Diavolo Bianco   作:Artisan

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Episode.41 襲来

「クソッ.....!!!」

青年の怒号が響き渡る。

施設内ではアラーム音が途切れることなく、鳴り続けていた。

理由は言わずもがな。テロリストがオーシャンタートルに侵入してきたのである。

こんな事は今までで初めて。しかも既に侵入されているというのだから大騒ぎだ。

「.....ダメです!エリアA6、占拠されました!後退します!!」

「エリアA7で持ち応えるんだ!!」

護衛兵が訴えるように言う。

それに菊岡は冷や汗を掻きながらも、即座に命令した。

「.....ッ!?き、菊岡さん!!内部から応答ですッ!!彼です、桐ケ谷君です!!」

「な.....響也君ッ!!」

「分かってますッ!!」

まさかの内部からの応答に菊岡は一瞬狼狽える。

しかし、すぐに正気に戻り、響也に任せた。

「キリト君!僕は此処のスタッフの東雲 響也です!応答出来ますか!?」

『シノノメ.....?何があったか知らないけど、アンタ達がやった事は.....っ!」

「っ.....その話は後で聞く!今其処に、【アリス】という少女は居るか!?」

『アリス.....?ああ、彼女なら此処に.....』

「よし.....なら其処から《ワールド・エンド・オールター》という場所を目指してくれ!

場所は今から説明するから、よく聞いて.....」

指示する場所を細かく、しかし簡素に伝える。

が、それも束の間。

 

「.....不味い!奴ら、主電源ラインの切断を開始した模様ッ!!」

「んなっ!?それはヤバいっスよ!?」

反応したのは菊岡でも響也でもなく、比嘉だった。

「今切られたら、キリト君のSTLに過電流が.....彼の心に、大きなダメージを与えちまいます!!」

「なんだと!?だが、STLには厳重なプロテクトが何重にも.....」

「全部切ってるんですよ!!治療中なんだから!!」

キーボードを器用に打ちながら答える比嘉。

数秒の沈黙を破ったのは、響也だった。

「兎に角、ロック作業は僕がやります!菊岡さんは明日奈さん達の非難を!!」

『.....アスナ?おい、今其処にはアスナが━━』

その言葉は最後まで紡がれなかった。

いや、厳密には遮られたと言うべきか。

「畜生.....電源、切れます!スクリュー停止、皆さん衝撃に備えて!!」

その言葉が言われた瞬間、大きく場が揺れる。

それと同時に内部からの通信も途絶えた。

.....しばらくして揺れが収まり、全員が顔を上げる。

「.....収まったか。よし、兎に角退避する!!護衛兵は明日奈くんと神代先生を護衛しろ!!」

どうこうしている内にも、敵は攻めてくる。

そう考えた菊岡達は、迅速に行動を起こした。




駆け足感あるなぁ.....
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