Diavolo Bianco   作:Artisan

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ああ.....どれも完結してないのに、新しい小説を考えちゃってるよ.....
.....大丈夫だ。貯めとけば問題無い.....筈。


Episode.36 運命は怖い

「は?キリトがウチでアルバイトしてる?」

そんな呆けたような声を出したのは勿論俺だ。

菊岡が聞き捨てならない事を言ったので、もう一度確認した。

「うん。まぁ、此処じゃなくて六本木支部だけどね。」

「だから最近居なかったのかよ.....」

怒りはしないが、がくりと項垂れる。

正直、此処でやってたら俺は神の一撃ィ!(クリティカルジャッジメント)を決めていただろう。

「で、何やらせてるんだ?.....場合によってはただじゃ済まねぇけど。」

「三日間寝たきりにさせました。テヘッ☆」

「うし、殺す。」

「ノワァァァァァ!!?」

即刻その辺にあった分厚い本を片手に持った。

当たり前だ。というか.....

「お前、バカなの?絶対に怪しく思われてるじゃん!!」

「い、いや大丈夫.....な筈。」

「あ・ほ・か・!!」

ガンガン、と菊岡(阿呆)の頭を軽くぶつける。

ただでさえ、ロクでもないこの仕事を半端な気持ちでやらせるとはいい度胸だなぁ.....!

「.....まぁいい。軽い気持ちでしか見ていなかった俺も悪いからな。」

「ホ、ホンt「但し!」ひゃ、ひゃい!?」

「一つだけ、俺の質問に答えたら、の話だけどな。」

はぁ、と溜息を吐きながら、俺は再度椅子に座った。

菊岡も俺と対称に置いていた椅子に座る。

「.....何か、俺の事で話してたか?」

「!!.....心配性だねぇ。」

「うっせ。別に良いだろ。」

「ハイハイ。.....うん。言ってたよ。『かけがえのない人を失った。』って。

随分と悲しそうだったのを覚えてるね。」

「.....そうか。」

気付かれないように手を握り締める。

.....予想はしていたけど、まさかここまで胸が苦しくなるとは。

「.....やっぱり、一緒に居た方が━━」

「それは余計なお世話だ。そもそも腹を括れていない俺が悪い。アンタは気にしなくていいよ。」

「.....そうかい。ま、時間はまだまだあるんだ。それに、決めるのは君だからね。」

その言葉は、俺の心を突き刺す。

気遣いのつもりなんだろうが、俺にとっては逆効果でしかない。

「.....仕事やるか。」

俺はこの気持ちを誤魔化すように仕事に取り掛かった。

 

 

 

 

 

「キリトさんが、怪しいバイトをしている?」

一方、彼女達視点では。

エギルが経営するカフェ━━『ダイシー・カフェ』で何人かの面子が集合していた。

「そんなに怪しくはないけどな。」

カフェラテを飲みながらキリト.....いや、和人(かずと)は答える。

「でも、菊岡さんから頼まれた仕事なんでしょ?絶対ヤバいと思うんだけどなー.....」

むー、と嫌そうな顔をする彼女.....明日奈(あすな)は自分の簡単な意見を言った。

「明日奈の言う通りよ。あの人は、その.....正直言って胡散臭いからね。」

眼鏡を直しながら詩乃(しの)は明日奈に賛成する。

.....まぁ、彼がやってきた事は実際そうなのだから、自業自得としか言いようがない。

「しかも、仕事の内容が思い出せないんですよね?それは流石に.....」

苦笑いしながらラン.....藍子(あいこ)は危険を強調する。

因みにだが、スリーピングナイツの面々は全員が治り、今は人並みの生活を送っている。

「確かに胡散臭いけど.....それでも人の為になr」

「それとこれは別だと思うけど?」

「シノのんに同意。」

「シノンさんに同じく、です。」

「うっ.....」チラッ

「.....言っとくが、俺は介入するつもりはないからな。」

どうやら彼に仲間はいないようだ。

それを身を以って知った彼は誤魔化すように話題を変えた。

「そ、そういえば、ランはどうなんだ?」

「へ?私ですか?」

いきなり話を振られた事でキョトンと目を丸くする。

何の話題なのか分からずにいると彼が詳しく言った。

「ほら.....整理はついたのか、って。」

「あ.....」

その言葉で理解する。

言わずもがな、(アート)の事だ。

「.....皆心配してるんだよ。もう大丈夫なのかって。」

「.....ええ、もう大丈夫です。整理はつけました。

四の五の言ってるとアートさんに怒られちゃいますからね。」

「確かに、アイツなら言いそうね。」

「ホント、彼の事が好きだったんだねぇ?」

「ふぇ!?ち、違います!!.....いや、違わないんですけど.....うぅ.....」

揶揄われている事に気付かず、混乱してしまった。

そんな彼女を見てから、今日はそれでお開きとなるのだった。

 

だが、そんな幸せそうな日常もすぐに壊されてしまう。

それは、この事後、キリトが襲われて意識不明となった事で思い知らされるのだった。




次回は.....頑張って二話投稿しようかと。
水曜日に投稿するんでー。よろしくね!
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