魔法少女リリカルなのは 仮面ライダーを目指す者   作:epion‐mk‐5

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あけおめ。
半年ぶりの投稿です、色々忙しくて遅くなりました。
まだまだ未熟ですが第6話どうぞ~~。



第6話 平穏の終わり、災厄の前兆

黄純さんの一件から3週間が経ち、俺は赤雷さんと藍朓さんと一緒に赤雷さん達の通う道場で鍛錬をしていた。

将玄

「それで今日は何の為に此処に?」

 

藍朓さんに向かってパンチ、キックのラッシュを繰り出しているが全て躱される。

赤雷

「実は将玄を呼んだのは俺達の道場の武術を教える為だ。」

将玄

「えっ赤雷さん達が?」

藍朓

「正確にはお師匠さんが、だけどな。」

 

藍朓がそう言うと同時に道場の裏口から野菜が一杯に詰まった大きな籠を背負った初老の男性が入って来た。

赤・藍

「「お師匠さん」」

麗朱

「待たせて済まないな、今年は畑の野菜が豊作でな収穫に時間が掛かってしまった。

藍朓済まないがこの野菜を洗って近所に分けて来てくれ、将玄君達の分を取って置くの忘れずにな。」

藍朓

「分かったぜお師匠さん、んじゃチョット行ってくるぜ。」

 

藍朓さんは麗朱さんから籠を受け取ると道場の奥に急いで向かって行った。

赤雷

「お師匠さんお帰りなさい、聖柴さんは一緒じゃなかったんですか?」

麗朱

「あやつは合宿先の畑の収穫に行っておる、現地におる門下生と一緒にな」

 

麗朱さんはそう言うと俺達の所に来た。

将玄

「麗朱さん赤雷さんから聞いたんですけど、僕に忍空を教えるって本当ですか?

確かそれって特別な試練に合格しないと学べないんじゃ。」

麗朱

「本来ならそうだ。だがそれは決してエコ贔屓ではない、将玄の心・技・体の真髄の見極めは藍朓に赤雷、そして士郎達自身の口から儂の耳に届いておる。

なにより、儂自身の目で防人 将玄と言う人間性を見て判断した結果だ。」

 

麗朱さんにそう認めて貰えるなんて思ってもいなかった。

麗朱

「ではまず忍空についての説明だ、忍空とは約1000年前に作られた忍術と空手を組み合わせた史上最強の武術。干支に因んで十二の流派がある。 それぞれ身体能力の中で突出する部分(空力)を操る事が出来、また自然の力が異なっている。」

 

「忍空の技は2種類に分けられている。 十二流派でも共通な忍術の流れを汲む技を忍技。 十二流派の特色である空力と自然の力を利用する技を空技と呼ぶ。

其々の流派の頂点に立った忍空使いは干支忍と呼ばれ、自然界の龍の姿を見る事ができる様になる。

因みに赤雷や藍朓も干支忍の称号を得ており、赤雷が辰忍で藍朓が酉忍の頂点に立ってりるぞ。」

 

麗朱さんの説明に俺は驚いていた、アニメや漫画のキャラがいたり、魔法があったり、幽霊がいたりでも驚きだったのに更に前世で大好きだった忍空が実在してそれを学ぶ事ができるって、もう何でもアリの世界だな。

将玄

「自然の力を操るってどうやって出来るんですか?(一応知らない事にしないと)」

麗朱

「その前に外に出る、ついて来い。」

 

俺達は麗朱さんの後を付いていき裏庭に出た。

だが俺の目に飛び込んで来たのは、俺の方を嬉しそうに見つめる宙に浮かぶ龍の姿だった。

将玄

「えっえぇぇぇ~~!!な、何で龍がいるんですか!!(実際に見てみるとスゲェ!)」

麗朱

「意識せずに視えるとは、やはり将玄は何か特別な何かがあるのかもしれんな。」

赤雷

「ええ、俺なんて視える様に成るまで3年掛かったんですけどね。」

将玄

「ちょっと待って下さいあの龍達がさっき話に出てた自然界の龍達なんですか!」

麗朱

「ああそうだ…ん、まて将玄いま龍達と言ったか?!」

 

何か麗朱さんが俺以上に凄く驚いている。

将玄

「は、はい。4匹とも何か嬉しそうな顔して僕を見ているですけど。」

麗朱

「氷龍、炎龍、雷龍、風龍が視えるのか。」

赤雷

「・・・これは流石に予想外だぞ。」

 

お互いに何とか落ち着きを取り戻し、改めて話し合いを始めた。

麗朱

「それで話の続きだが、忍空の力の源とも言える12の龍がおってな。

本来は1匹の龍の力を借りるのだが、まさか修行もせずに視える上に複数の龍から好かれるとはなぁ。」

赤雷

「まぁ、流石は一夏さん達の息子さんと言った所ですね。」

将玄

「それでどうやって力を借りるんですか?」

麗朱

「自然界の龍の体の一部に触れ、その龍の力を借りる事で自然を操る事ができるのだ。

赤雷やって見せるがいい。」

 

麗朱さんが赤雷さんにそう言うと赤雷さんの手から、いや拳から火が出たのだ。

赤雷

「これは空炎掌と言って炎龍の力を借りる事で空気中の酸素を急激に燃焼して炎と化す事が出来るんだ。」

 

赤雷さんはそう言うと手から炎を消す、手は火傷一つしていなかった。

 

麗朱

「この様に自然界の龍の力を借りて戦う事が出来るのが忍空の最大の特徴だ。

将玄君はまず風龍を使いこなすことからだ、他の龍達の力はそれから教えて行こう。」

 

俺は麗朱さん達に忍空の技を学びながら自分の身を守る忍術も教わった。

 

以前赤雷さんが使った変わり身の術、着ている服を残して素早く残像を相手に見せて身を守る幻身(うつせみ)の術。

空気の詰まった袋に木の葉を詰めて、それと一瞬にして入れ替わり葉がいきなり舞い散るの事で相手の注意を引く空舞葉を覚えた。

これは忍空を学んだ相手なら誰でも使いこなせる共通の忍技の一部で他にもたくさんあるそうだ。

 

そして一ヶ月が立ち、これが風龍に力を借りる事で繰り出せる忍空技の一つで手の掌に風を圧縮した空気の塊を作り相手にぶつける・・・その名を。

 

将玄

「空圧拳っ!」

 

グシャァァァァァ!!

 

よく時代劇で試し斬りに使われる藁人形に向かって空圧拳を繰り出し、藁人形を木端微塵に吹き飛ばした。

藍朓

「すごいな将玄、もう空圧拳をマスターしたのか。」

赤雷

「それに将玄君の子忍流最大空技である【足の素早さ】は士郎さん達の神速にこそ劣るが、残像を出せる位に速く動けるからな。」

麗朱

「2年前から赤雷達が基礎を徹底的に鍛えていたとはいえ、本格的に教え込んで一月、更に空圧拳を教えて1週間で此処まで使いこなすとはな。

将玄君なら今年中で風龍の力を自在に扱う事が出来る様に成れるやもしれん(そうなると将玄君が最年少で干支忍に成ると言う事か、早くても12歳だったのだがな)。」

将玄

「麗朱さんどうですか今の空圧拳は?」

麗朱

「うむよかろう、空圧拳の伝授はこれにて終了だ。次回からは本格的に技の伝授していくからな、本日はこれにて終了だ(もし将玄が干支忍最大のあの試練を成し遂げたなら、アレ(・・)を託しても良いかもな)。」

将玄

「っはい!分かりました。」

 

俺は忍空を会得できる事に内心とても喜んでいた。

赤雷

「将玄君今日はもう遅いからここまでだな、明日は始業式だろ。」

将玄

「はい、今日も有難う御座いました。」

 

日が大分傾いており、もう夕方になっていた。俺は取り立ての野菜を持参したリュックサックに入れて背負った。

赤雷

「ところで将玄君、ずっと気になっていたんだがそのリュック何時も背負っているけど何か入っているのかい?」

将玄

「この中身はカメラと写真を収めたアルバムです。見ますか?」

 

そう言うと俺はリュックの中からアルバムを取り出し麗朱さん達に見せた。

麗朱

「ほう、綺麗に撮れてるな将玄君が撮ったのかい?」

将玄

「はい、大体はそうです。」

藍朓

「ブブッこれ絵を描いててそのまま居眠りしてる赤雷じゃねぇかよ。しかも鼻ちょうちんに器用に筆握ったままキャンパスに絵塗りの途中の写真かよ。」

赤雷

「人の事笑えないぞ、コッチは黄純の時におやっさんの店のテーブルぶっ壊して罰として1ヶ月翠屋で働いてた写真だぞ。執事服で。」

 

実は藍朓さんおやっさんに弁償代を払う為にCOLで働くと言ったのだが、おやっさんの店では昔の藍朓さんの不良時代を知っている人たちが結構多く来るため客にも藍朓にも居心地が悪かろうと、士郎さんに頼んでウェイターとしてバイトを初めたのだが桃子さんのアイディアによって執事服を着てバイトをしたのだ(当初は接客は引きつった笑顔で今一つだったのだが、その翌日には自然な笑顔でせっせと接客してたのには驚いた。後に藍朓さん曰く桃子さんの笑顔でのO☆HA☆NA☆SHIが二度と嫌だったから必死で体に叩きこんだと遠い目をしていた)。

その結果藍朓さん目当てで来る女性客が増えて売り上げが15%UPしたと大喜びしたとの事。

 

ふと視線を感じる所に顔を向けると犬が二本足でコッチに歩いて来た、腕を組んだ状態で。

 

???

「将玄もうかえるのか?偶にはゆっくりしていけよ。」

将玄

「ワルいポチ、次は一緒に遊べるように時間つくるからまた今度な。」

 

今俺に話しかけたのは、この道場の番犬(ポチ)だ。なんでも忍空が出来てから代々この土地を守り続けている番犬の子孫で先祖の代から鍛えられた為かポチの爺さんの代で言葉を話せるようになったといってる(最初に会った時はリアルデ〇ズ〇ーでビビったのは内緒)。

今では数少ない男の友人・・・否〝漢〟の友犬。大の仲良しで俺個人は親友と思っている。

ポチ

「そうか、それじゃあ今度な。そうだ最近折り紙に凝っていてな、お前の顔に似せたヤツを作ったからお守り代わりにやるよ。」

 

そう言って器用に指に挟んでいた折り紙を俺に渡してくれた、結構良く出来ている。

将玄

「ありがとなポチ。」

ポチ

「またな。」

 

そう言うとこれまた器用に右前足を伸ばして肉球を突き出した。

将玄

「肉球(プ二ッ)」

そう呟いて右人差し指で肉球の感触を確かめた、これが俺とポチの握手がわりの挨拶だ。

藍朓

「またな将玄、学校サボるんじゃねぇぞ。」

将玄

「サボりませんよ!」

麗朱

「藍朓じゃないのだ、将玄君がそんな事するわけないだろう。」

藍朓

「いけね、藪蛇だったぜ。」

 

藍朓さんが麗朱さんにツっこまれていた。まあ藍朓さんが不良だった話を聞いていたから大体予想がつくけど。

 

将玄

「それじゃ、またご指導お願いします。」

藍朓

「気をつけて帰れよ」

麗朱

「将玄君、今度来る時は藤兵衛も連れて来てくれ。久しぶりに一緒に酒が飲みたいからな。」

将玄

「はい、おやっさんに必ず伝えます。」

 

最後にさようならと言って俺は道場を後にした。俺はこの時、明日も平和な一日が当たり前にやって来るって思っていた。

曲がり角を曲がったと同時に世界から消えて自分の運命が大きく動き出すなんて夢にも思って無かった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後ろでその様子を見てた物たちが3人いた。

正確には1人と2人の異形者または怪人と呼ばれる物達がいた。人間の方はまるで変身魔法を使用した時の将玄にそっくりの人物だった。

 

将玄に似た青年

「・・・・・実際に見て改めて思った。あれが始まりで必然だったんだって。

・・10年・・・か、言葉にすると短いが、生きてみると自分が色々変わった所がいっぱいあるもんだな。」

???

「ここが、マサハルの故郷の世界なのか? 俺がいた世界に比べて土や風がとってもいい香りがするぞ。」

???

「おまけに海の香りもするぞ~。自然が活き活きしてるのがわかるぞ~。」

将玄?

「ああ、此処が俺の生まれた世界で10年前の俺が居た時代だよモグラ、クジラ。

さぁ早く士郎さんと忍さんに麗朱さん達とおやっさん、あと桑原先生にも連絡してさっきの(俺が消えた)映像と事情を説明をしないといけないからな、あとモグラとクジラの住む場所を提供して貰わないと。」

モグラ

「大丈夫なのかマサハル?」

クジラ

「俺達は見ての通りの姿だぞ?」

 

不安そうな顔で将玄を見る二人、共に色んな世界を回って優しく受け入れてくれる者、激しく拒絶し迫害する者の2種類の人種がいたからだ。

将玄

「あの人達なら大丈夫さ、見た目や過去に悪事を働いたからって差別をする人たちじゃないよ(リニスさんにも事情を話して協力して貰わないとな)。

それとこの10年で書き上げたアマゾンから鎧武のライダー小説と俺が実際に体験してきた世界の物語の小説を出版できないか交渉しないとな。」

 

俺は携帯で麗朱さん達に連絡を取り、モグラとクジラを家の中に入れて皆が来るのを待ちながらこれからの事を考えていた。

この世界に降り注ぐ災厄からどうやって戦い抜けるかを。




やっと話を進めきれたepion-mk5です。
あと1~2話位で原作開始できればなぁって考えています。
では2015年も宜しくお願いします。
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