インフィニットストラトス 〈THE GEMINI G MYSTER〉   作:ジャッジ

12 / 44
第八話 「ヴァルヴレイヴVSガンダム」

箒side

私はプロヴィデンスにドラグーンストライカーを選択しエールストライクで戦っている一夏を援護している。

今までは二本の刀を振り回し近接戦闘で攻撃していたのだが、今はドラグーンやガンバレルといったBT兵器やビームライフルでの援護が私の戦いだ。

 

「喰らえ!」

『くっ⁉

畜生っ!なんて正確な射撃なんだ!』

 

そう金女が愚痴る、そりゃそうだセシリアやキラ先生に頼み射撃能力も鍛えて貰ったからな。

今度は一夏がバックステップで下がりビームライフルを構え、私はガンバレルストライカーとビームサーベル、空裂を展開し斬りかかる。

 

「ゆけ、ガンバレル!」

『こ、これってBT兵器⁉うわぁ!』

『こんのぉ…調子に乗るなぁぁぁぁぁ‼』

 

金女は両肩のビームキャノンを展開し、乱射するが発射される前にガンバレルを格納。再びドラグーンストライカーと雨月を展開して瞬時加速を発動させた。

 

『瞬時加速ですね、いくら箒さんが格闘戦慣れしていても!』

 

蘭はスラッシュハーケンを射出してくる、確かあれはアンカー部分を打撃、刺突武器として扱う事も出来たな。

あれで私の機体を引き寄せて対IS用ランスで貫く、もしくは捕まえてヴァルヴレイヴのバズーカとキャノンの乱射だろう。しかし!

 

「この模擬戦が2対2だと言う事を忘れてないか?」

『えっ…それってどういう…』

「それは…こう言う事だ!」

 

不意に上から声が響く、一夏のヴァイスストライクがソードストライカーを装備して空に現れビームブーメランを投擲しアンカーを両断する。

金女が一夏の方へ向かっている、今のうちに蘭の方はわたしに任せて貰ったと言うわけか。

 

「では、私がお前の相手をしようか…来い!」

「っ!

はい、行きます!」

 

蘭は対IS用ランスを展開して接近してくる、私は今度はビームサーベルを使ってそれを受け止める。剣を二刀使わないのはちょっとした様子見だ、それにあまり本気で行くのもちょっとな…

 

何度か打ち合ってみたが…筋はいいな、現時点での評価はあまり良くないが…こいつは一夏のように経験を積んで伸びるタイプだな、闇雲に突っ込むのではなく時々戦法を変えてきている。いい腕だ。

 

『箒さん、一ついいですか?』

「なんだ?言ってみろ。」

『…箒さん、本気を出してないですよね?

どうしてですか?』

 

むっ…遂にばれてしまったようだな、流石に気づくか。私の戦法は本来二刀流だ、隠そうと刀を振れば誰にだって気づかれるか。

 

『本気で来てください、お願いします!』

「いいだろう、だが後で泣き言はいうんじゃないぞ小娘!」

 

私は空裂と雨月を二刀流の型で持ち、斬りかかる。これにはまだ後一段階あるが…そこまで引き出せるかな?

 

「はぁぁぁぁぁ!」

『うぉぉぉぉ!」

 

私は空裂にビームを纏わせランスを両断する。しかし蘭もスタントンファを展開し空裂と雨月を受け止める、なかなかの判断力だな。

しかし、このプロヴィデンスの特性を知らない様だな。まぁ当然か…

 

「行け、ドラグーン!」

『ま…まさかまたBT兵器⁉』

 

そう、この機体には大量のドラグーンを搭載している。これは例のクルーゼの機体『レジェンドガンダム』をベースに作られた機体だ、しかもあの機体以上にドラグーンを乗せている。

そして、それらからビームが放たれサザーランドを貫いた。それとシールドエネルギーが尽き、同時にアリーナのブザーが鳴った。

 

『うぅ…流石ですね、箒さん。』

「それはそうだ。何たって私は、一夏の相棒だからな!」

 

と、私は満面の笑みで答える。それよりも一夏の方は大丈夫なのか?

 

一夏side

俺はエールに換装して金女ちゃんのビームキャノンを避けつつ、攻撃に転じる隙を狙っていた。

普通にビームライフルで攻撃してもいいのだが、あの機体には硬質残光があり殆どのビーム系の中遠距離武器はあれによっては無力だ。

 

『くそったれが!当たれ当たれ当たれ当たれぇぇぇ!』

「そんなもんじゃ当てる事は出来ないぜ!」

 

俺は繰り出されるビームの乱舞を避けながら金女ちゃんに近づいていく。俺の手にはソードピストル『ダークネスブレイカー』が握られていて近中距離戦にも対応出来る。

 

「いけっ!」

『この機体にビームは効きませんよ!』

 

金女ちゃんはあの機体特有の装備『硬質残光』を使い、ライフルとピストルの光弾を弾く。

だが、彼女の機体が近接戦闘にほとんど対応してない。だから接近戦に持ち込めば勝てる可能性はある!

 

「これから近接戦闘に入る、金女ちゃん!」

『な…なんでそんな事教えるんですか⁉』

「君の機体は接近戦に弱い!だから近寄られても対処出来る為の訓練だ!」

『…わかりました!全力で来てください!』

 

そう言うと金女ちゃんはバズーカを捨てて小型の鎌を両手に構えて待ち構える。

俺もピストルをソードモードにして中段に構え、一度目を閉じる。そして目をカッと開き瞬時加速で突進する。金女ちゃんもただその場でじっと俺が来るのを待っている。

そして、二本の鎌と剣が交わる。ビーム刃と実刃がぶつかり火花を散らす。

 

「このまま一気に!」

『そんな事…させるかぁぁぁぁ!』

 

そういうと彼女は肩のキャノンを展開し、ビームをチャージしていく。

マズい…一瞬だけどキャノンの存在を忘れてた、ビームブレードを両手持ちしてるから雪羅も掌底ビーム砲も使えない…片手を離せばたちまち鎌に切り裂かれる、いよいよ詰んできたぞ…それにキャノンのビームは充填してきたし…どうする?

その時、突如地上からレールガンが放たれ彼女の右肩の砲が爆炎に変わる。

 

『ぐぅぅ…これは一体⁉』

「この射程距離…箒か!」

「大丈夫か一夏‼」

 

発射させる寸前で箒が『ライトニングストライカー』を使って右の砲を狙撃したのだ。それで照準がズレて左の砲から放たれたビームも明後日の方向に飛んでいった。

 

「悪いけど一気に方をつけさせてもらうよ!」

『ま、まだまだぁ!』

 

再び鎌で切り裂こうとするが今度は雪片をあれ取り出し起動させる。

 

「喰らえ…零落白夜‼」

『な、なにこれ⁉

シールドエネルギーごと切り裂かれて、きゃああああ‼』

 

そして二度目のブザーが鳴り。蘭と金女ちゃん、二人の負けが決定したけど…これはじゃあなぁ…

 

『よし!私たちの勝ちだ!』

「勝ち負けじゃないぞ、箒。それに…勝ったとすればお前の一人勝ちだ。」

『えっ…どうしてだ?』

「お前の援護射撃が無かったら俺は負けてた。それだけの理由さ。」

 

全く、俺もまだまだ未熟者だな。このストライクを未だに使いこなせてないし、武器の選択もミスった。

取り敢えず、あの子達に今回の模擬戦についての反省会だな。俺自身も含めてだけど…

 

第八話完





一夏達との特訓も終わり、遂にきた日曜日。
彼女の宣言通り一回戦はVSアリア戦、金女は彼女に勝つ事が出来るのか!

次回
インフィニットストラトス
〈THE GEMINI G MYSTER〉
第九話
「イタリア代表候補生の実力」

感想、ご意見お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。