Diavolo Bianco   作:Artisan

5 / 60
パート2なり。
もう完結したから投稿しないと思ってた?

フッフッフ。まだコラボストーリーがあるお陰で投稿できるのさ!
.....終わったらマジで完結だけど。


Episode.Specialー2 勘違い

「ハァァァァ!?オレンジプレイヤー!?」

何とも大げさ.....とは言えない絶叫...絶叫?が響き渡る。

叫んだ彼──残念ながらまだ名は聞いていない──は、告げられたまさかの展開に混乱している。

「.....まさかとは思ったが、ホントに勘違いだったとは.....」

アートはガックリと項垂れる。

一体、何分を無益な戦いに費やしてしまったのだろうか。本当に無益過ぎた。

「うっ.....悪かった...」

「え?ああ、別に大丈夫だよ。お前こそ大丈夫か?」

まぁ、それは先程の事(オレンジ狩り)が終わっていなければの話だが。

しかし、これが起きたのもそれが原因なのでとやかく言えないのが苦しい。

「俺は大丈夫だけど.....何か気が済まないな。俺に飯でも奢らせてくれ」

「いや、それは気まずいからいいよ」

「でも.....」

この瞬間、アートは直感した。

コイツ、意外と面倒くさいキャラなんだ、と。

瞬時に悟ったアートは少しの間沈黙し、溜息を吐いてから答えた。

「.....はぁ。分かったよ。んじゃ、行こうか」

「!.....ああ!」

彼が折れてくれたことにより、パァァァと顔を輝かせる少年。

二度とこんな奴には関わらまい、とアートが決めた瞬間でもある。

.....まぁ、後に似たような奴(キリト)と出会い、更には記憶を消失した状態で再会する事になるのだが、それは本編とあちらの作品を見ていただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ.....お前、攻略組なのか」

時間と場所は変わって、あるレストランにて。

豪華.....とは言えないものの、普段よりは贅沢な食事を野郎二人で取っていた。

「ああ。.....ま、相棒と一緒に二人でやってるんだけどな」

彼──名前はArusu(アルス)と言うらしい──は苦笑交じりにそう答えた。

話によると、その相棒って奴と一緒に攻略組の一員を成しているんだとか。

「ふーん.....んで、そんな攻略組のお前が、こんな所に何しに来たんだ?」

「うぐっ.....」

何だその、如何にも『はい、何かあります』と言っているような詰まり方は。

アートが若干顔を引きつらせている間に、アルスはポツリポツリと話し始めた。

「.....俺、此処にあるクエストを受けに来たんだ。...自分の見解だけど、俺ってあんまり活躍できてなさそうに思えてな。だから、此処の層に来たんだ」

「.....!」

━━何とも、重要な話だった。

自分を強くしたい、または他人を助けてやれる強さが欲しい。

その今にも壊れそうな姿は、嫌でも昔の自分を思い出させることになって━━

 

「ッ.....」

「?.....アート?」

思わず顔を顰めてしまった。

余程の表情をしていたのか、アルスに心配されてしまう。

「...いや、なんでもない。それよりさ、そのクエスト.....俺も手伝ってやるよ」

「え....良いのか!?」

ガタッと身を乗り出すアルス。

それを苦笑と共に答えた。

「ああ。乗りかかった船だしな。つー事で、これからよろしくな」

「おう!」

━━此処に固い握手が結ばれた。

その経験が、アルスに大きな影響を及ぼすのは、目に見えていた。

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