投稿頻度遅れるっす。
ごめんなさいっす。
そして、書き方変えたっす。
嫌なら言ってくださいっす。
「やはり、此処は綺麗だね。君はどう思う?」
「.....俺も同感だよ。」
アートとヘラクレスが戦っていたボス部屋。
その先にあった扉を潜った場所に、二人は居た。
風景は空中に見えない足場があるような状態だ。
「.....で、何の用だ、茅場さん。」
待ちきれなくなったのか、彼に問う。
対する茅場は、何食わぬ顔でこう返した。
「.....
「ッ.....」
そう言われたアートは一瞬だけ、身体を震わせた。
そして、何かを決心したかと思うと━━
「.....これで、良いかな。」
━━被っていたローブを取った。
茅場の目に映し出されたのは少しボサボサになった髪の毛に、何処かあどけなさを残す童顔。
「.....やっぱり、そのままコンバートしていたのか。」
「ああ。
悲しげな表情を浮かべながら話すアート。
その顔を見た彼は、漸く無表情を崩して、微笑みかけた。
「.....色々聞きたい事があるが、それは別の機会にでも話そうか。.....私が聞きたいのは一つ。あの娘達に
その言葉は他の者が聞いても分からないだろう。
当たり前だ。この情報はアートと他数名しか知らない。電子体である茅場だからこそ出来た技だ。
「.....ああ。アイツらとは触れられない。この血に塗れた手では、な。」
アートは先程の表情とは打って変わり、真剣だ。
この事項はもう、曲げられない。それは彼が一番知っている事だからだ。
「まだそんな事を言っているのか。それは約束と矛盾してしまうのではないか?」
「そうかもな。.....それでも、俺には出来ない。」
「.....そうか。まぁ、答えはそれとして聞いておこう。」
何かが狂っているような答えに茅場は静かに頷く。
その返しにアートは少し俯く。.....それに気付いているように。
「.....はぁ。全く、君は━━」
言葉を紡ぎながらアートに近寄る。
そして、そのまま━━
「━━そんな状態で大丈夫かい?」
「ッ!!」
━━頭を撫でた。
その姿はデスゲームを作った者ではなく、一人の兄として映っていた。
「.....ホントはまだ話していたいが.....此方も忙しいからね。そろそろ行くよ。」
しかし、それも一瞬。すぐに元の『茅場 晶彦』に戻り、別れを促す。
「それじゃ、元気で。」
そうして、茅場はポリゴンの結晶になり、何処かへ去った。
それを見たアートはこう呟いた。
「.....俺は大丈夫だよ、
そして、翌日。
ラン達の耳に、アートの容態が急変した、と聞かされた。
茅場のキャラ崩壊が激しい.....