インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

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修正しました。
×ヴェイアエールストライク→ヴァイスエールストライク


第七話 「新しい力を持つ二人」

箒side

放課後、私は一夏に連れられてアリーナの近くに来ていた。何故かはわからないが。

 

「い、一夏…どこに向かってるんだ?」

「ん?ああ、悪い悪いまだ話してなかったな。ちょっと付き合ってもらっていいか?」

 

な…つ、付き合ってくれだと⁉

ふふふ…遂にわたしの思いが伝わったという事か。ああ…長かったなぁ、色々アプローチしたかいがあったというものだ。

しかし、何故アリーナの方に向かっているのだ?……まさか……

 

「一夏。その付き合ってくれというのは?」

「もちろん、蘭達の特訓だけど。それがどうしたんだ?」

 

…やはりな、ああわかっている、わかっていたさ。多分こうなるだろうと…それにしてもまた彼奴か。

 

ここ暫く一夏は五反田蘭という奴の話をよくする、全くあんな小さい奴のどこがいいんだ…ま、まさか一夏は年下好き…なのか⁉

 

いやいやそんな筈はない、第一私の水着姿を見て頬を赤く染めていたし、だがどうしてそれならここまで面倒を見てやっているのだ…ブツブツブツブツ…

 

「…い…おい箒、箒ってば!」

「ひゃ、ひゃい⁉」

「凄え怖い顔してたぞ、それにアリーナに着いたし。」

「そうか、ごめん一夏…」

 

もし…もし今ので一夏が私の事を嫌いになったら………嫌だ!嫌だ嫌だ!そんなの全体に嫌だ!

 

「お〜い、箒!早く行かないと皆待ってるぞ!」

「ま、待ってくれ一夏ぁ!」

 

私は一夏と共にアリーナのビットに向かう、ビットには既に何人かの生徒がいた。もちろんその中には蘭もいたが最も驚いたのはその中に男子がいた事だ。

 

「お、男だと?」

「あれ、知らなかったのか?この学年にも男子生徒はいるんだぞ。」

 

む、そういえば忘れてたな。転校生に男子生徒がいる事と…そしてヴァルヴレイヴを操れる特異点だったな。

という事は今回の相手はヴァルヴレイヴなのか?

 

「今回は蘭と金女ちゃんが相手だな、たとえ模擬戦でも容赦しないからな。」

「「はい、よろしくお願いします!」」

 

なるほど、今日は蘭の他にも金女って子も一緒に特訓して欲しいという事か…ちょっと面白そうだな。

四人が移動した後、私たちはISスーツに着替えアリーナのカタパルトで待っていると一夏が来た。

 

「遅いぞ、一夏。」

「お前…言えるのかよそれ?」

「む、すまない。」

「いいよいいよ、とにかく彼奴らの為にも早く行こうぜ。」

 

私たちはISを展開してカタパルトに乗る、しかし私たちのISはかつて使っていた白式と紅椿ではない。そうだ、私たちの機体は…

 

「織斑一夏、ガンダム行くぜ!」

「篠ノ之箒、ガンダム参る!」

 

蘭side

 

私が訓練機を用意してカタパルトに行く、すると金女ちゃんはアリーナに行かず待っていてくれた。

 

「金女ちゃん待っててくれたの?」

「うん…私も一人は嫌だし、蘭ちゃんも一人で行くのは辛いでしょ?」

 

ふひゃあ…いい子だなぁ〜私だったら構わず先行ってたよ。でもISも展開してないんだね、どんなのなんだろう?

 

「いくよ、炎雷!」

 

そう言うと白と黒の装甲が彼女を包み込んでいく、やがて顔にも緑のパーツが着き全身装甲のISがそこに立っていた。

 

「うし、着装完了!行くぞ蘭‼」

「うん…って金女ちゃんどうしたの⁉」

「ああ、IS装着するとこうなるんだよ。さてさて早い所バトルしたいぜ!」

 

うわぁ…完全にキャラ変わってるよ、二重人格?イヤイヤ戦闘になると性格が変わるって奴かな?

と、ともかく早くしないと二人とも待ってるからね!

 

「いくよ、サザーランド!」

 

私はデュノア社製の量産IS『サザーランド』に乗り込む、以前まで主力だったラファールとは違い、これは中世の騎士を思わせるような姿をしている。

私達はカタパルトに機体を接続してそのまま飛び出す、既にアリーナには二機のISが立っていた。

 

裏金女side

 

『遅れてすみません!待ちましたか?』

『いや、別に待ってないよ。それよりも…はじめるか?』

 

蘭が織斑先輩に詫びて模擬戦が始まろうとする、でも私には気になって仕方が無い事があった。それは…

 

「…織斑先輩、一つ聞いていいっすか?」

『ん?なんだ、言ってみろ。』

「先輩の機体って、ストライクルージュ…ですか?」

 

今、目の前にいる織斑先輩の機体は前にモルゲンレーテで見た『ストライクルージュ』によく似ていた。

違うところがあるとするなら一本の剣と一丁の銃、それと大きなアームユニットを装備している所か。

 

『へぇ、ストライクルージュを知ってるのか…でもちょっと違うけどな。』

「えっ?そうなんですか?」

 

確かに色は赤ではなく白、ルージュとは呼べないけど…それがどう違うんだろ?

 

『ルージュはワンオフのカスタマイズ機なんだ、俺のはそれを通常スペックを落としてなんとか使えるようにしているんだ。』

「そうなんですか、ありがとうございます。」

『一夏、そろそろ始めないか?』

『お、そうだな。じゃあやるか!』

 

そう言う織斑先輩と篠ノ之先輩はそれぞれビームライフルを構えこちらを見据える、私達も対装甲バズーカ、アサルトライフルを構えてセーフティーを解除する。

 

『じゃあ行くぜ…織斑一夏、ヴァイスエールストライク行くぜ!』

『篠ノ之箒、ニクスプロヴィデンス参る!』

 

こうして、戦いの火蓋が切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

 

No side

 

タイにあるとある酒場、そこは今騒然としていた。

その酒場の中では何人かが胸や腹、足から血を流し倒れていた、一目見ただけでそれらが絶命した事はわかる。そして、それを目撃した殆どの人が声を揃えて言ったそうだ。

そう、『そいつらを殺した奴は女で、オレンジ色の髪で紫のバンダナをした奴』らしい、と。

 

第七話完




金女達が特訓中の間。
新生徒会長であるニールはある人物からあの作戦のについて聞かされる。

次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
七.五話
「作戦会議」
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