Diavolo Bianco   作:Artisan

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疲れた.....俺はもう寝るよ.....(書いた時の時間=Episode.39を投稿した後)


Episode.40 動き出す、運命の歯車(ファンキーマッチ!)

「.....終わった.....んんー.....!!」

薄暗い、しかし日が昇り始めつつある朝。

机に向かってカタタ、と打ち込んだ俺はようやく終わった事に背伸びをして労っていた。

「しっかし、まさかここになって()()()()とはな。」

パソコンに映っているデータをよそに、俺は独り言を呟いた。

超高性能AI、『A.L.I.C.E』を持つ者が現れた。

名は【ユージオ】。どうやら、内部では黒ずくめ野郎の親友的存在だったようだ。

「.....ん、終わったか。じゃあ、これをこうして.....」

バックアップ.....いや、保護システムの準備が完了。

そして俺はエンターキーを押して、椅子に座り込んだ。

「.....徹夜してたのか。」

今になってようやく外の景色に気付いた。

やっと寝れる。と思っていたらまさかの徹夜って.....経験した人多くない?

「ふぁ~.....アレ、もう起きてたの?」

すると、菊岡が欠伸を吐きながら出て来る。

「いや、徹夜してたんだよ。少しやる事があったんでな。」

「絶対少しじゃないでしょ.....あ、お茶かコーヒー、どっちがいい?」

「コーヒー。砂糖少なめで。」

「砂糖少なめ、か。了解。」

何気ない日常の会話を紡ぐ。

.....今思ったが、コイツと二人で話すのは初めてかもしれない。

「ふぅ.....朝のコーヒーはいいねぇ。」

「同感だ。」

「.....ショウ君、少し寝てきたら?凄く眠そうな顔してるよ?」

「いや、大丈夫だ。このぐらいの事は慣れてる。

それに、俺が居ないと話にならないだろ?」

「.....否定出来ないのが悔しいね。」

悔しがる必要は無いさ、と苦笑いする。

実際彼の顔にも冗談の笑みしか浮かべていない。

「.....今更だけど、こうして二人で話すのは初めてだねぇ。」

「.....さっき、同じ事考えたんだけど。」

「あ、そうなの?」

そう言って二人同時に笑う。

.....こういう時間も偶には良いかもな。

「.....さて、一つ聞きたい事があるんだけど。」

「ん、なんだ?」

 

「何を悩んでるんだい?」

「!.....なんでバレてんのかねぇ.....?」

まさか、心の内を見透かされてるとは驚きだ。

誤魔化しても無駄だと思った俺は、素直に悩みを話した。

「.....心の何処かで、アイツら(ラン達)の所に戻りたい、って思ってる自分が居るんだ。」

「.....」

「バカげた話だとは自覚している。こんな()()()の自分が戻りたいなんて.....だけど、それでもあの日常が輝いていたように思えてくるんだ。」

「.....」

「なぁ菊岡。俺はどうすれば良いんだろうな?俺にその答えを教えてくれよ。」

此処に来てずっと悩んでいた事を一通り打ち明けた。

それに菊岡は.....

 

「別に、戻ってもいいんじゃない?」

「.....へ?」

予想だにしなかった言葉が返ってきた。

俺が疑問に思っていると、菊岡はそのまま意見を言った。

「人間っていうのは心の動きには逆らえないものさ。なら、それのままに動けばいい。

帰りたいなら、帰れば良い。傍に居たいなら、傍に居ればいい。これが僕の意見さ。」

「.....だけど.....」

「.....まだ迷ってるのかい。

なら君が作った()()()()()()()は、何の為に作ったんだい?」

「!!.....それは。」

「あれはもしもの.....皆が危険に陥った時に助けにいけるよう、作ったものの筈だ。

なら君も自覚してるんだよ。彼等の所に帰るのが一番いいって。」

「.....そう、か。.....うん、色々吹っ切れた気がするよ。有難うな。」

「いえいえ。逆に、感謝するのはこちらの方だからね。」

そうやって自分の仕事を始める為に、菊岡は着替えに行った。

俺は、その背中が広いように感じていた。

 

そして、菊岡が言った言葉は俺の思い.....心意を押し通す言葉になる事を実感する。

それは、今日の昼頃.....テロリスト達が侵入してきた時だった。

 




今更ですが、この小説は基本的にショウ視点で進めていきます。

なので、アドミニストレーター戦などは出ません。
期待していた方、申し訳ありません。
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