Diavolo Bianco   作:Artisan

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Episode.32 バーサーカー【後編】

アート「うらぁぁぁ!!」

 

広く、蠟燭の火だけが灯りとなっている部屋。

そこで、俺とボスの叫び声、そして、剣の打ち合う音が響いている。

何とかソードスキルを放つが、5連撃中、2撃は止められる。

 

 

「グルァァァ!!」

 

 

アート「フ━━━━ッ!!」

 

迫りくる岩剣を己の得物で受け流す。

いや、正確にはパリィをしているんだけど。

 

 

「ガ、ァァァ!!」

 

 

アート「のわぁ!?」

 

コイツには効かない。

いや、最初の辺りは効いてたんだけど.....

何かアイツ、()()()()()()気がするんだよね。HPバーが減っていく度に。

恐らく、アイツの能力的なものかな。それで考えると、今で七本削れたから.....

.....ん? 元の身体能力+7?.....マジでヤバい。

 

 

アート「く、ら、えぇぇぇぇ!!」

 

苦し紛れにソードスキル発動。

ユウキ達を助けた時に使ったスキルだ。

 

 

 

“■■■5連撃SS 烈風”

 

 

 

五つの光は風刃となり、その巨体へと斬り裂く。

しかし、敵は本能のままにそれを落としていく。

 

 

アート「.....終わらねぇ、よ!!」

 

但し、それで終わるとは言ってない。

俺は、無理矢理だが【コネクティング】を起動した。

 

 

 

“コネクティング ■■■6連撃SS 暁光”

 

 

 

「ガァァァ!?」

 

流石にそれは予想外だったようだ。

六つの閃光は六芒星の頂点を描くように穿つ。

.....が。

 

 

「ガ、ルァァァ!!」

 

それでも尚、倒れない。

流石はヘラクレス。

全て打ち落とし、俺に剣を振りかざしてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、気付かなかったのだろう。

 

 

アート「誰が終わりと.....言ったんだ!?」

 

 

「 !? 」

 

 

 

“コネクティング ■■■7連撃SS 叢雲”

 

 

 

━━━計、18発。

その合わされた威力は短時間であるが、ヘラクレスに放たれた。

 

 

「グガァァァ!?」

 

無論、それは耐える事など、出来る筈がない。

筋肉が引き締まったその身体に、無数の傷が刻まれていく。

これで、優勢になった。そう思った俺は敵へと迫った。

......が。

 

 

 

「グォォォォ!!」

 

━━━恐らく、最後のソードスキル。

そう思える程に威圧感が凄まじかった。

 

 

 

“両手剣9連撃SS ナインライブス”

 

 

 

岩剣が赤黒いエネルギーに包まれる。

アレは受けたらヤバい。本能で感じた俺は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アート「■■■■■━━━━ッ!!」

 

声にならない叫び声を上げながら、アレと同等に思えるスキルを放つ。

......単純なソードスキルでは勝てない。だからこそ━━━━

 

 

 

“超重単発SS 神薙”

 

 

 

近付けてはダメだ。

白い光を放つ刀はそのまま閃光と成り果てる。

 

 

「ガルァァァァ!!」

 

敵は再度吠えた。

そのまま白と黒の鍔迫り合いになる。

その決着は━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アート「ウラァァァ!!!」

 

━━━━アートだった。

全ての力を振り絞り、無理矢理前に進む。

その結果、ヘラクレスは白い光に飲み込まれ、ポリゴン体となった。

 

 

アート「.....はっ.....疲れた.....」

 

彼は一気に迫った疲労に負けて、座り込む。

当たり前だ。NPCとはいえ、あの大英雄と戦い、打ち勝ったのだから。

と、その時だった。目の前から()()()()()()()()に気づいたのは。

その人物は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石だな。.....だが、やはりユニークスキルを使えないのが、此処の痛い所だな。」

 

 

アート「アンタは.....!?」

 

━━━━SAOの創設者にて、その身を仮想世界へ捧げた男。

そして、今も生ける伝説として名を連ねている。

茅場晶彦。それがその人物の名だった。

 

 

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