俺は朝起きたら、シルフィとロキシーとエリスに挨拶して、鍛えに行くのが日課になっていた。
その日も、いつも通り支度をして、鍛えに行こうとしていたけれど、ふと部屋の隅を見ると、使わないでしばらく放置していた
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空き地に向かう途中、何処からか
「……イレット……ス・グレイラット……ルーデウス・グレイラット」
と、俺を呼ぶ男の声が聞こえた。立ち止まって周りを見渡してみたが、誰もいない。するとまた、
「…おい、まさか20年前から使っている相棒の事忘れるなんて事無いよな?」
と、さっきより大きな声が聞こえた。俺はまた周りを見渡してみたが、やっぱり誰もいない。
「今まで散々鈍感なところ見てきたが、さすがにこれほど鈍感とは思ってなかったぜ。正解は俺だぜ。今お前が手に持っている杖、
俺は耳を疑った。突然
かなり今までのイメージと違うし、だいたいこの杖だって使いはじめて、約20年だ。お伽噺で出てきたのは、100年以上使われた道具だ。だが、あくまでそれは日本での話だ。ここは異世界。それもかなりファンタジーな世界だ。それにこいつが“つくも”じゃないかもしれない。とりあえず、こいつについては、現状維持でおいておこう。俺はまた歩き出した。
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いつもの空き地についた。いつも通り筋トレしたあと、魔術の訓練をした。とりあえず岩砲弾を一発放ってみる。あまり魔力を込めてないのに、かなりの威力だった。もしかして、と思い
「ああ、それは多分俺がこの杖に宿ってる副効果だと思うぜ。恩恵って奴だろうな。今までと同じ威力にすると、魔力消費が減り、今までと同じ魔力を込めると、威力が増すって感じだろうな。他の道具に俺みたいなやつを宿らせるには、この杖と同じくらいの価値の道具ならすぐに宿るだろうな。初心者用とかだと50年は掛かるんじゃないか?」
マジか。この“つくも”もどきにそんな力があったなんて。
なんだかんだ、訓練して帰路についた。
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シルフィ達にこの事を話すと、
「そっか。じゃあボクの杖にはまだ宿らないか。まぁ、ルディよかったじゃん。ヒトガミの使徒と戦うことになってもこれなら有利だしね。」
「うぅ私の杖は使いはじめて40年以上なのにどうして宿らないのでしょうか…。」
「ルディ、それは杖だけなの?私の魔剣にもさっさと宿りなさいよ‼」
と、個々の反応だった。これから戦闘しやすくなったしひとまずはこいつと仲良くなんないとなぁと思った。
後日談的なやつ
シルフィ「ボクの杖も喋りだしたよ‼じゃなくて、宿ったよ‼」
ロキシー「私の杖はまだみたいですね。」
エリス「さっさと宿りなさいよ‼このポンコツ魔剣‼」