的で走ってるだけなんだけど)特に変わった事もなく無事に海鳴小学校に1番で着いた。

1時間目の準備をしていたら突然ドアが開いてウサ耳のカチューシャーを着けた女の子が俺に目掛けて飛び。

???

「まーーく~~ん。3日振り~束、寂しかったよ~ハグハグしt「ガシッ」っヘブッ!?」

 

俺に目掛けてルパンダイブ顔負けの飛びついて来た束を見事キャッチした……アイアンクローで。

将玄

「おはよう束ちゃん、でもその3日前に何をしたか覚えてるかな~?(ニコニコ)」

「ええっと…束、何をしたか分からないんだけど~?(gkbrgkbr)」

 

良い笑顔なのに恐怖を感じる程の怒りを纏ってる将玄に、頭をアイアンクローで掴まれ恐怖に震える()。将玄の問いに心当たりがありまくりの様だ。

将玄

「篠ノ之 束、今すぐ自分の罪を数えて素直に謝ればこれで許してあげるけど、このまますっとぼけてるんだったら絶k「束の罪はまーくんが翠屋で働いてる時の姿、冬夏ちゃんの写真をクラスの男共に売り飛ばした事、売り飛ばしたお金を束さんのお小遣いにした事、そしてその事をまーくんにばれそうになって逃げました、束さんの罪は3つですごめんなさい。」・・・正確には束ちゃんのお母さん、箒さんと交わした約束〈友達が嫌がる事をしてはいけない〉を破った事の4つだよ、今日は箒さんが迎えに来るからこの事はしっかり報告するからね。」

「お願いまーくん!、どうかそれだけは許して~!!」

 

彼女は篠ノ之 束、この小学校に入学した時からの友達でサード幼馴染でもあるのだが(決してあの天災などではない)、人見知りが激しくて最初の時は先生の出席確認以外の事では話しかけても皆を無視していた(俺も無視されてたが、なのはちゃんの声に似てるから余計にほっとけなかったんだよな。)この年頃の男の子達はそうはいかない。

無視をする束の注意を引く為に束が何時もしているウサ耳のカチューシャー(原作と同じ物)を無理矢理取り上げて、それを取り返そうとする束ちゃんを取り囲んでカチューシャーを投げて近づけないようにして束ちゃんをイジメていたのだ。

俺がトイレから戻って来た時丁度に束ちゃんが泣き出したのだ、それを見て大体察しが付いた俺は、束のカチューシャーを直ぐに取り返してあげて束ちゃんをイジメいた男子達に思わず、「さあ、お前らの罪を数えろ!!」と叫んでイジメっ子達から束ちゃんを助けたのはいいが、仮面ライダーWの名台詞ともいうべき言葉と決めポーズをした事で周りからは【ジャッジメント】などと呼ばれる様になった。(決して某学園都市の風紀委員などに憧れては無い、俺は仮面ライダーに憧れているんだい。)

 

・・・っとと話が少し逸れちゃったが用はイジメから助けたら束ちゃんと仲良くなった上に“まーくん”と呼ぶ様になったんだ(余談だが、なぜあのカチューシャーを身に付ける理由を聞いたら亡くなった父親がプレゼントしてくれた大切な物だったらしい)。

それから束ちゃんは男子には殆ど喋らなくなったが、先生と女子には何とか普通に接する様に成ってくれた。

将玄

「だいたい束ちゃん、クラスの男子とは碌に話もしないのによく写真を売ろうと考えたね。

人付き合いが進歩した事を喜ぶべきか否か迷うが、あの写真の正体が僕だって学校中に知られたら箒さんにきっっっつうく叱ってもらうからね。」

「ううっっまーくんどうかお慈悲を~~~、今月お小遣いが足りなかったんでほんの出来心だったんだよ~~(ToT)。

この事がママにばれたらお尻百叩きの刑にされて、お尻の真っ赤な兎さんになっちゃうよ~。」

将玄

「今月始まってまだ5日だよ!いったい何につかったの?」

「それは家に着いてからのお楽しみなのだよ~、期待しててね♪」

将玄

「??…うん、わかった。」

 

束ちゃんと会話しながら過ごしていたら生徒も集まり、先生も来て丁度1時間目が始まったようだ、1時間目は算数だ。

 

???

「皆さん、おはようございます。」

 

『おはようございます。真耶先生。』

真耶

「それじゃ今日も1日元気に勉強しましょうね。まず昨日の復習から。」

 

俺たちの担任の山田 真耶先生、独身で年齢はあえて言わないが…アニメと同じ姿で童顔なのが不思議だと言っておく。

1年の時からずっと同じ担任と結構縁がある先生だ、俺だけじゃなく父さんや士郎さん達や束ちゃんのお母さんとも知り合いらしく世の中案外狭いなぁと思った。

俺が父さん達の息子だと知ると、驚いた顔や悲しい顔と四面楚歌していた。

そういえば母さんに「もう怒ってないから」という先生の伝言を伝えたら一瞬悲しそうな顔して「ありがとう」って伝えて欲しいと言われたんだよな。(一体母さん達に何があったんだろ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ特に学校生活では変わった事はなかったんだが、束ちゃんが先生の間違いを辛辣に指摘したり、それに落ち込んでいる先生のフォローしたり、束ちゃんのイタズラで迷惑の掛けた生徒や先生に一緒になって誤ったり、怒ってアイアンクローで束ちゃんを叱ったりと、・・・・・・・うん、いつも通りだ。

そんな風に過ごしている内にもう下校時間になっていた。

真耶

「それじゃ皆、車に気を付けて帰って下さいね。あと知らない人に着いて行ったらダメですよー。」

 

『先生、さようなら~』

 

 

 

将玄

「それじゃ校門に行こうか束ちゃん。」

「はいは~い、行こ行こ~まーくん。」

 

教室を出て直ぐに俺の左手を握って嬉しそうに一緒に校門まで歩いて行くと丁度一台の軽自動車が止まって巫女服を着た女性が出てきた。

「おかえり将玄君、いつも束の面倒を見てくれてありがとう。

束、今日は誰にも迷惑を掛けなかっただろうな?」

「ええっ、束にはおかえりじゃなくてそれ、いくらなんでも酷いよママ~。

大丈夫誰にも迷惑はk「箒さん実はky」先生とまーくんを始めとしたクラスメートに迷惑かけましたごめんなさい。」

 

俺が先に報告しようとしたら慌てて正直に話して腰を90°に曲げて箒さんに謝った。俺が言ったのと自分で打ち明けたのではお仕置きのレベルが違うのだ、例えば。

「束いつも言っているだろう正直に話せばある程度は許すって、誤魔化そうとしても将玄君や先生から報告されるんだ。

将玄君が言いかけたから慌てて話したんだろうが、今日のお仕置きはお尻百叩き3セッt「にゃあああ~、それだけは許して~」・・だったんだが将玄君が言う前にちゃんと話したから正座でお説教30分だ。」

「よっよかった~」

 

お仕置きから逃れてほっとする束ちゃんだが、世の中そんなに甘くはない。

将玄

「束ちゃん、今日の(・・・)お仕置きはこれでOKだけど~。

まだ3日前の事が、終わってないよ。」

「…へっ?」

 

一体何の事?。と思っているが、俺は有言実行する人間だという事を忘れているみたいなので思い出させてあげよう。

将玄

「朝一番に言ったよ僕。束ちゃんが3日前に僕が知り合いのお店の手伝いをしている時の格好の写真を学校で売り捌いて自分の小遣いにした上に、その事をごまかして逃げだしたんだよね~。

あの写真、皆から買い戻すって苦労したんだよ~。精神的にも経済的にも~」

 

そう、冬夏ちゃんモード(翠屋で働く僕の姿)の写真を倍の値段で回収したのだ。

おかげで諭吉さんが6人財布から居なくなっちゃった……ハァ~。

 

「たぁ~ばぁ~ねぇ~~、お前という娘は~~!!。」

「……(gkgkbrbr)」

 

顔を真っ赤にして恐い顔をしてる箒さんと、顔を青から白に成り掛けてブルブル震える束ちゃんがいた。

 

あの(・・)写真を売るとは何事か~~!!、私に渡せば1枚1万円で買ってやったのに!!」

将玄

「箒さ~~ん!!怒る所はソコ~~~!!!」

「当たり前だ~!あの可愛らしい冬夏ちゃんの写真は1万円の価値はあるのだぞ、勿論今のかっこいい将玄君の姿もいいぞ、その写真を他の誰にも渡す気は毛頭にない。(束が友達ができたと言って連れて来たのがまさかあの一夏の息子とは驚いたが、束に知り合った経緯を聞いたらまるで昔の私達にそっくりな出会い方とは思わなかったぞ、将玄君のおかげで一夏の事はやっと諦める事ができたよ。だがその息子を狙ってはいけないという法律はこの世に存在しない。将玄君と冬夏ちゃん、1度で2倍美味しいとは。今度こそは負けないぞ千冬さん、将玄君は私のだ、束にも誰にも絶対渡さん。)」

 

鼻息を荒げて力説するが・・・この時の箒さんの顔はどう見ても犯罪者か不審者にしか見えない。

なんで俺の事になると暴走するんだ、普段は真面目なのにこういう所はやっぱり親子だよなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々あったが箒さんの車で束ちゃんの家まで乗せてもらい、10分で箒さん家に着いたが、俺の前には長い階段があった。

箒さんの家は代々神社の家系で箒さんも巫女さんとして仕事をしているのだが、この所最近参拝客が少なくなって来ていると愚痴っていた。

そして長い階段を登り終えると境内を掃除している帽子を被った巫女さんがいた。

???

「おかえりなさい、箒さん、それに束に将玄君も。」

「ただいま、掃除ご苦労様リニス。」

「ただいま~リっちゃん♪。」

将玄

「こんにちは~リニスさん。」

 

リニスさん、この神社に突然現れた山猫さん(・・・・)だ。

何故人ではなく山猫だというのは、この境内で遊んでいた僕と束ちゃんの前で突然光ったと思ったら知らない女性が倒れていて、更には人から山猫に変身してしまったんだから。

それを見た束ちゃんは興奮して、しまいには解剖しようって言い出した時はアイアンクローをかまして落ち着かせたが。

束ちゃんには箒さんを呼びに行かせて、俺は慌ててその女性?(でいいのか疑問だったが)駆け寄って介抱しようとして頭部に手を置くと俺の体から不思議な感じがしたのと同時に山猫の体が光で覆われていき、先程の女性の姿に戻ったのだ。

束ちゃんが箒さんを連れて戻って来て(束ちゃんの頭に何故かタンコブができていたが?)倒れていた女性を家の中に入れてから何が起こったかを説明した(解剖の事を話したら束ちゃんの頭にさらにタンコブ1個追加された)微妙な顔をしていたが何とか信じてもらえた。

束ちゃんは「横暴だ~、不公平だ~」と叫んでいたが、箒さんが拳骨を落とす素振りを見せると大人しくなった(最初のタンコブの理由がなんとなくわかった)。

 

10分程で女性の意識が回復したようなので、お互いに自己紹介を済ませて現在の場所を説明すると多少驚いていたが、それ以上に何故動物になったり人になったりする事に束ちゃんはズバリ聞いてきた。

リニスさんはそれに一番驚いていたが正直に話してくれた。

この世界とは違う次元世界から来た事、リニスさんが魔導師と呼ばれる人の使い魔である事、使い魔契約を破棄されて地球に転移させられた事、偶然にもリンカーコアを持っていた俺に触れた時に再契約して消滅を免れた事と今に至るワケなんだが、一番の問題はリニスさんの住む場所を如何するかであった。

最初に思い浮かんだのは俺の家だったんだが、其れよりもはやてちゃんの家に連れて行けばはやてちゃんが寂しい思いをしないかもって思ったんだが、束ちゃんがリニスさんを気に入っていて“リッちゃん”と呼んで懐いていたのだ、リニスさんも戸惑ってはいたが何処か嬉しそうでその姿を見てなんだか姉に甘える仲のいい姉妹に見えて、箒さんに無理を承知で此処に置いて欲しいと頼んだらアッサリOKした。(「あの人見知りの激しい束があんなに嬉しそうな笑顔は久しぶりに見れたから」って喜んでいたっけ)

 

「リニスのお蔭で束を迎えに行ったり、神社関係者の所まで遠出したり出来て助かってるよ。」

リニス

「いいえ、得体の知れない私を此処に置いて下さった上に、私の言葉を信じてくれた箒さん達に少しでも恩を返せればと思ってやってる事ですから。」

将玄

「リニスさん、お疲れ様です。」

リニス

「ありがとう将玄君。

少し遅かったみたいですが、束がまたイタズラをして箒さんに怒られてたんだすか?」

将玄

「正解、何時もの通りですよリニスさん。」

「ううっまーくんとリッちゃんも酷いよ~、まるで束が何時もイタズラして迷惑を掛けてるみたいに聞こえるよ~。」

 

『掛けてるよ、実際に!』

 

皆からツッコまれて束ちゃんが顔を膨らませて不満がっていたが、何かを思い出したのかリニスさんと一緒に家の中に入って行き、箒さんはリニスさんの続きを再開しており、俺は箒さんに一言言って束ちゃんの後を追いかけ束ちゃんの遊び(・・)部屋に着いた。

この部屋はまるで大学の化学研究をする様な感じに仕上がっていて束ちゃんが色んな発明を作ったりしている(箒さん曰くこの部屋は元々知り合いに借していた部屋で、しばらく帰れないからと連絡を残して以来そのまま放置された物らしい)。

リニスさんも最初この部屋を見て驚いていたなぁ、なんでもこの部屋に置かれている機材は全部魔導師に必要なある物を作る為の機材ばかりだと言っていたから俺達も驚いたからな。

「まーくんまーくん、見て見てこれ、束とリッちゃんで作ったんだよ~。」

 

束ちゃんが見せたのは虹色に輝くビー玉みたいな宝石の首飾りを見せていた。

将玄

「束ちゃん。リニスさん此れってもしかして、前にリニスさんが言ってた魔導師をサポートするデバイスって奴ですか?」

リニス

「ええ、ある程度の資材は有りましたからね。

ちょっと足りなかった物は束と一緒にジャンク屋を見て周って集めて作ったんです。その為束は、貯めてたお小遣いを全部使いきってしまいました。」

「リッちゃん!それを言わないで!!」

 

学校で楽しみにしててと言ってたのはそういう事か、態々俺の為に一文無しにまでなって。

将玄

「束ちゃん、それで写真を売って小遣い稼ぎをしてたんだ。僕の為っていう意味では嬉しいけど、対価が釣り合わないよ。」

言ってくれれば資金提供ぐらいは協力してのに、翠屋の事がばれたら二度と手伝え無くなっちゃうんだけど。

リニス

「束はいつも学校でお世話になっている将玄君にお礼がしたくて内緒でプレゼントしたかったんです。どうか許してあげて下さい。」

リニスは束ちゃんの気持ちを俺に解って欲しく、束の弁護に頭まで下げた(小学生に頭を下げる美人巫女さん、シュールだ・・じゃなくて)

将玄

「リニスさん、頭を上げて下さい。別に僕は怒っているわけじゃないんです。

ただ、俺はそうゆう理由なら僕にも声を掛けて欲しかっただけなんですから。そうすれば僕もお金を出す事がでたんですから。」

「でもでも、それじゃあまーくんの驚く顔が見れないよ~。」

将玄

「・・・学校で何時も見てると思うのは僕の気のせいかな?(最初の俺の感動を返してくれ)」

 

束ちゃんの発言にジト目で見る俺にたまらずリニスがフォローを掛ける。

リニス

「まぁまぁ将玄君、束は喜ぶ意味での驚く顔が見たかっただけですよ。

それよりも束、早速将玄君にデバイスの説明をしたほうが良いんじゃないですか?」

リニスさんが何とか話の元に戻してデバイスの説明を束ちゃんに促した。

「それじゃまーくん、束が説明しちゃうぞ~。

それは束がリッちゃんにアドバイスを受けながら作ったミッド式インテリジェントとベルカ式アームドデバイスの中間になるように作ったデバイス、名付けてベルカ式(・・・・)インテリジェントデバイス、因みに名前はまだにゃい。

まーくんが付けた方がいいと思ってあえて付けなかったんだ。」

 

自信タップリに説明をしている束ちゃんはとっても活き活きしていて見ているこっちも嬉しくなってくる。

将玄

「けど急に言われても……イマイチこれだ!って感じが来ないんだよな。」

リニス

「でしたら実際に起動させて見ては如何でしょうか?実物を見て決めても遅くはないですし。

それに前に教えた魔法の応用が利く様に調整も出来ていますので、Set upと言えば起動と同時に魔法も一緒に使用しますので。」

将玄

「(普通にセットアップて言っても「チョッ芸がない」って束ちゃんが言いそうだよな。

・・せっかくだからアレ(・・)をやるか!)」

 

そう思った俺はデバイスを首に下げてまず左手を握り左腰に置き、右手を左肩の斜め上に真っ直ぐ伸ばしこう叫んだ。

将玄

「セタッーープ!!」

 

仮面ライダーXの最初の変身ポーズとその言葉が切っ掛けで俺の身に着けていたデバイスが周囲に光だし、束ちゃんもリニスさんも手で光を遮りながら見守っていると段々光が弱まり、そこには腰に日本刀を掛けた戦国武将の格好した長い髪を後ろに束ねた一夏に似た青年がいた。

「やった~~!大成功だよリッちゃん、まーくん♪」

リニス

「ええ、起動と同時に身体強化の魔法と変身魔法で大人の姿になって、バリアジャケットと一緒に展開出来るようプログラムの設定もバッチリでしたね、束はいいデバイスマイスターになれますよ。」

将玄

「…まあ大人の姿は魔法の練習で前にもなった事があるからいいけど、この格好は?」

「やっぱり大人になったまーくんはこの格好が一番似合うね~カッコいい♪」

リニス

「私もカッコいいと思います////(これが10年後の将玄君の姿、その時が来るのが楽しみです)。」

将玄

「(だからって、なんで戦国BASARA3の石田 三成の第弐衣装の格好なの?前世でも使いこんだキャラだからあまり文句もないけど)」

 

鏡を見ながら変身した姿を観察しながら思うと、背中を見て驚いたよ。

右の部分に〝一輝刀閃〟 左の部分に〝天下無双〟 と書かれていたんだから。

「まーくん、このデバイスの凄いのこれだけじゃないよ、この姿は1stモードの通称居合一刀流フォルムって言うの。

次に2ndモードの通称風炎二刀流フォルムがあるんだよ、まーくん2ndモードって言ってみて。」

将玄

「わかった束ちゃん、2ndモード!」

???

「御意当主、第弐形態移行」

 

束ちゃんに言われて2ndモードと叫ぶと、デバイスから渋めの男性の声がし、すると先程と同じく全体的に光だしてさっきとは違う姿に変わっていた。

鎧姿から額に鉢金を巻いてかなり軽装な格好にっていうかこれ戦国無双の宮本 武蔵の格好その物だった(背中の文字は1stモードと同じだけど)。今のに少し驚いたが、両腰に日本刀が掛かっており折角だから抜いて見ると右手に緑、いや翠色の刀に、左手の方は赤というより紅い色の刀の2本がある。

リニス

「その刀は将玄君の魔力変換資質【炎】と【風】を刀に宿して戦う事が出来るように作られています。右手の刀の銘は風龍刀、左の刀の銘は炎龍刀と言います。」

「因みにさっきの1stモードの刀の銘は太極刀って言うんだよ~、縁起がいいように束が名付けたんだよ~ぶいぶい。」

 

やっと俺が驚いた顔をした事が嬉しかったのか何時もより上機嫌な束ちゃんがいた。

 

リニス

「将玄君そのデバイスには3rdモードもありますが、今はリミッターを掛けて使えない状態にしています。」

将玄

「えっ、何でですかリニスさん?」

 

俺は疑問に思い、その真意を聞いてみた。

リニス

「このデバイスはミッド式であると同時にベルカ式でもあるんです。

ベルカ式の最大の特長は自信の魔力を爆発的に高めさせる【カートリッジシステム】がある事です、ですがデメリットも勿論あります。

制御が難しく身体に掛かる負担も大きくて体に異常が出る事だってあるんです。【カートリッジシステム】を使用する3rdモードは出来れば15歳に成るまでは使っては欲しくはありません。

ですが将玄君の魔法陣はベルカ式、ミッド式よりのデバイスでは相性が悪くて逆に将玄君の足を引っ張ってしまいます。」

「そこで束とリッちゃんが一緒に考えて、両方の長所を上手く合わさってできたこのベルカ式インテリジェントデバイスが完成したって事なのだ~。」

 

体に異常を起こすか。

パワーアップの代償(リスク)は必ずあるってワケだ、まるで仮面ライダーV3の逆ダブルタイフーンや、クウガのアルティメットフォームや、ブレイドのキングフォームみたいだな。

俺はとりあえず元の姿をイメージして魔法を解除した。

 

将玄

「ありがとう束ちゃん。このデバイス大事に使うね、リニスさんもありがとうございます。」

「いや~頑張った甲斐があったよ~。」

リニス

「ふふっどういたしまして、将玄君それでデバイスの名前は決まりましたか?」

将玄

「はい、このデバイスの名前は“天命”です。」

リニス

「テンメイ?・・・何ですかそれは。」

 

聞きなれない言葉にリニスさんが俺に聞いてきた。

将玄

「この前友達と一緒に図書館に行って勉強してた時に知ったんです。

天命、それは運命とは似て異なるもの。天から人に与えられた使命であり、己が生まれてきた理由のことだと。 」

「そういえば外国語でもDestiny(天命)Fate(運命)って二つの言葉があるけど微妙に違うんだよね。」

リニス

「デスティニーに、フェイト…ですか。」

 

リニスさん、なぜかフェイトと言う言葉に一瞬悲しみと懐かしさを思わせる顔をしたけど、一体何があったんだろう。

いや、これはさすがにプライバシーに関わる事だしそっとしといた方がいいよな。

将玄

「そういえば束ちゃんも魔法が使えたよね、束ちゃんも自分のデバイスを作ったの?」

「いや~~まーくんのデバイスを作る事しか頭に無かったから、オマケに昨日で殆ど使い気ったからお金も雀の涙ほどしか残ってないんだよ~。」

リニス

「文字通り、束は文無しになってしまいました。」

 

・・何故だろう、俺は別に悪い事をしていないのに罪悪感で胸がいっぱいになってる自分がいる。

将玄

「……!じゃあ今度一緒に友達の店で手伝いをしてみる?あそこのシュークリームとっても美味しいから評判がいいのは知ってるでしょ。僕が店長に事情を話してお駄賃が貰えるようにするけど。」

「ええ~、でもまーくん、束は人見知りが激しいの知ってるでしょ~。

それに束はまーくん以外の男とは声だって掛けたくもn「残念だな~束ちゃんが大好きなキャロットケーキをタダで食べる事ができるk「いや~実は束もまーくんと一緒に働いて見たかったんだよ~。

まーくんと一緒に働けるし、オマケにお駄賃も貰えて束の大好きなキャロットケーキも食べれて一石三鳥だよ~。」

……(ボソ)かもしれないって言おうとしたのに。」

 

束ちゃんの思い込みの暴走は今に始まった事じゃないけど、これを機になのはちゃん達とも友達になれれば良いと思うし、それに人見知りも良くなればなお嬉しい。

そう考えているとドアが開いて箒さんが出てきた。

「束、将玄君おやつの用意ができたぞ。手を洗って一緒に食べるぞ。」

「わ~いグットタイミングだよママ~、ま~くんリッちゃん早く行こうよ~。」

 

俺とリニスさんの手を取り、洗面台にピョンピョンと跳ねる勢いで向かって行く束ちゃん。

束ちゃんの姿を見送った箒さんは懐から一枚の写真を取り出した。

「・・あの子達を見てると昔の私達を見ているみたいだよ。

一夏、千冬さん、そして・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・姉さん」

 

その写真には小学生位の一夏と箒、その後ろに中学生位の千冬にトレードマークのウサ耳を付けた千冬に抱き着く束の姿があった。




予告と違って思ったより学校生活の事を書く事が出来なかった事がちょっと悔しいです。
篠ノ之姉妹が親子設定はチョットした思いつきです。だけと最後の写真と、箒の姉発言の謎はネタバレになるのでここまで。
予告をするとそれに縛られて前に進めなくなるので今回で予告は終了します。
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