戦姫絶唱シンフォギアW.Y   作:マルドゥーク

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第一話 交わる世界

 

 

◆『魔法少女事変』からしばらくの時が過ぎた。

 キャロルとの最終決戦で崩壊した東京都心の復興もかなり目途がたってきた。

 

 そんな中、立花響たちシンフォギア奏者は、超常災害対策機動部タスクフォース(S.O.N.G)の本部に集まっていた。

 といっても何かあったわけではなく、立花響、暁切歌、月読調のための夏休みの宿題回のためだった。

 なぜ本部でしているかというと、何かあったらすぐに動けるようにするためだ。

 

 

響 「あぅー・・・宿題が終わらないよ~」

 

切歌 「まったくデス、宿題が多すぎるデス!」

 

調 「切ちゃん、文句言ってても終わらないよ。」

 

クリス 「まったくだ。バカはバカ(響)だけで十分だ。」

 

 

 クリスは響を指さしながら言った。

 

 

響 「クリスちゃんがヒドい!」

 

未来 「クリスの言うとおりでしょ。」

 

響 「未来まで!」

 

 

 響は半泣きになっていた。

 

 

マリア 「はいはい、騒がない。宿題をするんでしょ。」

 

翼 「宿題が片付かなくても知らないからな。」

 

響・切歌・調 「「「はーい(デス)」」」

 

 

 響たちは渋々と宿題を再開したが、苦戦していた。

 

 

弦十郎 「相変わらず騒がしいな。」

 

エルフナイン 「そうですね、でも皆さん頑張っていますし、ボクも頑張ってウェル博士が残したチップの解析を急がないと。」

 

 

 エルフナインが響たちの頑張る姿を見て気合いを入れ直した時だった。

 けたたましい非常ベルの音とともに白い煙が本部内を満たした。

 

 

弦十郎 「何事だ!」

 

友里 「わかりません。正体不明の白い煙のせいで状況が確認できません!」

 

 

 友里が弦十郎の問いに答えた直後、煙が薄れ、煙の中から人影が二体現れた。

 

 

?? 「あなた方が神樹様に選ばれた勇者たちですね。」

 

 

 煙の中から現れた人影は、意味深いことを言ったのだった。

 

 

 

◆S.O.N.Gの本部に謎の陰が現れる少し前のこと・・・

 

 

巫女 「これは・・・一体・・・・・・。」

 

 

 巫女は目の前にある巨大な扉を見て驚きを隠しきれていなかった。なにせ神樹様の声を聞くことができる巫女ですら知らない扉であったものだからだ。

 

 

?? 「これは、異界の扉。扉を開いたものが望む世界に行くことができる。」

 

巫女 「そんなことが可能なのですか。ではなぜこの世界の住民を逃がすために使わなかったのですか。」

 

?? 「当然な疑問だね。答えは簡単、一度に扉をくぐることができるのは最大二十人まで。次に開くことができるのは扉をくぐった人が全員死んだ後。つまり、逃げるには適していないと言うことだ。」

 

 

 少女は少し寂しげな様子で言った。

 

 

巫女 「では、異世界に行った私たちはどうなるのですか。」

 

?? 「それについては大丈夫。帰ってくるだけならいつでも可能だよ。また、異世界からの客人が帰るのもね。」

 

巫女 「何というか、ご都合主義ですね。」

 

?? 「神樹様が作った扉だからね。そこは神樹様の恵みだと思えばいい。」

 

 

 巫女が呆れたように感想を言うと、少女は神樹様を敬えと言わんばかりに言い返した。

 

 

?? 「さて、説明はこの辺にしてそろそろ行くか。」

 

巫女 「そうですね。時間も無いことだし行きましょう。」

 

 

 そうして二人は扉を開いたのであった。『自分たちの助けになってくれる人たちがいる世界へ』と念じながら。

 

 

 

◆場所は戻りS.O.N.G本部にて

 

 

?? 「・・・といった感じでやってきました。」

 

 

 煙の中から現れた少女たちはここにきた方法を語って見せた。

 一人は長い黒髪に典型的な巫女装束を着ていた。もう一人は紫色の長い髪を後ろで束ね、中性の男性貴族が着ていそうな着物を着ていた。

 

 

弦十郎 「異世界だとぉ。」

 

エルフナイン 「確かに錬金術師たちの間で異世界の存在は噂されていましたが、本当にあるとは・・・。」

 

 

 みんなが少女たちの話を聞いて呆然としている中、一人能転気とも言える響は先ほどから聞きたかったことを聞いてたみた。

 

 

響 「何しにこの世界に来たのか聞きたいことはいっぱいあるんだけど、とりあえずこれだけは聞かせて。」

 

?? 「何を?」

 

響 「あなたたちの名前。」

 

 

 響に名前を聞かれて少女は自分たちが名を名乗っていないことに気がついた。

 

 

?? 「これはすまない、人としての礼儀を忘れていた。」

 

 

 少女は慌てて謝り、一呼吸おいて名乗った。

 

 

?? 「ボクの名は八神紫怨、十四歳。神樹様を奉る大赦の最高責任者、八神家の当主です。」

 

巫女 「私は上里ひなた、十八歳。紫怨様のお世話係をしています。ちなみに名前はご先祖様から頂いたものです。」  

 

 

 

 




切歌 「調、何考えているのデスか。」

調 「切ちゃん、たいしたことないんだけどこの小説のタイトルの意味って何かなって」

切歌 「そんなの簡単デス。『鷲尾須美は勇者である』のW、『結城友奈は勇者である』のYデス。」

調 「おお。さすが切ちゃん、常識人。」

切歌 「これくらい当たり前デス。」

調 「でもしばらくは結城友奈編は関係ないんだよね。」

切歌 「それは言っちゃダメデス。」

調 「あと前回伏せ字だったところを伏せ字にしなかったのはクロス先を示してし・・・「調ストップ、ストップデース。」何するの切ちゃん。」

切歌 「それ以上は言っちゃダメデース。」

調 「納得できないけど、切ちゃんが言うなら・・・」

切歌・調 「次回をお楽しみに(デース)」
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