「.....」
どうも皆さま、剣匠で御座います。
.....え?何で敬語なんだって?何と無くだよ、何と無く。
そして、今目の前で起こっている事を話そうか。
ベッドとVR機器が合体したような機械.....【STL】で眠っている人物。
彼━━
.....はっきり言おう。
「.....何で、こうなった?」
「.....誰が、連れてきたのかな?」
「絶対に、お前だろッ!!」
「ギャフン!!」
奴の頭にチョップを喰らわせる。
頭を抱えながら転がっているが、悪い事はしていない。断言する。
「全く.....周りの人達には伝えたんだろうな?」
「う、うん。親御さん達には伝えたよ。」
「そうか。明日奈達にも?」
「あ.....」
「.....え?」
おいちょっと待て。その反応はもしかして.....
「伝えてない、のか?」
「.....YES.」
「フンッ!!」
「ヘブラッ!?」
“体術単発OSS 正拳突き”を喰らわせる。悪い事h(ry
「馬鹿なんじゃねぇの!?絶対此処来るだろ!?」
「い、いや、そんな事はないよ!!此処は関係者以外来れないし.....」
「.....確か、午後から
「え、そ、そうだけど.....それが、何かあるのかい?」
「馬鹿。明日奈達と凛子さんは面識あるんだぞ。絶対それに乗っかって来る!」
「成程.....ん?じゃあショウ君はどうするの?」
「俺は変装でもするさ。凛子さんとは知り合いだからな。」
あの人は絶対に「あ、ショウ君だ!!元気だった!?」とか言って即効バラすだろう。
それだけは避けないといけない。.....なんかバレそうな気がするのは気のせいだろうか?
「.....取り敢えず、俺は着替えてくるから。ちゃんと仕事しとけよ!!」
そう言って俺は白衣をロッカーに入れてから、自室に向かった。
.....その後ろで、菊岡が微笑んでいた事も知らずに。
「.....ショウ君や、それは如何なものかと.....」
「うっせぇ!これしか無かったんだよ!これしか!!」
着替えた。着替えたんだが、何故これしか無かったのかと言いたくなる。
今の俺は黄土色で足首まであるコートを着ている。つまるところ.....
「一回、『勝利の法則は決まった!』って言ってもらっていいっスか?」
「ノリに乗んなぁぁぁぁ!!」
━━桐生戦兎である。ホントに何でこうなったんだ.....
「.....やっぱ、さっきの服で良いや。」
「ダメだよ!もうそろそろ来るから、その姿で接待し.....フフッ。」
「おい今笑ったよなぁ!?絶対普段の仕返しだろ!?」
「YES!」
「あぁぁぁぁぁぁ!!!」
叫ぶしかない。こんな所で仕返しをしてくるとは、誰が予想出来ただろうか。
.....ん?さっき菊岡が笑ってたって?.....後で憂さ晴らしに作者を叩こうか。(いやぁぁぁぁ!?by作者)
「!.....どうやら来たみたいだね。取り敢えず座っとこうか。」
「うむ。さぁ受け入れろ、ショウ。」
「了解.....」
愚痴愚痴言うのもアレなので、渋々椅子に座った。
そのままパソコンを弄るフリ.....ゲフンゲフン、パソコンを打つ。
そして、ちょっとしてから.....
ガシュン!
「あら、久し振りね。菊岡君。」
扉が開いて凛子さんと
「(.....二人?てっきり、明日奈だけかと思ったが.....)」
「ええ、お久し振りですね。.....して、其方の二人は?」
「ああ、この二人は私の助手の.....」
「もう演技は大丈夫ですよ、神代先生。」
突然、その内の一人が声をあげる。
その発言に凛子さんはやれやれ、という手振りをしている。
「ええ。此処まで来れば充分です。」
そう言って、
「単刀直入に言います。キリト君は何処です?」
「貴方達が匿っている事は分かってるんです。白状してくださいな。」
彼女達━━明日奈と藍子は菊岡を睨みつける。
この時の俺の心情は複雑な物でいっぱいだったのは言うまでもないだろう。
次回のDiavolo Biancoは.....
明日菜だけでなく藍子も来てしまう、という予想外の事態に!
剣匠はどうなってしまうのか!!
次回、『剣匠死す』、デュエルスタンバイ!