ウルトラマンオーブ SHIN GODZILLA SAGA   作:naogran

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クレナイ・ガイとアスカ・シンがこの東京に来て3日が経った。そこに、1つの通報が海上保安庁に舞い降りた。


第1章「いへん〜異変〜」

<東京湾横浜沖。同・羽田空港沖>

 

海保の無線『東京湾内羽田沖に、漂流中と思われるプレジャーボートを発見との通報あり。』

 

 

 

<海上保安庁・巡視艇『PC16 はまなみ』>

 

通信士「はまなみ了解。」

 

海保隊員A「漂流中と思われるプレジャーボートを確認。船体の損傷は認めず。船名『GLORY-MARU』。登録番号MJG-15041。所有者の照会を願う。漂流船に移乗した。」

 

羽田沖の海上に浮かぶ謎のプレジャーボートが漂流していた。海保隊員達は、そのプレジャーボートの中を調べる。

 

海保隊員B「すみません、誰か居ますか?」

 

海保隊員C「フライングデッキに人は居ません。」

 

海保隊員A「船内は無人の模様。遺留物あり。事件性は無さそうだが、海中転落の可能性あり。」

 

ボートの中にあったのは、折り鶴と1枚の封筒と1冊の本と地図とメガネ。更に黒い革靴までも残されていた。

 

海保隊員A「やはり無人だ。曳航準備に入る。」

 

するとその時。

 

 

 

”ドゴオオオオオオオオオン!!!”

 

 

 

突然の衝撃音が響き、海上に巨大な水飛沫が舞い上がった。

 

 

 

 

<東京湾アクアライン・アクアブリッジ 同・アクアトンネル(上り線)>

 

ここでも異常事態が起こった。突然亀裂が起こり、亀裂した箇所から、謎の赤い液体が降り始めた。

 

女性「えっ、何?」

 

男性「ちょちょちょ待て待て!!」

 

2人「うわああ!!」

 

この液体で、数台の車が巻き込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

このニュースを、ガイとアスカがホテルで観ていた。

 

ガイ「何が起こったんだ?」

 

アスカ「これは、調べてみる必要があるな。」

 

ガイ「これって、また新たな怪獣か宇宙人の仕業ですか?」

 

アスカ「それはまだ分からない。ガイ、行くぞ。」

 

ガイ「はい。」

 

2人は急いでホテルを出た。

 

 

 

 

 

 

<東京都千代田区 首相官邸>

 

この異常事態はここに送られた。

 

<首相官邸 5階内廊下>

 

志村「集約センターから第一報連絡です。アクアトンネル上り線で亀裂による浸水。詳細は不明ですが車両数台が巻き込まれた模様です。先程官邸連絡室が設置されました。緊参チームに参集指示が出ています。」

 

矢口「了解した。総理は?」

 

志村「到着予定まで28分あります。」

 

矢口「今情報が欲しい。下に降りよう。」

 

志村「はい。」

 

 

 

 

 

 

<羽田沖>

 

ここにガイとアスカが水蒸気煙を見に来た。

 

アスカ「あの水蒸気煙か。」

 

ガイ「海面が赤くなってますね。それにしても水蒸気煙が凄いですね。」

 

アスカ「あぁ、それに何だか温度が高く感じるな。」

 

ガイ「えぇ、それに何だか悪臭もしますね。」

 

 

 

 

 

 

<首相官邸・地下 危機管理センターオペレーションルーム>

 

危機管理要員「第一報確認します。発生日時8時30分頃、発生場所東京湾アクアライン。アクアトンネル上り線2,5キロポスト付近。発生状況としましては、トンネル天井部に亀裂が生じ浸水あり。車両数台が巻き込まれた模様。湾内発生中の水蒸気煙に、はまなみ海保隊員数名が巻き込まれた模様。」

 

<同・幹部会議室>

 

危機管理要員「アクアラインは上下線とも通行止め。湾内に三菅本部から注意喚起が出ています。」

 

矢口蘭堂(やぐちらんどう) 内閣官房副長官(政務担当)「郡山危機管理監、状況はどうなってますか?」

 

郡山肇(こおりやまはじめ) 内閣危機管理監「隧道事故案件は衝突事故発生を5件確認しています。」

 

矢口「崩落の原因は局地的な地震ですか?」

 

沖良郎(おきよしろう) 気象庁次長「現在本庁に問い合わせ中です。」

 

矢口「海上の噴火的事象との関連はどうですか?」

 

郡山「今は何とも、情報不足です。」

 

危機管理要員「海保のヘリテレ来ました。」

 

モニターに海保のヘリテレの映像が映し出された。海面が赤く沸騰し、巨大な水蒸気を上げていた。

 

志村祐介(しむらゆうすけ) 内閣官房副長官秘書官(防衛省)「やはり海底火山の噴火に見えますね。」

 

矢口「にしては違和感があるな。」

 

 

 

 

<東京湾 川崎人口島(風の塔)>

 

<海上保安庁 スーパーピューマ 225 MH691(いぬわし)

 

海保ヘリ通信員『こちら保安691。水蒸気は尚も噴出中。変色水が攪拌され、海中の状況を確認出来ません。』

 

 

 

 

郡山「状況が不可測だ。今後は複合的な初動対応が必要と思われる。官邸対策室に改組する。」

 

 

 

 

オペセン『官邸対策室への改組に伴い、消防庁災害対策本部・・・』

 

危機管理要員『三菅本部本部より連絡。湾内の航行船舶を入域制限。全域を無期限封鎖したとFAXで受診しました。』

 

危機管理要員『国交省より当該沿岸部に避難準備韓国を指示との連絡あり。』

 

 

 

 

 

 

<東京湾 木更津人口島(海ほたるパーキングエリア)>

 

避難指示が出された。都民や観光客達がスマホで撮影していた。

 

アナウンス『避難勧告が出ています。直ちにここから退避して下さい!』

 

警官『警察が誘導します。皆さん急いで乗車して木更津方面へ避難して下さい!』

 

この場所に、ある青年が居た。

 

青年「この地球にも、異変が起きたのか。」

 

 

 

<東京湾アクアライン・アクアトンネル(上り線)>

 

避難指示が出された。

 

係員A「浸水が続いています!」

 

男性A「うわぁ、車どうしたら良いんだ・・・?」

 

男性B「トンネル水浸しだ・・・」

 

係員A「頭打たないように気を付けて下さい!」

 

男性「凄え滑り台!」

 

 

 

<同・避難連絡用スロープ>

 

男性「うわあ!」

 

係員A「騒がないで!」

 

 

 

<同・床版下避難路>

 

係員B「1番避難口から救護所へ向かいます。」

 

係員C「歩ける方は・・・」

 

女性「もうヤダ足痛い・・・」

 

男性「凄えなこれ、スクープ映像って奴じゃね?」

 

避難路では、ビデオ撮影してる人、足が痛いと訴える人、興奮してパニック状態になってる人達が居た。すると次の瞬間。

 

 

 

”ドゴオオオオオオオオオン!”

 

 

 

男性「うわっ!」

 

突然謎の巨大な足音が響いた。

 

女性「えっ、何何何?何何?何の音?」

 

男性「上に何か居るんじゃないのか?」

 

 

 

 

同じ頃地上でも。

 

空港アナウンス『出発の飛行機は一旦・・・』

 

男性「ヤバいヤバい!」

 

 

 

 

そして海面に、謎の物体が少しだけ姿を表した。

 

女性A「えっ?な・・・何か分かんないけど怖い・・・」

 

女性B「何あれ?何あれ?」

 

男性「何か居る!」

 

 

 

 

この映像を、アスカも観ていた。

 

アスカ「これは何だ?」

 

ガイ「どうしたんですか?」

 

アスカ「ガイ、これ観てみろ。」

 

ネットの動画で撮られた謎の物体を観せる。

 

ガイ「これは・・・クジラですか?」

 

アスカ「いや、こんなに胴体の長いクジラは見た事もない。」

 

ガイ「メガロドンでもシロナガスクジラでもなさそうですね。やはりこの地球にも怪獣が居るんですか?」

 

アスカ「それも分からない。しばらく様子を見よう。」

 

 

 

 

 

 

<首相官邸地下 危機管理センター・幹部会議室前階段>

 

矢口が謎の物体を捉えたネット映像を観ていた。

 

志村「総理、戻られました!」

 

 

 

 

<再び同5階内廊下>

 

内閣総理大臣及び随行者一同

 

大門「ですからアクアトンネル崩落事故の原因は現在も調査中でありまして・・・」

 

大河内「ああ、細かい事はいい。要するに死者は出ていないんだな?」

 

大門「はい。」

 

大河内「なら対応は下に任して良いじゃないか。」

 

赤坂「いえ、二次災害の危険があります。幹事長との面談はキャンセルとし、5分後にレクを始めさせていただきます。」

 

大河内「そうか。分かった。」

 

 

 

 

 

 

<首相官邸5階・総理執務室>

 

東京湾における水蒸気爆発複合事案に関する総理レク(チャー)

 

東「これは海中に何らかの熱源が存在する事象です。考えられるケースを挙げて下さい。」

 

関口悟郎(せきぐちごろう) 文部科学大臣「国籍不明の原潜事故、メルトダウン等は考えられませんか?」

 

花森麗子(はなもりれいこ) 防衛大臣「あり得ません。東京湾の水深では潜水艦の潜水航行は不可能です。」

 

柳原邦彦(やなぎわらくにひこ) 国土交通大臣「海上の現象はマグマ水蒸気爆発だと思われます。やはり新たな海底火山の噴火が妥当な事でしょう。」

 

沖「あの、柳原大臣、そうは言いましても震源地は浅く噴出物の成分はただの水蒸気と思われ積極的に火山の噴火とは認められない事象でして・・・」

 

柳原「えっ、そうなのか?なら早く言え!」

 

沖「失礼しました・・・」

 

関口「総理、新たな大規模熱水噴出孔も考えられます。」

 

金井「そうだ。それに違いない。」

 

矢口「しかし噴出位置がトンネルの直上です。既に地質調査済みの地点では考えにくい事象かと思われます。」

 

金井光二(かないこうじ) 内閣府特命担当大臣(防災担当)「想定外だ。よくある事だろ。」

 

矢口「総理。何物かが海底に居る可能性があります。」

 

大河内清次(おおこうちきよつぐ) 内閣総理大臣「何物って何だ?」

 

矢口「巨大な生物と推測します。ネットにはそれを裏付ける動画も存在します。」

 

金井「バカバカしい。あれがクジラの潮吹きとでも言いたいのか?」

 

関口「海水が沸騰してるんだ。100度を超える体温の生物など居る訳ないだろ。」

 

河野純(かわのじゅん) 総務大臣「本省もインターネット等の確認をしておりますが、エビデンスとして確証に至るかどうかは判断しかねます。」

 

東竜太(あずまりゅうた) 内閣官房長官「結論を急ぎましょう。ここは消去法で考えてはいかがですか?」

 

柳原「そうですな。やはり新たな海底火山か、大規模熱水噴出孔でしょう。他に考えられません。」

 

東「では基本的対処方針をまとめて直ちに関係閣僚会議を開きます。宜しいですな総理?」

 

大河内「うん。分かった。」

 

東「では皆さん、大会議室に集まって下さい。」

 

内閣はすぐに大会議室へ向かう。矢口も大会議室に向かう途中。

 

赤坂「矢口。総理レクは先に結論ありきの既定路線だ。いい加減かき回すの止めとけ。」

 

矢口「しかし、あらゆる可能性を具申すべき事案と考えます。」

 

赤坂秀樹(あかさかひでき) 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障担当)「やんちゃも良いが、お前を推した長官のお立場も考えろ。良いな?忠告はしたぞ。」

 

そう矢口に忠告した赤坂も大会議室に向かう。矢口は何も言わないまま大会議室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

その頃ガイとアスカは、避難せずに沸騰中の海面を見ていた。

 

ガイ「しかし、中々収まりませんね。俺達で調べに行きましょうか?」

 

アスカ「いや、そうしたら周囲に怪しまれる可能性がある。ここは、政府に任せてみる必要がある。」

 

ガイ「そうですね。分かりました。」

 

そこに1人の警官が、ガイとアスカを発見した。

 

警官「そこの2人!早く避難して下さい!」

 

ガイ「アスカさん、そろそろ行きましょう。」

 

アスカ「ああ。」

 

 

 

 

 

 

<首相官邸4階・大会議室>

 

アクアトンネル浸水事故及び東京湾における水蒸気爆発に関する複合事案対策会議(第1回)。里見農林水産大臣は豪州外遊中の為、不在。

 

河野「隧道事故による重軽傷者数名の搬送は完了しております。東京湾海上に関しましては、既に消防艇及び情報収集のヘリが出動し、あらゆる事態に備えております。以上です。」

 

柳原「次に東京湾沿岸部等への対処ですが、噴火による噴石等の被害の危険性がある為、警戒レベルを「避難準備」とし、羽田空港も万が一に考えて全便欠航として、危機管理を徹底しております。」

 

すると柳原の秘書官が1枚の原稿を渡した。

 

柳原「失礼、訂正します。羽田空港の欠航による経済的損失よりも、安全を優先する為の止むを得ない処置として、全便欠航とし・・・」

 

 

 

”以下中略”

 

 

 

柳原「トンネル浸水事故の原因とされる新たな海底火山等ですが、現在のところ幸い有毒ガスは検出されず、気象庁及び海保海洋情報部の調査研究チームを現地に送り、速やかな事故原因の徹底究明に努めさせていただきます。」

 

再び秘書官が1枚の原稿を渡した。

 

柳原「あっ、ただ今、噴火活動が急速に沈静化してるとの報告が入りました。」

 

 

 

 

 

 

沸騰していた海面が急速に収まった。避難中のガイとアスカもそれを見ていた。

 

ガイ「アスカさん、噴火が収まったようです。」

 

アスカ「本当か?」

 

すると2人は、驚愕の光景を目にした。

 

ガイ「っ!?」

 

アスカ「あれは!?」

 

 

 

 

 

 

<大会議室>

 

安堵の空気が漂っていた。

 

葉山「もう収まったのか?」

 

鵜飼「大した事なかったな。」

 

しかしそこで、矢口が口を開いた。

 

矢口「総理、改めて提言致します。やはり原因は、巨大不明生物である可能性があります。各省庁の検討を願います。」

 

東「矢口!閣僚会議の席だ。冗談はよせ。」

 

大河内「議事録が残るんだ。政府に恥をかかせる気か?そんなモノが居る訳がないだろ!」

 

 

 

 

 

 

しかしそれは存在していた。沸騰位置から、謎の巨大な尻尾が現れた。ガイとアスカが見た驚愕の光景は、この謎の尻尾だった。

 

ガイ「尻尾ですか・・・!?」

 

アスカ「それしか、考えられないな・・・」

 

 

 

 

 

 

<大会議室>

 

葉山「見込まれております。えー未だ復旧のメドが立っておりません。その為損害額は今後も更に増大するものと思われ・・・」

 

すると東竜太官房長官の秘書が、東に何かを伝えた。

 

東「中断!会議を一時中断します!テレビ!テレビ点けて!」

 

テレビを点けると。

 

 

 

 

アナウンサー「信じられません!全く信じられません!未だ嘗て、このような事があったでしょうか?前代未聞です!海面に突如・・・」

 

 

 

 

ニュース番組で、謎の巨大の尻尾が映っていた。半数はこの巨大な尻尾を見て驚きを隠せなかった。矢口は巨大な尻尾を冷静に睨む。

 

関口「な・・・何だ?今のは・・・」

 

大河内「尻尾?」

 

東「ええ尻尾ですね。」

 

赤坂「矢口の冗談が現実ならば受け入れるしかないか。」

 

東「事態急変の為、会議を中止します!関係閣僚は至急総理執務室へ!」

 

内閣は、矢口が言ってた巨大不明生物の認識を改めた。

 

 

 

 

 

 

その頃外では、人々が巨大な尻尾を見て、逃げ惑ったり、ビデオ撮影もしていた。

 

青年「あれが、海面に現れた胴体の正体かぁ。」

 

 

 

 

 

 

<総理執務室>

 

大河内「これは一体、何だ?」

 

関口「巨大不明生物としか呼称しようがありませんが・・・目下、省内や大学の研究機関の生物学等多方面から学識経験者を招集し、緊急の有識者会議を設置すべく候補者リストを作成しております。」

 

大河内「早く正体を知りたい!急いでくれ!」

 

関口「はい!」

 

赤坂「総理。緊急の課題は尻尾の正体よりも今後の対応です。」

 

大河内「あっそうか・・・」

 

金井「しかし此奴は思ったより想定外過ぎるぞ。」

 

郡山「ですが対処フローの選択肢はシンプルです。静観つまり野放し。もしくは捕獲か駆除か。それとも湾外に追い出すかですね。」

 

国平修一(くにひらしゅういち) 内閣副総理大臣兼外務大臣「でしたら、駆除でよろしいかと。」

 

葉山達也(はやまたつや) 経済産業大臣「賛成ですね。トンネル事故との関連はさておいても、羽田は全便欠航。東京湾内が無期限全面封鎖されており、既に莫大な経済的損失が出ております。」

 

河野「私も駆除に同意します。」

 

金井「そうだ。一刻も早く駆除しすべきだ。そうだろう?防衛省。」

 

松本誠一(まつもとせいいち) 防衛省運用政策統括官「えー、過去有害鳥獣駆除を目的とした出動は幾度かありますが、海自による東京湾内での火器の使用は前例もなく何とも・・・」

 

柳原「まあまあ。事を荒立てず穏便に追い出せないのか?」

 

菊川「総理。各学会と環境保護団体が貴重な新生物として捕獲調査を提言しています。定置網を至急湾内に用意して欲しいです。」

 

金井「いや、ここは駆除だ。魚雷とか使えばすぐ済むだろ。」

 

花森「お気持ちは分かりますがここは、火器使用も含め本省に検討の時間を頂きたい。」

 

関口「私からも、是非とも捕獲を視野に入れた検討を願います。」

 

矢口「速やかに巨大不明生物の情報を収集し、駆除捕獲排除と、各ケース別の対処方法についての検討を開始して下さい。」

 

平岡君男(ひらおかきみお) 内閣官房副長官補「それ、どこの役所に言ったんですか?」

 

 

 

 

 

 

すると巨大不明生物が海中の中を移動し始めた。

 

ガイ「彼奴、進んでるのか?」

 

アスカ「こっちに来るようだな。」

 

 

 

 

 

 

<総理執務室>

 

壱岐「水蒸気煙が多摩川方面に向けて移動を開始した模様です!」

 

金井「えっ、動くの?」

 

柳原「そりゃ生き物だからな。」

 

 

 

<東京湾多摩川河口>

 

海保ヘリ通信員『巨大不明生物は、羽田D滑走路連絡誘導路側面から多摩川河口に進入しています。あっ!』

 

 

 

<総理執務室>

 

大門「首都高湾岸線多摩トンネルに浸水事故発生!損害不明!」

 

河野「何てこった!」

 

関口「捕獲は無理だな・・・」

 

安西(あんざい) 政務担当総理秘書官「総理、まだ3名ですが、生物学の有識者が到着しました。」

 

 

 

 

 

 

<首相官邸5階・総理応接室>

 

巨大不明生物の学術的正体等に関する緊急有識者会議

 

志賀(しが)(仮名) 古代生物学者「あのテレビの映像だけでは、太古の恐竜なのかクジラの亜種なのか、種目も何も判別は付きませんね。」

 

(やなぎ)(仮名) 海洋生物学者「誰も見た事のない水生生物の新種。それ以上は現物を調査しないとなんにも言えません。」

 

(はなわ)(仮名) 生物学教授「そもそもあの映像が本物かどうか、実証もなく憶測で判断しては、最早生物学とは言えんでしょうが。」

 

 

 

 

 

 

<総理執務室>

 

大門「有識者会議、後5分で終わります!」

 

<首相官邸5階・総理秘書官室>

 

志村「こんな事してる場合かよ・・・」

 

 

 

 

 

 

<東京都大田区 呑川 旭橋>

 

巨大不明生物が多くのボートを押し切って進行をしていた。人々はパニックになりながら逃げ出す。そこにガイとアスカが駆け付けた。

 

ガイ「ここまで来るとは・・・」

 

アスカ「あれが巨大不明生物の本体か。」

 

 

 

 

 

 

<総理執務室>

 

有識者会議から大河内達が戻って来た。

 

大河内「時間を無駄にした。御用学者じゃ何も分からん。」

 

安西「仰る通りです。」

 

大河内「レベルは問わん。誰でも良い。すぐに話の分かる奴を呼んでくれ。」

 

安西「畏まりました。」

 

すぐに矢口は、自分の秘書官の志村に訊きに向かった。

 

矢口「志村、誰か居ないか?」

 

志村「確か環境省に居る大学の先輩に詳しい人が居ます。まだ課長補佐ですが。」

 

矢口「構わないからすぐに呼んでくれ。」

 

 

 

 

 

 

早速志村が課長補佐を呼んだ。課長補佐は、巨大不明生物の映像を黙視してる。

 

尾頭(おがしら)ヒロミ 環境省自然環境局野生生物課長補佐「この動き、基本は蛇行ですが補助として歩行も混じっていますね。エラらしき形状から水棲生物と仮定しても肺魚のような脚の存在が推測出来ます。」

 

矢口「もし脚があるなら、上陸の可能性はありますか?」

 

尾頭「はい。可能性は捨て切れません。」

 

大河内「本当か?どうなんだ?」

 

安西「と言われましても、まだ所管官庁も正式決定しておりませんので・・・」

 

関口「学者の意見では、例えヒレのような脚があっても水棲生物が陸に上がると自重で潰れて死に至りますから、学術的に上陸は万が一にもあり得ないとの事です。」

 

尾頭「お言葉ですが、既に自重を支えている状態と考えます。」

 

大河内「そうなのか?環境大臣の見解はどうだ?」

 

菊川俊介(きくかわしゅんすけ) 環境大臣「あっ、はあ。うちの課長補佐が失礼な事を言っておりますが、先程の有識者の結論も、上陸行動は常識として考えられないと。」

 

大河内「そうか。」

 

東「総理、隧道案件の被害もあります。一刻も早く国民を安心させる為に緊急の記者会見を開くべきかと。」

 

赤坂「総理、会見の際は、不確実な憶測ではなく確実な情報だけを公表すべきだと。」

 

大河内「分かった。防災服と原稿を用意してくれ。」

 

すぐに防災服と原稿を用意する。

 

 

 

 

 

 

<東京都大田区 呑川 呑川新橋>

 

巨大不明生物が進行中だった。

 

男性「早く逃げて!」

 

女性「きゃあ!」

 

2人の男女が巨大不明生物から逃げてた。女性が転んだ。

 

ガイ「あんた、大丈夫か?」

 

女性「は、はい。」

 

ガイの手を握って、体を起こす。

 

女性「ありがとうございます。」

 

男性「すみません。」

 

ガイ「さぁ早く逃げろ。」

 

男性「ありがとうございます。」

 

2人の男女がすぐに逃げ出す。

 

ガイ「彼奴、このままどうするつもりなんですか?」

 

アスカ「まだ分からない・・・ここはもうダメだ。ガイ行くぞ!」

 

ガイ「はい!」

 

2人もその場から逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

<首相官邸1階・記者会見室>

 

大河内「巨大不明生物は、アクアトンネルと多摩トンネル等に甚大な被害を齎し、現在東京都大田区の呑川を遡上しております。その正体は、現時点で不明でありますが、上陸と言う事態は想定しづらく、水深が浅くなり、川岸に打ち上げられたとしても、自重で潰れ、死に至ると思われますのでどうかご安心下さい。繰り返します。巨大不明生物の上陸はあり得ませんので、都民国民の皆様どうかご安心下さい。」

 

安西「総理、会見中に失礼します。」

 

そこで伝えられたのは。

 

大河内「えっ、蒲田に?」

 

「続」

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